2024年7月4日木曜日

痛感する議席の重み

 昨日に続き、紙智子・岩渕友両参議院議員の国政報告と懇談に同行。命と健康、労働とくらし、平和と人権などの課題とともに「変化の芽」も交流させていただきました。世論・運動と論戦が結ばれれば変化は起きるし、そのためにも議席回復をと痛感です。

 今日は道自由法曹団から始まり、道高教組・道原発連・道民医連・道労連・道パレスチナ医療奉仕団と、あらゆる分野にかかわる懇談。いずれの分野でも受け止める両議員の姿を通じて、国会議員の重責も迫ってくるのです。

 自由法曹団では旧優生保護法や共同親権、沖縄の米兵暴行事件や岸田政権の「戦争する国づくり」への対抗などが話題に。道支部長である佐藤博文弁護士からは、自衛隊名簿提供違憲訴訟はじめ自衛隊の抱える矛盾についての指摘もあり、党の政策や論戦に関わる宿題と受け止めました。

 公教育破壊としか思えない「中教審まとめ」に加え、不登校対策と称して通信制の「面接」「添削」を全日制・定時制の教員が担うという、労働時間短縮に逆行する道教委の方針に「現場では戸惑いが広がっている」と道高教組。ますます学校から余裕を奪って、どうするつもりなのでしょう。

 道原発連からは、原発のみならず再生可能エネルギー、核のごみや電気料金などにも話題が及びました。「欧州では電力会社は公社なのに、日本は株主配当がある民間会社。大元まで考える必要があるのでは」との意見に、国会議論も含めた内容が議論され、私も学びました。

 命と健康に直面する道民医連からは、聞いていて胸が痛む「手遅れ事例」に始まり、診療報酬と医師不足、訪問介護の位置づけなど、国が社会保障をないがしろにしている反映の話に。医療や介護という誰もが人生で必要とする「土台」が、これほどまで軽んじられていいのかと憤りが湧き立ちます。

 道労連では、最低賃金の引き上げや労基法改悪への危険な動き、会計年度任用職員といった非正規雇用の課題などを意見交換。「経営が苦しく、自己都合退職になるような嫌がらせ・ハラスメントが広がっている」と相談件数が増えているとのことで、防止や啓発とあわせて中小企業への支援策を急がなければと痛感しました。

 道パレスチナ医療奉仕団は猫塚義夫団長が、たっぷりとガザの状況やイスラエル国内の情勢、欧州や中東の課題についてうかがいました。紙・岩渕両議員とも国会で質疑の機会があり、日本政府の外交姿勢を変えることの大切さも共有できました。

 「日本は戦争しない国という『平和ブランド』がある。それがパレスチナでも信頼のもとにある」という猫塚さんの話も、何度も訪れたからこその説得力があります。日本を変えて世界を変える、その力にならなければ。明日も懇談にまわります。

 【今日の句】宿題に応える 議席回復を

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