2013年5月27日月曜日

戦後68年--今も続く元島民の苦しみ

 紙智子参議院議員の代理として、千島歯舞諸島居住者連盟の通常総会に参加しました。小泉敏夫理事長さんのご挨拶を聞き、関係資料も読むなかで、あらためて元島民の方の苦しみが伝わってきました。

 住処を追われ、劣悪どころでない屈辱的な船中生活を送らされ、家族や親戚・知人が亡くなり、財産はすべて島に残したまま--。

 総会決議には、元島民の思いや怒りが込められていました。

 安倍政権下で領土交渉が進展するのでは、との期待があります。

 野党の地方組織にいる私に、詳細を論ずるほどの事実はないのですが、納得ゆく議論を進めてほしい。

 その間にも、元島民の財産権や、ロシアに払う入漁料の扱いなど、本当は失うものではなかった事柄へ、国として責任を果たすことはできないのか。

 ロシアから経済交流の話もあり、それを梃子に領土交渉が進展するのでは、との見通しも聞きます。

 本来は国の主権の問題として領土交渉は進めるべき性格でしょうが、戦後68年という歴史が積み重なった部分の課題もあるでしょう。

 過去の交渉資料を読むと、歯舞群島・色丹島の返還には旧ソ連は前向きだったと思われます。

 今後の外交を、注視していきたい。

 総会の後は、事務所での仕事を終えて岩見沢市党の決起集会に参加。

 参院選まで、本当に残り少なくなってきました。

 【今日の句】 もう夏と 思える汗と ノド渇き

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