2018年12月4日火曜日

宝は地域にあり

 渡島キャラバン2日目は盛りだくさん。木古内町では遺跡発掘現場や郷土資料館へ、知内町では町長さんとの懇談や地域産業担い手センターへと駆け足で!

 議会の合間をぬって相沢巧・木古内町議、花井泰子・知内町議、小野寺真・江差町議に案内いただきました。地域に根ざした議員がいることで、町のすみずみのこともわかるというのは本当にすごいこと。日本共産党の草の根ネットワークの重みを実感しています。

 まず木古内町で「幸連5遺跡」の発掘現場を訪れました。函館・江差自動車道の工事のさなか、幸連地区にて約130万点もの遺物が見つかったのです。今年だけでも発掘が終わらず来年にまでかかるために工事も延期し、開通は2年延期と変更されました。国内では初となる人の顔が描かれた石製品も見つかり、今後の発掘と整理・調査が待たれています。

 近くに沢が流れて海岸も近いという地形から、縄文時代の前期から後期まで住んでいたのだと思われます。住居跡などが重なったり絡み合ったりしている状況で、埋蔵数は国内で最大級といいます。「この周辺にもあるでしょう」と説明も受けましたが、それでは発掘できるだけすればいいかといえば、そうはなりません。管理をどうするか、が次の問題ともなるからです。

 いったんは北海道埋蔵文化財センターへと送られて整理や研究がされますが、今の仕組みでは発掘自治体へと返還されることとなります。木古内町で、それだけの管理ができるかが次の問題になるのです。町として収蔵庫を準備しましたが、それを整理するだけの学芸員の体制や今後の費用、活用方法など議論すべき点は多くあります。

 郷土資料館では「増員などの体制もないので検討中」とのこと。また発掘は地域の雇用にもなっているだけに、発掘後も遺物の一次洗浄など地域できることは地域でやれないか、との要望もうかがいました。より根本的には、文化財を維持・管理する国の仕組みや財政支援が足りないのではないか、と思います。

 廃校を改修した資料館も見学させてもらいました。あらためて遺跡の説明を聞くと、縄文時代を生きた「先輩」たちの子どもたちへの愛情や、流行を追った創作であることがわかりました。とても縄文時代を身近に感じることができました。

 木古内町では「つどい」や商店訪問などにも取り組みました。話題になったのは消費税増税。「高齢者はカードなんか使っていない」「今でさえ量販店の安売りに苦しんでいるのに、零細商店はやっていけなくなる」などなど、切実な話が次々と出されました。

 知内町では「しりうち地域産業担い手センター」での調査から。このセンターは、全国初のカラマツCLT(直交集成板)住宅としても注目を集めています。まだコストが高いCLTだけに、国の補助事業も使って建設にこぎつけました。3階建てで、農業や林業など地域産業を担う方を受け入れる施設で、研修で来た方の宿泊に使用したり、本州から農業法人へ就農する方が入居もされていました。

 国はCLTの活用を促しますが、その設計や技術などは道外に頼らなければいけないのが現状です。いま道内でJAS認定を持つCLT工場は、北見市にしかありません。普及などには「まず公共から」との発想で取り組み、その経験や蓄積を広げるために町としても積極的な情報開示を進めているのです。

 さらに、チップ工場も町が建設し(運営は指定管理者制度)、2台の木質バイオマスボイラーで熱供給をおこなっています。役場の隣にある1号機は、夏は温水プールに、冬は役場の暖房にと使われています。他にも森林整備に町独自の上乗せ補助、地域材活用住宅(小屋・車庫もOK!)への助成、公共施設(学童保育施設やプールにも!)での地域材活用など、とにかく多様なまでの林業活性化策を進めているのです。驚きました。

 大野幸孝町長からも話をうかがいました。みずから町の収入役を務めた経験もふまえた国の補助金の使い方や、何より町としての発展の戦略を持つことが熱く語られました。知内町は農業ではニラが全道一の生産を誇り、漁業でもカキ養殖で販路が開かれてきたことから、林業での地域経済循環を進めてきたとのこと。役場の受付窓口も、地域材で作り直すほど徹底してもいました。

 「人口減少はすぐには止まらない。しかし、あきらめたらダメになる」と、地域の雇用の場をつくり、子どもの医療費などの無料化も進めつつ、国にも「これだけ教育にお金が必要では、少子化も止まらないでしょう」と注文。家計を圧迫する高い学費は、やっぱり下げなければ。

 夜は花井町議のお宅でい、午房茶と渋皮煮をいただきながら「つどい」。入管法改正案の問題、安倍政権の暴走、政党助成金、どうすれば共産党のことを知ってもらえるか‥‥いろんな話が出されました。日本共産党の大きな力は、多くの町に党員・後援会員・地方議員がいることなんだと再確認です。「ポスター貼ってあるからね」との言葉が、本当にありがたかったです。

 今日は暖かい1日となり、雪が降る季節なのに激しい雨! 明日は松前町から4町をまわって宣伝にとりくみますが、いい天気でありますように‥‥。

 【今日の句】縄文の 長い平和の 時代知る

2018年12月3日月曜日

漁業法改正は、漁民の願いか

 今日から3日間の渡島キャラバン、初日は函館市で本間かつみ道議予定候補と宣伝や訪問・懇談へ。小春日和の1日!

 街頭宣伝には多くの党員・後援会員のみなさんが駆けつけてくださいました。暖かい日でしたが30分も外にいれば手も冷たくなってきて、握手にまわると「あたためてあげるよ」と何人もからギュッと、力強く。おかげで暖まりました。市議予定候補の富山悦子さんが司会をしてくださいました(市戸・紺谷の両市議は、今日から議会のため来られませんでした)。

 いつも「魅力ある町」ランキングでは上位になる函館市ですが、人口減少が進んでいる函館市。本間さんとも話したのですが「若者が働き続けられる環境」「イカなど水産資源の減少と第一次産業の苦労」「新幹線の開業効果が失われてきたこと」など、いろんな要因があるでしょう。しかし官民あげた努力や起業・創業に努力している方もいるだけに、ここで国が消費税増税のように打撃を与えるようなことをやってはダメでしょう。

 社会保障の充実も急がれます。くらしの不安が先に立てば、財布のひもが固くなるのも当然のこと。超がいくつもつくような高額所得者などの優遇を見直せば財源はできるし、消費税増税もしないですむはず。街頭から私も強調しました。

 報道関係も訪れ、話題になるのは地域経済のこと。函館の民主商工会では、厳しいのはサービス関係業者とも聞きました。そういえばと思い出したのは、ブラックアウト時に消えていく函館の夜景が報道されていたこと。9~10月は函館にとって最も観光客が多い時期でもあるそうで、その時期の落ち込みの大きさを聞きました。

 函館漁協では、漁業法改正案について率直にうかがいました。話をしているうちに、漁業法それ自体も重大ですが、イカをはじめとした資源回復や漁業経営・設備投資、燃油高騰対策などの切実な実態が次々と話題になりました。いま急ぐべきは漁業法の改正ではなく、このような現状を支援することではないのかと実感しました。

 「漁業者は浜を守るために投資をしてきた。地区ごとにも決めごとがある」とのお話から、漁業法改正は現場の要求ではなく、規制改革推進会議による「上からの改革」であることも理解できました。とりわけ沿岸漁業者との願いと、本法案とのギャップは大きい。何のための、誰のための改正なのか議論も不十分なまま、拙速な採決をすべきではないですよねと私からも述べました。

 専門家によればイカは、来年の漁獲量も厳しいという予想が出されていました。経営支援とともに養殖を含めた複合的なあり方も必要なのかもしれませんが、イカ漁で成り立ってきた地域だけに時間をかけた話し合いも必要かもしれません。水産庁は「もうかる漁業」を盛んに掲げますが、現場で地に足をつけた対策にこそ目を向けるべきです。

 明日は木古内町・知内町をまわります。明日は今日より気温が上がるとか‥‥?

 【今日の句】漁火に くらしも歴史も 生きがいも

2018年12月2日日曜日

子どものころの大晦日

 今年も残り1ヵ月。本当に早いですね。師走と聞くとソワソワしてくるのは、私だけではないと思いますが‥‥。

 食堂を営んでいた両親のもと、大晦日でも仕出し(今でいうならオードブル)のために夕方までは慌ただしかったことを覚えています。結局、年賀状は元旦に書き始めることとなり、父は「『明けましておめでとうございます』は、年が明けてから書くから、これでいいんだ」と持論を語ってました。

 「無事に年を越せるか」というのは、商売をしている方にとっては重たいことだと思います。私にとって師走のソワソワ感は、このような自分の育ちにも関係しているのかもしれません。

 私が子どものころとくらべて商売環境も厳しくなり、大手量販店では正月三が日のうちから営業も始まります。すっかり小売や流通の形態も変わってしまいました。それでも変わらないのは「無事に年を越せるか」。どうか多くの方が無事に正月を迎えられますように。

 【今日の句】早くから 掃除と毎年 思うけど

2018年12月1日土曜日

候補も十人十色

 今日は演説会などを駆け回り。札幌清田区・吉岡ひろ子、南区・千葉なおこ、全道労働者後援会では小室まさのりの各市議予定候補と熱く訴えました。

 雪が降って足元も悪いなか、どこでも多くの方が会場に来てくださいました。清田区では吉岡ひろ子さんは市議4度目の挑戦、今度こそ何としても!の熱気が会場にあふれていました。その思いで会場が一つになったのは、吉岡さんの地震被害について触れたとき。

 液状化などの被害を受けた里塚や清田をまわり、具体的な相談も受けて国や札幌市へ掛け合った吉岡さん。個人がおこなった土砂撤去の費用を交付負担できる事業が環境省にあることを確認し、札幌市に要求すること2ヶ月。党市議団の論戦もあって先週、市として仕組みをつくる連絡があったとのこと。支援の道が開けたことに、会場から大きな拍手が湧きました。

 議員バッジはなくても、議員以上の仕事をしてきた吉岡さん。今も被災者の苦難は続いているだけに、次は市議会で働いてもらいましょう!と私も応援の訴え。もちろん私も国に反映させるために全力を尽くす決意を述べました。

 市民のなかで活動してきた点では、南区の千葉なおこさんも同じです。本人いわく「もともと政治や社会に関心がなかった」のに、東日本大震災と原発事故を契機にして「自分は何をしていたのか」との思いから社会に目を向けるようになり、日本共産党を知ることにもなって現在に至っているのです。

 「安保法制に反対するママの会@北海道」のメンバーでも活動してきたことから、同メンバーの中上さんや弁護士の神保さんが応援演説にも立ってくれました。千葉さんの親しみやすさや熱心な思いが、多くの方から信頼されているんだなあと感じました。

 2人の子どもを持つ母親でもあり「政令市のなかでも子ども医療費無料化が遅れている札幌で、どうしてアクセス道路に1000億円も使うんですか」と熱く訴えた千葉さん。何としても南区から千葉さんを押し上げてください!と、私も心から訴えました。

 全道労働者後援会に駆けつけた小室まさのりさんは道労連の事務局長を務めていたこともあり、まさに「おらが候補」という一体感。小室さんからは、地域や商店街をまわるなかで「弱い者から消費税を取るなんて許さない」との声に出会ったことも紹介しながら、どうしても政治を変えたい、自分が議席を取ることで応えたいと何度も強調されました。「新人らしからぬ挨拶でした」とまとめられるほど、労働運動で鍛えた論戦力は必ず議会で生きるはず!

 私も、先日の宣伝で教え子にバッタリ出会ったことから、今の教育現場の深刻さにまで話を進めて「公務職場も民間職場も壊す安倍政権を、何としても終わらせる」と決意表明。最後は参加者で集まって、団結の記念写真。気合が入りました。

 各地の党議員予定候補は、それぞが個性や力をもった方々なのです。日本共産党そのものとともに、個々の候補の人柄や個性、持っている力もぜひ知ってほしいし、事あるごとに私も知らせていきたい。もちろん私自身も!

 【今日の句】官邸の意向で 一色の党もあり

2018年11月30日金曜日

やっぱり健康第一

 党の「国保提言」を、今日は道地域医療振興財団・日本赤十字社道支部・道歯科医師会などへ届けて懇談。社会保障の充実は、みんなの願いですね。

 地域医療振興財団は、医師の派遣調整をおこなっていることも話題になりました。首長さんから派遣の要望を受ける際も、町村が多いだけに国保の話になることもあるとか。

 日赤では事務局長さんと胆振東部地震直後に安平町でお会いしていたので、お互いに労をねぎらいながら震災支援についての話題から始まりました。あらためてD-MATの役割や行政との連携、これまでの蓄積についても聞くことができ、「今後は心のケアが必要です」とも。

 ちなみに日赤は全国92病院のうち、北海道に10病院もあるのです。国保の現状にかかわっては「苦戦しています」と苦笑い。高い保険料を払えば家計の心配も出るだけに、受診抑制につながるのが国保加入者の苦しみであり、病院にとっても「苦戦」となるわけです。

 道歯科医師会では、歯科診療についても話題となりました。受診抑制は、たいていは歯科から始まるもの。歯の病気は、子どもの貧困の反映でもあります。普及しているパンフレットもいただいて、大人も含めて、歯の健康の大事さも語り合いました。

 みんなの願いは社会保障の充実。安倍政権は金がないと言うけれど、米国から多額の武器を買い、株主天国と言えるほどの優遇、大企業に対しても軽い税の仕組みですから、まずはこれを正すべきです。定期的な受診は病気の進行や悪化を事前に防ぐわけですから、医療費の抑制にもつながると思います。国民負担を軽くすることを、最優先で考えるべきではないでしょうか。

 今日は月末ということもあり、白石区で「しんぶん赤旗」のおすすめにもまわりました。日が沈んでくると途端に寒くもなり、それでも訪問すれば「がんばってね」「安倍さんひどいね」など激励も数々。明日は清田区と南区で演説会です。ぜひ、お近くの方は足をお運びください!

 〇清田区演説会 10:00~ 平岡地区会館(吉岡ひろ子市議予定候補)
 〇南区演説会  14:00~ 南区民センター(千葉なおこ市議予定候補)

 【今日の句】階段を しっかり上って 自戒して

2018年11月29日木曜日

学校に時間を返せ

 今こそ「教育とは何か」を語り合おう--党の教育提言をもっての懇談、今日は道高教組へ足を運びました。

 道高教組と道教組は昨年7~9月にかけて「2017全道教職員働き方改善アンケート」をおこない、全道の小中学校・高校・特別支援学校の2200名から回答がありました。その結果を事前に読んでいたのですが、切実な実態が紙面を通じて伝わってくるのです。

 どの校種と限らず、児童生徒にかかわって「大切にしたい」業務は「授業・授業準備」。一方で、学校経営に関わって「削減したい」業務は「事務処理・調査報告」や「会計」「官制研修」。要は管理・締め付けが強まった結果、授業準備などの時間が奪われているということではないでしょうか。外部対応で「削減したい」業務で、「行政・関係団体対応」がダントツに多いことにも表れています。

 今日の懇談でも、教育現場での「働き方改革」には苦労があることが出されました。部活動に対する考え方の違い、労働時間の把握と管理強化の関係、自己負担の免許更新制が教員不足にもつながっていること‥‥などなど、多忙になるほど「教師という専門性を見据えた議論が必要だと思います」との話もありました。同感です。

 先のアンケートでは「超勤解消に必要なこと」との問いに、7割の方が「教職員定数の増員」を、6割の方が「業務量に見合った人員配置」を望みました。学校現場には時間がないんだ、と痛感しました。学校から時間や余裕を奪っているのは誰だ!

 【今日の句】ゆっくりと 語った放課後 どこ行った

2018年11月27日火曜日

思わぬ出会いの喜びと、採決強行への憤りと

 道議会は今日から第4回定例会。党道議団と朝宣伝中に一人の女性が近寄ってきて「明倫中学校でお世話になった●●です」と!

 顔を見て、すぐに思い出しました。担任ではないクラスの生徒です。落ち着いた生活態度が印象に残っていて、話しかけてくれた姿も当時の面影そのままに。実は北大に通っていたそうで、当時は党事務所が近くにあったために出会っていたことや、何度も宣伝では顔を見ていたこともあったそうですが、声を今回かけてくれたのでした。教え子ががんばっているがんばっている姿を見れるのは、うれしいものですね。

 さて今日の道議会。地震への対応を中心にした補正予算には、党としても賛成しました。住宅や生活、生業・第一次産業への支援、仮設住宅での生活用品の支給など、この間の要請なども反映して前進した面もあります。冬が本格化して要求も日々変わっていきますので、道議団と連携しながら、引き続き反映できるよう力を尽くしたい。

 国会の状況も気になりながら、しんぶん赤旗についての学習会へ。藤田健・赤旗編集センター責任者が他の大手紙と「しんぶん赤旗」の違いを明確に、わかりやすく離されました。党内用学習会でしたが、タブーなく報道する「しんぶん赤旗」の本領発揮といえる内容だっただけに、関心のある方にはお聞きいただいてよかったかもです。

 事務所に戻ると、山下法相の不信任決議案が否決されたとの報。その後の法務委員会は、政務三役がそろっていない?とのこと(参院の審議と重なっていたようです)で野党が抗議。無理やり職権で委員会を立てて、前提となる調査と公表がずさんなままで、本格的な法案審議もせず、ルールも合意も最低限の段取りさえもない、ただただ強行にレールを敷いているだけの採決に与党議員も何の疑問も湧かないのでしょうか。

 その後に法務委員会で採決強行、本会議に緊急上程されて採決へと、数の力でごり押しするようです。これまでもくり返されていた光景ですが、国会の外で見ていると「民意無視」という言葉がぴったりだと思いました。内容もルールもすっとばし、多くの国民の疑問は解決されず国民的合意もなし。本当に害悪ばかりの安倍政権!

 【今日の句】総理とて そもそも法案 知ってるか