2013年6月14日金曜日

「沈黙は賛成と同じ」

 忙しく会議と作業を終えて(正確には途中でやめて)、向かった先は道庁前。区切りとなる50回目の反原発行動です。

 「本当は50回もやりたくなかったよ」とは、あるスタッフの声。

 政府が原発ゼロの決断さえすれば、暑い日も寒い日も、こんなことをしないですむのに‥‥。

 
 それでも「何か」に突き動かされて、今日まで続けてきたのだと思います。

 その「何か」とは。

 今日スピーチされていた方で、こういうお話がありました。

 「率直に行って、事故が起きる前までは明確な反対運動などしてこなかった。

 漠然と、原発には反対と思っていたけど、してこなかった。

 その間に、全国で54基もつくられた。

 結局、沈黙は賛成することと同じだと気づいた。

 だから、私はこうやって反対の声を上げ続ける」

 私のまわりの方からも「そうだ」の声が、上がっていました。

 私たちの満たされた生活の土台には、いろんな矛盾や危険があった。

 それに気づいていても、もしかしたら見て見ぬふりをしていたかも。

 そういう思い、もちろん私もですが、感じた方が多かったと思うんです。

 このままでは、また同じような原発事故が起きるかもしれません。

 今度は、こんな苦しく悲しいことを繰り返してはならない。

 私にとっては、それが「何か」の部分でした。

 電力需給や経済活動や、さまざまな理屈や解明は必要ですが、人間として大切な「命」を守るという基準で、原発については考えたい。

 それなのに安倍政権は、原発再稼動は「成長戦略」と?

 そもそもの考えの違いがあるようです。

 負けたくない、ですね。

 【今日の句】 立っている アベノミクスも 砂の上

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