今日でイラク戦争から10年。札幌でおこなわれたピースウォークに私も参加、約200人で「イラク戦争を忘れないぞ!」とアピールしました。
大量破壊兵器がある、とイラク戦争を仕掛けたアメリカ。
当時は世界で、大規模な戦争反対行動が広がりました。
そのアメリカに、追随していったのがイギリスと日本。
大量破壊兵器はなかったことは、米政府さえ認めました。
そして今、イラクはどうなっているのか。
昨日から「しんぶん赤旗」で、連載「イラク戦争10年」が掲載されています。
イラク戦争・占領で、犠牲になった無辜(むこ)の命は数十万とも100万余とも。
占領軍によって、女性に対するレイプ、拷問、殺人も多くあったとの証言も紹介されています。
米当局は、シーア派・スンニ派・クルド人の「分割統治」を実施。
コンクリートの壁と検問所で囲まれたシーア派地区まである、と言います。
戦争前までは宗派を超えて結婚も就職もあったのに、今や政治レベルでの対立も。
大規模な抗議デモや、混乱に乗じた爆弾テロも、起きています。
いったい、これでは何のための戦争だったのか。
何のために、アメリカなどが占領したのか。
「大量破壊兵器の除去」「独裁から民主主義のイラクへ」
こうアメリカは掲げ、日本も政府が同様に述べました。
その「大義」は、まったくのウソだった!
アメリカも、追随した日本も、責任は大きい。
中東では、日本は好感度が高い国との評判があったそうです。
それがアルジェリア人質事件のように、日本人も人質解放の対象とならないほど、事態が進んできたとも見れます。
医療はじめ生活上の支援は、日本からでも可能です。
イラク人自身の力での復興を後押しする、政治姿勢の転換が必要だと思います。
不正義の戦争を、絶対に忘れてはならない!
【今日の句】 検証を せずに右行く 国を止め
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