2015年4月18日土曜日

首相の訪米前にTPPストップの大きな声を

 東京の昼間は(私にとっては)暑いくらいになってきましたが、北海道も暖かくなってきましたね。明日告示の地方選後半戦で、私も応援へ回ります。

 とは言え広くて自治体数も多い北海道、とてもすべては回れないのです。残念。

 北海道では(たぶん全国でも)日本共産党候補が全員当選したことはないはずですが、安倍政権への審判を下すのと、くらし・地域の守り手となる議席の誕生をという意味があると思います。

 安倍首相の訪米を控えているだけに、特に北海道から「TPPストップ」という意思も示さないと!

 そのためには日本共産党を伸ばしていただくのが一番と、心を込めて訴えたい。

 こちらに道内の全予定候補が紹介されていますので、ぜひご覧いただき、お知り合いにもお広げください!

 明日も早いので、今日はこのくらいで……。

 【今日の句】 北の地も 春の背中が 見えるころ

2015年4月17日金曜日

平和の思いはつながって

 沖縄・翁長知事がんばれ!と、官邸前に鳴り響くコール! 本会議後に同僚議員と駆けつけたその後、平和憲法を守れと声をあげていた愛川欽也さんの逝去の報に接しました。

 心から、ご冥福をお祈りいたします。

 愛川さんの有名番組を見たことがなかった私ですが、愛川さんが「私たちは憲法を守る 憲法が私たちを守る」とのメッセージを、靖国神社に奉納しているとフェイスブックで知りました。

 過去には「しんぶん赤旗」のインタビューにもこたえて、自由な言論と平和の大切さを語られていました。

 そんな愛川さんが亡くなられた日に、安倍首相と翁長知事の会談があるのも、どこか運命的にさえ思えました。

 会談は平行線、と報じられています。

 安倍首相は、訪米前に米国からの懸念を緩和させたかった狙いもあるのでしょう。

 沖縄への強硬姿勢が続き反発が強まれば、安保条約の是非にまで進みかねないとの心配がアメリカにはある、と聞かれます。

 愛川さんの言葉を借りれば、私たちを守っているのは、在日米軍ではなく日本国憲法!

 沖縄の、何度も何度も示された民意を「真摯に受け止める」と言いながら、「普天間基地の撤去には辺野古新基地が唯一の解決策」を繰り返す安倍首相。

 まったく謙虚に受け止めてません。

 普天間基地の危険性が、辺野古に移っても危険性は変わらない。

 どこに移してもダメ!というのが、沖縄全体の民意。

 沖縄と連帯して北海道選出の私もがんばります!と、官邸前では私もあいさつしました。

 (写真のあいさつは、九州・沖縄ブロック選出の田村貴昭衆議院議員。前列に、同じ九州・沖縄の真島省三衆議などで、私は後列にいます)

 とにかく全国で、もちろん国会でも、いっしょに声を上げ続けていきましょう!

 【今日の句】 キンキンと 響くコールを 聞け首相

2015年4月16日木曜日

「戦後農政の総決算」とは何か

 地方選の勢いそのままに、衆議院農水委員会の質問を終えました。中身は飼料の自給率向上と、政府の志向する「担い手」問題。「担い手」とされない農家は、一体どうなるのか!

 食料自給率の向上には、飼料の向上が欠かせません。

 しかし日本は、1961年農業基本法のもとで「選択的拡大」として、外国産農産物と競合するものは他作物へ転換と進められてきました。

 その結果、飼料輸入が一気に進むことになりました。

 穀物自給率は、82%(1960年)から46%(1970年)へ。

 小麦も39%(1960年)→9%(1970年)、大豆も28%(1960年)→4%(1970年)へ。

 飼料用米への交付金を維持するのは当然ですが、輸入拡大という反省すべき点を反省して、過去と同じ轍を踏むべきでない--と主張しました。

 さらに質したのは、政府がめざす「担い手」と農村の関係。

 新たな農業構造の実現に向けて、農地集積などを「認定農業者」「認定新規就農者」「集落営農」などの「担い手」に対して支援を強めることとされています。

 では、「担い手」とならない農家はどうなるのか?

 新「基本計画」では「農業・農村の構造変化が見込まれる中で、農地や農業用施設の維持や管理等における、多様な関係者による役割分担等の在り方について検討する」とあります。

 林農水相も2013年11月の記者会見で「地域として、この農地と農地として維持するための共同活動、これをきちっとやっていって、結果として担い手の育成をですね、後押しをしていく」と答えています。

 つまり「担い手」から外れた農家は、認定農業者などを参入する農外企業などへ、水路や農道の管理で後押ししてくれればいい、ということか?

 林農水相は「役割分担」論を否定せず、多面的機能支払で対応する趣旨を答弁しました。

 しかし、国土保全や水源涵養などの多面的機能は、生産と管理を一体に、自発的に農家・農村で進めてきたもの。

 「役割分担」の名の下で、地域のコミュニティなどを壊していくことにならないか。

 何より、高齢や規模が小さい農家でも、大事な「担い手」でもあるはずです。

 小さい農家は農村意地の役割だけ担ってくれればいい--ということなら問題だと指摘しました。

 安倍首相が「戦後農政の総決算」という中身を、1つ1つ明らかにしていかなければいけない、と思っています。

 連休後には、農協法の改定案が審議されることになります。

 本格論戦に向けて、もっと現場の実態から学んでいきたいと思っています。

 【今日の句】 この土が すべての命を 支えてる

2015年4月13日月曜日

願わくば‥‥

 投票日から一夜明けて--日本共産党は、議員選挙で全国的に躍進! 北海道は知事選・札幌市長選は残念でしたし、僅差で議席に届かず本当に残念だった方もいましたが、道議4・札幌市議8へと前進です!

 あらためて私からも、多くの方のご支援に感謝を申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 北海道での結果は、こちらのページに当選者が掲載されていますので、ご覧くださいね。

 党北海道委員会が支援した、佐藤のりゆき知事候補も大善戦。

 ご本人は「善戦では意味がない」と思われるでしょうが、100万票を超える反・高橋票があったと言う事実は、これから道議会でも大きな意味を持つでしょうし、持たさなければいけません。

 だから日本共産党が、会派要件を満たす4議席を獲得した意味は大きい!

 真下紀子さんを大黒柱に、議会経験豊富な宮川じゅんさん、フレッシュな佐野ひろみさん、小樽の伝統を受け継ぐ菊地よう子さんというメンバーがそろって、とても論戦が楽しみです。

 札幌市は春木ちえ市長候補も善戦し、市議は小形かおり坂本きょう子伊藤りち子の各現職は引き続き当選し、元職・村上ひとしさんの返り咲きも明るい話題。

 新人では、即戦力の太田秀子さん、まさしく「青年代表」の平岡だいすけさん、福祉のことなら田中けいすけさん、悲願の議席奪還の池田ゆみさんと、これも個性あふれるメンバーがそろいました。

 それでも願わくば、候補全員が当選してほしかった。

 道議では、ほとばしる情熱を訴えにこめて、短期間で文字通り全力疾走した森つねとさん。

 全国民謡コンクール優勝の経験も武器に、堂々とした演説だった橋本みかさん。

 いつも誰にでもやさしく、釧路市議団団長としての実績で立ち向かった石川明美さん。

 定数削減という厳しい条件のもとでも、宣伝やSNSの発信力がすごかった本間かつみさん。

 選挙カーにも青年たちが乗り込み、苫小牧の政治地図を変える勢いだった松橋ちはるさん。

 市議時代の信頼が厚く、初の帯広市女性道議をとの期待が大きかった佐々木とし子さん。

 教員一筋の人生から「教え子を戦場に送らない」と、心を込めて訴えぬいた木村けんじさん。

 農家の声の代弁をと、TPP推進・農協つぶし反対の先頭に立ち続けた山川秀正さん。

 市議では、寒い冬も暑い夏も、笑顔でバス停での早朝あいさつを続けられた吉岡ひろ子さん。

 医療・介護の現状に心を痛めて、感極まるほどの演説もされた心やさしい佐々木明美さん。

 相談者に解決するまで寄り添いながら、青年らしい疾走感でがんばりぬいたかみや恭平さん。

 複数議席挑戦という高いハードルもあと一歩、どんな大変なときも笑顔だった長屋いずみさん。

 くらしや地域の声を、たくさん聞いてこられたと思うのです。

 悔しさや何とも言えない感情もあるでしょうが、当選できなかった方の積み重ねも生かされていくのは日本共産党ならではとも思います。

 私もそうですが、国会や議会に送っていただいた者として、その大きな使命感のもとに毎日を過ごしているのです。

 当選できなかった候補の分まで、私も国会でがんばらなくちゃ。

 選挙で駆けずり回っている間に、今週の農林水産委員会(予定)での質問が迫ってきてしまいました。

 朝に春木ちえさん・小形かおり市議と結果報告の宣伝をし、急いで国会への上京してきました。

 同僚議員らと全国の結果を交流しあい、また忙しい国会の1週間の始まりです!

 【今日の句】 振り絞る 勇気にみんな 励まされ