2022年6月4日土曜日

こんな税金の使い方を許せるか

 小樽・札幌、熱く燃ゆ! たくさん合いの手も入った街頭演説。山下芳生副委員長、いわぶち友参議院議員、佐々木とし子比例予定候補に私も力が入って、参院選勝利へ心ひとつにがんばろう!

 小樽・後志は国政の矛盾が集中している地域。いわぶちさんからは札幌地裁が泊原発の運転差し止めを認めた判決に触れ、私からは函館本線・山線を守れ、市民の不安を無視して有害残土を押しつけるなと訴えました。

 「尊敬する小林多喜二が眠る小樽に来れて嬉しいです」と山下さん。そうです、社会変革へ不屈の町・小樽。演説後にあいさつにまわると「これから多喜二の墓に行くよ」という方も。このような地域の100年の積み重ねが、平和の土台を作っているのだとジーンときました。

 札幌も駅前に多くの方が足を運んでくださり、手を振っていく高校生の姿も。私からは、まわって聞いた道民の悲鳴の声も紹介して、国と札幌が一体に進めるアクセス道路など大型開発をやめて、くらしに税金を使え!と訴えました。

 アクセス道路は3年前でも建設費1000億円だったのに、資材高騰などと思われる200億円が積み増され、さらに下水道管工事に200億円と湯水のように税金が使われるのです。札幌駅周辺の再開発、2030年冬季五輪招致などオンパレードで、国にも札幌にも、どこにそんな金があるというのでしょう。

 札幌は道内でただ一つ、灯油の値上がりで市民が苦しんでいても福祉灯油を実施しませんでした。連続した大雪に徐排雪が対応できず、市民生活がマヒし続けました。五輪招致に熱心だけど市民のくらしは後回しかと、市政への怒りの大きさを甘く見ない方がいい。国にも責任があります。

 今日の札幌の街頭演説は、こちらから見ることができます。ぜひ、全員の訴えをお聞きください。

 街頭演説後には、報道各社からのぶら下がり取材も。いよいよ公示日も22日とハッキリしてきたので、さらに勢いつけてがんばりたい。憲法9条を生かした外交へ、軍事大国の道は許さない。そして北海道を苦しめ、働く人を使いつぶす新自由主義の政治を終わらせ、くらし・農林漁業・中小企業の応援と賃金のあがる経済政策への切り換えを。明日もがんばります。

 【今日の句】たくさんの やさしさ実る 政治へと

2022年6月3日金曜日

現場の声が、届く政治に

 全国を結んだ決起集会で元気をもらい、労働者後援会や民医連内ユース後援会(結成!)でも「がんばろう」と明るく楽しく意見交換。どんどん勢いつけて、勝利という形で結果を出したい。

 全国決起集会での、志位委員長の報告はこちらから見ることができます。平和を守るうえでも、くらしを守るうえでも、共闘を進めるためにも、日本共産党の前進が必要だと、よくわかる内容です。1時間ほどですから、お聞きください。

 「現場の声が、届く政治に。」労働者後援会が用意してくれた横断幕のスローガンです。働く人の苦労もやりがいも、しっかり受け止める政治に。パワハラ・セクハラ・使い捨てのない、安心して働ける職場を。何より今こそ賃上げを。スローガンに込められている思いを、しっかり受け止めたい。

 「軍事費を増やせば、必ず教育や福祉にしわ寄せがくる。9条と一体に対話を進める」「物価は下げられなくても、政府の決断で消費税は下げられる。わかりやすく広げています」「トラック運転手にとってインボイスは切実な問題。日本共産党を伸ばして中止を」など、まさに現場の実態と結んだ話に学びました。

 民医連内ユース後援会でも、社会保障などとともに「気候危機やジェンダー平等も、すごく危機感があります。投票の呼びかけでなく日本共産党のことも、きちんと知らせていきたい」との話がありました。行きづまった日本だからこそ、取り上げたい課題は山積なんですよね。何より若い世代の前向きな姿勢に、とても励まされました。

 さて、いよいよ明日が山下芳生副委員長・参議院議員を招いた、小樽・札幌での街頭演説の日です。12時からJR小樽駅前、15時から札幌駅南口です。いわぶち友参議院議員・佐々木とし子比例予定候補、そして私も弁士を務めます。札幌はLIVE配信もあるので、日本共産党北海道委員会HPからご覧ください。心を込めて訴えます!

 【今日の句】軍事へと 前のめりする この危険

2022年6月2日木曜日

刑法の改悪を止めたい

 「ロシアのように戦争反対を言えない国にしてはならない」。法律事務所後援会での集会では、平和と民主主義を守ろうとの熱気が広がりました。力をあわせる日本共産党の議席を、やっぱり増やさなければ。私も決意も新たにしました。

 議論のなかでは、いま参議院で審議中の刑法改定案も話題になりました。侮辱罪の法定刑に懲役・禁固を追加するものですが、どのような表現が「侮辱」にあたるか明らかにされず、権力者や政府への批判・批評を「侮辱」と認定される余地が残っています。

 捜査当局が恣意的な判断をする可能性は、道警ヤジ排除事件でも明らかです。札幌地裁は道警の行為を違法としたのに、質疑のなかで政府は正当化してしまいました。これでは自由な言論・表現活動を委縮しかねません。

 戦争には準備が必要で、とりわけ国民の支持がなければ攻撃は続けられません。他の国を見ても、そのために報道への介入を強めたり、国民の異論を排除するようになります。日本も同じような状況になってはいないか。「攻められたらどうする」と不安を抱え、統制されることも仕方ないとなった時には遅いのです。

 いま日本が進むべき道は、戦争しないための外交努力。そして民主主義を根づかせていくこと。私もしっかり訴えたい。

 昨日もお知らせしましたが、小樽・札幌にておこなう、山下芳生副委員長・参議院議員を招いた街頭演説は明後日に迫ってきました。多くの方に足をお運びいただき、日本共産党の勢いも示していきたい。

 ウクライナ侵略に乗じた軍事国家づくりを許していいのか、大きな争点になってきました。ぜひ山下さんの訴えをお聞きください。いわぶち友参議院議員・佐々木とし子比例予定候補、もちろん私もマイクを握ります。

 【今日の句】権力を 自由にしたら 危ないぞ

2022年6月1日水曜日

何としても中小企業を守れ

 6月となり一気に食料品・調味料が値上げになった一方、札幌の老舗・マルカワ食品が経営破たんと報じられました。よく豆腐などを買っていたので驚きです。大豆価格や光熱費の高騰が経営を圧迫したようですが、経営が苦しい業者はまだまだあるはずです。

 北海道の産業全体に占める製造業の割合は約1割(全国は約2割)で、食品加工も多いのが特徴です。マルカワ食品は多額の投資をしてきたようですが、このような経営破たんが続けば雇用と地域経済への影響も出てくるだけに心配です。

 豆腐や納豆などは、店頭価格で安さを競わされる食品です。きっと厳しい価格交渉も強いられてきたのでしょう。安い食品を求めざるを得ない、国民生活の苦しさも背景にあります。上がらない給料、減る年金、増える税金という悪循環を変えなければ。

 政府の補正予算は燃油対策と予備費積み増しですから、高騰への全般的対応になっていません。コロナ禍で融資を受けてきた中小企業にとっては、今が最も厳しい時だと思います。消費税減税やインボイス導入中止、固定経費の軽減など、やれることはすべてやるべきです。

 山下芳生副委員長・参議院議員を招いた街頭演説会が迫ってきました。6月4日(土)12:00~小樽駅前、15:00~札幌駅南口です。ぜひ足をお運びください。札幌はLIVE配信もしますので、来られない方は日本共産党北海道委員会ホームページをご覧ください。

 いわぶち友参議院議員と佐々木とし子比例予定候補も駆けつけます。もちろん私も訴えます。参院選公示まで3週間、政見放送準備など慌ただしくなっていますが、しっかり1回1回の訴えを大事にしたい。

 【今日の句】責任を 誰が取るのか この高騰

2022年5月31日火曜日

原発に頼らない国を

 泊原発の運転差し止め判決! 廃炉請求は棄却となったものの、安全性を欠いているとの内容は大きな意義を持ちます。北電は控訴する方針のようですが、国ともども再稼働に固執しないで廃炉へ舵を切るときです。

 泊原発が停止して10年。10年が経っても安全対策を講じられないのは、対策しきれない危険性があるからです。調査費や工事費は、北電経営の重石にもなっているはずです。この10年のうちに省エネ・再エネの技術開発は進んできたし、この判決を機に廃炉の決断をと求めたい。政府も真摯に受け止めるべきです。

 今日は農業新聞インタビューから。食料自給率の向上に向けて、価格保障と所得補償の充実、担い手支援の強化、ミニマムアクセス米をはじめ行き過ぎた農産物輸入の見直しなどが必要と答えました。各党から食料安全保障の言葉は聞きますが、輸入ルールの見直しにまで踏み込むことが必要です。

 水田活用交付金の削減やビートの作付け制限は、現場で混乱や不安を引き起こしています。農業は5年・10年と続けられる仕組みが必要なのに、それと逆行する政策には反対の声をあげていきます。転作奨励は国が進めてきたことですし、食料自給率向上に必要な課題のはず。ビートにしても輪作体系が崩れる心配があり、大事なことは糖価調整制度での国庫割合を増やすこと。しっかり訴えていきたい。

 その後は札幌市内の後援会員さんのもとへ、歩きまわりました。途中から冷たい雨が降ってきたものの、「ちょうど国会中継を見ていた。きちんと答弁しない岸田首相に腹を立てていたところ」「防衛費を増やすといっても国民にツケがまわるばかりで、弱者には厳しい社会になってしまう」など、熱い対話が次々。

 「あら、候補が来てくれるなんて」と驚かれた女性に、日本共産党を広げてほしいと話すと「3人ぐらいは大丈夫かな」。「せっかく来てくれたんだから、赤旗を取りましょう」という方も。顔と顔をあわせて話すことはいいなあと、つくづく実感です。

 ところで岸田首相は、原発再稼働を進めることに変わりないと記者会見で述べたとか。北海道には「核のゴミ」最終処分場の調査も押しつけられています。原発なくせと国会で訴え続けてきた岩渕友参議院議員を再び国政へ送り、私も議席を勝ち取らねば。

 【今日の句】安全を 示せないなら 廃炉へと

2022年5月30日月曜日

ここまで地域を追い込んたのは誰だ

 朝の定例宣伝後、今日は南空知管内へ。南空知でおなじみ「Gブラザーズ」の歌声が、集会前に盛り上げてくれていました。昨年の総選挙でも、演説前にいい雰囲気をつくってくださったのです。本当にありがたいです。

 岩見沢市と由仁町で、他自治体からも足を運んでの決起集会も元気いっぱい。いただいた折り鶴には「松橋さんのぶんも頑張ろう」の文字。松橋さんに、この気持ちだけでも届けたい。

 「憲法9条がかかった選挙。対話へ一歩踏み出してがんばりたい」「公示日までが勝負と、宣伝回数を増やしています」などの発言が続きました。こうして全道で心ひとつにがんばっていることに、私も元気をもらう毎日です。

 岸田政権への不満が広がっているとの発言も。「建築資材の値上がりで、公共事業でも会社から持ち出しをしなければならないかも。自民党を応援してきたが、これでいいのかと考えてしまう、との話を聞いた」「水田活用交付金の見直しにともない畑を田に戻すため、畦をつくるなど工事したら85万円もかかった。これでは割に合わない。離農を考えている農家もいる」など、リアルな実態も聞きました。

 早く消費税減税の決断を。インボイスの導入中止を。この機に公契約法・公契約条例も、真剣に検討してはどうか。下請け会社に利益が出ない契約とならないよう、監視機能の強化も必要です。中小企業を支えなくては、北海道は地域経済も落ち込んでしまいます。

 そして、北海道の基幹産業である農林漁業を支える政治に。全国で見ても農業従事者は全国民の1%ほどで、私たちの命に欠かせない食料を生産しています。先の発言をした方は「農家は自民党に1票もやらないくらい、もっと怒りの声を広げたい」と続け、私もうなずきながら話を聞きました。

 政治を変える力は地域にあります。しっかり地に足をつけた活動に、引き続き私もがんばりたい。

 【今日の句】戦争を 知らない子どもら この先も

2022年5月29日日曜日

自衛隊員の命も守らねば

 今日は恵庭市・江別市をまわり、夜は「戦争させない市民の風・北海道」主催の対話集会へ。どこでも今日は語りあうこと中心で、学ばされることも多くありました。こういう機会が市民と政党・候補、市民と市民の間で広がることこそ民主主義を強くする道。この集会が終わりではなく、次へのステップです。

 恵庭市では侮辱罪厳罰化となる刑法改定案、江別市では主権者教育の重要性について質問や意見がありました。公権力への批判を封じ込める動きと、みずからの権利を学ぶ機会が奪われることは一体のもの。こういう問題で野党が敏感にならなければ、権力者の横行が通ってしまうのです。

 介護施設で働く若い職員が給料も安く、久しぶりに食べた肉がおいしかったとの話を、涙をこらえて訴えた方がいました。介護は単なるお世話ではなく、高齢者の命と尊厳を支えている専門職なのに、あまりに給与や社会的地位が低いのは政治の問題です。こういう現実を訴えて変える力を広げていきたい。

 市民の風の対話集会は、その名のとおりビッシリ対話づくし。何より憲法9条がかかった参院選だと、どの参加者からも真剣な意見や質問が出されました。平和を貫く日本共産党への期待もある一方で、防衛力強化の世論もあるなかで、どう声を広げるかも強い問題意識として出されました。

 端的に言えば「自衛隊員の命を差し出すのか、自衛隊員の命を守るのか」だと、私から答えました。政治家は等しく国民の命を守る責任を負います。それは自衛隊員だって同じです。彼らを戦場へ送らないですむように、外交努力を尽くすというのが政治家の仕事のはずです。そして自衛隊員といっても生身の人間なのだと、多くの方に伝わってほしいのです。

 野党は批判ばかりと言われても、大事なことにはしっかり批判をとの呼びかけもありました。まして今は、戦争か平和かが鋭く問われています。市民の不安をあおる言動にも、くらし支援より軍備拡張へ進むことにも、ましてや核兵器共有などにも、しっかり批判をしなければなりません。同時に、ASEANやコスタリカなどの平和に向けた努力に学び、日本でこそ実践していこうとの前向きな訴えもしていきたい。

 明日は南空知地方へ。少し肌寒くなってきましたが、元気に訴えます。

 【今日の句】語り合い 民主主義は 鍛えられ