2011年3月30日水曜日

災害からいのちを守る道政を

 日本共産党北海道委員会・道議団による「災害からいのちを守る道政を~日本共産党の4つの緊急提案」を記者会見で発表しました。

 真下紀子道議が会見し、私も同席しました。

 簡単に項目だけを並べると--

 1.大震災の救援に道政が総力をあげる

 2.道内被災への支援と復興に力をつくす

 3.震災・津波から道民のいのち・安全を守る

 4.泊原発の厳格な総点検と原発だのみのエネルギー政策の転換

 --です。

 すべてを細かく述べられませんが、北海道のことで言えば、全道で避難所は6,458ヵ所(08年10月現在)ありますが51%の3,275ヵ所が耐震化されていません。

 小中学校の耐震化率は、全道で67.7%。都道府県では下から5番目の低さです。

 病院の耐震化率も60.7%(09年3月現在)で、災害拠点病院でも未整備が12あります。

 消防職員は、基準で言えば12,778人ですが7割程度の充足率で、しかも道は68消防本部を21本部に再編する計画を進めてきました。

 こういうところにこそ、優先的に財源を使い、対策を講じるべきです。

 泊原発も、活断層の存在が研究者から指摘されているだけに、全面的な再調査・再点検が必要です。

 防災計画の避難区域も10kmとなっており、今の福島原発の状況からも30kmまで拡大して対策を進めるべきでは。

 青森県の大間原発(建設計画)から23km先は函館市ですが、じゅうぶんな住民説明会され開かれていません。こういうことにも、道から建設中止を働きかけるべきです。

 泊原発3号機のプルサーマル計画は中止し、何より再生可能エネルギーへの転換に本格的に踏み出すべきです。

 などなどですが、私たちの提案ももとにして道民的議論が、さらに広がってほしい。

 そして、道民の一番の意思表明の場が地方選だけに、明確に審判をくだしてほしい。

 今日の臨時道議会で、現知事は原発の「安全神話」をくり返す答弁をしていたとか。

 耳を疑いましたが、トップがこれではその下で働く道職員もかわいそうだと、思わず同情。

 そういえば、現知事は北電から政治献金を受けていたことを思い出しました。

 自称「クリーンな原発」より、私は「クリーンな政治」を望みます。

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