2023年5月26日金曜日

これほどの値上げは耐えられない

 党道委員会が「電気料金値上げ反対全道アクション」を呼びかけ、私も朝から訴えました。「がんばって」と握手に来る方、「維新以外で野党共闘を」と激励に来る方など、政治を変えたいとの思いが次々。元気になります。

 先日も書きましたが、くらし・商売・農業への大打撃となる電気料金の大幅値上げ。その切実さを政府はどれだけわかっているのでしょうか。

 透析患者さんなどにとっては、命に直結しかねない問題でもあります。道民の理解は得られていないし、電気料金を人質に原発再稼働を進めることも認められません。

 署名用紙とチラシもできました。署名用紙はこちらから、チラシはこちらからダウンロードできます。ご協力や、お知り合いにもお広げください。

 道原発連の宣伝でも、電気料金値上げに触れて訴えました。修学旅行らしい中学生の姿が目立ち、ちらちらと私たちを見て通り過ぎるですが、少しでも心に残ってくれていたら。きっと話題にしている家庭もあるはずです。

 あいさつまわりで、札幌市学童保育連絡協議会へ。わが家の小学6年生も学童保育に通っていて、上の子から数えて12年目になります。異学年との交流、集団での成長など学童保育を通じての経験は本当に貴重なものです。

 ただの預かり保育ではなく、指導員が子どもたちの成長に寄り添ってくれているからこそ。処遇改善や研修機会の保障はじめ、国が公的責任を果たすことの大事さをうかがいました。当事者の親としても、しっかり発信していきたい。

 比例候補として発表されたことを伝えると、どこでも「今度こそですね」と声をかけていただき本当にありがたい。明日もがんばります。

 【今日の句】五月晴れ以上に 暑すぎないだろか

2023年5月25日木曜日

核廃絶の声を、道内すみずみから

 個人・団体や業者のみなさんへ、あいさつにまわっています。「今度こそですね」「大軍拡を許さない選挙に」など激励や要望も。くらしや商売の現状が切実なだけに、その願いに応える議席を回復しなければ。

 写真は「北海道生活と健康を守る会」でのもの。せっかくなのでと、同じ建物内にあるダリアの郷支援センター利用者さんにもあいさつ。私を知ってくれている方が「がんばって」と、大きな拍手をくださってありがたかったです。

 今日は北海道ノーモアヒバクシャ会館に足を運ぶと、ちょうど会議のため来られていた被爆二世・松田ひとえさん(旭川市)からも話をうかがえました。松田さんは被爆した両親が北海道に逃れ、紋別市で育ちました。同じく被爆した叔母さんの活動に影響を受けて語り部の活動を始め、道被爆者協会の「被爆二世プラスの会」も担われています。

 二世とはいえ被爆していないもと、松田さんは実際に広島へ行って「ここで多くの方が亡くなった」現実を前に、語り部活動に踏み出したと言います。シャンソン歌手でもある松田さんは、歌も通して平和や核廃絶を訴えています。

 G7サミットは開催地が被爆地・広島でありながら、核抑止力論を確認しあうという本末転倒ぶりでした。ロシアへの非難は当然ですが、これでは悪循環となりはしないのでしょうか。核兵器をなくす本気の努力こそ、求められているはずです。

 被爆者が不満や批判の声をあげるのは当然です。被爆者の願いは、あの苦しみをくりかえしてはいけない、残虐な核兵器はなくしてほしいということなのですから。松田さんからも、もっと各国首脳には被害の実態を見聞きしてほしかったとの話がありました。

 ノーモアヒバクシャ会館は、広島・長崎に次ぐ全国3番目の原爆資料展示館。しかも初めての民間立で、会館建設のレンガを500円で買ってもらう「レンガ募金」を通じて建設できたのでした。「被爆者が気兼ねなく話せる、いこいの家がほしい」との願いが出発点でした。

 広島・長崎から遠く離れた北海道に被爆者が多いのは、松田さんのご両親のような避難や「新天地」を求めて来られた方のほか、北海道からの志願兵・徴集兵、戦後開拓で渡ってきた方などがいるからです。

 被爆への無理解や差別があるもとで、この方々が勇気を出して声をあげ、北海道での被爆者運動を築いてきました。その歴史の積み上げがノーモアヒバクシャ会館なのです。核廃絶へと、道内すみずみからの世論にしていきたいと、私もがんばる決意を述べました。

 ところで写真の奥に見える、綿で作ったきのこ雲などの被害ジオラマは昨年、札幌東陵高の15人が作成したもの。身近な町の被害に置き換えることで、原爆の恐ろしさを学んできたといいます。次の世代に引き継ぐ活動も、いっしょに進めていきたい。

 【今日の句】脅し合う 世界を変えよう 日本から

2023年5月24日水曜日

今こそ消費税減税・インボイス中止を

 今日は会議の合間を縫って、消費税廃止各界連絡会の定例宣伝に参加。署名板を持つ私に、スーツ姿の方から「新聞で見たよ、がんばって」との激励にびっくり。若い方からも「署名しますよ」と声がかかり、元気をもらえた宣伝になりました。

 物価高騰で生活・経済ともに苦しさが増す北海道。しかし、岸田政権は大軍拡・大増税まっしぐらだし、原発回帰にマイナ強要、入管法改悪案など次々と悪政を進めています。疑問や不安を持つ方が増えているのではないでしょうか。

 くらしや業者を本気で支えるのなら、消費税減税を決断すべき。収入の少ない業者やフリーランスなどへの増税となるインボイス導入も、中止・延期こそ。私もマイクを握って「いっしょに声をあげましょう」と呼びかけました。

 消費税が導入されて国民が負担した分は、ほぼ法人税の減収分に匹敵します。消費税を価格に転嫁できる大企業にとって、消費税は痛くもかゆくもない税金です。輸出大企業には戻し消費税の仕組みもあります。

 一方で、熾烈な価格競争や元請けなどからの値下げ圧力にさらされる中小・零細業者にとって、消費税ほど負担の重い税金はありません。「価格に転嫁すれば」と言われても、それができないことは導入34年で明らかになったのではないか。

 消費税減税とともに、税制の民主化を求めたい。「1億円の壁」に象徴される、富裕層への優遇措置は廃止や見直しを。大企業の過剰な内部留保に時限的にでも適正な課税をして、中小企業などへの支援の強化を。公正な税金のあり方を取り戻しましょう。

 【今日の句】結局は 増税ばかりの 政権か

2023年5月23日火曜日

発表初日からフル回転

 朝の街頭宣伝からあいさつまわり、道労連の最低賃金キャラバン宣伝にも参加し、北海道電力には電気料金の値上げ中止の要請など、フルに動きまわりました。SNSなどで激励もいただいているのですが、返信が遅れています。申し訳ありません。

 北海道電力には、党札幌市議団から池田ゆみ団長・太田秀子幹事長も参加して要請しました。要請項目は大きく3つ--①電気料金の大幅値上げ撤回、②燃料の海外依存をあらためて北海道の条件をいかした発電に、③公益企業として、独自の軽減策実施や関係自治体との協議を--です。

 激変緩和措置や地方交付金などによる支援はあるものの、それでも生活や商売を厳しいものにする今回の値上げ。北電側からは「申し訳ありません」と繰り返され、節約プランなどの取り組みも紹介されましたが、すでに実態は限界なのです。

 札幌市ではオール電化の市営住宅が約300戸ありますが、「家賃より電気料金が高くなった」と悲鳴の連続。一般住宅でも同様ですし、さらに報酬上の措置がない医療機関や介護事業所、難病患者や透析を必要とされる方、搾乳ロボットを動かし続ける酪農家など、多方面で「これ以上の負担は耐えられない」の声が出ているのです。

 私たちから、くりかえし実態を述べました。北電側の回答に「役員を含めて(要請は)共有させていただく」とあったことは、1つの誠実な態度だと思いますが、そうであればこそ道民生活の苦しさを正面から受け止めてほしい。

 泊原発が再稼働できれば電気料金が安くなると言いますが、来年からも動かない泊原発に設備投資など約500億円が投じられ、それが電気料金値上げにもつながります。また、北電の「自社火力」が8割を超え、それは化石燃料の輸入にも頼っています。

 原発や化石燃料にこだわるからこそ、かかる費用が増えていき、電気料金値上げにつながっているのでは。もう泊原発も止まって11年ですから、これまでかかった費用を含めたら、再稼働しても回収できないのではと思います。

 実際、回答でも「適正な水準で値下げができるよう」努めていくとのことで、本当に値下げとなるのか確証はありません。そもそも電気料金を人質に、再稼働を求めるようなことはやめてほしい。

 原発頼みをやめないと、電気料金だけでなく北電の経営上も行きづまってしまうのではないのでしょうか。こんな状況で、いったい喜んでいるのは誰なのでしょう。同じような主旨で道経産局へも要請しましたが、国策による原発頼みを変えなければとも痛感です。国会で審議中のGX法案も、廃案に追い込まなければ。

 最賃キャラバンは東北地方と一体に、道労連とともに秋田県労連・越後屋議長、福島県労連・野木議長さんもマイクを握り、私も連帯スピーチ。くらし守れ・最賃上げろの声も、いっしょに上げていきましょう。

 【今日の句】もう変えよう 石炭火発も 原発も

今度こそ

 来る衆議院選挙で比例候補(北海道)となることが発表されました。自公政権の行きづまりが著しい北海道で、平和・人権・環境・地域を大事にする議席奪還へがんばります。これまで以上のお力添えを、よろしくお願いします。

 発表されたのは私のほか、同じく比例区で藤野保史(北陸信越)・大平喜信(中国)・白川容子(四国)の計4人。いま日本共産党の衆議院議席がないブロックで、優先して発表されました。現職がいるブロックも随時、発表されていくと思います。

 岸田政権の大軍拡・大増税ストップ、外交の強化をこそと訴えます。北海道からこそ千島問題の打開についても、積極的に発信していきたい。税金は、軍事より社会保障・教育を優先にこそです。くらしや地域の実態を反映していきたいです。

 アイヌなど先住民の権利保障やジェンダー平等など、世界の流れから遅れている日本を変えましょう。食料とエネルギーを自給する日本へ、特に北海道の農林漁業支援を強めることや、原発や石炭火力から脱却した省エネ・再エネの道を訴えます。北海道への「核のゴミ」押しつけも許しません。

 人口減少のため社会基盤が成り立たない、物流危機と言える「2024年問題」、鉄路がなくされていくことなど、急いで解決しなければなりません。都市部偏重を脱した経済政策や、思いきった政治姿勢の転換も迫りたい。今こそ消費税減税・インボイス導入中止で、中小・零細企業を支えることも必要です。

 課題は山積で、だからこそ本当は市民と野党の共闘で思いきった政治転換こそ求められているはず。揺るがずがんばる日本共産党の議席を伸ばしてこそ、この道も切り開ける。それは私自身が国会で実感してきたことでもありました。

 今日は、さっそく朝から札幌駅前で街頭宣伝。あいさつまわりもして、北海道電力へ電気料金値上げ中止の要請もおこないます。決意新たにがんばりたい。

 【今日の句】本当の 反転攻勢 ここからだ

2023年5月21日日曜日

業者の味方ここにあり

 北商連(北海道商工団体連合会)と共済会の定期総会に、来賓としてあいさつ。3年ぶりのリアル開催で、私も久しぶりにお会いする会員さんの姿も。「業者の味方・北商連ここにあり」と確認しあう、総会になったのではないでしょうか。

 バブル崩壊や拓銀破たん、リーマンショックを乗り越え、この間のコロナ禍や物価高騰にも励まし合って仲間を増やしてきた北商連。融資や税の申告など、困ったときの身近な相談相手としても根づいた活動を続けてきました。

 大軍拡・大増税、インボイス導入、さらに税務相談停止命令まで、中小・零細業者にこれでもかと厳しい岸田政権。岡田会長からも「業者からたたかいの声をあげよう」と、力強いあいさつがありました。「平和でこそ商売繁盛」のスローガンも、今こそ輝いています。

 そもそも日本は「お上が決めた税金を払え」だったのが戦後、納税者の申告で税金を納めることが原則と変わりました。しかし実際は、税務署から相談や指導の名のもとに調査や強制的な徴収があり、その抗議に参加した方々を中心に民商が結成されていった歴史があります。

 いわゆるG7諸国の中で、納税者の権利を守る納税者憲章などがないのは日本だけ。税金1つ取っても、庶民は黙って政府に従えとなっていないでしょうか。そういうなかで、北商連が業者の切実な要求を掲げて奮闘する意義は大きい。

 大軍拡・大増税やインボイス導入ストップ、くらし応援で内需拡大、循環型の地域経済へ切り替えるため、日本共産党もがんばると連帯あいさつ。食堂を営む両親のもとで育った私としても、力を合わせてがんばります。

 【今日の句】もうやめよ トリクルダウン 大増税