2013年7月13日土曜日

やっぱり移転訓練は、沖縄の負担軽減になっていない

 昨日の夜に苫小牧市を回り、今日は千歳市からスタートの参院選10日目。昨日まで千歳では、日米共同訓練がおこなわれていました。

 沖縄の負担軽減を理由に始まったもので、今回で6回目。

 今回は初めて、三沢基地からのF16戦闘機訓練でした。

 先月、矢臼別演習場で米海兵隊による場外着弾事故があったばかりでした。

 訓練前に米空軍の説明会が開かれ、日本共産党の苫小牧市議も参加したそうです。

 そこでの質問。

 「この訓練は、三沢基地の戦闘機訓練なのだが、沖縄の負担軽減となるのか」

 回答は「沖縄の負担軽減になるものではない」とのこと。

 あまりに正直すぎたというか、驚いて市議が後日、道防衛局へ、この回答を伝えたそうです。

 回答は「間接的な負担軽減になっているんです」。

 何がどう間接的なのか、まったく具体的ではありません。

 沖縄ではオスプレイ配備など、負担が増えているのも明白です。

 なんでこんなに、屈辱的で非主体的な外交なんでしょうか。

 ドイツなど他国では、国内法を米軍にも遵守させ、訓練内容やルートもすべて公開させています。

 もちろん日本共産党は訓練中止の立場ですが、せめて他国並みに主体的で、安全性の説明責任を果たそうという態度はないのでしょうか。

 これで憲法を変えたとしたら、アメリカに言われたらヒョイヒョイ参加するのではないか。

 TPPを見ても、アメリカに従属する日本政府の姿勢が見えてきます。

 この大元から変えないと。

 まずは参院選で、その立場でがんばる日本共産党を大きくしてほしい。

 千歳市から恵庭市・北広島市から、高速に乗って旭川市まで来ました。

 途中は美しい水田の風景が、広がっていました。

 自民党は何を守ろうとしているのか、何を切り捨てることになるのか、よ~く見てほしいと思います。

 【今日の句】 この国を 愛するからこそ 反対だ
 

2013年7月12日金曜日

被災地支援も、参院選の重要テーマだ

 参院選9日目。そして今日は、奥尻島を中心に大津波で200人もの被害を出した、北海道南西沖地震から20年目の日でもあります。

  いまブログを書いてるのが22時ころですので、地震の発生時刻は間もなくの時間でした。

  地震5分後に津波が到着したこともあり、逃げ遅れた方が多く犠牲となりました。

  初松前地区で16mもの津波が押し寄せ、青苗地区では火災が何件も発生し、津波と合わせて大きな被害が出ました。

  今日の日を、どのような気持ちで奥尻の方は迎えたのでしょうか。

  あらためて心から、ご冥福をお祈りしたいと思います。

  奥尻島へ行ったときに、11mもの防潮堤から海を眺めました。

  ここに大きな津波が押し寄せたのか--。

  東日本大震災前でしたが、その恐怖がリアルに伝わってきました。

  青苗地区の津波館と、慰霊碑「時空翔」にも足を運びました。

  晴れた日の青い穏やかな海を見ながら、犠牲になられた方々を悼みました。

  全国からの支援金もあり復旧も進みましたが、人の心までは簡単に癒せるものではないと思いました。

  そして、東日本大震災で大きな被害を受けた東北3県に、九州での昨年の豪雨被害も思い起こしました。

  どちらも今、避難生活を強いられています。

  せめて政治が、安心して暮らせるだけの政治姿勢や施策を示してほしい。

  いろんな参院選の争点がありますが、震災復興も大きなテーマです。

  現場の要求に合わせた復興策でなく、政治の取り決めに沿わせるような復興対策です。

  まったく反対ではないでしょうか。

  被災地を後回しにして、株価が上がった下がったと気をもんでる場合ではないでしょう。

  日本共産党が、被災者の声を届けて政治を動かす役割を担って、がんばらなければと思った1日でした。

  今日は札幌西区から苫小牧市へ、元気に政策を訴えて走りました!

  【今日の句】 癒されぬ 痛みを政治よ 分かち合え

2013年7月11日木曜日

新聞やテレビには出ないけど

 参院選8日目。今日は札幌北区→東区→中央区へ。ある場所で、福島県から札幌へ来られた方が来てくださっていました。

 演説後に握手をして、お話を伺いました。

 「新聞やテレビには出ないけど、自殺した方もいるんだよ」

 短い一言でしたが、とても重たい一言でした。

 朝の報道では、汚染水が海へ流れていると。

 今も、福島で避難者が15万人。

 原発事故は、現在進行形ですよね。

 避難するか、避難すればよかったのか、避難してよかったのか‥‥汚染や被爆をめぐって、文字どおり、人間関係が引き裂かれてしまいました。

 このような現実を前にすれば、少なくとも再稼働なんて、平気でできないはずです。

 しかし安倍政権は、再稼働どころか成長戦略の柱として、原発輸出まで公言。

 そんなことより、世界中の英知を結集して事故の収束と、避難した県民への全面賠償を急ぐべきではないのですか。

 とにかく今日は、このような出会いが多くありました。

 「子どもたちに歴史や憲法を、きちんと教える教育を」

 「元社会党から民主党を応援してきたけど、TPP推進なんて許されない。共産党に頼む」

 チラシを受け取り、じっと最後まで話を聞いてくれる若者の姿も。

 この声を届ける共産党の議席を、もっと大きくしなければ!

 【今日の句】 原発は 誰のために 動かすの

2013年7月10日水曜日

まさに街頭演説は一期一会

 参院選7日目。下の子がお腹を冷やしたのか夜中に目を覚まし、私も寝不足のまま札幌市内を回りました。涼しい1日で、今日は助かった~。

 厚別区では、地元の党員の方も「初めて見かける」という方が、雨の中でも話を聞きにきてくださいました。

 白石区では、演説中に近づいてきた男性が「消費税を上げないでくれよ!」と激励の声をかけてくださいました。

 東区では、若い男性(25歳と言ってました)が自転車を止めて、最後まで話を聞いてくださいました。

 最後の場所でも、バスを待っていた19歳の男性が、持っていた本を読むのをやめて真剣に話を聞いてくださいました。

 このように、どこでも「初めて共産党の話を聞いてくれる方がいる」というのが特徴的です。

 その方々が、納得してくださる話ができてるかは、私の責任。

 まさしく「一期一会」の演説です。

 基本的には日本共産党の政策を話すのですが、合わせて憲法の問題では「私の思い」も込めて話をしています。

 一言でいえば「大人の背中を見せよう」ということ。

 投票権のない子どもたちの未来が、政治によって決められていきます。

 それなら大人が、子どもたちのことを考えて1票を投じなければならないと、私は思います。

 特に憲法は、この機会に、若い人たちと考えあいたい。

 決して、自分の1票はムダにならないことも、合わせて知ってもらいたい、のです。

 【今日の句】 ブラックな 企業も日本も 変えられる

2013年7月9日火曜日

汚染水対策もなく、重大事故対策と言えるのか

 参院選6日目。朝から雨で「今日は涼しくなるかな~」との期待は見事に裏切られ、また午後から暑い1日となりました。みなさんも健康管理には、お気をつけくださいね。

 今日は札幌市内を回ったのですが、真剣な訴えをすれば、真剣に聞いてくださる、という場面がいくつも。

 JR手稲駅では、バス待ちの方、タクシー運転手の方、じっと話を聞いてくださいました。

 候補ではない私ですが、政党カーという「日本共産党の看板」を背負った選挙カーの弁士として、一期一会の直球勝負です。

 アベノミクスをやめて、くらしと雇用応援の経済政策へ。

 日本共産党の責任ある、原発ゼロの提案。

 TPPストップへ、がんばってきた日本共産党の姿を訴え。

 そして憲法では、党の政策半分に「平和のためにがんばる、大人の背中を見える投票を」と訴えています。

 なお、候補の宣伝場所などはこちらで紹介していますので、ご覧ください!

 今日の訴えで、自分でも強調して話したのが原発の問題です。

 泊原発の再稼働申請が出されました。

 しかし新基準は、抜け穴というか抜け道というか、安全を保障するものではないと思います。

 活断層があっても、露頭していなければいいとか。

 フィルター付きベントは、設置に5年間の設置猶予があるとか。

 さらに前にも書きましたが、新基準にも、北電の検討にも、汚染水対策がありません。

 重大事故対策に冷却施設は盛り込まれていますが、冷やした後の水を処理することは何もないんです。

 これで福島事故の教訓をふまえた、とは言えないでしょう。

 よく「原発ゼロは無責任だ」と聞きますが、このような基準で安全だとし再稼働することこそ無責任ではないでしょうか。

 日本共産党北海道委員会は、こちらで原発ゼロに向かううえでの論点を整理し、対案を示しています。

 
 原発の過酷事故は、起きたら取り返しがつかないものと、チェルノブイリでも福島でも、私たちは学んだはずです。

 福島で避難する15万人の気持ちを考えたら、どのようにゼロにするか、各党で知恵や対策を出し合う時だと思います。

 明日も札幌市内を回ります!

 【今日の句】 暑さ止む 恵みの雨が いと恋し

2013年7月8日月曜日

TPPストップへ、たたかいはこれから

 参院選5日目。昨日はネット環境の調子が悪く、更新できずにすみませんでした(きちんと元気ですよ)。今日は空知管内を回りましたが、暑い・暑い!

 昨日も釧路市から阿寒→鶴居村→標茶町と回り、30℃くらいあったのではと思いましたが、今日は間違いなく超えたでしょう。

 熱中症が心配になります。

 全国的には亡くなられた方もいて、みなさんもお気をつけくださいね。

 さて、空知管内を回って長沼町では農協専務さんが、顔を出してくださいました。

 地元の薮田町議が組合員ということもありますが、暑いなかで最後まで話を聞いてくださったことには感謝の言葉しかありません。

 とにかく、どこを回ってもTPPの話は、真剣に聞いてくださいます。

 参議院・農林水産委員会で、この6年間の発言回数を見ると‥‥トップは紙智子議員!

 この事実だけでも、どの党・どの候補が伸びればTPPストップの力になれるか、証明されているのではないでしょうか。

 今やるべきは、価格の保障、後継者支援策の充実、農地整備、共済の拡充などで、大規模農家も家族経営の農家も、しっかり支えることです。

 その大前提は、食料自給率の引き上げ目標を持つこと。

 食料の安定供給を基本に据えず、「6次産業化」「農家の所得倍増」を言っても、そもそも向かう方向が違うのではないでしょうか。

 「売れる農業」自体を否定しませんが、大事なことは食料主権を守ることです。

 国内の反対から、まとまらなかった国際交渉は、過去にもあったことです。

 たたかいは、まさにこれから。

 TPPストップへ、日本共産党を大きくしてください!

 【今日の句】 あきらめず がんばりぬくなら 共産党