2023年2月15日水曜日

ここにも自民党政治の行きづまり

 酪農・鉄道・運輸など北海道の重要課題について、紙智子参議院議員と懇談・調査にまわりました。足元から崩れかねない実態を、どんどん国に反映しなければと痛感した1日でした。

 まわった先は道農政事務所(酪農)・札幌市役所(新幹線工事の負担増)・道商工会議所連合会(運輸)に、鉄道政策全般では研究者・専門家から話をうかがいました。札幌市役所では吉岡ひろ子市議、鉄道政策では「北の鉄路存続を求める会」事務局長でもある小室まさのり道議予定候補(札幌北区)も同席しました。

 一気に飼料代が値上がりして「このままでは酪農が続けられない」と悲鳴があがる酪農業、資材費・人件費も含めて事業費が膨らんだ新幹線の延伸工事。国が大規模化や大型開発を進めてきたことや、異常な円安を招いた金融政策のツケが、これだけ地域を痛めつけているのかと思うと本当に腹立たしい。地域の視点からのアベノミクス検証は、絶対に必要です。

 道商連は、鉄道輸送を先出しした緊急要望を国に提出しました。各地域の会頭さんが持つ切迫さや、これまで積み上げてきた政策的蓄積の話も聞き、問題意識を共有できた意味は大きい。「もっと国民・道民のみなさんに危機を伝えていかなければ」との話も同感です。

 トラック輸送の「2024年問題」や、新幹線の札幌延伸にともなう並行在来線の分離が起きる「2030年問題」など、迫りくる時間との勝負なのです(なお、日本共産党としては並行在来線の経営分離自体が問題としています)。スムーズな輸送・流通なしに、今の私たちの生活はないのですから。

 研究者・専門家からのお話で、ますます認識も深まりました。そもそも鉄道だけが交通・運輸ではないし、財源を含めて鉄道局だけの範疇で考える必要もない。考える土俵を広げることで、解決の道も見えてくるのではないか。いろんな角度が見えてきたと紙議員も納得されていました。課題が多い北海道だからこそ、課題解決の先進地域へと進めていきたい。

 明日は富良野市から新得町へ、根室本線の維持・存続にかかわる懇談・調査です。

 【今日の句】机上だけ見てて 解決するものか

2023年2月14日火曜日

何を福島から学んだのか

 60年を超えても原発を運転できるとする閣議決定に、原子力委員会が多数決で追認--福島での事故を教訓にした、規制委の独立性はどこへいったのかという思いです。政府が国会へ法案を提出するのにあわせて、急いで決定したというのが実態なのでしょうか。

 反対意見を述べた石渡委員は「安全側への改編とは言えない」「しっかり規制するといっても、具体的になっていない」と、その理由を語っています。審査中に止まっていた期間を後に足すことができるので「上限期間の60年を超えても動かせる」という言い分も、詭弁にしか聞こえません。

 要は法案を国会提出に間に合わせるための追認で、これでは規制委の形骸化にもなってしまいます。安全神話の復活ではないのか。

 経産省と原子力規制庁が、法案提出に向けて非公式な面談を重ねていたといいます。推進機関と規制機関が一体化してはならないと、福島での事故から学んだはずではなかったのか。

 安全性も「核のゴミ」も気にかけず、財界の意向に沿った今回の決定。岸田政権に統一地方選で審判をくだそうと、今日の街頭宣伝でも呼びかけました。大軍拡・大増税の押しつけとともにストップさせたい。

 【今日の句】どうするの 核燃サイクル 核のゴミ

2023年2月13日月曜日

食と農を守る国の責務を

 道内酪農家の離農・離脱が年間200戸超か(「道新」)--ひしひし伝わる厳しい経営の一方で、国の来年度農業予算はマイナスだとは信じがたい。食料自給率の高い欧米諸国では、例外なく価格保障・所得補償を増やしています。軍事費よりも農業予算を増やせ!との声を、さらに大きくしていきたい。

 今日は北海道農民連盟の定期総会にて来賓あいさつ。第50回という節目の年なのに、これまでにないほどの厳しさが農家を襲っています。総会スローガンのなかにも「国の責務のもとで食料安全保障を確立しよう」との一節が掲げられていました。

 問われているのは国の責任であって、農家の自己責任ではないはず。「安倍農政」の時代から国は規模拡大と効率化を誘導して、輸出で稼ごうとの方針を農家に迫ってきました。しかし市場にまかせて、どうして食料自給率が向上できるというのでしょう。どんどん自給率は下がってきたではないか。

 国内農家が苦しんでいても、ミニマムアクセス米やカレントアクセスなどの輸入措置は見直そうともしませんでした。コロナ禍やウクライナ侵略という過去に例のない事態のもと、輸入ルールも異次元の見直しという立場で臨むべきではないのか。誰の立場に立った農政か、根本から問われていると思います。

 食あってこその、私たちの命。農あってこその、北海道と地域の経済。揺らがないで私も訴えていきたい。

 【今日の句】農業を 突き放す国 未来なし

2023年2月11日土曜日

この駅は地域のもの

 高橋千鶴子衆議院議員との今日の調査は、小樽市蘭島にて住民懇談会。今年で開場120年を迎える蘭島海水浴場には、JRに乗ってくる方も多いとのこと。新幹線の並行在来線としてJRから経営分離され、3セクとして維持できずバス転換か--と広がっている不安も、率直にうかがう機会となりました。

 首長らでバス転換への同意はされたものの、住民にとって欠くことができない鉄路である函館本線(山線)。余市町から蘭島を経て小樽市へ、通学・通勤の7時台には約200人が乗るそうで、これをバスにすれば3~4台は必要になります。はたしてバス転換が現実的なのか。

 そして海水浴場ですが、炭鉱が盛んだった時代は空知地方からも来られていたとか。もともと蘭島駅は地元の方から寄付された土地に建てたとのことで、地域に根ざした駅であることもわかりました。「住民がくらしやすいようにするのが国の責任。なくされるのは悲しい」との発言も、だからこそ胸に響きます。

 海水浴場で思い出したのが、JR東日本の仙石線(仙台-石巻)。通学に使っていた私にとって、海沿いを走る区間で見えるキラキラした海は、まさに青春の1ページ。蘭島海水浴場へ来る方も、きっと心を躍らせながら列車に乗っていたのかなと‥‥。

 仁木町からの参加もあり、いまワイナリー視察や観光客も増えているとのこと。水田が広がる穏やかな風景の魅力もアピールして、何とか存続の機運を広げたいとの発言も力強い。鉄路あってこそ、いろんな可能性も開けるのだと思います。

 昨日の道からの聞き取りでは、財政的にも技術的にも3セクとして維持するのは難しいとの話がありました。一方で、青い森鉄道は国の支援を受けながら維持・存続しています。国と自治体が連携を強めて道を開けないのか、そのためにも住民の声の高まりが大事との話し合いとなりました。高橋議員の話に、私も学びました。

 並行在来線の経営分離は、政治的な背景によるところが大きい。そういう点からも日本共産党を強く大きくしなければとも、あらためて実感した2日間の調査でもありました。

 【今日の句】車窓から いつも見た海 美しく

2023年2月10日金曜日

市場原理主義の行きづまりを痛感

 今日は高橋千鶴子衆議院議員の調査に同行。全国で鉄路廃線が問題になるなか、先行している北海道の実態をつかみ、論戦にも反映していく一環です。沼田町から月形町・浦臼町にと懇談し、JR北海道・道庁での聞き取りには紙智子参議院議員も同席しました。

 留萌までの路線を3月末に、3年後には深川市までの路線も廃線が迫られている沼田町。あいにく町長さんが公務のため、菅原秀史副町長が応対してくださいました。篠原暁町議が同席しました。

 高校がない町で通学の大事な交通手段であり、まちづくりにも鉄路は欠かせませんでした。沿線自治体で乗車人数を増やす努力もしてきたのに、JR北海道のバス転換方針は変わらず。コロナ禍で赤字が拡大したとはいえ、残念な思いは消えません。バスも運転手や整備士の不足が深刻だし、デマンド交通の取り組みなども含めて、公共交通を支える国の姿勢が問われると実感しました。

 月形町では上坂隆一町長、浦臼町では川畑智昭町長が応対してくださいました。札沼線がバス転換して間もなく3年、地域公共交通の課題をうかかいました。浦臼では牧島良和町議が同席しました。

 支える財源、バスの運転手など両町でも課題は共通です。中空知での定住自立圏構想も、交通課題は難しく、具体的な話に進んでいないようです。「国がベースとして支えてほしい」との要望も、しっかり受け止めたい。真に責任を負うべきは自治体よりも国の方です。

 各地で話が進むにつれて、公共交通課題を入り口に、どう地域全体を維持するのかとの問題に突き当たりました。笑いながら「異次元の地域対策もしてほしいですね」との話も出る実態を、どれだけ政府として認識できているか。私はじめ地方からの発信も問われていると、自戒を込めながら話をうかがいました。

 何しろ雪が深い地域ばかりです。国道は除排雪されて代替バスも走れますが、鉄路はJRの自己責任で何とかしなければなりません。コロナ禍で経営が苦しくなっているなか、JR側に立つわけではありませんが、実態に見合った国の役割を求めたい。

 JR北海道でも道庁でも、話せる範囲のことはすべて話していただいたように思いました。JR北海道では維持困難な路線が発表されて6年になり、いろんな努力をしながらもコロナ禍を挟んで現実の利用にブレーキがかかったのも事実で、自治体ともども徒労感が出てもくるもの。立場を別に出せる知恵は出し切り、さらなる連携のなかから解を見出す立場で私もがんばりたい。

 一言で言うなら、まとめきれないのです。少なくとも言えるのは、国鉄の分割民営化から始まる市場原理主義では解決は難しいということ。いろんな枠組みでの再公営化に踏み込むべきと、個人的には痛感しています。党として鉄道提言を発表し今日もお渡ししてますが、さらに現実は進んでいるからです。

 道議会では菊地葉子・宮川じゅんの両道議も同席。調査・懇談は明日も続きます。しっかり血肉にしたい。

 【今日の句】かけ違う ボタンを元に 戻す日々

2023年2月9日木曜日

進めるべきは外交努力

 岸田政権の大軍拡・大増税ストップへ! 憲法改悪反対共同センターや党道委員会での宣伝には、署名に応じてくださる方の姿もありました。進めるべきは外交努力。抑止力どころでない大軍拡は、いっそうの緊張激化と軍事衝突の可能性を高めるのではないか。

 憲法共同センター事務局長を務めてきた小室まさのり道議予定候補(札幌北区)はじめ、スピーチされた方の力も入ります。「新たな戦前」にさせない、みんなが同じ思いです。

 岸田首相は「専守防衛」の範囲内と言うけれど、持つ能力は「敵基地攻撃」のためですし、先制攻撃を否定していない米国との一体化を進めようとしているのが実際です。お互いに脅威をあおりあい、何かの偶然で戦闘となれば簡単には止められません。

 だからこそ軍拡より外交を。軍事費よりもくらし・教育・社会保障への支援を。宣伝ではトルコ・シリア大地震への救援募金も呼びかけたのですが、始めた途端に募金してくれた方もいました。同じ思いを持って協力してくださった方も、きっといただろうと思います。

 東日本大震災のときに、私の生まれ故郷・石巻市にも多くの自衛隊員が救援・救助に駆けつけました。そのような災害支援や専守防衛という役割を担う自衛隊だからこそ、肯定的にとらえている方がいるのだと思います。

 今回の大軍拡は、このような自衛隊の性格を大幅に変えてしまうもの。国民の信も問わずに進めるなどとんでもないし、だからこそ統一地方選が大事になってきます。あらためて日本共産党を大きくするために、お力をお貸しください。

 【今日の句】どう見ても 専守防衛 投げ捨てだ

2023年2月8日水曜日

冬季五輪招致はとりやめを

 トルコ・シリア大地震での被害に胸が痛みます。無事であっても厳しい寒さ。できる限りの早さ、そして持続的な支援を日本からもと望みます。私もできることで力になりたい。

 さて、東京五輪での談合事件で組織委元次長や電通幹部ら4人が逮捕されました。利権・特権・疑惑まみれで、五輪そのものが汚されてしまっています。膿を出し切り、反省なくして札幌での冬季五輪招致などありえません。招致活動はやめるべきと思います。

 秋元札幌市長は「大会招致への影響は避けられないと懸念している」との談話を発表したとのこと。札幌市の財政負担も重大ですし、何より世論調査で市民の反対が広がっているもとで、とりやめの決断をする時ではないでしょうか。

 あらためて昨年3月に、党札幌市議団・党道委員会で発表した声明「札幌冬季五輪の2030年招致はとりやめ、市民のくらしを豊かにするやさしい札幌へ」を紹介しておきます。ぜひ、お読みください。

 私も健全な五輪の発展や、広く市民がスポーツに親しむことができる町づくりを願っています。しかし、巨額経費への懸念や市民合意が不十分なもと招致活動に突き進むのは、五輪やスポーツを愛する市民にとっても本意ではないと思うのです。加えての不祥事です。重ね重ねですが、招致活動はやめるときです。

 今日は終日、会議の1日。全道の努力も聞き、私も決意新たにがんばりたい。

 【今日の句】底なしの 利権まみれの 解明を