2013年6月19日水曜日

それで防衛省は結局、米軍に何と言ったのか

 高橋知事と関係町長などで、防衛省へ抗議に行ったと報。実弾被害が起きかねない事態に、広がる住民・道民の不安を受け止めてのものだと思います。

 訓練は仕方ないと思っている方でも、今回のような一方的な訓練再開はダメだと、お感じになっているのではないでしょうか。

 こういうことが繰り返されて、人的被害などにつながっていくのだと思います。

 しっかり抗議すべきは抗議し、本来は訓練も中止すべきです。

 報道によれば小野寺防衛相は、国道の通行止めや、演習場付近の国有地を使用制限するなど、追加的な安全対策を調整する意向を示したようです。

 ん?

 つまり、住民は演習場付近に近づくな、ってことでしょうか。

 いったい防衛省は、米軍に何と言ってきたのでしょうか。

 18日の大臣記者会見で、記者に問われて大臣はこう答えています。

 「私どもとして、事案が発生した直後に米側に再発防止について求めました。そして、それでもまだ不十分だということで、更に担当の職員から米側と協議をして、二重の再発防止という対応を米側がしたという報告を受けております。なお、訓練再開ということですが、実際は「事故を起こした中隊はまだ訓練を再開しておりません」という事実だけは報告を受けております」

 被害を心配して、抗議や遺憾の意を示す地元との温度差を私は感じます。

 そもそも、訓練再開にしても「地元合意」を前提にしていたのでは、なかったでしょうか。

 沖縄で、民意が裏切られ続けてきた歴史というのは、この事態よりもひどかったのでしょう。

 沖縄でも北海道でも、米軍が何においても最優先か。

 参院選でも、問われなければいけない点だと思います。

 【今日の句】 辞任なら 市長の方が 先じゃない

2 件のコメント:

  1. Ancilla Theresia2013年6月19日 23:29

    こんばんは。初めてコメントさせていただきます。
    沖縄は捨て石、北海道は内国植民地、というのがわたしの感覚。
    そして日本はアメリカの属州。
    阿鼻叫喚するのはいつも弱く、小さくされた者のみですね。

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  2.  Ancilla Theresia さん、コメントありがとうございます!

     善し悪しは別に、北海道でも沖縄でも「独立論」が言われるのは、
     それだけ受ける被害も大きいということがあるかもしれません。
     まずは日本国自体が「独立」しなければいけない、というのは
     私も強く思います。

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