2016年2月5日金曜日

まだまだ追及は緩めない

 予算委員会では藤野保史衆院議員が、消費税増税と核燃サイクルの問題点を厳しく追及! 私は学童保育団体のみなさんとの懇談や、TPP分析チームの学習会へと駆けずり回りました。
 ぜひこちらでご覧いただきたいのですが、緻密に調べ上げた中身で質問していることがわかると思います。

 先日の私の質問もそうですが、特に総理が出席する委員会での質問は集団的検討を重ねて練り上げるのです。

 より根本的には、議員の頭だけで考えているのではなく、党支部や地方議員のみなさんが全国にいるからこそ、現場の声にもとづき質問できることで説得力が生まれるのです。

 来週の予算委員会は、一般質疑・集中質疑で多くの議員が質問に立ちますので、ぜひ日本共産党のHPにアップされる質問をご覧いただければうれしいです。

 全国学童保育連絡協議会のみなさんからは、指導員の処遇改善と、国による財政支援の重要性について話をうかがいました。

 子どもが学童保育でお世話になっているため、その要求の切実さも身近に感じるのです。

 TPP分析チームの学習会では、問題点について頭が整理されていくような内容で、急いで国会審議に反映させなくちゃと思いました。

 国会はいろんな意味で荒れ模様なのですが、そういう時こそ地に足をつけて質問も行動もしていきたい。

 限られた時間で課題も宿題も進めなければいけないのに、なかなか時間が取れないもどかしさもありますが、安倍政権の暴走を止めるためなら力を尽くしたいと、あらためて思った1日でした。

 【今日の句】 子どもらも きっと見ている 悩んでる

2016年2月4日木曜日

これでも合憲と言えるのか

 すでにPKOの性格は変わっており、南スーダンに自衛隊が行けば「殺し、殺される」危惧が--具体的に迫った今日の志位質問。こちらで!

 Peacekeeping Operations(平和維持活動)どころか、紛争当事者となっている今のPKO部隊。

 しかも南スーダンは政府軍・反政府軍の紛争状態が深刻化している現状にあることを、最新の国連情報をもとに明らかにしました。

 このような現状で、自衛隊の武器使用緩和となれば「殺し、殺される」ことになるのではないか。

 総理の答弁は動画でご確認いただきたいのですが、正面から答えず「PKO派遣の5原則を守る」を繰り返すのみ。

 しかし、その5原則が通用しない現状を指摘しているのであって、そこで武器を使用すれば憲法に反するのではないかとの問いに、中谷防衛相は最後まで判断の答弁を避けました。

 その他にも、ISに対する空爆支援をするのか、米国からの要請はないのか、など。

 約100分に及ぶ質問でしたので、お時間を取ってご覧くださいね。

 予算委員会の前に、私は全国豪雪地帯町村議会の政党懇談会へ、日本共産党を代表して参加しました。

 北海道での豪雪被害は数多く、なかでも印象に残った調査の1つとして公営住宅の煙突を述べました。

 自治体の財政事情で修繕や建て替えが進まず、ストーブの煙突に十分な雪除けがない公営住宅があったのです。

 1日のうちに窓まで埋まるほどの大雪で、外に出られなかったのが幸いして、ストーブの熱で煙突に雪がたまりませんでした。

 不在だった家では雪が積もっており、このままストーブを点けたら一酸化炭素中毒になりかねません。

 過去に、FF式ストーブの排気口が大雪で塞がれた同様の事例があって、豪雪は一晩で命を奪うものと痛感したことがあるのです。

 豪雪対策は、命の問題。

 国の責任で交付税措置など財政支援の重要性は言うまでもなく、意見交換の場でも、豪雪地帯ならではの様々な課題や苦労をうかがいました。

 豪雪地帯対策特別措置法というのがあって、その第1条(目的)には次のように書かれています。

 「この法律は、積雪が特にはなはだしいため、産業の発展が停滞的で、かつ、住民の生活水準の向上が阻害されている地域について、雪害の防除その他産業等の基礎条件の改善に関する総合的な対策を樹立し、その実施を推進することにより、当該地域における産業の振興と民生の安定向上に寄与することを目的とする。 」

 この立場で国が具体化を進めるよう、引き続き私も求めていきます。

 【今日の句】 明日から 春は来るのと 有明の月

2016年2月3日水曜日

明日の質問にも注目

 政府からの説明、有明訴訟、国政報告会、農業関係懇談、論戦会議‥‥今日は節分だったと先ほど気づきました。明日は志位委員長が予算委員会で質問!

 13:54~15:34で、たっぷり論戦を交わします。

 NHK中継がありますので、ぜひご覧ください!

 国政報告会は、北海道から要請に来られた勤医労・医労連のみなさんなどへ。

 ふだん医療・介護の現場で苦労されているだけに、意見交換では「生活に苦しい人が、安心して暮らせるようにしてほしいのに。今の政治を見てると何だか切なくなる」と、率直な話が出されました。

 私の話で、あまり展望を示せなかったのかな‥‥と反省しつつ、とはいえ社会保障の改悪を止めることは当面の重要課題。

 農業関係団体との懇談でも、安倍農政に対する意見は多く出されましたが、同時に耕作放棄地の解消や、どう農家経営を支えるかは大きな課題だとあらためて痛感しました。

 中山間地が多い日本では規模拡大策ではなく、家族経営を中心とした支援策に結論は行き着くのですが、さらに肉付けして説得力ある政策にしていきたい。

 これ以外にも宿題があって時間が足りない毎日ですが、近視眼的にならず、事に当たりたいと思う日でもありました。

 【今日の句】 子どもらは 福に包まれ 寝てるかな

2016年2月2日火曜日

TPP調印式に大抗議

 官邸前と札幌中心街で、同時刻にSTOP TPP! 今日の東京新聞も1面で「全農産品 関税撤廃の恐れ」。調印も批准も認められません!

 違憲訴訟中の弁護士さんなどが協定案の英文を分析して結果をまとめたもので、関税撤廃の除外規定がないため、超規定に関税が撤廃される仕組みになっているとの指摘です。

 附属書も出ましたので私も分析を進めますが、間違いなく存在するのは発効7年後の再協議。

 他国はほぼ関税撤廃なのですから、議題として要求されるのは日本の関税維持品目になるでしょう。

 今日は政府から聞き取りもしましたが、再協議だけでなく条文の中身に関しても、日本が主体的に判断することなので必ずしも関税撤廃とはならないとの言い分。

 農産物のみならず、貿易の自由化が原則のTPPですから、非関税障壁でも撤廃の仕掛けが散見しているように思えます。

 これからの国会質問で問わなければいけないですが、まずは附属書も含めて分析を急ぎます。

 そもそも今まで秘密交渉としておきながら、批准は通常国会中にやってしまおうだなんて乱暴です。

 共同通信社の世論調査でも、69%の方が慎重な審議を求めている。

 交渉経過はわからない、中身を検証する時間も短い、政府試算も信用できるのか、日本の「食と農」は本当に守られるのか、非関税障壁として医療・保険など国民生活に直結する大問題はないのか--など、多くの疑問がある反映だと思います。

 それなのに、この国会中に批准を急ぐようでは「国民不在のTPP」ということになるのでは。

 今日は衆・参ともに本会議が開かれ、明日から予算委員会です。

 【今日の句】 まだ何か 秘密があるぞ TPP

2016年2月1日月曜日

今こそ企業・団体献金禁止!

 2月は札幌駅前からスタート! 上京前に森つねと参院選挙区予定候補との宣伝でしたが、とにかく寒い。みなさんも風邪などには気をつけてくださいね。

 さて国会は、与野党幹事長・書記局長会談がおこなわれ、明日に衆・参本会議を開いて石原大臣の基本的考えの聴取と、総理入りの質疑から再開することで合意。

 甘利前大臣の疑惑については真相究明が大前提ですが、もとをたどれば企業・団体献金をはじめ「政治とカネ」に甘すぎる現状が引き起こした問題ではないのでしょうか。

 日本共産党の衆議院議員が21議席となり、予算をともなわない議案提案権を用いて、昨年まず提出したのが企業・団体献金の禁止法案です。

 これはパーティー券も含めて、根本から「政治とカネ」の汚い関係を断ち切ることを目的としてのもの。

 もちろん日本共産党は受け取っていないのですから、やれば各党でもできないことはない。

 企業・団体がお金を渡す以上、そこには何らかの見返りを求めます。

 それによって政治がゆがめられてはなりません。

 昨年の通常国会から継続審議になっていますので、今国会での審議を求めたい。

 先日、千歳市でも記者さんから「道5区補選と参院選で、甘利問題はどのような影響がありますか?」と聞かれたので、私からは「国民が願うきれいな政治の実現へ企業・団体献金を禁止すべきだし、選挙でも問わなければいけません」と答えました。

 あっという間に1月が終わり、6月1日の会期までは残り4ヵ月しかないんですね。

 日本共産党国会議員団としても1回1回の質問に全力投球!と確認しあっています。

 【今日の句】 重ね着も 如月過ぎれば 終わるかな

2016年1月31日日曜日

循環型の地域経済振興を

 1月も終わり、早いですね。今日は当選後に足を運べていなかった上砂川町にも行き、新春のつどいで交流を深めることができました。

 全道179市町村すべてを回りきりたい毎日で、先日も国会へ見えられた礼文町長さんから「ぜひ、礼文島へお越しくださいね」とお声をかけていただいたところ。

 実は先日、上砂川の奥山町長も新年のあいさつに見えられたばかりで、立抗跡でハイパーカミオカンデ実験に使用する保護カバーの実験がおこなわれるとのこと。

 貯まった水が使えるなど偶然の重なりもあるのですが、少しでも地域活性化につながるのならと町長さんとも話が盛り上がりました。

 どこでも人口減と地域経済の活性化には、頭を悩ませています。

 政府は「攻めの農林水産業」で「外需を稼げ」との大合唱ですが、成功例とされる十勝・川西長イモだって、もともとは国内用を優先させてから輸出をしてきた歴史があります。

 基本は、国内の食料安定供給。

 そのための価格安定の責任を果たしていないから農家が苦しんでいるんですよね。

 価格が保障されれば、農家はじめ第一次産業は安定するし、地域社会も維持される道が開かれる。

 観光や再生可能エネルギーなど、北海道の可能性を活かせる産業政策とも合わせて、地域経済を元気にしたい。

 過度に外需に依存するのではなく、地域や国内で循環する経済の発展へ。

 甘利大臣の辞任で滞っている国会審議ですが、疑惑の解明はあいまいにせず、しっかり本来の審議へと進みたいものです。

 【今日の句】 雪深き 町の想いも また深き