2020年3月28日土曜日

自粛を要請するなら支援を

 新型コロナウイルス感染の現状と今後の対策について、安倍首相が記者会見。国民の窮状が一定反映した部分と、課題として残った部分があるという印象でした。寄せられる相談などへ応えるうえでも、まずは内容を正確に把握しておきたい。

 具体的な部分としては、▼アビガン正式承認へ治験プロセス開始、▼中小事業者などへ現金給付と民間金融機関からも無利子融資、▼中小事業者や生活が困難になる世帯への現金給付、▼雇用調整助成金の助成率を非正規も含めて9割に、▼国税・地方税の減免、▼経済対策規模はリーマンショック時を超える--などがあったかと思います。文化・芸能団体への支援については「文化の灯を消してはならない」と決意は述べたものの、具体的対策は聞かれませんでした。イベント中止事業者への給付支援に含める、ということなのでしょうか。

 そもそも自粛を要請するなら、補償などの支援をセットにしなければ。対策(補正予算)は10日ほどで具体的にしていくとしています。その中身とあわせて、規模と速度が課題になります。現状でも雇用調整助成金が手元に届くまでには一定の時間がかかるので、それまでのつなぎ融資などが急がれています。

 記者との質疑では触れたようですが、医療や介護・福祉の現場への支援はさらに強めてほしい。みずからも感染しないように、そして患者・利用者に感染が広がらないようにと、現場の緊張状態は長く続いています。マスクや防護服などの衛生資材の確保もギリギリの状態ではないのかと思います。

 今日は札幌市豊平区と南区での活動。新型コロナウイルスへの心配も聞きましたが、一方で「森友問題で絶対に再調査が必要だ」「国民には自粛を求めながら、総理夫人は花見だなんてふざけてる」など、安倍首相や昭恵夫人への批判も強い。「応援してるからがんばってよ」と激励もいただきました。

 【今日の句】寄り添った政治 今こそ問われてる

2020年3月27日金曜日

しっかり感染防止対策の支援を

 労働者後援会のみなさんとの宣伝で元気をもらい、今日は道農政事務所や石狩市商工会議所などへ。予想最高気温は10℃超だったのに風が冷たい! 春にはもう少し、という感じの札幌です。

 新型コロナウイルス感染防止のためか、朝の出勤者もいつもの半分くらい。テレワークや時差出勤のためでしょうが、休業せざるを得ない職場もあるのなら心配です。後援会の三上友衛さんや鈴木緑さんも、医療現場を支えることや商売・雇用を守るために政治が力を発揮するべきと訴えました。現場を知るみなさんの言葉は重い。

 道農政事務所では、玄関や会議室に花が飾られています。全体の出荷数から見れば微々たるものですがと前置きされつつ、「卒業式などへ花が出荷できなかったことに、少しでも力になれればと購入したものです」と所長さん。写真でも飾られているのがわかるかと思います。

 新型コロナウイルスには、農水省として北海道現地対策本部を設置しています。まず手掛けたのが、感染予防や発生した場合でのガイドライン作成でした。酪農家向け、水田・畑作等農家向け、卸売市場向けなどのほか、林業・漁業にかかわるところへと次々と作成しています。大事なことだと思います。

 というのも、これまで各分野で話を聞くたびに「対策ガイドラインが欲しい」との要望を受けてきたからです。手洗いや消毒など基本的なことはわかっているし、厚生労働省が出してはいるものの、関係省庁が現場に見合ったように少し手直しするだけでグッと感染防止が身近にもなるのです。「私たちが書くと文書も長くなってしまうので」と、改善前の裏話もお聞きしました。

 政府交渉のときにもガイドラインについて各省庁へ要請しましたが、こういう努力が現場には待たれています。1枚のペーパーでも、責任ある行政機関が出すものには重みがあるからです。日本共産党としても「Q&A」を作って制度紹介などしていますが、私たちも1つ1つの行動をていねいにしていきたい。

 石狩市商工会議所には、蜂谷三雄・三崎伸子の両市議が同席してくださいました。すでに商工会議所として石狩市へ、感染拡大防止とともに、▼市税や公共料金等の納期延長、▼市独自の融資制度の要件緩和、▼イベント・宴会中止などに伴う損失への支援、▼地域に元気を取り戻すための「バイ・いしかり運動」--などの「緊急提言」も提出しています。

 「ともかく時間との勝負です」と加藤光治専務理事。まず3月を乗り切るだけの資金繰り対策の迅速化・簡素化は、与野党を問わず共通して要望しているものです。日本共産党としても、国会と連携して力を尽くすことを私からも述べました。

 融資面での支援や独自の商品券など、各自治体での努力も始まっています。国みずからの具体化とともに、地方の取り組みもぜひ応援を。こういう声も届けていきたいです。

 【今日の句】早く春来ないか いつも思う月

2020年3月26日木曜日

北海道の自然と第一次産業を守れ

 春の農作業を前にパートや派遣などの人手の確保、また技能実習生の出入国などが心配な農業分野。北農中央会で現状を聞き取りました。この課題は昨日の参議院予算委員会でも、紙智子参議院議員が質問しています。

 農作業は、天候など限られた時間のなかでおこなうだけに、一定の経験があればこそスムーズに進みます。技能実習生も従来なら今の時期に日本に来て日本語などを学び、今後の実習を迎えます。そのスケジュールが崩れる恐れがあります。パートや派遣なども、感染が広がる状況となれば、その確保も大変になります。

 もちろん生産者や家族への感染も不安です。限られた時期におこなう作業が感染のためにできなければ、場合によれば1年の収入へ直接に響きます。まだ先の話ですが、選果場での人手不足も心配です。畜産では和牛の枝肉価格が下落してもいます。不安は尽きません。

 北海道にとって第一次産業は、大事な基幹産業。価格保障・所得補償の拡充を柱にしながら、緊急的な経営安定対策の準備も急がれます。政府が規模拡大を誘導してきたのですから、人手不足への対応や補償にも、しっかり国が責任を負うことが求められます。ていねいに現状を聞いて、国会とも連携していきたい。

 今日26日は、チェルノブイリ原発事故が起きた日として、原発問題全道連絡会・国民大運動北海道実行委員会が定期的におこなう宣伝の日。来月で事故から34年になります。風化させてはならないし、福島第一原発事故だって今なお収束していないもと、早く原発ゼロへ政治が決断するべきと私もマイクを握って訴えました。

 これだけ自然豊かな北海道に原発はいらないし、道民の自発的節約とあわせて、適正なエネルギー構築は北海道ならできると思います。その選択が早く道民多数の声となるように、引き続き私も声を発していきたい。北海道の自然と第一次産業を守る道は、必ず拓くことができるはずです。

 【今日の句】食卓に 届くまでには 幾人も

2020年3月25日水曜日

やっぱり消費税は減税を

 今日は北海道旅行業協会へ。今の状況が6月まで続けば観光消費額は約3680億円の減少(道試算)で、この窮状を何とかしなければとの思いは同じです。一昨年の胆振東部地震における観光消費の減少額は約300億円でしたので、実に10倍以上!という衝撃度です。

 佐藤達雄会長は「とにかく資金のやりくりが大変です」と第一声。影響を聞くアンケートにも「学校関係の合宿や大勢のイベントなどは軒並みキャンセル」「お客様からキャンセル料金が取れない」「旅行更新を迎える会社にとっては資産確保をするのが厳しい」などの声があふれています。

 「旅行更新」とは、旅行業者が5年に1度の更新登録をおこなうことを指しています。急激な経営悪化のために、基準資産の要件が満たせない恐れがあるのです。こういう1つ1つに応えることが大事だし、緊急融資とともに、当面の経営維持へできることは急ぐ必要があります。

 学校の修学旅行など、公的機関でおこなう旅行の延期や中止も痛手です。感染を防ぎ命を守ることは最優先ですが、終息時も含めて、こういう分野での需要創出も考えていく必要があります。それができない環境が続くなら、思い切って固定費など補償していくべきと思いました。融資を受けるにも見通しがないと返せなく、借りる決断ができないからです。

 そして消費税は減税を。佐藤会長は「国の財政のこともあるし」と前置きされつつも、消費税について触れる場面もありました。これは日本共産党が思い切って主張していくべきところ。「観光業界が守られるように、私も力をあわせます」と述べました。

 夜は党道委員会による「TALK LIVE」で、学校休校をテーマに柳憲一さん(北海道子どもセンター)と語り合いました。大人の不安もそうですが、子どもたちの生の声や思いを受け止めることが大事ではと話になりました。

 学校の先生たちも前例のない3月を過ごし、子どもたちと学校で会える日を待っています。こういう状況をきっかけに、保護者と学校と地域との距離が縮まることになればとも思うのです。今日の様子はこちらで見ることができますので、ぜひ一度ご覧ください。

 【今日の句】もやもやを 飛ばせる旅が できるよに

2020年3月24日火曜日

詰め込み過ぎへの不安

 文科省が学校再開への指針やチェックリストを示した一方で、2021年度から使われる中学校教科書の結果を公表しました。新学習指導要領に対応する初めての教科書だけに、中学校教諭(英語)を務めていた私にとっても関心事です。

 報道の範囲で知る限りですが、まず分量として全教科のページ数は現行から7・6%増で、道徳を除く9教科の平均ページ数の合計は1万ページを超えたとか。文科省によればアクティブ・ラーニング(AL)を充実させた結果とのことです。

 ALとは「主体的・対話的で深い学び」を目標とすることから、クラス内での討論や自分の考えをまとめ発信することなどが重視されます。新聞活用学習、プログラミング、インターネット利用リスクなども盛り込まれ、日本の領土についての記述も増えているようです。

 外国語(英語)は小学校高学年で教科となることから、中学校の学習内容は難しくなるでしょう。英単語は平均で約1650語というのも結構なボリューム(年550語!)ですし、難しめの単語も入っているのでしょう。小学校と合わせて、英語の「できる子・できない子」の差が広がらないのかと心配です。教員の教材準備も、かなり時間が必要な気がします。

 詳細は専門家の分析を待ちたいですが、今でさえ学校行事を削ってまで授業時間数を確保しているもと、学習のねらいとは裏腹に余裕がないまま詰め込むことにならないかが私の一番の心配です。わからないときは立ち止まり、学び直せる時間や環境を持つことも大事ではないかと思います。

 「勉強についていけなくなるのでは」との不安をもつ保護者もいるかもしれません。今でも、宿題を教えようとしたらその難しさに驚いたという話も聞きます。そんな学習内容を前に、忙しいもとでも、しっかり教材研究に取り組んでいる先生たちも少なからずいます。

 いずれにしても大人の側が慌てたり煽ったりするのでなく、幅広い視野を持って、子どもたちを受け止められるようにしていたいものです。自戒を込めて。

 【今日の句】またカバン 重くするのか 文科省

2020年3月23日月曜日

雇用の相談が増えている

 朝の宣伝後、今日はデスクワーク--とはいえ新型コロナウイルスにかかわる相談も寄せられています。雇用や生活での不安が広がっています。

 相談の中身は「学校休校にともなう休業なのに、事業者が認めてくれない」「厚生年金保険料の負担が重いが、会社が猶予の手続きを取ってくれるか」など。女性や非正規職員にしわ寄せが来ていることがわかります。これまでの雇用環境の矛盾のあらわれです。

 もちろん雇用を守るために、必死の資金繰りをしている企業や事業所だってあります。どの企業の雇用も守られるべく行政の周知も必要だし、書類や手続きの簡素化なども必要です。日に日に経営のダメージが増すなかで、やるべきことを急がなければならないです。

 さらに支援が少ないのが請負・フリーランスといった方々や、文化・芸能団体の方々。今日も小池晃書記局長が質問で取り上げましたが、国が広げた「多様な働き方」なのだからフリーランス等にも補償を拡充すべきだし、文化・芸能を守る立場もはっきりと打ち出すべきです。しっかり北海道の実態も反映させていきたい。

 【今日の句】再調査 拒む総理を 逃すまじ

2020年3月22日日曜日

今こそ憲法にもとづいて

 札幌市白石区での活動で「共産党の言うことはよくわかる。あとは、どう実現するかでは」との声を聞きました。だからこそ「市民と野党の共闘」の発展と野党連合政権!と、私からも強調しました。今の政治をもどかしく思っている方が多くいるのだと実感しました。

 この方は「安倍首相が平気でいられるのは、多勢に無勢だからでしょ」と、国会で自民・公明に維新も加えて多数を占めている現状を悔しく感じているとのこと。おっしゃることは本当によくわかる。もっと日本共産党も力をつけなければ。ぜひ力を貸してほしいと、私から重ねて訴えました。

 「桜」疑惑は国民の7~8割が、安倍首相の説明に納得していない。「森友」問題では公文書改ざんにかかわる新たな事実も出てきた。カネ問題で辞任した大臣は逃げてばかりだし、検察の定年延長までおこない政権の座の延命をはかろうとする。こんな政権は本当に早く変えたいと、つくづく私も感じてきました。

 安倍首相は今日の防衛大学校の卒業式で、憲法9条への自衛隊明記について再び意欲を示しました。恣意的な法解釈や法改正、ウソやごまかしの答弁を続ける安倍首相のもとでの改憲など許されません。今やるべきは憲法をふまえた政治の実現です。

 参議院の予算審議も進み、明日は小池晃書記局長が質問に立ちます(午後4時14分~の予定)。テレビやラジオ、インターネットなどで、ぜひお聞きください。

 【今日の句】気がつけば 歩道の雪も 姿なく

2020年3月21日土曜日

苦労に聞き耳を立てて

 今日の「しんぶん赤旗」は新型コロナウイルスのQ&A大特集(こちら)。札幌東区での活動に、この赤旗をもってまわりました。ブログをお読みの方もこの機会にご購読いただきたいし、まわりへ広げてもいただきたいです。

 「テレビをつけてもコロナばっかりで嫌になってきちゃう」と、訪れた先の高齢女性。とはいえ感染防止などに気をつけなければならず、別の方は「自分が感染して、まわりに広げることも心配」と親族の葬儀にも参加できなかったとも話されました。世界的な広がりも報じられているし、まだまだ心配は尽きないのです。

 未知のウイルスですから、日本共産党が何でも知っているものでもありません。そこで今日の「しんぶん赤旗」は、政府の専門家会議での話や、現時点でのくらし・経済支援策などをまとめて報じる構成にしています。引き続き寄せられた不安や心配の声に応えられるような紙面となりますので、ご購読を重ねてお願いします。

 「公文書改ざんの責任を負わせられ、自殺した職員がかわいそう。こんな政治は早く変えないと」「今までも自民党には投票してこなかった。こういう状況では日本共産党にがんばってほしい」など、あたたかい激励もいただきました。地域の党員さんが地に足をつけて活動していることの大切さを、あらためて実感しました。

 感染防止は万全にしつつも、やっぱり顔と顔を合わせて苦労に聞き耳を立てる活動こそ基本にしなければと思います。早く終息を!と、私も心から願っています。

 【今日の句】お友達ばかり 聞き耳立てる人

2020年3月20日金曜日

真相を明らかにすべきだ

 「森友」公文書改ざん問題は新たな事実が明らかになりました。故・赤木俊夫さんの手記を読んで、こんなつらい思いをしていたのかと胸が痛みました。総理のウソに合わせて文書改ざんや虚偽答弁がおこなわれ、誠実な職員が責任を負わされるなんて!

 私が現職だった時に森友学園・加計学園問題は発覚し、その後に公文書改ざんなどが明らかになりました。それでも結局、政治家も関係者も責任を負うこともなく、逆に昇進する官僚もいるに至っては、この政権は本当に許せないとつくづく感じました。

 国会での真相究明はもちろんのこと、やっぱり世論の力で追い込みたい。真実を明らかにすることこそ、赤木さんの思いに応える道だと思います。北海道でも力を尽くさねば。

 国会では多くの官僚とも会いましたが、たいていの方は真面目に向き合ってくれました。先週の政府交渉でも、新型コロナウイルスの影響について私から話すと一生懸命にメモしていた姿もありました。その真剣さを、政治の側がゆがめてはならないのです。

 今日は札幌西区で活動していたときに、戦後まもなくの党活動を知る方にもお会いしました。しっかり歴史を背負って活動しなければと痛感しました。

 【今日の句】不正義が 居座る国を 変えなくちゃ

2020年3月19日木曜日

公共交通を守る国の責任を

 今日は道バス協会・道ハイヤー協会などへ。感染への不安を持ちながらハンドルを握る、公共交通事業者を国が急いで支えるべき。広大な北海道において、日常生活でも経済振興においても欠かせないのです。

 バス事業者の全道的状況は深刻です。空港連絡バス・都市間バス・定期観光バス、市内路線バスにスクールバスなど、いずれも利用者減少のため3月については大幅な減収が見込まれています。貸切バスに至っては、予約キャンセルによる影響額が約8億6000万円と「壊滅的な影響」とのこと。4月以降も続くとなれば、まさに業界として大ピンチです。

 これだけ深刻化すると契約を取るために、契約金額の基準は決まっているものの、事実上のダンピング競争が起きるのではないかと心配にもなります。経費削減の一環にと運転手を解雇しようものなら、今でさえ運転手不足のなか、終息時に運転手を確保できなくなる恐れもあります。とにかく資金繰りを急ぐとともに、固定経費への支援や税・保険料の減免措置など、あらゆる対策が待たれていると痛感しました。

 路線バスは、運転手に感染者が出れば運休せざるを得ないほど綱渡りの状態だけに、衛生環境保持や運転手の健康管理などには、かなり気を使っています。長距離を除けばバスの中で責任を負うのは運転手さん1人だけ。そうでなくても緊張が続く業務でもあるのです。それでも国民の移動を保障するための交通手段としての誇りがあります。公共交通を守る責任を、しっかり国が果たすべきです。

 道ハイヤー協会でも、この間は売上が半分だという状況です。ここでも税や保険料などの猶予や軽減をとの要望をうかがいました。タクシーは、一昨年の胆振東部地震でJR・バス・地下鉄などが運休した際にも走っていた唯一の交通手段でした。担っている公的役割は大きいのです。

 国土交通省でも「休車届け」を可能にしたということを、恥ずかしながら初めて知りました。このような緊急措置を、できることは迅速に進める必要があります。私も聞いた内容を引き続き、しっかり国政などへ反映していきます。

 今日は両協会以外に道信用保証協会にも足を運んで、相談状況や受け付ける体制などについてもうかがいました。北海道の相談件数は全国で最も多いとのこと。それだけ切迫している状況で、信用保証協会でも柔軟な対応をおこなうとの話でした。

 【今日の句】公共の誇りを 国は受け止めよ

2020年3月18日水曜日

現場の声を大切に

 党として文科相へ、学校一律休校要請にともなう対応と補償を求める要請をおこないました(こちら)。さっそく関係団体へ、文書を届けながら内容や回答を伝えに。訪問先は全北海道教職員組合(道教組)、北海道高等学校教職員組合(高教組)、北海道教職員組合(北教組)、札幌市教職員組合(札教組)、札幌市学童保育連絡協議会・北海道学童保育連絡協議会です。

 突然の要請に混乱も広がり、結局は各設置者の判断で構わないとなった一律休校。すでに北海道では分散登校なども始まっており、4月の新学期も迫っていることから入学式はどうする、休校中の未履修分はどうする‥‥などの課題も残っています。また、休校にともなって放課後デイサービスや学童保育での受け入れにも大変な苦労がともなったため、必要な財政措置を国の責任でおこなうのは当然です。学童保育などに通っていない子どもたちの学習保障も、宙に浮いたまま春休みへと突入してしまいます。

 これらの混乱や被害に対する国の責任ある対応と補償を求める要請に、萩生田文科相からは「積極的な受け止めが語られた」(田村智子副委員長)とのこと。聞いた声や実態を国会にも引き続き反映させることなど、実効性あるものにしていかなければなりません。

 例えば学校の非常勤職員の雇用についても、文科省や道教委から通達文書は出ているものの、市町村教委や学校長が内容をふまえきれていないとの例もあるようです。わかりやすい通達も必要ですが、こういう時は党のネットワークも生かして、各地で通達の内容にあう形で雇用を守るよう党が申し入れるといった活動も大事になります。

 学童保育でも、年度末で忙しいときに新しく申請書類を出せと言われても間に合わないこともあります。こういう事態なのですから、年度をまたいでも受け付けるように行政が対応できるようなことも必要です。こうやって現場の苦労を一つ一つ解決することに力を合わせたい。

 「現場の声を大事にしてほしいんですよね」との話もあり、「未履修があるのに、4月に一斉学力テストなんておかしい。中止を」との話もあり。何より主体である子どもたちの成長と安全を保障する立場が大事だとも、懇談をするなかであらためて実感しました。

 【今日の句】子どもらの 笑顔を早く 学校に

2020年3月17日火曜日

大激戦のもと押し上げて

 命とくらしを守る議席を必ず! 告示された知内町議選挙で、日本共産党・花井やす子候補の応援に駆けつけました。チラチラと雪も舞う寒い日でしたが、花井候補は元気に選挙戦をスタートさせました。

 新型コロナウイルスによって知内町でも先月、80代の方が亡くなられました。出陣式に足を運ばれた方々もマスクをし、候補の握手も控えながらのスタートとなりました。こういう選挙は私も初めてです。

 街頭から政策を訴える花井候補の姿を見つけ、次々と新聞記者が写真を撮っていきました。「握手はするんですか」「マイクは消毒するんですか」なども聞かれていて、関心事ではあるんでしょうが、やっぱり選挙なんですから政策についての報道にも力を入れてほしいですね。

 花井候補は登別市議を務めた後、親の介護のために知内町へ戻られた方です。前回初当選してから、平和の町宣言や国民健康保険税の引き下げ、空き家解体の補助なども実現してきました。分け隔てなく誰にでも優しい花井さんに、多くの期待の声も寄せられています。

 とはいえ選挙は有力候補ばかりで、3人はみ出しという激烈な状況。応援する私の訴えにも力が入ります。新型コロナウイルスが広がるもと、命とくらしを守るために行動・発言する議席がどうしても必要だからです。

 花井さんの自宅には紙智子参議院議員からのほか、立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員からも為書きが寄せられていました。こういうエールも当たり前のようになってきたんだなと、しみじみ感じもしました。

 大激戦のなか宝の議席を勝ち取るため知内町に知人・友人などいらっしゃる方は、ぜひ花井やす子候補のことをお広げください!

 【今日の句】どの町も 頼れる議員 ここにあり

2020年3月16日月曜日

こぶしの花が咲く前には

 切迫感が強まりました。観光客が少ない函館朝市、伝統芸能文化が途切れかねない「こぶし座」の現状--国が思いきった対策を!との声を大きくしなければと痛感しています。

 明日告示になる知内町議選挙での応援に先立ち、函館市での新型コロナウイルス影響調査。道議選挙をたたかった本間かつみさんと訪れた朝市は、何度も足を運んでますが「これほどまでか」と私も感じるくらいの状況でした。休業や短縮営業で、働いてる方の姿も少ないのです。

 ちょうど大手のドラッグ店舗が撤退を決めたばかりで片付けをしていたり、飲食店でも「ラーメンなら人が来なくても火をつけ続けてなければいけないからね」と経費や税・保険料負担への心配など、尽きないくらい話をうかがいました。この時ばかりは生け簀にいるカニが、捌かれないことが可哀想に思えてきたほどです。

 朝市協同組合連合会では、この苦境を乗り越えるために緊急販売セールのようなことができないか検討中との話をうかがいました。「全員が当事者なんです」との言葉を聞き、今こそ国の出番だとの思いを強くしました。

 函館ホテル旅館協同組合・湯の川温泉旅館協同組合から聞いた実態や要望も切実です。一昨年の胆振東部地震を受けて、観光業界は「ふっこう割」で一息つけたのかと思っていたら「その後は反動のため観光は伸びなかったんです」。そして日韓関係の悪化、消費税増税などもあって今回の新型コロナウイルスがトドメのようになってしまいかねないとの話を重く受け止めました。

 資金繰りを急ぐとともに、消費喚起と業者の負担軽減を一緒に進めるなら消費税減税(ぜひともゼロに!)が必要ですねと私からも話しました。とりわけ中小零細企業にとっては税や保険料などの軽減・免除とともに、これこそ政治決断すべきだと確信しました。そこまで切迫しているんです。市民の台所である中島廉売でも実態を聞き、その思いを強めました。

 中島町にある日本障害者・高齢者生活支援機構にも足を運びました。放課後等デイサービスは、どこでも経営の大変さが浮き彫りになるなかで国も100億円規模の支援をすることにしたようです。しかし現場には、その内容が通達として伝わっていません。まだこれからの課題になっているのです。

 放課後等デイのほか就労継続支援B型や、障害重度の方の生活介護事業所も運営しているだけに、感染者が出ないようにとの苦労も大きい。仮に感染者が出た場合の指針や補償、そして今でも大変な経営支援などの具体化を急ぐべきだとも痛感しました。これまでも福祉分野は何かにつけ現場任せという状況がありましたが、ここはしっかり国が責任を果たすべきです。

 経済的な打撃とともに、影響が甚大なのが文化団体です。イベント中止や公共施設が使用できないことで、まったく公演などができなくなってしまいました。設立55年を数える民族歌舞団「こぶし座」も、逼迫した状況にあります。

 そうでなくても文化関連予算の削減、学校での鑑賞教室などの削減などがあり、苦労を強いられてきたなかでの新型コロナウイルス。融資といっても見通しをもてなければ、返せる目途が立ちません。何かあれば「日本の伝統」を口にする安倍首相ですが、このような文化面に対しては気にかけていないかのようです。

 党の行事で何度か「こぶし座」の舞台を見ましたが、伝統に根ざしながら現代に生きる創造をと取り組まれている息吹が、ひしひしと伝わってくるのです。映像でなく観客と一体につくる、という姿勢が伝わってくるのです。特別に聞かせてもらったトンコリも、その場で聞くからこそ時間を忘れ、聞き入ってしまうほどでした。

 新型コロナウイルスそのものの不安に加え、緊急事態宣言や学校一斉休校などによる影響の広がりは、足を運ぶにつれて「これほどまでか」と認識を新たにするほどです。こぶしの花が咲くまでには見通しが持てるように、しっかり国や道・市町村に反映させるべく力を尽くそうと決意も新たにしました。

 【今日の句】消費税 やっぱり負担 重すぎる

2020年3月15日日曜日

3・15を忘れない

 新型コロナウイルスの影響で集会は中止となりましたが、忘れてはいけない3・15事件。治安維持法によって多くの国民・日本共産党員が逮捕・投獄されました。その後、多くの党の先輩たちの命が奪われたのです。

 小林多喜二の「一九二八年三月十五日」では、拘置所の壁に「万国の労働者 団結せよ」との文字が刻まれている場面で終わります。いや、終わるというより「続く」のです。残虐な拷問をする特高警察の本質が伝わるほどに、日本社会を変えようという声は広がっていったからです。

 そして2020年の今、日本共産党は政治の舞台で大きな責任を背負う存在となりました。あの当時に党の火種を消していたら、今の日本政治はどうなっていたのでしょう。あらためて歴史を学ぶことと背負うことの大切さを痛感します。

 明日は函館市へ足を運び、新型コロナウイルスの影響調査を中心におこないます。

 【今日の句】次世代へ つなぐ宝を つくらねば 

2020年3月14日土曜日

早く情報を、早く徹底を

 いてもたってもいられないと紙智子参議院議員も急いで北海道に戻り、新型コロナウイルスの影響調査へ。くらしと商売を守るため迅速に! あらためて痛感した1日となりました。

 うかがった先は中小企業家同友会・北商連・道労連に、個別にバス事業者へも足を運びました。1日経っただけでも状況が変わるだけに、くりかえし実態や要望を聞くことが大事だと痛感です。広大な北海道は、地域の企業・業者が1つなくなるだけでも影響は大きいのです。

 「地域がなくなるかもしれないという思いに立ってほしい」。道同友会の守和彦代表理事は、重ねて強調されました。前にお会いしたのは4日前でしたが、その時より確かに情勢は切迫してきています。国からの通達や手立ても打たれてきていますが、まだまだ市中の金融機関などへの浸透が急がれています。

 北商連でも同様の話をうかがいました。政府系金融機関においても、融資の申請や相談に「1ヵ月半かかる」「3月の人事異動があるので、次の担当者に」などの対応があったといいます。迅速で柔軟な対応をとの通達を出していると政府交渉では聞きましたが、このような実態では資金繰りが間に合わなくなってしまいます。

 あわせて意見として出されたのが消費税。これはバス事業者でも「消費税は悪税だ」と出されるほど、その負担の重さが深刻になっています。事業者にとっては「コミコミ価格」が迫られるもとで消費税分を自己負担している場合や、「預り金」というものの経営の資金繰りもあって納税猶予などを申請せざるを得ない実態もあるわけです。

 経済が悪化すれば雇用面にも影響します。道労連からは、先日のワンストップ労働相談の特徴などをうかがいました。「非正規や女性の方からの相談が多かった」とのことで、社会的に弱い立場の方へしわ寄せがくるという現実。内定取り消しについても法制上の救済措置がないだけに、特別の対応が必要ともなっています。

 病院や介護施設のマスク等衛生資材の状況も聞きましたが、今後の確保の見通しも含めて相当厳しい。政府の第2弾対策ではマスク確保もあったものの、現場に急がれている問題と認識して政府の対応も急ぐべきです。

 バス事業者の方からは「政府の対応が後手後手ではないか」との声が聞かれました。安倍首相の会見も聞きましたが、切迫感もった対策をさらに打ち出してほしかった。とにかく現場の実態を反映させながら、まとまった形での提言なども打ち出していかなければとの思いを強めました。その作業もスピードアップさせていきたい。

 【今日の句】ともかくも どんどん市中に まわせ金

2020年3月13日金曜日

合言葉は「1社もつぶさない」

 中小企業を「1社もつぶさない」を合言葉にしている中小企業家同友会から、党道委員会へ要請に見えられました。昨日の政府交渉の報告も含め私が応対し、要請書を受け取りました。話のなかで出されたことも文書にまとめて、さっそく国会へも反映させました。資金繰りはスピードが大事です。

 細川専務と佐藤事務局長から手渡された要望書には、大きく3つの項目が。①緊急資金繰り対策の強力かつ迅速な支援を、②雇用調整助成金事務処理の迅速化とつなぎ融資の連動を、③中小企業の声を緊急施策に反映すること、です。

 資金繰り対策ではさらに具体的に、1.) 実情に応じた緊急融資と既往債務の返済条件緩和または「返済凍結」の実施、2.) セーフティネット保証4号もしくは5号のさらなる要件緩和、3.) 窓口要員の大幅増員、要求書類の簡素化、事務処理能力の抜本的強化と迅速化--が掲げられています。雇用調整助成金についても、支給開始までの時間を短縮することと、支給開始までのつなぎ資金融資の連動も要望されています。

 どれも切実で、切迫した状況のもとでは欠かせない内容です。昨日の政府交渉でも、窓口業務などの迅速化については要請などしていると経産省や金融庁から答弁がありました。現場では退職者の力も借りるなどしており、政府からの要請が浸透している状況といいます。こうやって中小企業を守るための取り組みを連携して進めていきたい。

 同時に、対策第2弾にある特別利子補給制度の具体化が遅れていること、セーフティネット保証の対象も希望する業種へと拡充していくことなど、新たな実態と課題もわかり、冒頭に書いたように紙にもまとめ国会に伝えました。鈴木道知事が、この週末も外出を控える呼びかけをしていることからも、経済面での手当ては最大限に急ぐ必要があります。

 急きょ調査の組み立ても入り、パタパタと作業を進めているうちに1日が終了。明日もしっかり取り組みたい。

 【今日の句】緊急の事態は 地方の現場こそ

2020年3月12日木曜日

切迫している事態と受け止めて

 新型コロナウイルス対策を迅速に、わかるように、さらなる拡充を! 紙智子・岩渕友の両参議院議員といっしょに政府へ要請をおこないました。要請先は厚生労働省・文部科学省・財務省・国土交通省・経済産業省・金融庁・農林水産省・内閣府(内閣官房)です。

 政務三役への要請では、経済産業省・宮本周司政務官が応対してくださいました。急激な経済環境の悪化で、とりわけ中小零細企業の経営が切迫しています。事態は切迫しているという認識で経済産業省も、連日夜遅くまで作業しながら対応ハンドブックを更新しています。

 網走市の老舗料理店が経営破たんしたとのニュースも飛び込み、各地で聞いた実態も交えながら、▼資金繰りを迅速にするうえで窓口対応の拡充や申請書類などの簡素化、▼企業の抱える負債を他の組織で抱えられるようにする新たな枠組み--などを私から述べました。待ったなしの状況です。

 宮本政務官は「梶山経産相も『やれることはすべてやる』と述べているので、しっかり対応していきます」と応じました。宮本政務官は商工会役員もされていたこともあり、北海道胆振東部地震の後も厚真町などに何度も訪れて北海道の実情も承知しているとの話にも力が入られていました。あらためて私からも要請をくり返しました。

 10日に対策の第2弾を発表したとはいえ、その詳細や具体化はこれからという内容もあります。例えば、医療用マスクも1500万枚を配布するとしていますが、指定医療機関などを優先しつつ一般病院までどのように配布するのかは、検討を急いでいる状況とのこと。私からは、この間に寄せられた様々な実態を(短時間のなかで早口になるほどに)とにかく伝えきることに力を注ぎました。

 官僚のみなさんが真剣な対応をされたのも印象に残りました。経産省の方は「経産省の内容とは違う相談が来ても、いろいろ心配で『国』へと来た相談なので、省庁が違うなどと言わずに対応します」と述べられたり、農水省からは何と20人以上もの方が来て話を聞いてくれたり、内閣官房の方は「すぐに対応できるようにします」と終わった途端に急いで会議室を出ていくなど、切迫感と緊張感ある姿が見られたことはきちんと記しておきたいと思います。

 桜の開花間近という東京から、まだ雪の残る北海道に戻ってきました。しっかり明日からも苦難軽減の立場で力を尽くします。

 【今日の句】一方で 法相発言 何なんだ

2020年3月11日水曜日

忘れちゃいけない9年前

 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から9年。今なお続く苦難に政治が向き合ってほしいと願いながら黙祷した午後2時46分。道原発連・国民運動道実行委員会による「鎮魂と連帯行動」に参加しました。

 9年前のその時間は札幌駅にいた私。何だか揺れた感じがしたものの周りの方は平然としてるので「疲れがたまって、めまいでもしたのかな」ぐらいに思っていたところ、翌月の出産を控えて自宅にいた連れ合いから電話があり大地震・大津波の発生を知りました。

 それから大慌てで宮城県石巻市の両親や妹などに電話をし、その時点での無事は確認できたものの、妹とは「施設の1階に水が来てるけど大丈夫」と話した後に電話が通じなくなったものだから気が気でありませんでした(その後に無事だったことが確認できました)。

 そして衝撃の原発事故。この事故で真っ先に浮かんだのが、石巻市の隣町・女川町の原発でした。津波の被害が報じられることとあわせて、正直に言って両親や妹たちとはもう会えなくなるかもとの思いもよぎりました。行くにも行けないもどかしさも重なり、何とも言えない感情で過ごした毎日を今も鮮明に覚えています。

 あれから9年。今だ仮設住宅に住まわざるを得ない方もいるし、福島では故郷に帰れない方が多く残され、それなのに東電は見合った賠償を渋っているという実態も聞きます。問われているのは政治の責任です。その思いを込めてマイクを握り、私からもスピーチしました。

 一昨年の胆振東部地震も経験して、被災者にとことん寄り添うことの責任の重さを痛感しました。いろんな壁にもぶつかりもしましたが、これまで多くの声によって制度は拡充されて今日に至っていることを考えれば、今ある支援制度は目いっぱい使いながら足らざるものは拡充を求めていくことを止めてはいけない。今の新型コロナウイルス対策にも通じる姿勢ではないかと思っています。

 その対策についての拡充や現場の実態を伝えようと、明日の政府交渉を設定したため「鎮魂と連帯行動」の後に東京へ。乗ったJRや、新千歳空港も羽田空港も「こんなに人がいないの?」と衝撃を受けるくらいの少なさに、私のなかでも今後の経済状況への不安がさらに高まりました。しっかり明日の交渉に臨みたい。

 【今日の句】願ってる 前を向きたい 誰だって

2020年3月10日火曜日

新しい支援の枠組みを

 政府は、新型コロナウイルスに対する緊急対策の第2弾を発表しました。くらし・雇用と経済が切迫した状況になっているとの認識で、さらに機動的な対策が必要です。道福祉保育労働組合、道中小企業家同友会から話をうかがうなかで痛感しました。

介護や福祉、保育の現場は人手不足の状況が続いてきたなかで、感染拡大防止にも目を配らなければならなくなりました。マスクや消毒液なども足りないなかで自助努力が迫られることになり「ツイッター上では『終息したら仕事を辞める』と書いた保育士への共感も出るほどです」という実態もあるほどなのです。

 この分野では規制緩和も進み、ある事業所では、きちんとした衛生対策や福祉的対応がなされているのかと心配だという実態もあります。休業補償についても事務作業の煩雑さから欠勤扱いにする事業所もあるとのことで、「非常勤が調整弁とされないようにしてほしい」との訴えがありました。

 先日も書いたように、児童デイサービスについては利用料が日単位のため、キャンセルが続けば減収となり経営が困難になるという構造的な問題を抱えています。「手厚い政策がないと、終息したのに事業所がなくなっていたとなりかねない」との危機意識を共有して、引き続き政府へ反映させていくと私からも述べました。

 道中小企業家同友会は、2月25日~3月3日までに会員企業への緊急アンケートをおこなっています。「現時点ですでに影響が出ている」(43%)「今後影響が出る可能性がある」(46%)と合わせて約9割の企業に影響があるとの結果でしたが、代表理事の守和彦さんは「今の時点で言えば、ほぼすべての企業に影響が出ています。地域崩壊をさせない、という構えであたる必要があります」と強調されました。

 広い北海道では、地域の一軒一軒の中小企業が大事なインフラの役割を果たしています。個々の企業を見ながら支援するなら信金・信組などの役割が大事で、政府の金融支援対策でも、このような視点で新しい枠組みをとの提起はとても合点がいきました。

 一方で、金融機関などに相談が殺到している状況があり、相談窓口を増やすなどスピードをもった対応が必要になっています。「月末までの20日間で資金を確保できないと大変な状況になる」との話を、私も緊張感をもって受け止めました。このまま地域崩壊を見過ごすわけにはいきません。

 政府交渉の段取りも進み、経済産業省の政務三役への要請もと考えています。スピードある対策とともに、東日本大震災の後に二重債務に苦しむ中小企業への支援策として公的な枠組みを党が提起していたことも参考に、思い切った対策案も急いでまとめます。守さんからは「実現できるように国会対策もお願いしますよ」との要望もいただいたので、しっかり反映させていきたい。

 【今日の句】これでいい などと思わず 次の手を

2020年3月9日月曜日

くらしと経済の切迫さに政府は応えて

 今日は道厚生局・道経産局・道運輸局など政府出先機関への申し入れを連続しておこないました。株価下落・急激な円高など経済情勢の厳しさも顕著になってきただけに、命と健康、くらしと経営を支える力強い対策が求められています。

 各局への申し入れ項目は多岐に渡るので、主たる項目だけを以下に記しておきます。

 ●道厚生局
  PCR検査の実施体制強化とわかりやすい周知/医療・介護・福祉現場でのマスクはじめ衛生資材確保への支援/学校休校にともなう休業補償を非常勤職員も含めて全額補てんを/利用者減にともなう収入減少への対策/学童保育の加算措置は民間学童も対象に/年金保険料などが払えない事態に対して機械的・強圧的な徴収措置を取らないこと--など

 ●道経産局
  制度融資の拡充と活用促進/既存債務の返済猶予や固定経費への補助/地方税や各種保険料の納付猶予・減免措置/フリーランスや個人事業主への実効ある支援/サービス業はじめ各事業所での対応ガイドラインの作成--など

 ●道運輸局
  公共交通にかかわる事業者における対応ガイドラインの作成/長期定期券などの払い戻しと事業者支援/今後の観光振興への財政支援--など

 共通する項目として、学校休校にともなう休業への支援策や解雇・雇い止め・内定取り消しなどを起こさないような対策なども申し入れました。どの局も「真摯に対応させていただきます」と応じていただき、私からも寄せられた情報なども紹介して、申し入れの内容を本省にも伝えながら出先機関としてできることは実行を--と重ねて申し入れました。

 申し入れ前に新日本婦人の会道本部にもうかがって、新たな課題は急いで申し入れ項目にも取り入れました。例えば定期券の払い戻しは、より具体的な事例もわかったので反映しやすくもなりました。地域・職場・学園に根付いた活動をしている労働組合や団体・組織の力は大きいのだと、こういう時に実感します。

 わが家も今日は小学生の子が、学童保育にお世話になりました。結構のびのびできたようだし、しばらくぶりに友達にも会うことができて楽しかったようです。感染がないようにと、指導員が気を使っていることにも感謝です。このように安心して社会生活や経済活動ができるような環境をつくらなければいけないと、あらためて実感しました。

 冒頭に書いたように、経済的には一気に緊張感が高まってきました。そうでなくても多くの中小企業は消費税増税の影響で苦しんでいただけに、切迫している現状という認識のもとで強力な支援が絶対に必要です。今月の資金繰りが大変な企業も多く、見通しが見えるような政治の対策とメッセージが急がれます。今日の申し入れでも重ねて強調しました。

 朝は党道委員会としての宣伝、昼は憲法共同センターの「9の日」宣伝にも参加しました。多くの相談などが寄せられているだけに、各団体のスピーチもとても具体的。苦難の打開へ、引き続き力を合わせます。

 【今日の句】緊急というなら 支援は大規模に

2020年3月8日日曜日

ジェンダー平等を今日だけにとどめず

 今日は国際女性デー。各地で集会やパレードが中止になっているのは残念ですが、ジェンダー平等へ前進する日として私も決意を新たにしたい。

 運動の高まりの反映もあってでしょう、新聞各紙は大きな見出しや特集を組みました。「朝日」はジェンダーギャップ指数121位の日本女性の現実--衆議院9.9%/賃金格差73.3/配偶者からの暴力被害が「何度もあった」は7人に1人/気が乗らないのに性交渉に応じたことがある63.1%/介護離職者の8割が女性--など、視覚でわかるような構成にしていました。

 「毎日」は社説で「『男性優位』崩す仕組みを」と掲げ、総合面でも「女性差別 自覚なき日本」と大見出し。「道新」で目を引いたのは、道内自治体での災害避難所に女性の視点があるかという記事。更衣室や授乳室などの確保や、相談できる体制づくりという課題などに対して「平時にできていないことは、非常にはもっとできない」との専門家の指摘ももっともです。

 北海道の性暴力被害者支援センター(さくらこ)に関わる須田由美子弁護士の「性暴力やセクハラを『女性問題』とくくるのもやめてほしい。加害者の多くが男性ということを考えれば、それは『男性問題』なんです」との言葉は、多くの男性が心に留めておくべきだと思います。そう言い合える社会にもしていかなければ。

 「しんぶん赤旗」では国連イベントの記事や、Spring代表理事の山本潤さんのインタビューを掲載しました。フラワーデモで被害体験が語られるようになり、山本さんは「社会がもっと性暴力に目を向け、向き合うべき」「(被害者が)当事者として生きている現実を踏まえることが大事」と強調していることを重く受け止めたい。

 一方で、国際女性デーやジェンダー平等にかかわる記事さえ見当たらなかった全国紙もありました。別の日に掲載する(している)のかもしれませんが、違和感はぬぐえません。政治の分野でも、くりかえし大臣から女性差別発言が出されてもきました。今日だけに限らず、日常的に声にしていかなければならないです。もちろん自分自身の生活も含めた「我が事」として行動していきたい。

 今週も新型コロナウイルス対策で調査や道出先機関への交渉に、政府への要請も検討していて慌ただしくなりそうです。スタッフとともに急いで要請項目もまとめて、命と健康を守る取り組みや経済と雇用での苦難軽減にと力を尽くします。

 【今日の句】くりかえし 我が事として 振り返り

2020年3月7日土曜日

次元の違う経済対策を

 中小企業へ「実質無利子、無担保の融資」とまとめたようですが、リーマン・ショック時の緊急保証は20兆円規模。そのうえ中国・韓国への入国制限もあり、日本経済に深刻な影響が出るのは必至です。調べるにつれ、これほどの対策で本当に大丈夫なのかと政府にぶつけたくなります。

 北海道中小企業家同友会の緊急アンケートでも、「被害が甚大なものになるとの懸念がある」「資金の少ない下請け業者さんが罹患した場合、国の支援がないと倒産してしまう」など、現状は瀬戸際というような回答がいくつもありました。党道委員会にも「3月の資金繰りに必死。このままでは従業員の給料も払えなくなる」との切実な声が寄せられているのです。

 そうでなくても消費税増税の影響もあり、今年1月の商業販売額は前年比4.5%もの落ち込み。日銀は株式市場を支えるのに必死のようですが、中小・零細企業を支えなければ産業の土台から崩れかねないのでは。異次元の大不況という状況には、これまでと次元の違う経済対策をする必要があります。

 中小零細企業への減税や損失補てん策、個人事業主やフリーランスも含めた休業補償、そして今こそ消費税減税を。内部留保も多くない中小零細企業にとっては、毎月毎月が資金繰りの山場なのですから、早く政府で見通しが持てるような対策を打ち出すべきです。

 私の両親は食堂を営んでいました。ちょっとお客さんが来ない日が続いただけでも「うちの店は大丈夫かな」「ちゃんと生活できるのかな」と子ども心に思い、「自営業者は自分の責任で生きるもの」と悟ったものですが、今回の事態は業者の責任に帰すものではない。政府が緊急事態と言うのなら、それに見合った経済対策を!

 【今日の句】独断が こんなに国を 振り回し

2020年3月6日金曜日

真摯な対応を約束

 昨日までの聞き取りも含めて、今日は道労働局へ新型コロナウイルスによる雇用面での対策について申し入れをおこないました。緊急ということもあり、足らざるものは追加していくこととして、まずは8項目にて申し入れました。以下のとおりです。

 ①労働者向けの相談窓口や労働者の権利、雇用調整助成金、保護者の休暇支援等の対策などを、テレビやラジオ、ネットCM、新聞広告などを活用し広く情報発信すること。

 ②地方自治体等が指定管理や業務委託している職場の労働者の雇用が守られ休業補償がされるよう、総務省などとも連携し対策を講じること。

 ③年度末を控え、今後発生が予想される解雇・雇い止め(特に“非正規切り・派遣切り”)などの事態を生まないための対策を強力に進めること。

 ④労働者が同意しない年次有給休暇の取得とはしないこと。年休でなくても十分な休業補償となるよう対策を講じること。

 ⑤休校に伴い仕事を休まざるを得ない労働者の代替として、高校生アルバイトの労働時間が増えている事例が発生している。未成年者の労働強化には慎重であるよう周知を強めること。

 ⑥医療・介護従事者が患者との接触や罹患等により自宅待機となった場合の賃金保障を、正規・非正規を問わず適正に行われるようにすること。

 ⑦医療や介護・福祉職場での労働衛生環境に欠かせないマスクや消毒液の確保について関係部局と連携して実施すること。

 ⑧フリーランスや個人請負等の形態で働く人たちの所得補償を、経産省などとも連携し実施すること。

 道労働局でも、3月の3日間だけで(ハローワークなどへも含めて)1000件もの相談が寄せられたのこと。長(おさ)総務部長さんは「申し入れは道民の要望として真摯に対応させていただきます」と述べられ、雇用調整助成金の拡充などは明確になっていない部分もあるので「決まったら、いろんなツールを使って説明していく」と応じました。

 私からは、働く者の権利がわからずに「どこへ相談したらいいかわからない」という方に対して、相談窓口を広げていくことの重要性を強調しました。一方で道厚生局の職員もめいっぱいの仕事をしている状況もあるので、労働組合や私たちのような政党からの情報交換にも応じてほしいことを添えました。

 二転三転してきた学校での対応にかかわり、北海道高等学校教職員組合連合会(高教組)・全北海道教職員組合(道教組)からも実態をうかがいました。学校での感染拡大防止という大義は大事ですが、その進め方や、卒業式など今後のあり方でもコロコロと変えられるなどして困惑と混乱が現場では続いています。

 特別支援学校も休校したことには、子どもの健康を心配する親からは賛意もあるものの、日常が突然に崩れたことで不安定になる子も実際にいるようです。学童保育や児童デイサービスの受け入れ体制も含めて、きちんと段取りしないまま一律の休校措置を要請した弊害であることは間違いありません。

 政府は先日、中国・韓国からの入国制限を強化するとしましたが、この制限についても専門家からの意見を聞いていないのではないかと指摘されています。これも安倍首相の「政治判断」なのでしょうか。外交問題化しつつあるし、経済面での冷え込みも心配です。

 来週の申し入れなどの日程もバタバタしながら決まりつつあります。しっかり現状と要望を伝え、苦難を解決する立場で力を尽くしたい。

 【今日の句】経済も 雇用も早く 手を打って

2020年3月5日木曜日

困ったときの相談窓口

 新型コロナウイルスによる、中小企業や労働者への影響も顕著になってきました。北海道商工団体連合会(北商連)・北海道労働組合総連合(道労連)をまわりました。

 北商連では会員を中心にした聞き取りをおこなっています。列挙されている内容を見ただけで、影響の深刻さがひしひしと伝わってきました。井上事務局長も「思った以上の被害です」と強調していました。

 「資金繰りのための融資を申し込んだが『申し込みが殺到しているため1ヵ月半かかる』と言われ、このままでは3月分の給料も払えない」「2月末の宴会がすべてキャンセル、3月も9割キャンセル。約100万円の売り上げがなくなる」「売上減少にともない社会保険料の支払いが厳しくなり、延期を年金事務所に相談したら『こちらでは関係ない』と財産調査まで持ち出されている」など、これらはほんの一部。

 すぐ売り上げは回復しないでも、資金繰りの申請を柔軟に対応していくことや固定費の補てん、納税・保険料納付の猶予などは、その気になれば対応できることだと思います。加えて、これまでとは次元の違う対策が求められていることも間違いありません。急いでこの内容を反映させることにしました。

 道労連は、電話による「ワンストップ労働相談」を今日から始めたばかりで、テレビ放映もあったことから相談も連続しているそうです。私がいる間にも電話が数回、鳴っていました。出口事務局長から、この間の相談などの特徴をうかがいました。

 ●仕事を休まざるを得なくなったとの相談は、①休校措置にともなうもの、②業務量が減ったための勤務調整--とがあるようだ、●フリーランスからの相談もある、●そもそも、あるはずの有給制度など働く者の権利がわからないうえに、新しい制度と言われても理解が難しい、●「相談の入り口」を増やす必要があり、必要な人に情報が届くような仕組みをつくるべき--などの話に納得です。

 経済状況が厳しいもとですが、しっかり春闘はおこないつつも「終息してから、経営が厳しかったからと賃下げなどが起きないかも心配です」との懸念も。学費や生活費を稼ぐためのアルバイトをしている学生の仕事がなくなったり、逆に休校にともなう人手不足を高校生アルバイトが忙しくなるほど担っているなど、いろんな労働実態をうかがいました。

 同時に、このような電話相談を取り組めるのはこれまでの反貧困ネットなどの活動の蓄積があったからだと、よくわかりました。相談する側にとっては雇用や生活など複合的な要望を抱えている場合もあるし、本来は行政が縦割りを排してこのような相談窓口を開いてほしいのです。

 さらに今日は党道委員会の全道地区委員長会議があり、ここでも各地の影響が出され合いました。難病患者の健康確保や、葬儀用の棺桶が中国産材を使うために足りない(!)など幅広い問題になっていることを再確認。ちょうど党本部からの参加もあったので、この間の内容を伝えもしました。

 経営は一定の見通しをもって進めるものですが、今のままでは設備投資や人件費の計算が成り立ちません。しかも消費税増税のため、ただでさえ内需が冷え込んだままです。くらし支援と経済政策を、多面的に練り込んでいかなければと痛感しています。

 【今日の句】切実な願い 急いで反映を

2020年3月4日水曜日

医療体制の確保に、国はきめ細かい対策を

 検査・診察などを進めるためには、医療体制の安定的確保が不可欠です。今日は道医師会・道保険医会へ足を運びました。党道議団(真下紀子・宮川潤・菊地葉子)もいっしょです。

 マスクなどの医療物資、学校休校のもとでの診療体制とスタッフの維持、受診控えもあるなかで収入減への対策など、この1ヵ月あまりで医療従事者をめぐる状況も大きく変わってきました。とはいえ、どこでもPCR検査を受けられるわけでなく、党道委員会へ寄せられた今日の情報でも受診できないまま症状が悪化している方も出ています。

 病院側からすれば、どこでも感染症病床や診療体制を持っているわけではなく、それでも肺炎と思って受診に来れば診るものの、その患者さんが陽性だったらとの不安も出ます。地域の小さい診療所なら、スタッフへの感染があれば一定期間は閉院もしなければならないし、その間の地域医療も診られないとなれば医療機関としての役割を果たせなくなります。

 「患者さんにとっても検査を受けることに躊躇されることがないように」(道医師会)との思いは共通なのですから、国としてその体制確保が必要です。昨日の小池質問でも、安倍首相の「希望する人なら全員が検査を受けられる」ような発言では病院も国民も混乱しかねないので、どういう病院で、どういう状況で受診できるかを正確に知らせることが大事だと思うのです。

 4月には診療報酬の改定を迎えますが、こんな時にその準備などもできません。地方厚生局による説明会も中止されたと聞きます。こういう1つ1つを解決して、診療体制が維持できるようにしなければ。しっかり国政へも反映していきたい。

 【今日の句】緊急と言うが 大臣どこ行った

2020年3月3日火曜日

医療・介護・福祉は人権保障の根本

 医療・介護や福祉の現場は、命を守る最前線だけに必死の取り組みを進めています。国政へ反映すべく、聞き取りにまわりました。まず行った先は勤医協福祉会。太田眞智子理事長らから現状や課題をうかがいました。

 急がれているのは、不足している衛生材料(マスク、グローブ、消毒用アルコールなど)の早急な確保です。職員の伝手も探ったり市販の薬局等での購入や布マスクの作成など、あの手この手で確保しているとのこと。マスクなしでは心配する利用者・家族もいますし、何より事業所で発症したら大変との思いは切実です。

 子どもをもつ職員が預け先を見つけられず、休務しているのを少ない職員でカバーしている実態もうかがいました。そもそも介護職は職員不足が深刻だったなかで、今回の事態でさらに困難が増しています。「休務にともなう所得補償を全額で」との要望は、事業所の経営が苦しいことも背景になっています。

 太田理事長から「認知症の方は、身のまわりの状況が変わることで心身へのストレスが大きくなります」と話され、そのなかでの介護職員の果たす役割の大きさも実感しました。子どもたちの命と健康を守ることも大事だし、重症化するリスクも高い高齢者の命と健康を守ることも大事。しっかり国会とも連携して反映させていくことを約束しました。

 次にうかがったのは、児童デイサービスなどを運営している㈲ユアホームサービス。安倍首相が一斉学校休校を要請した際に、心配になったのが特殊支援学校に通う子どもたちの受け皿です。やっぱり様々な苦労がもたらされていることが、よくわかりました。

 児童デイなども「原則開所」とされていますが、衛生環境保持や職員確保は現場に丸投げという状況です。生活リズムが変わると様々な面での変調が出る子どもたちですし、そのリアルな現状も聞かせていただきました。働いている親もいるなかで、児童デイサービスを最後の砦のように頼っている現実もあります。

 一方で、感染を心配しての利用キャンセルもあります。利用料が日単位なので、その分の減収が見込まれます。基本の報酬が少ないために経営が大変ななか、今後の減収が見込まれては職員も確保できません。まさに緊急事態というのなら、国が経営面での保障を急ぐ必要があります。そうでなければ、新型コロナウイルスが終息したけど事業所もなくなっていたということになりかねません。

 「障害者福祉は人権保障の根本です」と鈴木さん。これまでの社会保障抑制・削減路線のためにギリギリの経営・活動だった医療・介護・福祉の現場に、いっそう無理がかかっていると痛感しました。「社会保障の現場には、人の手が必要なんです」という言葉も、しっかり重く受け止めたい。

 党のネットワークから寄せられた情報も整理しながら道や国へと反映させてきましたが、引き続き力を尽くします。

 【今日の句】あの議員 それで説明 いつするの

2020年3月2日月曜日

答弁が迷走と危うさと

 今日は休みをいただき、家で私が子どもを見ている番。札幌は土日も含めて4日目の休みで、小学2年生の子は時間を持て余し気味です。命と健康を守ることを最優先にしつつも、安定的な社会生活とするには様々な手立てが必要だと痛感です。

 そういうわけで家で国会中継を見ていると、一斉学校休校は専門家の意見も聞かないで安倍首相の独断であることも明らかになり、来年度予算に新型コロナウイルス対策経費は1円も入れないままなのに緊急事態条項は必要だと言い始めたり、安倍首相の勝手すぎる答弁が本当に腹立たしい。

 仕事を休めない親が多くいます。緊急を言うのなら、休業補償こそ早く具体化すべき。医療体制・検査体制の確保も急ぐべきだと、国会でも何度も指摘されてきたではないか。答弁を聞いていて、安倍首相の迷走と危うさが垣間見えた感じです。

 スーパーに行くと、マスクや消毒液はもちろんトイレットペーパーやティッシュペーパー、お米まで棚にない状態でした。不安が先立つのは、総理が会見で言っても信用されていないことの反映かもしれません。

 党道委員会でも対策本部を立ち上げ、これまでより密に国会とも連携していきます。明日も調査にまわります。

 【今日の句】何のため 専門家から 聞いてきた

2020年3月1日日曜日

総理は聞きたいことに答えていない

 それなりに歩いている方はいるものの、いつもより少なめな感じがする札幌市の中心街。命と健康を守りつつも、今後の雇用や経済への影響も心配になります。お困りごとがあれば、日本共産党へと遠慮なくご相談ください。

 今日は入党の呼びかけなどにまわりましたが、やっぱり話題は新型コロナウイルス。子どもにかかわる職場の方々だったので、「感染防止だからと学校は休校にして、保育園や学童保育は開いてもいいってどういうこと」など不満・不安の声も聞かれました。そういう点を昨日の記者会見でも聞かれなかっただけに、いっそう不満は高まっています。国民が聞きたいと思っていることに、総理は答えていない!

 安倍首相は「この1~2週間が山場」というものの、具体的な対策は10日ほどかけて実施へというのもずれているように思います。休業補償など事前に想定できたことだし、国会でも問われていたのですから、もっと早く具体的な検討はできたはずです。野党は予算の組み換え要求もしていたのですから。

 「安倍首相は本当にひどい」との話が止まりません。これまでもウソやごまかしを続けていただけに、さすがに今回の姿勢には腹立たしさが収まらない。私も同じ気持ちです。まずは現状をしっかりとらえて、国や道へと反映することに力を尽くしたい。重ねてですが、お困りごとがあれば遠慮なく日本共産党へご相談ください。

 【今日の句】質問にこたえず 何が責任か

2020年2月29日土曜日

学童保育をしっかり支えて

 この間の国会答弁の範囲というのが第一印象だった、安倍首相の記者会見。一斉に学校休校とする根拠も明確ではありませんでした。これまで何度も聞いてきただけに「私の責任において」という言葉が、ずいぶん軽く聞こえたのは私だけでしょうか。

 休業補償などは必要なことですが、その中身も予算確保もこれからという状況です。鈴木知事が安倍首相へ様々な要請をしたようですが、実効ある対策とするためには私たちの側からも反映させていかなければなりません。

 今日は札幌市学童保育連絡協議会に足を運び、課題や要望をうかがいました。札幌市の学童保育は、鈴木知事の要請を受けた小学校休校にあわせて多くは閉所と決めましたが、安倍首相が休校要請をしたら厚生労働省は「原則開所」との方針を示しました。札幌市の学童保育関係者や保護者・子どもたちは、二転三転する状況に振り回されているのです。

 そもそも感染拡大を防ぐために休校するのだというのに、学校よりも密着度が高い学童保育は開所するとは二重基準そのものではないのか。だから、今日の記者会見で休校の根拠を聞きたかったという方もいたはずです。開所するか閉所するか、どのクラブでも悩みながら議論して決めてきたのですから。

 たくさんの要望や実態をうかがいました。閉所中の保育料返金を求められたらどうするか、閉所中のパート指導員への補償をどうするか、そもそもマスクや消毒液も手に入りにくい、1日保育にした際の加算が必要ではないか、予定してなかった1日保育となったときに指導員の配置基準を満たせない場合はどうするか--などなど、どれも切実な内容ばかり。突き詰めると、開所であっても閉所であっても、行政として責任を果たす必要があるということです。

 わが家の小学2年生の子も学童保育でお世話になっているだけに、個人的にも切実な課題です。「ただいま」と言って学校から帰ってくる学童保育は、まさに第2のわが家そのもの。学校とは違う異年齢の集団のなかで、協力やけんかもありながら成長を支えてくれる学童保育の存在は、単なる「子守り」の場所ではないのです。しっかり今日の中身も、国政へ反映できるようにしていきたい。

 調査・懇談のさなかに電話も使って「しんぶん赤旗」のおすすめも。今日の「しんぶん赤旗」には、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」にも乗船した矢野晴美教授(国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター)のインタビューも掲載されていて、あらためて対策の基本がわかりやすく理解できました。こういう専門家の意見が、どれだけ政府の施策に反映されているのか。課題の多さも痛感です。

 【今日の句】今までで 「私の責任」 果たしたか

2020年2月28日金曜日

本気で守る姿勢はどこに

 持病などをお持ちの方にとっては特に、新型コロナウイルスの広がりは心配なことと思います。この間も書いてきたように、本気で命や健康を守る政治の姿勢が問われています。

 国会では今日、衆議院で来年度予算案が可決されました。しかし、新型コロナウイルスがこれほど広がる前に組んだ予算ですから、その対策予算は1円も入っていません。日本共産党はじめ野党で組み換えを要求しましたが、政府・与党は受け入れませんでした。

 それなのに安倍首相は、学校休校にともなう親の休業補償などは政府で責任をもつ旨を答弁しました。そのような予算など、あるのでしょうか。麻生財務相にいたっては、学童保育での財政負担を心配している国民の声があると質問した記者に対して「つまんないこと聞くね」と発言しました。とんでもない。

 学校休校についても、このような親の実態や保育園・学童保育との整合性をどう考えるのか疑問などの声があがるや、安倍首相は各学校、地域での柔軟な判断をと述べ始めました。それなら一斉休校を要請したのは何だったのか。「思いつきなのか」との声が出るのも当然だと思います。

 重ねて書きますが、本気で命や健康を守る政治の姿勢が問われています。スピード感が問われるとともに、その対策への裏づけがなければ、国民は言われっぱなしということにしかなりません。自己責任を迫られているだけになってしまいます。いま急ぐべきは医療体制・検査体制の拡充、医療現場で働く人たちを支えること、休業補償や金融支援などで、そのための財政確保は最重要課題のはずです。

 そして信頼ある情報の発信も必要です。鈴木知事が「非常事態宣言」を発しました。全道の状況を掌握できるのは道庁ですし、まだ表には出ていない数値や専門家の意見もあるのかもしれません。命や健康を守る立場に立ち、知事の責任で道民へのメッセージを伝えることは必要だと思います。

 同時に、道民に注意喚起をするのなら、可能な限りの正確な情報を発信することのほうが有意義ではないかと私は思います。安倍首相の一斉休校要請も、対策などがなく結論だけが発せられたことで混乱を引き起こすことにもなりました。これだけ多くの国民・道民がわが事として関心をもっているなか、大事なことは形式よりも事実を正確に伝えていくことだと思うのです。そもそも「宣言」の法的根拠も明確ではありません。「メッセージ」という意味なら、中身を伴うことのほうが重要です。

 それは、恣意的な「宣言」などの発信を戒めることにもつながります。時の為政者が、社会の混乱に乗じて求心力を高めるべく緊急事態を悪用したことは、歴史的にも見られてきたことではなかったか。この週末に不要不急の外出を控えようというのが「宣言」の中心点なら、すでに学校からのプリントにも書かれていることですし、あらためて道民が現状を理解できるように整理して発信するのが行政の長たる手腕だとも思います。

 鈴木知事は、安倍首相にも北海道の現状を伝えながら要請をするとも述べました。しっかり反映してほしいと思いますが、大事なことは、今ある仕組みや制度のもとで最大限のことを政府でやっているかという点だと私は思います。それは先に書いた予算と中身のとおりです。それ抜きに新しい支援策ばかりを引き出すということでは、これまでの政府の対応を免罪することにもなりかねません。ましてや、これを契機に緊急事態条項の議論につなげようと政府・与党が考えるようでは、まさに火事場泥棒ではないのでしょうか。

 長く書きましたが、私なりに道民の命や健康を守るために、どう政治の責任を果たしていけばいいのかを考えてのものです。一斉休校を要請しながら、保護者が休むのに有休を使えなどと無責任な答弁をする安倍首相には本当にクラクラします。

 今日も室蘭市・登別市をまわりました。道南バス協会では長谷川義郎社長から、コロナ対策はじめ人員確保や公共交通を支えるための手立てなどの話をうかがいました。コロナ対策も結局、政府は現場任せにしているのではと痛感しました。「運転手が熱を出したらどうするか」など、いろんな戸惑いを持ちながらも使命感をもって公共交通を守っていきたいとの話に、政治の側も責任を果たさねばと感じました。

 街頭宣伝や、入党と「しんぶん赤旗」などのおすすめもして札幌へ。わが家の子どもたちは休校初日にして、早くも暇を持て余し気味。心身ともに健康であるように、わが家も悩みながらの毎日です。

 【今日の句】そんなにも 不安の声が つまらんか

2020年2月27日木曜日

しっかり現場の状況の反映を

 今日は登別市・室蘭市へ。引き続き新型コロナウイルスへの影響などを聞きつつ、今日は室蘭市内で街頭宣伝も。党員・支持者の方も駆けつけてくださって、ありがたい限りです。

 誰もが知ってる温泉観光地・登別市も、新型コロナウイルスによる影響はゼロではありません。昨日の洞爺湖町と同じく発症を出さないようにしようと官民ともに進めている努力や課題について、国際観光コンベンション協会や市観光経済部などから現状をうかがいました。

 協会の大野薫専務は「一昨年の胆振東部地震で受けた影響から回復基調だったところにダメージです」と述べつつ、終息後も見据えれば雇用を守っていかなければならない必要性にも触れました。市観光経済部からも休業補償はじめ、地域で前を向いて進もうとするところへの後押しの必要性をうかがいました。

 温泉街の土産店にも顔を出しましたが、「今は仕方ないね」などの言葉が聞かれました。渡辺勉・佐々木久美子の両市議と「何か心配なことがあれば、お気軽に相談してくださいね」と声をかけながらまわりました。

 室蘭市では常磐井茂樹市議と商工会議所に足を運び、山田一正専務・平田吏常務が時間を割いてくださいました。鉄の町・室蘭市でもあるので、その関係での影響も聞くと「中国の自動車生産にかかわって、部品調達などでの影響が心配されています」とのこと。じわじわと多方面で影響があるのだと再認識です。

 金融支援や消費税の影響、キャリア教育など話は多岐に及びました。いっそうグローバル化が進行するなかでも、内需を中心とした経済政策をねりあげていく必要性を感じました。地域経済を支える点でも、地域社会を維持していく点でも重要です。

 昨日から刻々と状況が変わってきて、室蘭市・登別市で予定していた「つどい」も取りやめることになったり、夜になったら安倍首相が全国の小中高校を休校する要請を発するなど、そのたびに情報収集などに追われました。国会は明日にでも来年度予算案が衆議院通過となるようですが、ここまでしながら来年度予算に新型コロナウイルス対策予算がないままでいいのでしょうか。

 ともかくも命や健康にかかわる問題だけに、しっかり北海道の状況を現場でつかんで国会などへ反映させていくことに力を注ぎたい。明日も登別市・室蘭市で行動です。

 【今日の句】どの町も 「マスクない」から 始まって

2020年2月26日水曜日

もっと財政支援が必要だ

 今日は伊達市・洞爺湖町へ。新型コロナウイルスの影響が、健康面とともに経済面に広がってきていることを痛感しました。鈴木知事が道内の小中学校を休業する要請をしたことで、家庭や現場の対応も大慌てとなっています。


 伊達市は、まず商工会議所へ。商工会議所自身が業況調査をおこなっていて、昨年の消費税増税の時期から各業種で悪化判断が増しています。人手不足とともに、最低賃金の引き上げにともなう人件費の増大についての不安も多かったのが特徴です。中小企業への支援が急がれます。

 「いま地域経済は、商工や農漁業など地域の連携が重要になっているのでは」と強調された菅俊治会頭。単なる人手不足にとどまらず熟練技術者が継承されない問題にも触れながら、いわゆる就職氷河期世代が仕事につくことができる対策も必要ではと述べられました。農業分野にかかわっては「家族農業を大事にしようという共産党の言うとおり」とのお言葉もいただきました。ありがたいことです。

 伊達市は33回目となるはずだったハーフマラソン大会(4月)を、コロナウイルスの影響を考慮して中止することを決めたばかり。商工業者にとっても「今後どうなるかは、まだ見通せません」との話も出されました。この後にまわった業者さんでも「マスクや消毒液の入荷が、いつになるかわからない」「政府の対応が後手後手ではないのか」といった話が相次ぎました。

 洞爺湖町では町経済部から状況をうかがいました。昨年の観光客72万人のうち43%が外国人でしたが、日韓関係の悪化もあった後に今回の新型コロナウイルスで激減しているといいます。ホテルを中心とした労働者、とりわけパートの方の仕事が休みとなると収入が減ってしまうことも心配です。雇用調整助成金などの制度もありますが、その周知も課題になっています。

 洞爺湖町では、2000年の有珠山噴火、2011年の東日本大震災、一昨年の胆振東部地震と被害を受けて負債を抱えている業者もあるはずです。今でさえ観光客の減少で苦しいだけに、「町で感染者を出してはならない」と必死の努力もされています。危機感をもって対策を強化しなければならないし、そのための財政支援だって必要ですが、安倍首相は「予備費の活用で大丈夫」としています。本当にそれでいいのか。

 皆見亨教育長さんも、お忙しいなか対応してくださいました。道教委からの要請を受けて町教委としての議論と決定、学校や保護者への連絡など慌ただしい1日となった経過もうかがいました。高校入試を控える中学生もいるなかでの休業ですから、担任が電話などで激励することも含めたさまざまなことにも頭をめぐらせなければならなかったようです。

 わが家もそうですが、学校が休みとなれば、とりわけ低学年や障害がある子を持つ親は仕事を休むことも考えなければなりません。先にも書いたように、休むとなれば生活・家計に直結する家庭もあるでしょう。そういう点も含めて政治・行政がパッケージとしての対応を示す必要があるのではないかと、夜の「つどい」の場で意見もありました。その通りだと思います。

 伊達市では吉野英雄市議、洞爺湖町では立野広志町議がいっしょにまわってくれました。地域に根ざし、地域のことを知る議員がいる意味は大きいことも、あらためて感じた1日でもありました。

 【今日の句】対策は 場当たり的で ないように

2020年2月25日火曜日

政治はあなたのためにある

 高校生が各党に政策などを聞きたい!という取り組みがあり、私が応対すること約2時間。しっかり日本共産党のことも調べてくれていました。初めは緊張していたそうですが、最後には「政治っておもしろい」との感想も寄せてくれました。

 きっかけはグループのなかの1人が、18歳投票権が始まったにあたり若者の政治参加をどう考えるか、ある議員と話ができたことだったそうです。仲間に呼びかけて各党の政策などを分担して学びあい、質問を準備して今日の日を迎えたとか。それだけの準備をしてきたこと自体がすばらしい。

 質問は大きく分けて2つ。1つは「(候補や議員の)個人的なこと」で、「共産党に入ったのはいつですか」「どうして候補になろうと思ったのですか」「国会の傍聴はできますか」などで、あらためて湾岸戦争が起きたことを契機に平和の問題から日本共産党を深く知ったこと、信頼できる先輩が大学にいたことなどを話しました。

 もう1つは政策面。「なぜ9条改定に反対なのか」から始まって、消費税や財源、原発と再生可能エネルギー、大学の授業料、「減らない年金」、選択的夫婦別姓と憲法の関係など、ちょうど私も明日からの室蘭地方キャラバンで使う自作「虎の巻」(統計資料や予算資料)を持っていたので、具体的な数字も使いながら話をしました。

 昨年の参院選に行かなかった方や、その後の誕生日のため投票したことがない方もいるなかで、ずいぶんと調べたんだなぁとくり返し感心しました。そして必死にメモを約2時間も取り続ける姿も、またすごい。なるべく難しい用語は避けて具体的に話すことに心がけましたが、「わかりやすかったです」と言ってもらえてホッとしました。

 初めに緊張していたのは「政治が遠いから」ということが、一番の理由だったと思いました。テレビに映る政治家が近寄りがたいとイメージもあるかもしれませんが、そもそも自分の生活との結びつきがよくわからないのだと思います。「若い人が投票に行く意味は何でしょうか」という質問もあったので、私から「自分の夢や希望をかなえるためや、自分が満足していても仲間や他の人たちが困っていることがあれば解決したいと思うことに、政治で代わりに声をあげてくれる政党や候補を選ぶこと」と答えました。

 投票率が低いのは政治に関心がないからでなく、自分の生き方と政治がどう結びつくのかが見えていないからだと思います。高校生から学ぶことが多かった日でもありました。

 【今日の句】自分だけという 政治家もチラホラと

2020年2月24日月曜日

学ぶ権利を保障する国に

 本格的な受験シーズンを迎え、明日は国立大入試。まずは健康に気をつけて、どの受験生もベストを尽くしてほしいです。今日は民青同盟のアンケートに私も加わらせてもらいました。

 候補をする前は党道委員会の青年学生部にいて、この時期は学生といっしょに、よく宣伝をしていました。寮やサークルの在校生も校舎案内や「よろず相談」などをしている光景は10数年前と変わらないのですが、今年は新型コロナウイルスの心配もあって在校生・受験生ともマスクをしている人が多かったような。

 その中でも気軽に対話に応じてくれる受験生も少なくありません。「とても学費が気になります。奨学金も給付型の枠は少ないし」「長時間労働の現実に関心があります。自分の身になって考えた時にも心配」「高校のときに友達に呼びかけて、哲学を学ぶ場をつくりました。大学でも同じようなことをしたい」‥‥私が話をした受験生の誰もが、しっかりした意見や考えを持っていました。

 希望もあるけど、今の社会を見れば不安だって少なくない。学んでみたいし、自分でできることがあればがんばってみたい--そういう前向きの思いが、多くの若い世代に広がっていると感じます。大人の側が壁をつくらず、いっしょに考えあうスタンスが大事なんだと思いました。

 だからこそ、お金に心配なく学べる環境を政治がつくるべきだとも痛感します。熱い思いを持っていながら、家庭の事情で進学を選べない人もいるはず。学ぶ権利をしっかり保障する国にしなければ。

 【今日の句】前向きな思いが みんな実るよに

2020年2月23日日曜日

命にかかわることへの自覚を

 北海道での新型コロナウイルス感染が増えてきました。お大事であってほしいですし、拡大防止や重症化を防ぐ態勢拡充も急がれます。専門家の英知の結集を、本気で進めるべきだと思います。

 総理は「調子が悪くなったら休むよう」言うものの、学校でも職場でも、簡単に休めない雰囲気が現実にはあります。クルーズ船に出向いた厚生労働省の職員も、一部報道によれば、検査をして陽性となれば誰が代わりを担うのかとの思いがあったとも言います。事実なら、まさに今の社会風潮を象徴しているとしか言いようがありません。

 前にも書きましたが、重要なことは政府の発信が信頼されていないのではないか、ということです。クルーズ船への対応しかり、専門家の結集しかり、対策会議に参加しなかった大臣の姿勢しかり。問われているのは、国民の命にかかわることへの自覚です。

 さらに感染者数は増える恐れがあります。ブログをお読みの方もお気をつけいただき、心配な方や症状が出たと思われる方は厚労省や道の相談窓口、関係機関などへお問い合わせください。

 【今日の句】何よりも 総理はウソを やめてこそ

2020年2月22日土曜日

彼らの意図、ものになるべし

 「あー、またこの2月の月がきた」。小林多喜二の母・セキさんの言葉が頭をよぎる奥沢墓地。没後87年となる今年の墓前祭には100人を超える方が駆けつけました。

 墓地に着いて驚きました。雪が少ない。本州の方からすれば豪雪に見えるでしょうが、雪をかぶらずに小林家はじめ多くの墓が見えている墓前祭は、私にとっても初めてです。それでも前々日から、実行委員会のみなさんが雪踏みで墓前までの通路とスペースをつくってくださっているからこそ墓前祭を開くことができるのです。

 ところで、なぜ多喜二の墓前祭には赤いカーネーションが捧げられるのか。多喜二の遺体のもとに中条百合子の名で赤いカーネーションの花籠が届けられていたとか、セキさんが監房にいた蔵原惟人に花を差し入れたというエピソードなどから、第1回多喜二祭実行委員会で始まったものと今日の配布資料に書かれていました。恥ずかしながら私も初めて知ったことでした。

 実行委員会共同代表の荻野富士夫さん、治維法同盟道本部の宮田汎さんのあいさつがあり、党道委員会を代表して私も一言あいさつ。作家であり日本共産党員であった多喜二の作品は社会的不合理を鋭く告発しながら、立ち上がる仲間の団結を描いていることに私たちは希望を見出し、生きることの勇気をもらってきた--あらためて、この生き方に学びたいと触れました。

 「1928年3月15日」のなかで、工藤の家へ警官が来て連行される場面があります。そこで工藤は「こんな事で一々泣いたりほえたりしていた日にゃ、俺たちの運動なんかできるもんでないよ」と述べるのです。激しい弾圧に立ち向かう力強さと革命的楽観性が、ひしひしと伝わってくる場面です。

 多喜二の死にあたり、作家の志賀直哉は「彼らの意図、ものになるべしといふ気する」との言葉を残しました。平和と民主主義の旗を掲げたたたかいは、戦後、日本国憲法へと確かに実りました。同時に今の時代は安倍政権が歴史に逆行する政治を進めるとともに、日本共産党に対しても「今も暴力革命の方針を持っている」などのデマ答弁を平然とおこなっています。許されません。

 このデマ答弁に、市民や他の野党から反撃・反論が広がっているのは本当に嬉しいことです。「党生活者」のなかで、党員が意を決してビラをまいた時に、仲間の労働者が拾っては高く投げ、拾っては高く投げて、誰がまいたかわからないようにするという場面があります。通ずるものを感じるのです。

 多喜二が今の時代に生きていたら、市民と野党の共闘をどのような思いで見るでしょうか。志賀直哉が「ものになるべし」と述べた多喜二の遺志を継ぎながら、今の時代を生きる私たちらしく、心が通いあう政治を切りひらきたい。献花をしながら多喜二に誓いました。

 その後に札幌で、党道委員会が主催してのTALK LIVE。今回は小学生の子育てを中心としたテーマで、お母さんたちと約2時間の話となりました。その間に子どもたちはクレープとおはぎをつくって食べるなど、楽しそうな時間を過ごしていました。

 学校の宿題の多さや先生とのコミュニケーション、教育費の負担、子どもが集える場所や時間の大切さなど、語り足りないだろうほどの話題にあふれました。学校に押しつけられている学習内容が増えているし、親だって仕事などを抱えて余裕がないまま、いろんなことをこなしていくという感じに日本全体がなっているのかもしれません。

 つまりは「いっぱいいっぱい」の毎日で、その大元をたどれば今の政治に行き着くのではと思います。学校にも子育てにも、社会にも家庭にも余裕や時間を。そのためのシステムの見直しを。あまり子育てに関われていない身としては反省しきりですが、政治の面でしっかり役割を果たしたい。

 【今日の句】いつ見ても 多喜二の視線 まっすぐに

2020年2月21日金曜日

先が見えないのが不安と

 「桜」疑惑はごまかし続け、法解釈も勝手に変え、いまだ辞任大臣は語らず、来年度予算には新型コロナウイルス対策もなく‥‥これでいいのかと腹立たしい毎日。追及とともに新型コロナウイルス対策の充実をと、今日はホテル・旅館関係での聞き取りに足を運びました。

 北海道ホテル旅館生活衛生共同組合では、急なお願いにかかわらず河口勝仁専務が応対してくださいました。HPを拝見すると組合加盟ホテル・旅館への注意喚起(マスク着用や消毒・殺菌など)とともに、「加油!中国」の文字が。関係8団体で、1日も早い事態の収束を願いながら「今の困難を乗り越え、また、多くの皆様との交流の機会を待ち望んでいます」と結んでいるのです。

 もちろん経済・経営的な意味もあるでしょうが、こうやって草の根でつながりあうメッセージが出ていることの大事さを再確認しました。河口専務からは「先が見えないことが一番困るのです」など率直な現状もお聞きし、私からは党として対策本部もつくっており力を尽くすことを述べました。

 札幌市内のホテルにも足を運ぶと、同じく「先が見えない点が一番不安」との言葉が聞かれました。あるホテルはイベント中止などでキャンセルが相次いでいるほか、旅行会社から4月・5月の分のキャンセルの話もあると言います。札幌は5月の連休から、修学旅行や高体連、よさこいソーラン祭りなど移動や観光のハイシーズンを迎えるだけに、その心配の大きさが痛いほど伝わってきました。

 もちろん人命を最優先に、あわせて必要な経済対策の手も打っていく必要があります。そうでなくても消費税10%が打撃を与えているだけに、冒頭の話に戻るのですが、政権がウソやごまかしでやり過ごすような状況ではないのにと、つくづく感じるのです。

 夜は道原発連の道庁前抗議行動に参加。原発だけでなく、今や政治全体への不満が高まっている感じです。私もがんばらなければ。

 【今日の句】しのぐため だけの答弁 もういやだ

2020年2月20日木曜日

必要な予算を確保してでも対策を

 道内でも新型コロナウイルスの感染が確認されてきました。うがい・手洗いや消毒など、気をつけておられる方もいるかと思います。政府として検査態勢や重症化を防ぐための治療態勢の拡充が急がれますし、補正予算も視野にした対策も必要です。高齢者が多くいる施設などで緊張感もって仕事をされている方も多いなか、きめ細かな対策も急がれます。

 あわせて、09年の新型インフルの経験から落ち着いた対応が必要であることも、今日の北海道新聞を読み確かに当時はマスクの買い占めや、中傷が広がったことを思い出しました。こういう時には責任ある機関が責任ある情報を出し、対応をするということが基本。問題は、その情報や対応の大元であるべき国が信頼されないのはまずい、ということだと思います。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での感染者で、お2人の方が亡くなられました。心からお悔やみを申し上げるとともに、これまでの国の対策もしかるべき検証が必要だと思います。国民からの信頼を得るうえでも必要です。

 今日は道運輸局などへのヒアリングへ。道の試算によれば、観光・宿泊の予約取り消しが今のペースで3月まで続けば、観光産業には200億円を超える経済損失とされています。交通関係でも、貸し切りバスのキャンセルが出ていたり、乗務員の健康管理とバス等の消毒・衛生管理での新たな負担も発生しています。乗務員の自宅待機も始まっていると思われます。

 このような状況も伝えつつ、国としての対応を確認するためのヒアリングでした。自宅待機・休業となれば(所管は厚労省ですが)雇用調整助成金の活用も周知されてほしいし、条件の緩和も必要です。特別相談窓口にも雇調金の相談が来ているようなので、横の連携の大切さを確認しました。また乗務員の健康確保の点でも、公共交通部門でのマスクや消毒液の優先的確保がすすめられているといいます。

 これだけグローバル化した時代で感染病への備えが必要であることを、私たちは身をもって経験しています。こういう時に公的・公立病院を再編・統合するなど逆行するし、地域の保健所の人的拡充にも政府が力を入れるべきです。

 ふだんから命を守ることを優先している政府であれば、国民が国の情報を信頼する土台にもなるはずです。ましてや、こんな時に緊急事態条項を創設するための改憲なんて悪乗りそのものです。許されません。

 【今日の句】偽りの答弁 信頼掘り崩し

2020年2月19日水曜日

苦しみのうちに楽しみがある

 2月は北海道で活動する者として、特別な月です。先日は新十津川町で西田信春、今週末は小樽市で小林多喜二、そして今日は野呂栄太郎が命を奪われた日。いずれも北海道の日本共産党の大先輩です。

 野呂の墓は札幌市平岸霊園に、慰霊碑は生誕地である長沼町にあります。それぞれにおいて墓前祭と碑前祭がおこなわれ、私が党道委員会の代表として参加とあいさつ。碑前祭には、初めて長沼町教育長さんや農民協議会から中村委員長さんも来賓として参加くださいました。

 野呂は1900年4月30日に長沼町で、農家の長男として生まれました。「幼時から、一方では労働の尊さを、そして他方では資本の原始的蓄積のカラクリ、資本主義の制度の不合理をマザマザと見せつけられて育ちました」と、後に雑誌社の質問に答えています。額に汗して働く農家や町民が貧しいままでいたことに、強い問題意識を持っていたことが伝わります。

 日本の歴史に引き寄せた経済学をと自分なりにメモをつくり始めたのが、あの「日本資本主義発達史講座」刊行へとつながりました。党の運動に参加していない研究者とも手をつなぎ、日本の民主的変革という大きな線での一致があれば研究は自由にやってほしいと、野呂は口にしていたそうです。今の「市民と野党の共闘」に通ずるものがあると思いました。

 1933年にスパイの手引きで検挙された野呂は、翌年2月19日に品川警察署での拷問によって病状が悪化し、戻らぬ人となりました。それでも彼は、雑誌社の質問に答えて「われらの日常は物質的にも、社会的にも苦しみそのものです。がしかし、この苦しみのうちにこそまたわれわれの楽しみがあるのです」との言葉を残しました。理論的にも人間的にも卓越していた野呂は、未来社会への「地続き」を自分のものとしていたのかと驚くばかりです。

 実は2月19日は、4年前の衆議院5区補欠選挙で池田真紀さんを共闘候補にと、市民と野党で合意した日でもあります。北海道での「市民と野党の共闘」をスタートさせた日が奇遇にも野呂の命日だったのですと、治維法国賠同盟の宮田汎・道本部会長があいさつで触れました。今の情勢を野呂が見たら、どのような思いを持つでしょうか。

 党としても先月、綱領の一部改定をおこないました。野呂が築き上げた理論的到達点が土台になり、未来を示す党綱領が今日的な輝きを増しています。ウソと偽りの安倍政治を変えて、野呂も願っていた平和と自由・民主主義の日本にしていこうと、参加されたみなさんと心をひとつにしました。

 そして19日は、安保法制=戦争法の採決が強行された日。総がかり実行委員会の集会が開かれ、私も参加しました。「桜を見る会」前夜祭はじめ、安倍首相のウソや偽りが次々と明らかになっているなか、やっぱり決め手は国民世論。政治は変えられるという展望が見えるように、私も語っていかねばとの思いを強めました。

 【今日の句】理も情も感じぬ それが安倍政権

2020年2月18日火曜日

まだ道警は調査結果を公表しないのか

 昨日、北海道弁護士会連合会が声明を発表しました。道警が昨年の参院選での街頭演説で、参加者の一部を実力で排除した問題についてです。道弁連としては昨年9月に続く2度目の声明で、道警と道公安委員会に郵送したとしています。

 安倍首相が札幌で演説をおこなった際に、政府の年金政策を批判するプラカードを持っていたり、「増税反対」と声を上げたりした市民へ複数の警官が取り囲みや制止、排除などをおこないました。その当事者だけでない市民も、つきまといや監視を受けていたことも後に発覚しました。

 仮に公職選挙法に反することなら立件されるところですが、されていません。何のために、何にもとづいて排除などの行為をおこなったのか法的に明確になっていないのです。これでは市民の政治参加への重大な干渉になると声があがり、道議会でも追及され、道警は調査すると述べて半年近くが経過しています。

 つまり、説明できないのではないか。不当な公権力の行使だったのではないか--そうであれば、公権力が市民の思想や信条に介入しても構わない社会になってしまいかねません。道弁連の声明が2度目になるほど、ことは深刻に受け止めるべき問題です。

 安倍政権になってから、こうやって民主主義の土台が少しずつ壊されてきたのは間違いありません。先日は、勝手に法の解釈を変えて検事長の定年延長を決めてしまいました。法を無視すれば、時の政権が都合よく勝手なことができてしまいます。まさに立憲主義の危機なのです。

 取り戻すには、地域でこつこつと立憲主義や民主主義を積み重ねることが大事だと思っています。北海道での世論の広げと運動づくりにも、引き続き力を尽くしたい。

 【今日の句】説明が できぬか政府も 道警も

2020年2月17日月曜日

それでも総理はごまかすのか

 「桜」疑惑で新展開。立民・辻元議員がANAホテルに問い合わせ、これまでの安倍首相の答弁に真っ向から反する回答が寄せられたのです。ANAホテルは「桜を見る会」前夜祭の会場になっていました。

 これまで首相は、ホテル側から夕食会の明細書は受け取っていないと答弁してきました。領収書についても、ホテルの担当者が金額等を手書きし、宛名は空欄だったと述べてきました。しかし、ANAホテル側の回答は「主催者に対して、見積書や明細書を発行いたします」「弊ホテルが発行する領収書において、宛名を空欄のまま発行することはございません」というものでした。

 大事な点は、これらは政治家や政治家関連の団体でも対応を変えたことがないとしていることです。問われた安倍首相は、午後の質疑で「示された内容は一般論としての回答」だったとホテル側から回答を得たとする答弁。それなら辻元議員と同様に、書面で確認してはどうかとの質問に「私が責任をもって答えている」=つまり、私の答弁を信じてほしいということでした。

 それが信じられないから、これほどまでに追及がされてきたのではないのか。領収書や明細書、参加者名簿などを出せば、真実は明らかになるのです。こんなにも逃げ回り、ホテル側が責任をもって示した回答まで否定していくとは、本当に許されない。こんなことを何度くりかえすのか。

 日本共産党は高橋千鶴子衆議院議員が、新型コロナウイルス対策と公立・公的病院の再編・統合問題について質問しました。北海道でも54もの公立・公的病院が名指しされ、来年度予算では病床数削減への予算措置もされています。予算の使い方として逆ではないのでしょうか。

 「地域に必要な病院については、地域医療構想において検討を」という加藤厚労相に、高橋議員は「それならリスト撤回を」と迫りました。北海道や宮城県の医師不足の現状も示して「医師不足や、病院がなくなれば過疎化を招く」と追及。偏在対策が基本でなく、医師不足を解消することこそ基本にしなければならないのです。高橋議員も「医師を増やしてほしい」と強調しました。

 昨夜からの雪も積もった札幌で、今朝は定例の朝宣伝。こういう国会の中身も、わかりやすく伝えることは私の大事な役割です。ブログをお読みの方も、ぜひまわりの方へお知らせください。ごまかしが通用する日本にしてはなりません。

 【今日の句】答弁を 信じられずに 今日もまた

2020年2月16日日曜日

苦難あるところ日本共産党あり

 先月の党大会を受けた道党会議(後期)は、力が湧いてくる来賓あいさつや討論が続きました。安倍政治を変えるのは、このような草の根の力だと確信となりました。

 党大会があった立憲民主党や国民民主党からはメッセージが寄せられ、それだけでも数年前まではなかったこと。会場には社民党、新社会党、戦争させない市民の風・北海道からの各代表が足を運んでくださり、心のこもったごあいさつをいただきました。小選挙区は市民と野党の共闘で、安倍政権を支える自公維を必ず少数へと追い込みたい。

 同時に日本共産党が伸びなければダメで、この「2つの大仕事」をどう進めるかが課題となります。どんな政治情勢になろうとも必ず議席を獲得できるだけの力をつけることや、普段からの活動強化がどうしても必要になります。そのような発言も相次ぎましたが、とくに切実な願いの実現に奮闘することの大切さが交流されました。

 いま道内には、多くの願いや矛盾が渦巻いています。安心してかかれる地域医療、生活の再建が見通せない震災復興、非正規・低賃金、住民負担を押しつける町づくり、新幹線トンネル残土の問題などなど、その解決のために日本共産党が相談、運動、議会論戦などで奮闘している討論が続きました。そのなかで日本共産党に入党を決意される方や、自分の人生をかけて活動してきた方の話には感動も広がりました。

 「苦難あるところ日本共産党あり」。この言葉どおりの活動が広がっていることに、参加された誰もが誇りを感じたと思います。そして、次の総選挙では北海道で議席を奪還するんだとの共通の思いが発言されるたび、私自身の背筋が何度も伸びる思いでした。日本共産党の1議席は重い、とつくづく感じました。

 自分を守ることばかりの安倍政権を続けるのか、国民の基本的人権を守ることを最優先とする政治に変えるのか。今度の総選挙は、まさに命とくらしがかかったたたかいになります。あらためて決意を固める1日となりました。

 【今日の句】地に足をつけて 未来を切り開き 
 

2020年2月15日土曜日

もう我慢も限界

 「いのちとくらしを守れ!北海道総決起集会」も早や9回目。人権保障に反する全世代型社会保障をやめさせよう!と、意気高い集会とデモパレードになりました。主催は消費税廃止北海道各界連絡会/北海道高齢期運動連絡会/介護に笑顔を!北海道連絡会/北海道社会保障推進協議会です。

 記念講演は「尊厳をもって地域で生きる」と題して、金沢大学名誉教授の井上英夫さん(日本高齢期運動サポートセンター理事長)がおこないました。「基本的人権に対しては『支援』ではなく『保障』なのです」「自民党の憲法改定案で97条を削除しているのは、国民のたたかいを恐れているから」など、人権としての社会保障を確立するうえでの課題を明確にされた講演でした。

 国連の原則や北欧社会の到達点なども紹介されて、あらためて日本政府の遅れを痛感させられます。国民から「生活保護が高すぎる」などと出される声も、生活保護基準が高いのでなく賃金や年金が低すぎることが問題で、曰く「劣等処遇意識の克服」も必要だと井上さんは強調されました。人権保障に向けた世論と運動を高めなければいけないですね。

 各分野からのリレートークで、いのちとくらしが脅かされている現実が浮き彫りにもなりました。消費税増税による景気後退もあり業者の廃業も出てきていたり、職場でも「最低賃金のためフルに働いても月13万円」(清掃業)や「夜勤をしても手取りで月20万円を超えない」(介護職)といった状況は改善されていません。年金や生活保護の削減で人間らしい生活にほど遠い現実や、高すぎる国民健康保険料が払えず命にかかわる実例も告発されました。

 公立・公的病院の再編統合や、介護現場での人手不足と相次ぐ施設閉鎖で、安心してくらせない地域が広がっている北海道。ケアマネさんの「給料が安くても、介護の仕事が大好きで続けている仲間がいる。支えるために介護報酬の引き上げを」との必死のスピーチにグッときました。ムダな大型開発や米国からの戦闘機爆買いよりも、くらしを守る現場にこそ最優先に税金を!

 冷たい風が強く吹く中でも、終了後のデモパレードには多くの方が集会からそのまま参加されました。シュプレヒコールの声も、ひときわ大きい。参加者一同で確認した「集会アピール」の「もう我慢できません!」との怒りが共有されていたと感じました。

 生きることで精一杯なのは、あなたの責任ではなく政治の責任。さらに苦しめる安倍政権を、市民と野党の共闘で何としても少数に追い込もう。熱い思いを確認しあった1日でした。

 【今日の句】人権が 何かを総理 知ってるか