2015年11月19日木曜日

命を守る医療現場を支えよ

 戦争法可決から2ヵ月、TPP対策会議、省庁を呼んでのレク、院内集会に参加‥‥あっという間に時間が過ぎた1日。読むべき資料も山のようにあるのですが‥‥。

 写真は医療団体連絡会議主催の「診療報酬のプラス改定を求める緊急行動」院内集会。

 私からは、北海道内で医師・看護師不足が慢性化している実態を紹介し、解決のためには診療報酬の引き上げが必要であり、私も力を尽くしたい決意を込めて一言あいさつ。

 いただいた資料に目を通すと、事態の深刻さが表れています(以下は日本医労連調査から)。

 ・8時間以上の長時間勤務となる「2交替」病棟の割合は、昨年より増加し32.1%(昨年30.1%)。

 ・「16時間以上」の長時間夜勤は、「2交替」病棟の55.1%(同53.1%)、看護職員数の53.7%(同49.8%)。‥‥心身に与える有害性が非常に強い「16時間以上の長時間夜勤」が、極度な緊張状態が持続する急性期・高度医療の現場に広がっている背景には、長時間夜勤に対する労働時間規制や回数規制がなく、野放し状態となっていることが指摘できる。

 という具合なのです。

 まして患者、介護者の高齢化、独居や認知症の方も増えている今、その緊張感が私にもひしひしと伝わってきます。

 集会参加者からも「昼夜を問わずにナースコールが鳴る。緊張する毎日に慢性疲労という仲間が多い」「入院基本料のこともあり、平均在院日数のことを考えて、入退院の調整のために走り回る毎日」と、現場の深刻さを訴える発言が続きました。

 歯科や薬剤師も含めて、いまの安倍政権のもとでは医療現場も社会保障も崩壊してしまうという危機感があふれた、まさしく「緊急行動」でした。

 働く人の懸命の努力によって、なんとか現場は守られているのであって、それで「問題なし」であるかのように国が認識しているとしたらとんでもない。

 まして自己責任を国民にも事業者にも押し付けて、国が「すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」(日本国憲法第25条2)責任を放棄するのであれば、重ね重ねとんでもない。

 現場の声にこたえず、国民の健康を守ろうとしない政権であるのなら、やっぱり代えなければいけない。

 明日は宮城県へ、全国災対連の全国集会に参加します!

 【今日の句】 この国の 治療は政権 代えること

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