2012年7月5日木曜日

筋が通っていない政治こそ問題だ

  メドベージェフ首相が「領土は一寸たりとも渡さない」「(日本の抗議も)どうでもいいこと」という、21世紀の政治家とは思えない発言にも驚きですが、6月の日ロ首脳会談で発表された「領土交渉の再活性化」で一致したという内容のうち、「再活性化」という言葉は使われていなかったとの報道も驚きです。

 藤村官房長官は「実質的な交渉を進めることは合意されている」と述べていますが、あまりにも不鮮明で、何が真実なのかわかりません。

 この間の「3党合意」でも、民主党のマニフェスト撤回をめぐって玉虫色の表現にしたことから、民主と自民・公明で見解も分かれるなど、とにかく現政権の「あいまいさで乗り切る」みたいな態度にも、多くの国民が怒っているのではないでしょうか。

 交渉は相手のあることだから、すべてを表に出さない、ということもあるのでしょう。

 しかし今回の国後訪問のように、首脳会談とは正反対に事実が進んでいるわけですから、これは明確に中身を示さないと納得できません。

 こういう日本政府の態度が、国際的に信用を落としているとも言えるのではないでしょうか。

 のろた博之・1区予定候補とも宣伝をしましたが、領土問題という難しい問題にもかかわらず、多くの方がチラシを受け取ってくれました。

 「決められない政治」が問題なのではなく、「筋が通っていない政治」が問題なのではないでしょうか。

 【今日の句】 粒子から 宇宙が見える ロマンかな

0 件のコメント:

コメントを投稿