2013年5月8日水曜日

こんな時こそ日本共産党

 今日は東京・党本部で第7回中央委員会総会。こちらで志位委員長の報告を見ることができます。安倍内閣の「暴走と破たん」と日本共産党が果たす役割がよくわかります。ぜひ、ご覧ください!

 支持率が「高止まり」し、大手新聞・テレビの無批判報道も手伝って、順調に見える安倍政権。

 しかし、実際は「時限爆弾」と言える政策や政治姿勢の数々。

 古い経済政策の焼き直し「アベノミクス」に、消費税増税と社会保障改悪。

 待ち受けるのは、国民大負担と雇用破壊に、貧困と格差の増大。

 原発も、東電ともども真の収束へ無責任な体制を取りながら、再稼働へ突き進む。

 TPPでは公約違反、沖縄には「負担軽減」と言いながら「負担増」押しつけで県民の総意をふみにじる。

 改憲学者からも批判される憲法96条改定に、自民党の改憲案は復古回帰。

 歴史認識では、アジア各国だけでなく欧米諸国からも批判が続出で、深刻な外交危機も生じかねない。

 もはや目の前の利益優先で日本経済や雇用などに責任を負わない財界・大企業や、日本の資産をねらい軍事負担を分かち合うよう求めるアメリカの要求にこたえる自民・公明政権は、そのウソが見抜かれれば必ず深刻な破たんをきたすでしょう。

 そこで、どの党が新しい担い手としてがんばれるのか。

 民主党は、消費税増税と社会保障改悪の「3党合意」にしばられているし、そもそもTPPも原発再稼働も民主党政権で始めたもの。

 維新の会は、橋下代表が党大会で安倍首相を持ち上げ、異質な憲法観で改悪を迫るなどの突出ぶりは、自民党以上に自民党的です。

 みんなの党も、構造改革路線・TPP・憲法改悪で足並みをそろえ、渡辺代表は「安倍首相は長期政権になる」との持ち上げぶり。

 こんな時こそ日本共産党が、頼りに思える活動と役割を果たさないと!

 悪政に立ち向かう、新しい日本の姿を示す、共同を広げて新しい統一戦線をつくる――参議院選挙だけでなく、これからの党活動の方向性としても。

 各地の報告、候補者の発言など討論も、とても元気になるものばかりでした。

 私が心に残ったのは、沖縄の村山県委員長(代理)さんと福島の久保田委員長さんの発言。

 4月28日「主権回復の日」式典に対して、沖縄では抗議集会が開かれました。

 集会では、集団自決を迫られ、家族を殺(あや)めたお父さんが戦後すぐ防空壕の穴を埋めたという生々しい話が語られたそうです。

 天皇の名のもとに自決を迫られた苦しみを語っていた同時刻に、東京では安倍首相も含めて「天皇陛下万歳」と大声を上げていた――。

 沖縄では「屈辱の日」だった4月28日を、その歴史や意味を理解できない・理解しない政府に、私も心から悲しくなったし、怒りでいっぱいになりました。

 福島県では先月、浪江町議選挙がありました。

 仮設住宅3ヶ所に分かれた場所での選挙戦となりましたが、どこでも日本共産党の救援活動には感謝の声が上がったそうです。

 その結果、前回の1.6倍もの得票で党候補がトップ当選。

 「国民の苦難軽減を掲げる党にしか、できない選挙戦だった」と語り始めた久保田さんが、感極まって言葉に詰まり、私も胸が熱くなりました。

 連休中も青年240人がボランティアに駆けつけ、福島原発の実態も学び、入党する青年もいたそうです。

 誰が本当に、国民の立場に立っているのか。

 それをハッキリさせる参議院選挙は公示まで58日、そして都議会議員選挙もあと38日。

 何がなんでも、がんばらなくちゃ!

 【今日の句】 隠してる 取り繕いの 先を行け

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