2018年11月8日木曜日

苫小牧からカジノ反対の道議を

 今日と明日は苫小牧。寒いし雨も降りましたが、松橋ちはる道議予定候補と元気に懇談や宣伝、つどいなどにまわりました。小野寺幸恵・冨岡隆・渡辺満の各市議が、交代しながら同行してくださいました。
 定数2の市議補欠選挙で勝利しただけに、苫小牧の党員・支持者のみなさんもとても元気です。雨のなかでも宣伝に駆けつけて「そうだ!」の合いの手も入れてくれるほど。教員時代の同僚の先生も来てくださり、激励もいただきました。

 宣伝カーでまわっても、ずいぶんと手を振ってくれる方の姿が目立ちます。松橋さん曰く「やっぱりカジノ誘致に反対する方が多いです」。署名にも驚くほど協力の輪が広がっているといいます。補選でカジノを争点に押上げ、日本共産党の原けいじさんが当選する力となったのは、このような市民の声なのだと実感しました。

 この世論を苫小牧だけにとどめてはいけないと思います。市の資料によれば、来場予想は外国人観光客よりも国内観光客や札幌圏からの集客を多く見込んでいます。札幌を中心にした、まさに全道的な課題なのです。

 つどいの場では「カジノは絶対に反対。今でさえパチンコ依存症の人がいる。苫小牧の治安も絶対に悪くなる」との声があがりました。今日のつどい会場は2ヶ所とも、圧倒的に女性の参加が多かった。くらしや安心の町づくりの目で見れば、やっぱりカジノ解禁は認められないのです。松橋さんも「苫小牧からカジノ反対の道議の議席が必要です」と力強く訴えました。

 私からも、来年の地方選挙と参院選は安倍政権を終わらせる「地続き」の選挙になりますと強調しました。安倍政治の北海道版とも言える高橋道政。その転換をめざす日本共産党が伸びることが大きな焦点です。北海道を変えられれば、安倍政権も終わらせられる。力をあわせましょうと、私も力を込めました。

 苫小牧漁協にも足を運びました。長山和雄専務・尾本英二参事・赤澤一貴苫小牧港漁港区将来ビジョン21担当のみなさんが応対してくださいました。尾本参事は私と同じ年、赤沢さんは30代! 職員全体の平均年齢も若く、長山専務が「若い職員にも勉強する機会を多くしている」という、先を見据えたお話には感嘆しました。

 国会に出された漁業法改定案も話題になりました。水産基本法や基本計画などで、すでに成長産業化の方向性は示されてきたことに長山専務は触れて「漁業に対する思想というか、根本的なところから議論してほしい」と述べたことが印象に残りました。浜の生産力が落ちてきたことは現実で、その打開に各漁協も努力を重ねています。「水産庁にも、水産基本法で十分ではないのかと言ってきたんだよ」と教えてもくださいました。

 もう1つ大事な指摘が、科学者の減少でした。計りかねない広い海でも経験則がモノを言ってきましたが、地球環境の変化や水産資源の変動などが広がるもとで、研究分野の果たす役割が大きくなっているといいます。「うちの漁協では、若い職員にも学ぶ機会を多くしている」とのお話も、大事な観点と受け止めました。聞いたお話は、しっかり国政にも反映できるようにしたい。

 明日は全道的に荒れ模様の予報。せめて宣伝のときだけでも雨は上がってくれないかと願っていますが‥‥無理だろうなあ。

 【今日の句】他人事に しないで全道 声あげて  

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