2018年8月10日金曜日

新自由主義で里山が荒れる

 もぎたてのトマトやトウモロコシをいただきながら「つどい」や宣伝にまわるという、なんと贅沢な恵庭市・千歳市でのキャラバン。ありがとうございました。

 今年は長雨や日照不足もあり、全体として農作物の出来が心配です。以前にも書きましたが、麦を刈ってみたらスカスカだったという地域もありました。今後の天候も心配になります。

 ところが今日いただいたトマトもトウモロコシも、甘くてみずみずしい! 大地の恵みと農家の方々に感謝の気持ちが湧いてきます。この味覚を子どもたちにこそ、舌で記憶してほしい。そうやって第一次産業の大切さの理解につながるのではないかと思うのです。

 お会いした農家の方から「国の補助金は規模拡大を条件にするので使いにくい。これでは家族農業が続いていかないのではないか」との話を聞きました。そのとおりと思いました。多様な生産主体を応戦してこそ、農地も地域も守られます。農業で大儲けをめざす農政ではなく、持続的・安定的に農家が続けられる農政こそ必要です。だから価格保障・所得補償の充実が大切なんです。

 ある方から「自民党で規制緩和が進められて、水源まで外資に買われようとしている。これでは地域に安心して住めなくなるのではないか」という意見もいただきました。このご意見も、そのとおりと思いました。命やくらしにかかわる基本的なことは、国や自治体など公的に守られる必要があります。それを安倍政権は市場にまかせようと規制緩和・新自由主義路線を進めてきました。これでは里山が荒らされていくことにもなりかねません。資本はもうけが第一だからです。

 どこでも時間が足りなくなるぐらい、今の政治に対しての意見が出されます。日本共産党への期待も注文も、率直に出されます。しっかり受け止めてがんばりたい。支えていただくためにも入党してほしいことを、今日も心から訴えました。

 明日は札幌南区での活動です。

 【今日の句】食料に 困らぬ国こそ 豊かなり

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