2011年6月11日土曜日

青年の真剣な模索

 今日で東日本大震災から3ヶ月。党道委員会で、街頭から救援募金のお願いをおこないました。

 原発の話もするわけですが、比較的若い方たちがチラシを受け取っていくのが目に入りました。

 原発頼みの社会でいいのか、真剣な模索が広がっているように感じます。

 明日は、紙智子・大門実紀史の両参議院議員と岩内町へ行き、泊原発についての住民懇談会に私も加わります(運転手も兼ねます)。

 本当は原発敷地内での調査も予定していたのですが、月曜日に参院本会議が入ったため断念。残念。

 昨年、道原発連のツアーで私は泊村まで行き、それ以来となります。

 住民のリアルな声を、きちんと受け止めたいと思います。

 ところで、JR北海道で今度は“居眠り運転”。

 運転手の個人責任にとどめず、労働環境まで検証する必要は、ないのでしょうか?

 【今日の句】 謝罪する 姿を見慣れる 怖さかな

2011年6月10日金曜日

観光振興へ、内需応援を

 今日は登別市に足を運んで、渡辺勉・佐々木久美子の両市議と観光協会を訪ねました。

 震災後の状況を、あらためて伺いに来たわけです。

 震災後、前年同時期比で約10万人(!)近くの観光客数が減っているとか。

 地元の雇用にも影響が出ているわけで、従業員の移動バスも空席が目立っているとの話でした。

 海外からの観光客も大事ではありますが、多くは国内観光客。

 「国家公務員の給与削減で、次は地方公務員の給与削減にもなるだろう。

 どんどん観光に来づらい状況がつくられている。

 こういう時に増税では、景気回復に逆行するんだから、復興の国債などで財源をつくるべきでは」

 このような話にもなったので、党として内部留保を抱えた大手企業に、復興国債を引き受けてもらうよう提案していることを、私から紹介しました。

 北海道でさえ、このような状況なのですから、原発に近い観光地ではもっと打撃が大きいでしょう。

 むやみに政府も「安全宣言」を出しにくいでしょうが、判断できるだけの情報を明らかにすることはできるはず。

 合わせて、北海道としても積極的に放射線量関係の情報を公開することは、道民の安全確保とともに間接的には産業振興・応援になるわけですから、さらに力を入れてはどうか。

 道民の苦労が軽減されるよう、力を尽くしたいとあらためて思います。

 【今日の句】 私には 権利がなかった 総選挙

2011年6月9日木曜日

JR北海道・石勝線の事故現場へ

 紙智子参議院議員と、先月27日に起きたJR北海道・石勝線の事故現場へ。調査に同行させてもらいました。

 あらためて、現場は占冠村・第一ニニウトンネル付近。

 道道の山道を通り抜け、着いた現場ではブルーシートを被った事故車が大きく目立ちました。

 詳しい事故原因はJR北海道にて調査中で、警察も含めた対応が進んでいます。

 現状維持のため事故車に触れるわけはいきませんが、案内を受けて近くに行くと、まずは焼けた臭いが鼻を突きます。

 後方の1号車・2号車の燃料はすべて燃えたと予測され、車内はすべてが溶けて何もない状況。

 あらためて見ると、全車両が膨らみ、ゆがんでいます。

 底部が焼けて車両の重みに耐えられず、車体がゆがんだと。

 避難体制、トンネル設備なども話をうかがいました。

 報道にもあるように、トンネルに排煙設備はなく、そもそもトンネル内での車両火災は想定されていません。

 技術・検査をめぐる問題と、避難を含めた危機管理の問題と、整理し解明していくことが事故の再発を防ぐことにもなると思います。

 関係者などの意見も聞いて、再発防止策を党としても提案していきたい。

 紙議員とも帰りの車のなかで、そのような話し合い。

 あれだけの惨事で、亡くなった方がゼロだったのは奇跡的だと、現場を見て実感しました。

 このようなことが、繰り返されないように!

 【今日の句】 官邸は 国民不在の 繰り返し

2011年6月8日水曜日

TPP推進の流れに批判の声

 今日も「提言」を持って、団体訪問・懇談。被災地支援とともに、原発事故収束と放射能汚染、政局やTPP問題まで、幅広い話になりました。

 そうです、TPP。

 震災を機に議論が止まっていましたが、経済界や政権の一部などから推進の声が上がり始めています。

 被災地の農漁業支援とあわせ、食料の安定供給に政治が責任を持つ。

 そのこととTPP推進が両立するとは思えませんし、推進側からの理由も明確ではないと思います。

 民主・自民の「大連立」報道が続いていますが、このような方向での「大連立」なら認められない。

 震災復興に力を合わせるのなら、連立を組まなくても、政府方針に提案も批判もできるはずです。

 懇談でも、政権の枠組みよりも「支援の中身」の方が大事だ、との意見が多数。

 その「中身」を、共産党が示していけるように、国会でも地方でも頑張らないと。

 そうそう、懇談に向かう先で、何やら肩にベチャッ!という音。

 鳥のフンでした‥‥。

 【今日の句】 人生で 初めて受けた 洗礼だ

2011年6月7日火曜日

震災の影響は、ここにも

 今日は3ヶ月に一度の、娘の病気の定期検査。時間を間違えて早く着き、待ち時間に何度「ま~だ~」と言われたことか‥‥。

 結果は異常なしですが、先生から「ところで薬のことで‥‥」と。

 娘の飲む薬は、福島県に薬品会社があるそうです。

 今回の震災で生産が減っており、処方に制限がかかっているとのこと。

 大人の場合は2日に1回などをお願いしているのですが、成長する子どもの場合は薬をやめられないので、これまでまとまって90日分出していたのを30日分ずつしか出せない措置になる--。

 こういうことにも震災の影響があるのかと、ちょっとビックリ。

 生産は減っていても、少ないながら安定供給ができるので、来月に薬だけ処方しますので来てください、ということでした。

 被災地の医薬品が足りないだけでなく、日本全体にかかわることなんですね。

 重病・難病の方にとっては、死活問題の場合もあるのでは。

 考えさせられる検査の1日でした。

 【今日の句】 連立に 国民負担の 道も見え

2011年6月6日月曜日

「提言」持って意見交換

 JR北海道の特急で、またトラブル‥‥先日の事故と同型車とのこと。

 あらためて点検と徹底検証が必要、ということでは。

 さて今日は、党の大震災・原発災害にあたっての提言(第2次)を持って、中小企業・観光団体などを訪問。

 道内も津波被害があり、観光でも打撃を受けている現状。

 当面の資金繰りや債務返済対策、観光振興対策などで意見を交わしました。

 放射能汚染の心配が背景にあるわけなので、きちんとした情報公開などが事故収束とともに観光対策にもつながると思います。

 心配な点を隠して「安全」ばかりが強調されるよりも、正直な政治のもとでこそ信用がつくられていくのでは。

 「安心」「安全」を、いま一度、考え直す時ですだとつくづく思います。

 【今日の句】 安心に 一番遠い 政治かな

2011年6月5日日曜日

深川市議選で応援へ

 朝7時前に家を出て、市議会議員選挙告示の深川市へ向かいました。

 昨日の曇天はどこへ、真っ青な空!

 高速道路から見えた、滝川市の菜の花畑。

 広がる鮮やかな黄色が、空の青と見事な調和。

 順調に深川市に着き、日本共産党2候補の応援演説をおこないました。

 深川市は、官製談合が行政上の大問題としてあり、議会で堂々と追及・解明してきたのは日本共産党だけでした。

 そして、震災救援・エネルギー政策の転換、防災・福祉の町づくりでも、もちろん政策を掲げて現地ではたたかっています。

 他候補の選挙カーにも会いますが、名前の連呼ばかりで政策は聞かれません。

 新しい社会が望まれるなか、きちんと住民の立場で働ける議員が選ばれなければ。

 移動中のラジオでは、民主・自民の「大連立」かと報じられていましたが、これまでの自民党政治を延長させる「大連立」なら、何のための政権交代だったのか。

 震災復興などで、もちろん協力は必要だけど、ここは注意が必要!と思います。

 【今日の句】 お互いの 反省隠しの 連立か