2015年2月28日土曜日

いつも政府答弁で感じること

 今日の予算委員会は、高橋千鶴子衆議が農業・TPPと年金問題を追及。来週の月曜日は、テレビ中継はありませんが15:59~真島省三衆議、16:30~本村伸子衆議です!

 時間がある限り、予算委員会には同僚議員と応援傍聴に行きます。

 いつもイライラと感じるのは、答弁で制度説明に時間を割いて「時間稼ぎ」に見えること。

 そこで私たちも説得力ある材料と論戦をと準備するわけですが、政府にも誠実な答弁を願いたい。

 今日の年金論議では、高橋衆議から「年金額が生活費を下回ってきている」との問いに、塩崎大臣からは「そもそも、年金だけで生活をまかなうというものではない」との主旨の答弁!

 すかさず高橋衆議が「なぜ法律に憲法25条を書き込んでいると思っているか」と反論しましたが、テレビをご覧になった方は、どう感じたでしょうか。

 くらしの実態がわかっていないのか、目を背けているのか。

 日本共産党として最低保障年金制度を提案していますが、その前にも緊急的に高齢者の生活を支えなければいけないはずです。

 今日も議員会館には、北海道から建交労のみなさんも顔を見せに来てくださり、嬉しいひと時に。

 昼には「ゆきとどいた教育をもとめる全国署名」院内集会にも参加して、同僚議員と769万筆もの署名の山を前に、願いのこもった署名用紙を受け取りました。

 これまでにないほど署名が集まったとのこと。

 それは1つに長年の運動の積み重ねがあるかで、もう1つは教育者や保護者の強い要求になっているから、とのご挨拶がありました。

 くらしが大変になっていることが、ここでも現れていると思いました。

 気がつくと、もう2月も終わりなんですね!

 国会に来てからというもの、時が過ぎるのがものすごく早い!

 【今日の句】 くらしにも 春来る弥生の 奮闘を

2015年2月26日木曜日

背負ってきた願いがあるから

 新人議員も次々と‥‥今日は予算委員会で堀内照文衆議、本会議で宮本徹衆議・田村貴昭衆議! 明日はテレビ入りの予算委員会で16時から60分、高橋千鶴子衆議です!

 同僚議員の質問には応援傍聴へ行くのですが、自分事のようにドキドキします。

 しかし皆、各地の願いを背負ってきているのだから、引かずに訴える。

 今日の本会議前に、志位委員長からも「新人のみなさんが、各地の声を訴えていて私はうれしい」とあいさつがありました。

 そうなんです、だから質問時間はもっと必要!

 もっと議席が必要だ!と思うし、これからの委員会質疑を急いで準備しなければと思ったり。

 議員会館に留守の時も多く、今日も北海道から仲間が立ち寄ってくれていました(感謝!)。

 写真は先日、全国保育団体連絡会の要請を受けた時のもの。

 わざわざ北海道からお2人が来られて、じっくり現状の話も伺いました。

 4月実施の新制度への不安、臨時職員が多い現場、園の運営も大変だし‥‥で、どうして政府は、こういう分野にお金を使わないのかと。

 今日の本会議でも、政府答弁では「成長志向」「地域のエンジン」など、経済最優先の言葉が並び、くらしは後景に追いやられているよう。

 くらしと地域の現実を示して、安倍政権とは違う道をズバッ!と示す論戦をしていきたい!

 【今日の句】 毎日が バッジの重み 感じる日

2015年2月25日水曜日

予算委員会で安倍首相と論戦

 西川前大臣の辞任で、急きょ全閣僚出席の基本的質疑への出番となりました! 23分でしたが、これから詰めるべき問題と代弁したかった声とを、今後の委員会での論戦につなげます。

 質問の柱は、大きく2つ。

 1つは、農協改革は誰のためなのか、ということです。

 そもそもは協同組合の改革は、組合員みずからで進めるべきもの。

 なぜ政治の力で改革を迫ったのか。

 法制度の骨子では「会計監査は、イコールフッティングでないといった批判を受けること」ないように、公認会計士の監査を義務付けるとしています。

 誰が批判しているのか。

 最初は「いろいろ」とごまかした林大臣でしたが、もう一度聞き「金融や規制改革会議など」と述べました。

 でも、それだけではない。

 昨年6月には、在日米国商工会議所の意見書で。

 さかのぼれば2010年に、米通商代表部の報告書でも、わかりやすく「Kyosai」と項目立ててありました。

 農協改革は、金融開放をめざす米国からの注文でもあるのです。

 首相からは「米国に言われたからではない」と否定しますが、先の意見書では最後に「日本政府及び規制改革会議と緊密に連携」と、日米で二人三脚で進める表明があるのです。

 農協改革の正体は、日米営利企業によるビジネスチャンス拡大のためなのではないのか。

 もう1つは、「多様な担い手の参入」により、日本農業の主役である家族経営が駆逐されるのではないかということです。

 安倍首相は「家族経営は大事」と言いつつも、「高齢化が進むなかで、株式会社が入って農業を変えていけば収入が上がっていく」と答弁。

 規制改革会議などの中心メンバーは「家族経営は大事」など考えていない、都内のフォーラムでの発言も私から引用して、農業の中心を変えるのかと問いました。

 農家の現状についての質問を残して時間切れとなったのですが、これは委員会で引き続き訴えます。

 家族経営は大事といいながら、これまでの農政はそうなっているのか。

 質問の冒頭に、私は「昨年の米価下落と直接支払交付金の削減、円安と消費税増税による資材や飼料の値上がり、そしてTPP交渉では米国から5万トンものコメを新たに輸入かとの報道もありました。このような自民党農政のもとで、農家が苦しんでいるのではないでしょうか」と指摘しました。

 今日の経験や論戦の到達点も、これからの委員会質疑に生かしていきたい。

 今日は、穀田恵二議員が「政治とカネ」問題、初質問の藤野保史議員が原発問題を取り上げ、藤野議員には他党委員からも「いい質問だ!」と声がかかっていましたよ。

 ぜひ「しんぶん赤旗」やインターネット中継で、質疑をご覧ください。

 【今日の句】 質問の 重みを再度 感じた日

2015年2月23日月曜日

沖縄を返せ

 週末は札幌で演説会続き。どこでも地方選勝利を!との熱い思いがあふれてます。気にかけていた沖縄での新基地建設を許さない集会でも、強い反対と怒りの声!

 それにしても今日の全国紙で、この集会は触れた報道はあったでしょうか(しんぶん赤旗は1面報道)。

 じっくり私も読んだつもりですが見当たらない。

 また、集会前に2人が拘束されたとのことで、事実関係の確認は進んでいますが、不当拘束なら到底認められない。

 現地では、平和的な抗議行動が進められていると聞きます。

 今回の拘束も、参加者の誘導をしていた際に米軍が引いた規制線を越えたことが理由のようだとの情報もあります。

 いずれにしても、くり返し示された沖縄の民意を政府が受け止めないことには、現地でも、そして私も憤りが収まりません。

 安倍首相は国会答弁でも「ていねいな説明をする」と言い続けますが、それも抜きにコンクリート片と投入してサンゴを壊しているのではないか。

 ていねいな説明と言い続けても、それにNOとの意思が示され続けてきたのではないか。

 強権的なやり方は、沖縄をはじめ全般的に進んでいるように思います。

 集団的自衛権の法制度に向かう道も、自衛隊派遣の恒久法と組み合わせて、いつでもどこでも自衛隊が海外展開できることが検討されている。

 消費税を増税しながら、社会保障が大幅改悪で、このままでは現場が成り立たなくなってしまう。

 札幌での演説会も、今こそ共産党がんばれ!との声もいただきました。

 さて私ですが、明日24日(火)16:30~17:00に、予算委員会一般質疑に立ちます!

 テレビ中継はありませんが、衆議院インターネット中継から見ることができます。

 今日は宮本岳志・畑野君枝衆議、24日の私の前には藤野保史衆議、25日には堀内照文・真島省三の各衆議、26日には本村伸子衆議と、連続して新人議員が質問に立ちますので、ぜひ合わせてご覧ください。




 【今日の句】 強権は 自信のなさの 裏返し