2024年1月20日土曜日

命を守る思いを形に

 今日は札幌北区での「新春のつどい」へ。先だって「パレスチナに涙を」アクションに立ち寄り、私も赤い絵の具での涙を描きました。立ち止まって描く外国人観光客もいて、命や平和の思いは万国共通なんですね。即時停戦への思いを込めて、スピーチもさせていただきました。

 パレスチナ医療奉仕団・団長の猫塚先生にもお会いでき、激励の言葉もいただきました。来週も札幌駅南口にて実施されますが、粘り強い活動を続けていることは、必ず命を守る未来につながっていくはず。命を大事にしたい思いを、多くの方に形にしていただきたい。お時間のある方は、来週にでも足をお運びください。

 北区の「新春のつどい」は、いつも元気をもらう新芸能集団・乱拍子の獅子舞から始まり、北海道合唱団の澄んだうたごえに安らぎをいただき、最後はビンゴで当たった方から景品をいただくなど、みんなが笑顔あふれる「つどい」に。長屋いずみ市議も、あいさつされました。

 私は一定の時間をもらって、党大会の様子を交えながらの講演。「日本の夜明けは北海道から」の構えで、今度こそ衆議院の議席を何としても勝ち取りたい。あいさつにまわる先々で「いっしょに私もがんばるから」とありがたい激励のほか、「赤旗を勧めていた知人から、さっき購読の連絡があったんだよ」と報告も。

 昨年末に入党された30代の方から経験豊かなベテラン党員まで、同じ方向に力をあわせていくことの大事さを、このように地域へ来るたびに実感します。「自民党の裏金問題は本当にひどい。今こそ広げていかなきゃね」と、ご姉妹で入党されたという方も元気いっぱい。心ひとつに、私もがんばります。

 【今日の句】声あげて 涙が笑顔に なるように

2024年1月19日金曜日

本当にライドシェア解禁でいいのか

 自民2議員が立件され、派閥を解散すると言っても、求められているのは裏金を何に使ったのかなど真相解明ではないのか。カネの力で財界・大企業優遇の政治が続けられてきたことにこそ、根本的なメスを入れなければいけないと思います。

 この30年間は新自由主義路線のもとで規制緩和などが進み、雇用分野や地方経済が大きな打撃を受けました。札幌地区労連で非正規雇用について、道ハイヤー協会ではライドシェアについて懇談にまわりました。今日はライドシェアに絞って記しておきたい。

 自家用車でお金を取って運送する「白タク」行為の解禁ではないと、国会では国交省も答弁しています。地域交通などの担い手不足が社会問題になってきており、岸田首相による指示を受けて、検討が進んでいる段階です。

 タクシー業界は2000年代の規制緩和によって台数が大幅に増え、過剰供給・競争激化による収入低下が大問題となりました。何より命を乗せて運ぶ仕事ですので、安全・安心が大前提。そのための免許制度でもあるはずです。

 全国ハイヤー・タクシー連合会は、ライドシェア解禁に反対を表明しています。道ハイヤー協会で詳しく聞くと、いま国交省での検討結果を待っている状況とのこと。いずれにせよ、マッチングアプリを用いたライドシェアは認められないとの話です。

 コロナ禍を経て減少した運転手も、昨年から増加傾向といいます。運賃改定が認められ、給与が過去最高額にまで引きあがったことも大きい。勤め始めて慣れないうちは、歩合制でなく固定給にしている会社もあるとのこと。女性が働きやすいよう、業界としての努力も進めてきたといいます。

 政党のなかで、ライドシェア解禁に積極的なのが維新。大阪万博会場へのアクセスが、非常に脆弱だからでしょうか。一時的な需要を満たすために、安全・安心を放棄するライドシェアは、やっぱり認められません。

 一方で、北海道各地でタクシー運転手が不足しているのも事実。「個人タクシーは30万人以上の人口がいるところのみ。『自分の故郷が困っているなら、少しの間でも走らせていい』という運転手がいても、生活できる稼ぎが保障されるわけではない。そのような運転手を増やすなら生活保障がないと」との話など、いろんなヒントをいただきました。

 タクシーは公共交通機関だと、国も位置づけています。それならライドシェアではなく、公的な支援を強める方向での検討こそ必要ではないか。需給状況の検証も欠かせません。市場原理優先の新自由主義からの切り換えこそ、カギだと思います。

 昨年11月に、衆議院国土交通委員会で高橋千鶴子衆議院議員が質問しています(こちら)。ぜひ、ご覧になってください。

 【今日の句】結局は 安全よりも カネ優先

2024年1月18日木曜日

これからの時代をつくる責任を感じ

 熱海市とは別世界の寒さと積雪に、大きなキャリーケースを引きずりながら、先ほど札幌の自宅へ戻りました。雪にも負けず日本の夜明けは北海道から!の思いで、党大会を力に、また元気に全道をまわっていきます。

 4日間の党大会は、自民党に代わる新しい政治をつくる日本共産党の方針を決めました。党自身が強く大きくなるための、各地の取り組みも学びあったし、やればできるとの確信にもなりました。大会の様子は、こちらをご覧ください。

 党人事は、新委員長に田村智子参議院議員が就いたのをはじめ、志位さんが議長、山添拓参議院議員が政策委員長、副委員長にも40代の田中悠さんが就くなど、これから10年・20年先を見据えた体制になりました。

 不破哲三さんが役員を退くことも、大きな転換です。綱領を改定した2004年の大会で、理論的解明や大局的展望についての不破さんの報告を会場で聞いて、知的興奮に包まれたことを忘れられません。

 長年にわたって理論的・政治的に牽引されたことへの感謝と、これからの時代を私たちの世代でつくる責任を感じずにはいられませんでした。私も中央委員として選出された役割を、しっかり果たしていきたい。

 それにしても4日間、会場までの急勾配は、やっぱりきつかった。まずは久しぶりの愛着布団で体と頭を休めて、明日もがんばります。

 (写真は北海道の代議員と紙智子・岩渕友の両参議院議員)

 【今日の句】地に足を着けてと 雪が語るよで

2024年1月17日水曜日

リスペクト精神が貫かれている党大会

 党大会3日目も、若い世代や30〜50代、LGBTQ当事者などの熱い発言が続きました。発言を、これほど真剣に聞いている全代議員の姿、しかも党の最高決定機関である党大会で民主的な運営を貫いていることを多くの方に知ってほしい。

 党のあり方についても、ゲイ当事者であることを公表して選挙をたたかった代議員から、初めは党内でも理解が得られなかったといいます。それでも「人の変化をあきらめてはいけない」と対話を続け、団結の方へ進んだのでした。これもまた、日本共産党らしい。

 この代議員からの「党内を含め、対話を積み重ねることが多数者革命の要ではないでしょうか」との一言を、重く受け止めました。他の代議員の発言も、各地で苦労しながら積み上げた言葉の数々ですから、しっかり自分のなかにも積み上げていかなければ。

 写真でいっしょに映っている大平よしのぶ・中国ブロック比例予定候補も、この間の地域の変化をとらえた発言をされました。当選同期で、今も議席奪還をめざす仲間の奮闘は、本当に刺激にも励みにもなります。お互いにエールを交わしながら、今日は会場を後にしました。

 今日で討論は終わり、明日は討論のまとめ(結語)と役員選挙になります。支部総会→地区党会議→都道府県党会議と議論を積み上げて、そこで選ばれた大会代議員ですから、その重みは一般の会議とは違います。党大会は、党の最高決定機関だという自覚をもっての討論の場なのだと、振り返って痛感します。

 だからこそ年代や経験の違いがあろうと真剣に学び、しっかり受け止める、リスペクトの精神が大会中も貫かれます。どの代議員にも自由に発言する権利は保障されていますが、それは事実や根拠にもとづき、選出された支部・地区・都道府県の議論をふまえた自律的なもので、持論をひけらかす場ではないと私は思います。

 明日の様子もインターネット中継されますので、こちらから、ぜひご覧ください。

 会場からの帰り道、早咲きの「あたみ桜」と広がる水平線が目に入りました。ほっと一息ついて、明日もしっかり役割を果たしたい。

 【今日の句】あの船が 浮かぶ力は 奥深し

2024年1月16日火曜日

若い世代から学んだ1日

 少し肌寒くも、快晴だった大会2日目。来賓あいさつと討論が中心で、全国の大奮闘に励まされるばかりです。特に若い世代が次々と仲間を増やしている発言は圧巻で、もっと未来社会を語っていこうと思いました。

 来賓として来られたのは、市民連合・革新懇・全労連・農民連・全商連・民青・原水協の7団体に齊藤栄・熱海市長。市民連合の中野晃一さんは「改革保守が伸びるようであってはならない」と強調し、5期目ゆえ5回目の党大会あいさつという齊藤市長は「私は『市民が主人公』の政治姿勢。日本共産党の『国民が主人公』と通じます」と、激励を込めたごあいさつをいただきました。

 討論で圧巻だったのは、北海道の山本さんはじめ若い世代の発言でした。ゆきづまっている日本にあきらめつつも、少なくない青年たちが「何とかできるなら何とかしたい」と思っています。「財界・大企業優遇」と「米国いいなり」という「2つの異常」を変えようという日本共産党綱領に、関心を示してくれるというのは必然だと学ばされました。

 若い世代の置かれている環境は、かつてなく深刻だと、あらためて痛感です。学生は高学費と奨学金返済、働いたら低賃金やハラスメント。こんな日本に誰がしたのか--自民党政治はもとより、利潤第一の資本主義が根本にあることがわかれば、若い世代自身が立ち上がっていくのだとの発言に学ばされました。

 職場での党活動や、30~50代の党員の活動についての努力も、次々と発言されました。ベテラン党員が築き上げたものを、これから引き継ぎ発展させるのは私のような世代になります。仕事や子育て・介護などで慌ただしい世代ですが、力をあわせていこうとの呼びかけにも大きな拍手が起きました。

 北海道からは十勝地区の稲葉委員長も発言。全支部・全党員での活動へ努力している内容を、何度も聞いているはずなのに、あらためて学びました。こういう活動が広がれば、必ず社会は変わっていくと確信です。

 思わぬ出会いがあるのも党大会ならでは。学生時代に、いっしょに活動していた同級生が大会代議員として参加していて、お互いにビックリ。年賀状のやりとりはしていたのですが、約30年ぶりの再会でした。元気そうで嬉しかったです。

 2人とも入党したのは1990年代前半。旧ソ連・東欧の崩壊があり、日本共産党にとっては大逆風の時期でした。学生自治会にとっても苦しい時代を、率直に言いあいながら乗り越えてきたのでした。だからこそ、そうは簡単にぶれないのだと確認しあえて、元気ももらいました。

 明日もしっかり学びます。

 【今日の句】青年に 学べる喜び この党で

2024年1月15日月曜日

日本共産党は元気

 今日から第29回党大会。大会の報告や様子はこちらで、ご覧いただけます。新しい政治をつくろうと、元気も笑顔もあふれた初日になりました。北海道からの代議員も全員元気ですよ。

 党大会は4年ぶり。2020年はコロナ禍に襲われ、2021年は総選挙で悔しい思いをし、2022年にはロシアのウクライナ侵略、2023年はイスラエルによるパレスチナ攻撃。国内外で激動の4年間は、理論的にも実践的にも党にとって大きな意義ある4年間でした。

 感染症対策もあり例年より少なめの代議員数ですが、志位委員長の中央委員会あいさつ、田村副委員長の決議案報告には「そうだ」の声も相次ぎ、あふれる熱気。この4年間での実践を持ち寄って参加しているだけに、報告の1つ1つに実感が湧くのです。

 自民党の裏金疑惑について、今日も岸田首相は「何か物事が決まったことはない」(菅氏・麻生氏らとの会談)と、まったくの他人事。経済無策に戦争できる国づくり、人権分野も世界から遅れに遅れを取っている自民党政治を、早く終わらせなければ。今こそ日本共産党がどんどん前へと出ていくときです。

 ところで大会会場に行くには、それはそれは長い坂を上るのです。途中に案内係の党員さんがいて、熱海市の地域支部にとって、この党大会成功にかかわれることが誇りだと聞いたことがあります。「おつかれさまです」と声をかけて、交流しあえる喜びも党大会の1コマです。

 石川県からの発言では、みずから被災しながらも「しんぶん赤旗」の配達をどうするかと支部で話し合ったり、避難者の要望を聞いてまわっている地方議員と党員が紹介されて、その奮闘に感動が広がりました。発言後に、長く大きな拍手が響きました。「国民の苦難軽減」こそ立党精神と、あらためて胸に刻みたい。

 明日は全国の発言が続きます。臨場感や確信、活動の面白さが少しでも伝わるよう、このブログでも紹介しますね。

 【今日の句】坂道を 上って見える 希望かな