2016年12月21日水曜日

JR北海道調査①

 JR北海道の「路線維持困難」問題を、今日・明日と調査です。清水忠史衆議と私は沼田町(留萌本線)・浦臼町(札沼線)へ!

 2日間の調査は二組に分かれていて、私たちの組は真下紀子・佐野弘美の両道議、女鹿武・小選挙区10区予定候補。

 もう一組は日高本線の調査に、紙智子・山添拓の両参議、本村伸子衆議、菊地葉子道議。

 明日は合流してJR北海道本社や道庁を訪れます。

 先だって今日は、深川駅から石狩沼田駅へ鉄路で移動するところからスタート。

 ほぼ道内の路線に乗った私が、唯一まだ乗ってなかったのが留萌本線。

 秩父別町・沼田町と、雪で覆われた農地を眺めるとキツネなどの足跡も見えるのが冬の北海道。

 特に吹雪や道路凍結が多い冬の移動は、鉄路の方が安心もできるんですよね。

 沼田町では、金平嘉則町長との懇談。

 深川市や秩父別町とも連携して、一方的にバス転換などを押しつけるようなJR北海道の進め方には異を唱えてこられました。

 やはり強調されていたのが、バスにした場合の冬の移動。

 雪の多い北空知地方ですので、バスの運転・移動ももちろん楽ではありません。

 通院・通学の足として重要な路線であり、国も道もみずからの責務をハッキリさせてほしいという指摘に同意しながら、お話をうかがいました。

 浦臼町では、斉藤純雄町長が時間を取ってくださいました。

 沼田町同様、浦臼町にも高校がありません。

 昨年は四人が隣の町の月形高校に通ったそうですが、廃線論議が見え隠れしたからか、今年の一年生は誰も月形高校への進学はありませんでした。

 両町長とも共通していたのは、今回存続したとしても5年・10年後には同じことがあるかもしれない、先を見据えた町づくりと遇わせた議論が必要との話でした。

 生活に必要であるだけでなく、観光・物流などにも大きな意義を持つ鉄路なのですから。

 私は11月の決算委員会で「完全民営化の旗を掲げ続けていることが、縛りになっている」と指摘しました。

 新しい枠組みでの支援等がなければ、各町長さんが指摘したように「同じことの繰り返し」になるからです。

 浦臼町では町民との懇談もあり、開拓の歴史から高校通学の話まで要望もうかがいました。

 明日もしっかり調査します。

 【今日の句】 問われてる 国の責務と 移動権

2 件のコメント:

  1. こばやし ゆうすけ2016年12月26日 11:07

    冬の視察お疲れ様です、北空知の冬はたいへんで、15年前その地でバスを運転してました。猛吹雪、ツルツル路面四苦八苦のドライブで遅れも目立ちました!今は平取でバスを運転していますが、こちらの地も雪が振れば路面も酷くなり、大変な目に会います。この北海道の地でバス転換は極めて無謀な行為だと思います。Jrで経営は困難なので、国側が主導で再起する必要があるとおもいます。現在の道路除雪も7時から動く傾向にあるのでバスの運行には支障きたします、そんな中途半端な事に税金使うなら鉄路のテコ入れに使った方が良いとおもいます

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    1.  こばやしさん、コメントありがとうございます!

       一昨日の大雪で交通機関がマヒすると、特に鉄路は重要だと実感しました。
       もちろんバスはバスで必要ですが、広大で積雪寒冷という北海道で鉄路の持つ意味は大きいんですよね。
       現状をしっかり国に訴えていきたいと思います。
       こばやしさんも、バスの運転お気をつけくださいね。

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