2015年12月19日土曜日

サンタのプレゼントは平和の2文字

 「餅を食べれば忘れる」と言った人もいましたが、絶対に忘れてはいけない9.19から3ヶ月。本気で戦争法廃止へ! 札幌集会も熱気!

 とにかく風が強くて、ビル風の寒さがこたえる1日でしたが、アピールでの声の大きさは3ヶ月前と変わることなし。

 みんなで「本気で変える」と口にしあったんですから、それに伴う行動をしなければ、と私もあらためて痛感です。

 戦争法自体ひどいものですが、その後の情勢の展開もまだひどい。

 特に北海道では、道議会で「アベ政治を許さない」クリアファイルを職員室机上に置いていただけで問題だと言ったり、釧路市議会では関わる質問を広報に載せることさえ拒むようなことも起きたりと、民主主義を押さえ込むような動きも。

 この国は危ない方向に進んでいる反面、それだけ政府・与党が気にしているということでもあるでしょう。

 昔の自民党は今よりも絶対得票率は高かったものの、きちんと野党の指摘にも耳を傾ける懐の広さと、論争への理解があったと聞きます。

 それが今や異論は排除され、報道までに意見をはさみ、政権批判を押さえ込むというのでは、この国は本当に民主国家と言えるのでしょうか。

 そのうえの戦争法ですから、多くの方が立ち上がったのも当然だと思うのです。

 戻りますが今日の集会も、いろんな立場の違いを超えて開かれたものでした。

 個人、市民団体、労働組合、政党も参加して、お互いに言いたいことはあるかもしれませんが今は「アベ政治を許さない」点で力を合わせる時ですよね。

 「オール沖縄」の共同も、お互いに「腹八分」「腹六分」でおさめあうというなかで、これだけ安倍政権に対抗するほどの大きな県民のうねりとなりました。

 北海道は北海道らしく、そして全国各地でも大きな流れに!

 弁護士のみなさんが用意したサンタの帽子を、ありがたいことに私の分までいただいて、最後まで頭に乗せて歩きました。

 子どもたちにプレゼントを贈るなら、やっぱり平和の2文字がいい。

 暗い未来は、ごめんです。

 【今日の句】 あの人に 勝手に未来を 決めさせない

2015年12月17日木曜日

今日は雑感を一言

 いつも出張から戻ると机上は資料や新聞切抜き、要請書などが寄せられていて‥‥年末だから整理をと思っていても、なかなか進みません。このまま通常国会突入だけは避けねば‥‥。

 閉会中とはいえ、寄せられた相談の解決へ政府からのレクを受けたり、補正予算・本予算を前に要請に来られる方もいて、年始用のあいさつ原稿などを書いたり、お会いした方の名刺の整理など、けっこう時間に追われるのですよ。 

 落ち着いて本も読みたいし、気分転換に映画でも‥‥と思いつつ、なかなか決断できないのが私の悪い癖。

 そうそう、実は東京に来てから仕事の移動のほか、東京では国会と議員宿舎の往復ばかりで有名な場所にも行っていないんです(いま気がついた!)。

 初めての通常国会でしたから余裕もなく、閉会後も北海道から九州まで調査などに周っていたという1年となりました。

 年明け早々から国会も始まりますし、今年の12月も何だか落ち着きません。

 【今日の句】 家族には 感謝の気持ち 伝えよう

2015年12月16日水曜日

涙ながらの思いに応えて

 愛媛県での調査2日目は、JA西宇和にて園地視察・生産者との懇談、POMジュースでおなじみの㈱えひめ飲料で工場見学。生産者の努力に応えなければ!と痛感しました。

 北海道での果樹生産は(知識程度ですが)少し知っていたつもりでも、かんきつ生産地の現状を学べるのは本当に初めてでした。

 もちろん事前に資料などを読み、想像力を持って伺ったわけですが、やっぱり百聞は一見に如かず。

 あえて遠くの山の方の写真を使いましたが、これだけの急斜地での開墾をしてきたわけです。

 段畠の礎となる石垣も、間近で見ると「こんな高い場所まで、どうやって運んだのか」と、産地形成の歴史と努力がひしひしと伝わってきます。

 水の確保が難しい地域で、スプリンクラーを各地に引いた大事業が生産効率を上げたともいいます。

 何より生産者の1つ1つの言葉が、胸に響く。

 「炎天下の農作業は、絶対にサラリーマンではできない」との誇りを語られた方は、ご自身の思いは「引き継いだ農地を自分で終わらせるわけにはいかない」で「自分の天命」と力を込めて話されました。

 「子ども3人を育てながらでした」という女性は、「これからの時代は教育が必要だからと、一生懸命に働いた。しかし今は、みかんだけでは家計が成り立たなくて兼業となる人もいる。みかんだけで成り立つようにしてほしい」と実感を込めて話されました。

 天候に大きく左右されるし、収穫時期は人手がどうしても必要だし、段畠の規模拡大なんて限界があるし、願いは「現場の実態に見合うように」「みかん農業で成り立つように」ということだったと思いました。

米麦や野菜、畜産・酪農にも情熱を注ぐ農家の方は多くいらっしゃいますが、みかん・中晩柑をつくる手間や苦労があってもがんばりぬく農家の情熱も、お話を聞いていてドンドン伝わってきました。

 TPPの影響は率直にわからないという方も、絶対に認められないという方ともいましたが、ハッキリしているのは第一次産業がダメになれば地域社会は成り立たなくなると、どの方も共通して語られました。

 いま生産地を支えている、このような農家の心が折れたら一気に離農は加速するでしょう。

 価格の保障、多面的機能維持に応える所得の補償などで、経営を支えることは最低限の政府の責務だと実感しました。

 諸外国を見れば、条件不利地でも、自国の食料供給に貢献していることから価格と所得を支える仕組みがあって、地域社会も成り立っている。

 みずからの思いを涙ながらに語られた方の熱意にも応えたい。

 途中では春名なおあき参院比例予定候補・小路貴之参院選挙区予定候補を先頭に、八幡浜地域で宣伝もおこないました。

 驚いたのは選挙本番並に、手を振って応える方が多いこと!

 伊方原発の再稼働を問う住民投票を求める署名を集めていて、1万を超える署名が集まった
そうですから、そのような思いも住民のみなさんにはあったのかもしれません。

 たくさんの宿題を背負いつつも、たくさんの出会いもあった実り多い2日間の調査でした。

 【今日の句】 首相にも みかんの重み 訴えたい

2015年12月15日火曜日

政府は中山間地域を支える農家の声を聞け

  国会議員団農林水産部会による、TPP全国調査の一環で愛媛県に来ました。今日は西予市を中心に、農協や農家のみなさんとの懇談にまわりました。

 参加は国会から紙智子参議院議員、斉藤和子衆議院議員に私に秘書とで、地元では春名なおあき参院比例予定候補、小路貴之参院選挙区予定候補、田中かつひこ県議などです。

  愛媛というとミカンを連想しがちですが(もちろん重要な作物ですが)、県の農業産出額では養豚が最も大きい畜産県なのです。

  始めに県庁に伺って県農業の概要を聞きましたが、ミカンは明日にして、今日は畜産・酪農についてを中心に。

  車で走って実感しましたが、中山間地域が多い愛媛県。

 1985年と比べて飼養頭数は1.3倍加していますが、土地の制約から、これ以上の拡大は実態として難しいといいます。

 全国平均から見ても規模は小さいのですが、それでも県の農業産出額で大きな位置を占めるのですから中小家族経営の果たしている役割は大きい。

 その後の農家のみなさんとの懇談も、TPPとともに、中山間地で苦労されてきた思いが次々と出されました。

 「まったく情報が来ない。中山間地とは、そのような位置なのか」

 「攻めの農業」が幻想だと肌で感じ、乳価など価格を支える意義が語られ、日本はこのような道で本当にいいのかと、真剣な議論が交わされたと思います。

 規制改革会議や産業力競争会議のなかで、農業を成長産業化するという狙いから見れば、中山間地域や兼業農家は邪魔な存在に映るのでしょう。

 しかし、誰が地域社会を守っているのか。

 利益最優先の経済原理で、本当に日本の未来はいいのか。

 明日の調査も含めて、現場の苦労に応えて日本の針路を示す活動に、さらに力を入れねばと痛感しました。

 【今日の句】 私なら 今年は「集」を 選びたい

1年経って、やっぱり初心忘れず

 政府から聞き取り、私学助成の高校生から要請、原稿チェック、そして明日からの調査で愛媛入り‥‥慌ただしい今日は、昨冬の当選からちょうど1年!

  多くの方に支えられての初当選でした。

  支えてくださった方の思いは様々だったと思うのです。

  原発はダメだ、TPPを許していいのか、安倍首相を続けさせていいのか‥‥と。

  私がどれだけその思いに応えられたかは反省しきりですが、ここで歩みを止めてはいけない。

  私学助成の要望で来てくださった高校生たちの話を聞いて、つくづく感じたのです。

  いったい政府とは何のためにあるのか。

  多国籍大企業の太鼓持ちでなく、真に国民生活に向き合うべきです。

  明日の愛媛県調査で、さらに学んできたいと思っています。

  【今日の句】  このバッジ  日本の未来  照らすよに

2015年12月13日日曜日

大義があるからこその共同

 今日は岩見沢市へ。憲法を守り・いかす南空知共同センターの結成総会で、国会報告の機会をいただきました。激励もいただき本当にありがとうございます!

 国会報告を前に総会がおこなわれていたのですが、全国で2000万人分をめざす「戦争法の廃止を求める統一署名」も、南空知地域では2万筆以上を目標にとりくむと議論されていました。

 マスコミは国民連合政府と野党共同についての報道が多いのですが、草の根で世論を広げる市民の力こそ政治を動かす力です!と、私も強調しました。

 そうなんです、選挙協力ばかりに焦点が当たっていますが(もちろん大事なことではありますが)、世論や大義ぬきの選挙協力こそ野合でしかない。

 憲法にもとづく政治という、当たり前の日本を取り戻すために提案したのが日本共産党の「国民連合政府」なのです。

 大義があるからこそ、選挙協力にも踏み込んだ。

 年が明ければ半年で参院選を迎えますし、道5区補選はすでに半年を切っています。

 日本の将来を真剣に考えたとき、いまこそ平和主義・立憲主義・民主主義を取り戻す!

 【今日の句】 ゆく道は 憲法見れば 書いている