国会議員団研修会に、今日は来年度予算への概算要求(農水省)レクで缶詰めの日々。安倍政権はひどいなぁ、とつくづく思いました。
研修会の様子は、今日の「しんぶん赤旗」に報道されてます(こちら)。
私はTPPについて、190国会での論戦の到達点、あらためてTPPとは何たるか、そして秋の臨時国会にどう挑むか、について報告。
米国の大統領選挙で、2候補とも反対を表明していることを楽観するわけにはいかない。
問題は反対の中身であって、つまりは米国の利益になるのか否かですから、米国がどう日本に迫ってくるかを見る必要があります。
考えられるに、①直接の再交渉要求、②サーティフィケーション(承認手続き)を用いた、日本への追加要求、③日米交換公文にもとづき、日本が米国の意を汲んだ主体的変更--などが、ありえるでしょう。
ただ直接の再交渉は全体のパッケージに関わるので可能性は低いのですが、それでも日本政府は「米国から再交渉を求められないよう」日本は早く批准する必要があるかのごとく、批准を急いでいます。
「毒を食らわば皿まで」ではなく、「毒を食うなら少ないうちに」というところでしょうか。
それでいて今日の農水省レクでは、TPP対応として「大規模化によるコスト削減と競争力強化」「海外への日本農産物輸出戦略」なる予算が組み込まれています。
心ある農水省官僚は矛盾のさなかにいることでしょうが、こんな毒を飲み込むわけにはいかない。
まわってくる毒の行き先は、農家であり、消費者である国民なのですから。
研修会では、TPPは農業問題だけではなく「非関税障壁の撤廃=限りなき規制緩和」のもとで、くらしと地域社会、日本の経済主権も壊れていくことや、ISDSにより進出企業には損にならない仕組みなどを私から報告。
通常国会は、審議の前半ということもあり農業・食料問題が多かったのですが、今度は「限りなき規制緩和」の害悪を問うていきたい。
また雨が強まっていますが、明日は北海道・日高地方へ台風被害調査の予定です(行けるかな‥‥)。
【今日の句】 悪政も ずーっと缶に 閉じ込めたい
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