2020年1月11日土曜日

強みはネットワーク


 党と後援会「新春のつどい」をまわると、どこでも「今度は必ず勝たなきゃね」「私たちもがんばるから」と声をかけていただきます。ゆっくり語り合う時間がないほど駆け足でまわるのは残念ですが、その分もがっちり握手です!

 札幌市白石区では伊藤りち子・白石区道政対策委員長とまわると、「昨年から赤旗を読んでいます」という方も。私が退席した後でしたが入党された方もいたとかで、新たな期待が広がっているんだと実感です。3区市民の会からも来賓としてあいさつをいただいたのも嬉しいことでした。

 江別市は昨年の市議選で3議席に回復(吉本和子・高橋典子・佐藤美佐子)して、3人の議員とともに新年の決意を私からも述べました。市議会の議員構成が変わり、意見書が採択されたことの喜びも語られました。こつこつと地域から動かすことで、変化は生まれていくものなんですね。

 次の会場へ向かう前に「江別市でも入党してくれましたよ」との一報! 昨年のつどいで私から呼びかけていた方だといいますから、さらに嬉しさも増しました。ずっと考えてくださっていたんですね。

 建交労北海道本部の「団結旗びらき」には紙智子参議院議員・宮川潤道議・村上仁札幌市議とで、そろって参加。JR廃線問題に触れて私からもあいさつし、特に国によるJR北海道への支援にかかわって、来年度に予定されている法改正を前に、今年の取り組みは大事になってくることを強調しました。

 国の改善命令に出てくるコスト削減は、いわゆる「赤線区」のバス転換も見通したもの。一方的な廃線をするなと、道内では声もあがり続けています。いろんな課題が各地・各分野にあり、連携しながら進めることの大事さを実感します。地方議員をはじめネットワークがあることが、日本共産党の大きな強み。このネットワークも強く大きくしていくことが、安倍政権を変えることにもつながるはず!

 【今日の句】握手した分だけ 心つながれば

2020年1月10日金曜日

共闘の勢いは十勝でも

 党十勝地区の「旗びらき」講演で、帯広市へ足を運びました。会場に向かう途中で、市民のみなさんの毎週金曜・宣伝行動とバッタリ。せっかくなのでと写真も撮って「今年は安倍政権を終らせよう!」とガッチリ握手も交わしました。うれしいですね。

 十勝は前回の総選挙で、石川香織議員を小選挙区から共闘の力で押し上げた地域。その力は、引き続き前進しています。これまでもTPP反対など一致点での共同がありましたし、党十勝地区も毎年「食と農のつどい」を開いて各界の方々とも交流を深めてきました。地域でつながることの大事さを、私も十勝の活動から学んできました。

 旗びらきにも石川衆議の代理として大林愛慶市議会議員が駆けつけ、あいさつと激励を寄せてくださいました。地区労連・新婦人・勤医協・民商など各界のみなさんからも、あたたかい連帯の言葉をいただきました。私の講演では、行き詰まった安倍政権を変える道や市民と野党の共闘、日本共産党の果たしている役割などを北海道の現状に引き寄せながら話をさせていただきました。

 積み重ねてきた共闘を肌で感じもしたし、この勢いは続いていくと確信。終わった後の、参加された方の笑顔を見るとホッとしました。差し入れまでいただき、本当にありがたい。期待に応えてがんばります。

 先だって札幌では、道原発連の宣伝にも参加。まだ冬休み中なので小中学生と思える子どもたちも多く、泊原発再稼働へのシール投票にも手を伸ばす姿がありました。次の世代に「核のゴミ」などの負の遺産は残さないようにしませんとね。

 【今日の句】わが子らの 宿題そろそろ 心配だ

2020年1月9日木曜日

本気の思い

 戦争するな、自衛隊を送るな! 街頭での訴えや道労連主催のデモには、いつもより目が向けられていたような。飛び入りで参加するのはためらうけれど、気持ちは同じという方もきっといたはずです。

 党としても今日は全国各地で宣伝に。憲法共同センターの宣伝では、高校生くらいの青年たちが署名に足を止めてくれていたのが印象的でした。自分ごととして受け止めてくれているのなら頼もしい。戦場へ送られるのは、多くは体力のある若い世代。彼らの未来を血なまぐさく染めるようなことは、絶対にさせたくありません。

 デモは短期間の呼びかけにかかわらず150人もの方が駆けつけました。マスコミの取材も入り、気にかけているように通り過ぎる方も数多く。コールに合わせて出す150人の声が、先頭を歩く私の後ろから力強く響いてきました。みんな本当に戦争を止めたいと思っている。もちろん私も。

 軍事的挑発や衝突の火種は、依然として残されたままです。関係国が自制的な行動を続けられるかどうかは、私たちも含めた国際世論と政治の外交力にかかっています。安倍首相のやるべきことは、自衛隊を中東へ送ることではなく、米国がイランとの核合意に戻るよう説いていくことです。

 北海道では、参加隊員数が過去最大級の日米共同訓練も計画されています。オスプレイが厳寒期に耐えられる保障もないし、訓練の拡大・固定化などごめんです。このうえ憲法9条を変えたら、まさに日米一体となって世界へ軍事展開するということになるのではないか。くりかえしになりますが、今やるべきは外交努力です。

 【今日の句】一人ではないと 実感する街頭

2020年1月8日水曜日

いっしょに平和の声を

 イランが米軍基地を攻撃し、米トランプ大統領の正式コメントは今の時点で出されていません。武力衝突とならないよう自制を望むばかりです。

 そもそもは、米国がイラン核合意から一方的に離脱したことが始まりでした。さらに司令官殺害という先制攻撃までおこなった米国は、非難されてしかるべきです。なお、日本共産党・志位和夫委員長のコメントはこちらをご覧ください。

 こんな時に自衛隊を中東へ送るなどありえないし、しかも特措法でなく閣議決定というやり方も許されない。札幌では明日、憲法共同センターが「9の日」定例宣伝を、道労連は集会とデモ行進という「さっぽろピースアクション」をおこないます。札幌周辺となりますが、ぜひ参加して一緒に声にしましょう。党道委員会としても昼に街頭宣伝を予定しています。

 世界でも戦争反対の世論が広がっていて、2003年イラク戦争における国際的な反対行動を思い出しました。あの時も自衛隊を送るのかと集会やデモが沸き起こり、札幌では自衛隊員とお付き合いしていた女性がたった1人で街頭に立ち、署名を集めるということもありました。いま、隊員のご家族などはどのような思いでいるのでしょう。

 今日は、旅行業協会や道観光振興機構など関係6団体による観光業界新年交礼会へ足を運びました。4月のウポポイ開館や夏の五輪マラソン等が、観光にとっても契機になるとの話題で持ち切りでした。

 「観光は、国際平和と国民生活の安定を象徴するものであって、その持続的な発展は、恒久の平和と国際社会の相互理解の増進を念願し、健康で文化的な生活を享受しようとする我らの理想とするところである」。

 これは観光立国推進基本法の前文ですが、前身の観光基本法から引き継がれている文章です。観光は平和産業と言われる所以です。これほど国際平和を謳っている法律も、そうはありません。新年会の会場にいながら、中東情勢にも頭をめぐらせました。

 【今日の句】何回も 同じ悲しみ 見たくない

2020年1月7日火曜日

連帯の気持ちを込めて

 今日も紙智子参議院議員と新年のあいさつまわり、夜は道労連の旗びらきへ。勢いよくがんばろう!と団結を固め合いました。私も連帯の気持ちを込めて、道労連作成の「FIGHT FOR JUSTICE」トレーナーを着て参加しました。

 昨年に結成30周年を迎えた道労連は、働く仲間の頼れる労働組合としても、市民と野党の共闘で憲法をいかす政治をつくる運動のなかでも、重要な役割を果たしてきました。三上友衛議長から「公正な社会を」とのあいさつもあり、力をあわせて私たちも取り組まなければと思いました。

 紙議員とともに、私からも一言あいさつ。真下紀子・宮川潤・菊地葉子の各道議も参加、あいさつしました。社民党道連の浅野隆雄幹事長と「戦争させない市民の風・北海道」から山口たか共同代表、小林久公事務局長も見えられて和やかに話し合う状況を、とても嬉しく思いました。

 話は前後しましたが、あいさつまわりでは各界の現状も詳しくうかがいました。道漁連では、昨年はサケ・サンマ・イカなど不漁で水揚げ高も落ちた厳しい実態をうかがいました。「付加価値を高めて売るということも大事だけど、やっぱり水揚げの量がないと加工場など地域経済にも影響が出る」とは本間常務。

 水産資源についても、これまで現場で自主的な管理を続けてきただけに、機械的な割り当てでうまくいくのかとの心配もあります。そもそも割り当て枠が少なすぎれば、生活できるだけの水揚げもできません。全国一律にならない漁業だけに、現場の実態に即した柔軟な運営が求められていると再確認です。

 道漁連事務所には、写真のような真昆布を使った鏡餅が飾られていました。今年こそ豊漁をと、心で祈りました。

 道中小企業家同友会は昨年12月に移転した事務所を訪れて、窓からの風景の良さに紙議員ともども嘆息。しばしの懇談のなかでは道内の人手不足、子育てしながらの働き方など職場環境の改善についてが話題に。賃上げが厳しい経営実態もあるなかで、支援する政治の力が問われています。

 わずかの時間で話し切れませんでしたが、消費税増税も経営の重石になっているはず。こう考えるとアベノミクスで中小企業に何の恩恵があったのだろうかと思うし、そもそも安倍首相もアベノミクスなど口にしなくなりました。消費を促すためにも、くらしを支えるうえでも、中小企業を支えることにとっても、消費税減税は必要です。この点にも力を尽くしたい。

 今日の最高気温はプラスだったため、路肩の雪も融けてザクザク状態に。わが家の下の子は学童保育でスキー合宿に行ったのですが、スキー場の状態はどうだったことやら。

 【今日の句】七草を 味わわずして 松は明け

2020年1月6日月曜日

寒風に負けず

 官公庁の仕事始めとなり、紙智子参議院議員とであいさつまわりへ。激励もいただき、がんばらねばと気持ちも新たにします。朝の宣伝でも、手を挙げて応えてくださる方もいらっしゃいました。

 北農連の新年交礼会も毎年恒例で、関係する方々とともに与野党の国会議員も多く参加します。JA北海道中央会・飛田稔章会長は「自給率の向上に貢献する北海道農業」の意義を述べられ、紙議員とも食と農・地域を維持していくことの大切さに触れた話を交わしました。

 JA北海道厚生連・西一司会長とは、厚労省が名指しした公的病院の再編統合問題で懇談。北海道は美深・常呂(北見市)・摩周(弟子屈町)の病院の名を上げられて、西会長も発表には驚いたとのこと。地域社会を維持するうえで欠かせない医療を、総合農協の力として維持してきたのです。

 今月1日から日米貿易協定が発効したこととあわせて、北海道の農業と地域社会の維持を、農家や農協の責任だと押しつけるようなことがあってはなりません。食料自給率の向上を大目標にして、家族農業を基本にしながら支援を抜本的に強めることがどうしても必要です。そうでなければ後継者対策も前へ進まないからです。

 道新グループ新年交礼会などにも足を運び、夜は自由法曹団北海道支部の新春のつどいへ。昨年の地方選で当選した道議(真下紀子・宮川潤・菊地葉子)・札幌市議(小形香織)・小樽市議(高野さくら)とあいさつもし、安倍政権を終わらせる年にしようと参加された方と語り合いました。

 たたかっている裁判などの紹介が今年もあり、あらためて基本的人権の尊重とは遠い現実が日本・北海道のなかにあるのだと痛感します。厳寒の北海道でストーブも買えない生活保護行政、ハラスメントを受けて「自分は役に立てない人間だ」と自死を選んだ方‥‥。政治の分野でも力をあわせて、本当に憲法がいかされる社会にしなければと決意を新たにします。

 今日も寒い1日でしたが、例年なら道路の至る所にある雪山がまったくないほど、雪がありません。北農連でも「夏に干ばつにならないことを祈らなきゃ」と話題になるほどです。十勝地方では砂嵐が舞ったとか? やっぱり雪はそれなりに、きちんと降ってほしいものですね。

 【今日の句】この雪に 水と豊作 願い込め

2020年1月5日日曜日

生きることの基本を大切に

 今年の豊漁・豊作と商売繁盛を願って、札幌卸売市場で初競り式! 紙智子・岩渕友の両参議院議員と参加し、あいさつに市場内もまわりました。昨年は水産も青果も売り上げが若干下がりましたが、今年は盛り返したいですね。

 そのためにも個人消費の引き上げへ、そのためにも消費税減税を。まわった先で「今年は共産党の年だね」「がんばってよ」と声もかけていただきました。ある女性とは「戦争のない国にしてほしいよ」と、店先でしばし懇談。慌ただしい早朝でも、いろんな願いを聞かせていただきました。

 昨年、サケ・イカ・サンマという北海道を代表する水産物の水揚げが軒並み減少という厳しい年でした。漁協を中心に水産資源の管理はおこなってきているものの国際的な乱獲が心配で、政府の「漁業外交」のあり方が問われています。海水温の上昇という気候変動の影響も心配されます。

 自然災害の多発化・大規模化は、農作物にも大きな打撃を与えてきました。地球環境は明日には変えられないけれど、政治の取り組みは明日からでも強化すべき。食と自然は切り離せないし、命とも切り離すことはできません。市場へ来ると、いつも「生きることの基本」を大切にしなければと痛感します。

 安倍首相はゴルフを満喫したようですが、国際的な大きな変化や、昨日からの米国・イランの緊張激化などから目を背けているようにしか見えません。もしかして米国の指示待ちというのでは、あまりに情けないし、ひどすぎる。安倍首相がよく言う「世界の中で輝く日本」という言葉が空疎に聞こえます。早く変えたい。

 【今日の句】市場から こんなに政治 よく見える