2013年3月20日水曜日

今こそ、ウソまみれだったイラク戦争の検証を

 今日でイラク戦争から10年。札幌でおこなわれたピースウォークに私も参加、約200人で「イラク戦争を忘れないぞ!」とアピールしました。

 大量破壊兵器がある、とイラク戦争を仕掛けたアメリカ。

 当時は世界で、大規模な戦争反対行動が広がりました。

 そのアメリカに、追随していったのがイギリスと日本。

 大量破壊兵器はなかったことは、米政府さえ認めました。

 そして今、イラクはどうなっているのか。

 昨日から「しんぶん赤旗」で、連載「イラク戦争10年」が掲載されています。

 イラク戦争・占領で、犠牲になった無辜(むこ)の命は数十万とも100万余とも。

 占領軍によって、女性に対するレイプ、拷問、殺人も多くあったとの証言も紹介されています。

 米当局は、シーア派・スンニ派・クルド人の「分割統治」を実施。

 コンクリートの壁と検問所で囲まれたシーア派地区まである、と言います。

 戦争前までは宗派を超えて結婚も就職もあったのに、今や政治レベルでの対立も。

 大規模な抗議デモや、混乱に乗じた爆弾テロも、起きています。

 いったい、これでは何のための戦争だったのか。

 何のために、アメリカなどが占領したのか。

 「大量破壊兵器の除去」「独裁から民主主義のイラクへ」

 こうアメリカは掲げ、日本も政府が同様に述べました。

 その「大義」は、まったくのウソだった!

 アメリカも、追随した日本も、責任は大きい。

 中東では、日本は好感度が高い国との評判があったそうです。

 それがアルジェリア人質事件のように、日本人も人質解放の対象とならないほど、事態が進んできたとも見れます。

 医療はじめ生活上の支援は、日本からでも可能です。

 イラク人自身の力での復興を後押しする、政治姿勢の転換が必要だと思います。

 不正義の戦争を、絶対に忘れてはならない!

 【今日の句】 検証を せずに右行く 国を止め

0 件のコメント:

コメントを投稿