会期が17日まで再延長されたとはいえ、国会は事実上の閉会。腰を落ち着けて政府からヒアリングすることもあり‥‥。
この臨時国会は寝ても覚めてもTPPにつきっきりになったのですが、そんな私を支えてくれたのが写真の「STOP! TPP」ネクタイ。
臨時国会中は、このネクタイを締めっぱなしにすることにしていたので、テレビを見た方から「畠山さんはネクタイ1本しか持っていないのかい」との質問も。
これはJA山口県が作成したもので、全国のJAに流通するなかで、私も北海道で手に入れた1本を大事に使ってきたのです。
野党時代、TPP断固反対と主張していた自民党議員も持っているはずです(「俺も持ってるよ」と言っていた議員がいましたよ)。
このネクタイのおかげで、私を覚えてくれた議員も数多く。
質問のときも首相の目に入っていたはずですが、どう感じてくれたことか。
今日の日本農業新聞によれば、EUとのEPA交渉は「TPP水準 容認」「チーズ 豚肉 さらに自由化も」との見出しが立つほどで、この線で年内の「大枠合意」をめざしているとのこと。
TPPを批准することで「国際公約化」した基準として、次々と農産物の譲歩が迫られる危険性を国会で指摘したとおりに進んでいるわけです。
しかも与党議員に対しても、交渉の内容は明らかになっていないよう。
ある自民党議員から「EU用のネクタイはないのかい」と冗談を言われましたが、ネクタイはともかく、農家にとっては冗談にもならない交渉が進んでいる危険があります。
これに加えて日米2国間のFTAとなれば、大規模専業農家の多い北海道でさえ大変な状況となるでしょう。
海外輸出で収入増をと政府は言いますが、国は国内への食料の安定供給という責任こそ果たすべきです。
さて、ロシアからプーチン大統領が来日し、安倍首相との会談が始まりました。
明日の会談も含めて、何が発表されるのか注目していなければなりません。
【今日の句】 ネクタイも いっしょに総理 追い詰めて
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