2017年3月18日土曜日

安倍政治を変える、札幌でも共同

 怒りの連続宣伝! 党道委員会の宣伝を終えて、ユニキタなど市民のみなさんとの宣伝には民進・荒井聡衆議とも!

 森友問題はもちろんですが、南スーダン「日報」隠し、閣議決定目前の「共謀罪」、過労死ラインを超える「100時間」残業、震災6年目で総理は「節目」発言など、それぞれに安倍政権への怒りをスピーチした宣伝は、通りがかりの人の注目を集めていましたよ。

 党道委員会の宣伝は、佐々木明美・小選挙区4区予定候補も駆けつけ、選挙区内にある泊原発の再稼働にも触れて訴え。

 私も訴えていると、足を止めて話を聞いてくださる方がポツポツと。

 通りがかりに「がんばってよ」と、声をかけてくれる男性も。

 最後まで聞いてくれていた女性は「今こそ清潔な共産党にがんばってもらわないと」。

 安倍首相はじめ大臣の答弁を国会で聞いていると、ごまかしや強弁の連続に腹が立つことばかりですが、嘆いていたって始まらない。

 安倍政権のごまかしを暴き、論でも追い詰める。

 何より政治を動かすのは国民の声!

 その声と結んだ活動に、さらに力を尽くしたい。

 宣伝の合間に北海道の医療・福祉にかかわる懇談もおこなって、今後の活動も打ち合わせ。

 明日は安保法制=戦争法が強行可決されて1年半の日。

 札幌・大通公園での集会に参加してすぐ、当別町での集会に急いで駆けつけます!

 【今日の句】 つながれば 冷たい風も 春風に

2017年3月17日金曜日

本当に種子法廃止でいいのか

 来週の国会の予定が見え始めています。農水委員会では、種子法・機械化促進法の2廃止法案の審議・採決が--。

 農業競争力強化法案も、本会議での審議も見込まれています。

 もちろん問題点を訴えていきますが、採決を止めるには大きな世論が必要。

 一昨年の農協法審議のさい、当事者であるJAが法案について事実上合意にまで追い込まれたことは、国会審議にも影響しました。

 あらためて種子法廃止で、何が問題になるか、まとめておきたい。

 ●そもそも廃止の理由は「民間の開発意欲を阻んでいる」からとしてますが、私が以前に質問したように、それには農水省自身が「阻害していない」と反論していました。

 ●種子法にもとづく、国から都道府県への関連交付金は維持できるのか(農水省は、種苗法に書き込むようなことを述べていますが担保となるかはわかりません)。

 ●稲・麦・大豆は、特に大豆において海外種子企業の資本力が大きく、その影響はどのように考えているのか。

 ●民間の開発・普及との関連が強まることで、価格・安全性などが市場原理でゆがめられないか。

 研究者などからも懸念の声があがっていますが、政府として明確な反論がない。

 法を廃止してすぐに海外種子企業の傘下となるような状況にはならないにせよ、種子を「戦略物資」と位置づけている現農政では不安が尽きません。

 くりかえしますが、そもそも農水省は種子法が民間開発を阻害していない、と述べていたのです。

 思いつきで、そう言っていたわけではないでしょう。

 慎重審議が必要です。

 今日は国会へ、北海道から民商のみなさんが要請に見えられました。

 今でさえ税務署の取り立てが厳しいなか、国税通則法を改正して強制性を増すような改定案が審議中なのです。

 悪質なものは別ですが、資金繰りが困難な業者への取り立てがひどすぎるとの声が聞かれます。

 こういう1つ1つを、ただす仕事も取り組まなければ。

 【今日の句】 安全は 法をなくして 保てるか

2017年3月16日木曜日

あいまいに終わらせず

 籠池氏本人の発言を受けて、自民・民進の国対委員長で23日の証人喚問が一致。陸自の「日報」隠しも判明し、いずれも徹底追及!

 参院予算委員会の視察と、野党4党と籠池氏との懇談で、新たな局面に入ってきました。

 籠池氏の話の信ぴょう性は、あるのかないのか。

 寄付金の問題でも、総理の言い分とも食い違うわけですから、国会で明らかにするほかない。

 陸自の「日報」隠しも、稲田防衛相の責任も含めて、重大問題。

 いろんなことで国会日程もズレがあり、私の質問準備もあっちこっちへと‥‥。

 しかし、安倍政権を終わらせるために必要なことは、しっかりやっていかなければ。

 国会では野党でも連携していきますが、いま急いで必要なのは「世論の力」だと思います。

 不正は許さないという、韓国での大きな世論の力も記憶に新しい。

 真相を明らかにせよ、政府はごまかすな!

 当たり前の要求を声に、政治が動くまで大きな声を全国各地で。

 私も力を尽くしたい。

 【今日の句】 真実は 1つしかない みな語れ

2017年3月15日水曜日

なぜ存否さえも示さないのか

 今日は有明訴訟弁護団のみなさんと院内集会・農水省との意見交換など、以前に書いた「想定問答」問題で渦巻く怒りと抗議の声!

 基金案という国の主張を色濃く反映するにとどまらず、漁業者と弁護団を分断するような「想定問答」を農水省が作っていた、と朝日新聞の報道で発覚したのです。 

 定期的に弁護団が院内集会と意見交換の場を持っているのですが、今日は参加者そろって怒りの声が相次ぎました。

 日本共産党からは仁比聡平・紙智子の両参議、赤嶺政賢・真島省三の両衆議に私、民進党からも一貫して取り組んでいる大串博志衆議も参加されました(真島・大串の両議員と私は、意見交換の場にも同席)。

 農水省の言い分は、文書の存否を示さず不開示とすることを先日決定したばかり。

 行政処分は変更できるわけですから、これを錦の御旗にさせるわけにはいかない。

 参加者一同に私たち議員も含めて、「想定問答」なるものを出すよう強く要求。

 和解協議を進めてきたなかで、これにより農水省への不信が高まったわけで、この障害を作った農水省に事態を打開する責任があります。

 この件にとどまらず、安倍政権のもとでの次々と発覚している「隠ぺい」。

 農水委員会でも、この問題は追及しなければ!

 憲法改悪反対共同センターで情勢報告、「TPPを発効させない!全国共同行動」主催の緊急学習会(日米通商交渉・種子法廃止・水道民営化)にも足を運び、山積する課題を連帯の力で打開していきたいと痛感。

先日、電話で受けた取材にもとづき東京新聞さんが「種子法に廃止法案 食と農の根幹揺るがす」と報じました。

 さらに多くの方へ現状を知ってもらい、国民的議論も沸き起こるように。

 私も力をつくします。

 【今日の句】 やり口に 漁民の怒り 響く部屋

2017年3月14日火曜日

種子法廃止への疑問の声が増えてきた

 森友学園問題は、稲田防衛相の「虚偽答弁」問題にまで拡大。農水委員会にかかわっては種子法廃止ストップの声も拡大!

 写真は、農民連・食健連などのみなさんから「主要農作物種子法を廃止しないことを求める要請」書を受け取っているところ。

 昼間には報道関係からの取材もあり、問題点が少しずつ広がってきました。

 農水委員会は、先日も書いた諫早湾干拓にかかわる農水省「想定問答」資料が出ないこともあり、明日も開くに至りません。

 合間を縫って、次に審議されるであろう農業競争力強化支援法案の検討も急いでいます。

 いずれも規制改革推進会議からの「提言」を受けてのものですが、本質は、彼らが言う「競争力」を持つ農家だけが生き残ればいい、そのための農協へ変われと迫る押し付け法案。

 新自由主義の立場から、民間万能論と農業構造改革をふりまく論には、国民への食料安定供給や食料自給率向上という旗印はまったく見られない。

 おのずと質疑も対決型になっていくわけですが、論戦とともに、農家はじめ現場からの声があがってこそ政治は動かせるもの。

 明日も有明訴訟弁護団のみなさんとの交渉など、びっしりの1日となりそうです。

 【今日の句】 ごまかしの答弁 国民見抜いてる

2017年3月13日月曜日

こんなやり方あるか

 週の初めの月曜日はいろんな会議があるのですが、合間を縫って田村貴昭・真島省三衆議と、諫早湾協議「想定問答」問題で農水省へ厳しく抗議!

 これは今月8日付「朝日」が1面で報じたもので、農水省が漁協幹部に「開門を求める漁業者を説得するための想定問答」を作って示した--というものです。

 昨年1月から、長崎地裁で和解協議が始まっています。

国は開門せず、100億円の基金を創設する案を示しています。

 その協議のさなか、昨年11月に農水省が示した「想定問答」とは--

 ●「総会に諮って対応すべき」と問われたら「自分(会長・組合長)へ一任してほしい」

 ●「100億では足りない」と問われたら「充分な規模を獲れたと考えている」

 ●「我々末端の漁業者の意見は聴いてもらっていない」と問われたら「まずは基金を勝ち取ること。任せてほしい」

 --こんな調子で、国の主張を飲んだ形での「問答」を示すだなんて、漁業者をバカにするような話ではないのか。

 しかも、開門を求める原告団の馬奈木弁護団長についても「目指しているものが同じかどうかは分からない」との答弁案まであり、明らかに分断をはかる内容にいたっては到底ひどすぎる。

 このような「問答」の有無について、農水省は「あったかなかったかも言わない」「情報公開法にも
もとづいて、あるかないかも言わない」を繰り返すばかり。

 しかし、こういう答弁をする時は「ある」のです。

 私たちから厳しく抗議し、このような進め方はやめるべきだと求めました。

 田村議員曰く「漁業者は怒っている」。

 何に怒っているか、農水省はわかっているか。

 果たして大臣も知っていたのでしょうか。

 森友問題や南スーダンPKO「日報」問題とあわせて、政府が都合の悪いものを隠しているような疑念はますます強まりました。

 【今日の句】  分断を 狙う姑息は 許されぬ

2017年3月12日日曜日

現場の声に勝るものなし

 三浦一敏県議と復興公営住宅などに入居された方との懇談、鮎川地域へも調査に行き、東松島市で長谷川博市議と演説会。親戚も駆けつけてくれました。

 東松島市は来月、市長選・市議選があり長谷川さんは市議4期目(過去に矢本町議4期)をめざします。

 高校3年生まで医療費無料、市独自で農家への支援などなど実績豊かな長谷川市議。

 選挙に「大丈夫」ということはなく、ぜひお力添えを!と私からも訴えました。

 その後は国会報告で、森友問題・南スーダン・共謀罪の問題点をズバリ。

 野党共闘と、日本共産党が伸びれば政治がどう変わるかも話したら……時間が越えていく!

 質問モードの頭を演説に変えた途端、原稿を作っていてもなぜか収まらないことがありまして反省。

 とはいえ「わかりやすかったよ」などと声をかけていただき、長谷川市議の押し上げにもなったのなら嬉しいことです。

 話が前後しますが、復興公営住宅入居者の現状なども懇談ではよくわかりました。

 悩みの1つはコミュニティ作りで、隣同士でも馴染みがないので、特に高齢者でのつながり作りで努力されていることを聞きました。

 農作業などの「やりがい」があることも、新しい生活を支えるうえで大事との話には納得。

 震災関連で失業・離婚などがあった話も聞きましたが、まずは公的な相談活動の拡充が急がれると思いました。

 やっぱり当事者の話に勝る説得力はなし、です。

 鮎川地域は盛り土もまったく進んでおらず、金華山への船乗り場などもようやく整ったばかりとのこと。

 あるお店では「こんなに時間がかかるとは思わなかった。食材1つに買いに石巻(中心部)まで行かなければならない」と切実な実態が次々。

 銀行から融資を受けようにも、「工事が終われば人が減るので(店に来る人が減るでしょう)」と断られるとも。

 まだまだ本当の復興はこれからだ。

 その思いを強めて、東京の議員宿舎に戻りました。

 【今日の句】 復興に 差別と分断 持ち込まぬ