2014年1月25日土曜日

学生と未来社会を考えあった

 学生党員と党大会決議を学びあう機会をいただきました。私が講師になり、今の日本政治をどう変えるかや、党大会での発言も引用して北海道でも若い世代のなかに大きな党をつくろうと呼びかけました。

 「学習会」と銘打ってはありますが、私も彼らから今の学生の状況を知りたいと思っていました。

 何しろ今の学生たちは、私が学生のころと置かれている条件が違いすぎます。

 公務員等になり一定年数勤務すれば、奨学金の返済が免除された私たち。

 今や、すべての奨学金が返済対象で、月10万円を借りることができるので、社会に羽ばたく時点ですでに500万円近い借金を背負うことになります。

 しかし、就職だってアテがない。

 何十社受けても内定は1社だけ、と厳しい就職環境です。

 仕事に就けたら就けたで、ノルマの押し付けに長時間残業、ミスを起こせば「お前が悪い」とされ、ノルマができなければ他の部署に移転させられ‥‥「ホワイト企業」と言われる法令順守の会社が多数ではありますが、大企業を中心にブラック企業が多いもとでは、奨学金の返済だって楽ではありません。

 学生の半数が奨学金を借りているといい、そのうえアルバイトをして生活費を賄っている学生も少なくないでしょう。

 それだけに、今の社会に「おかしい」という思いを持つ学生も多くいます。

 奨学金問題で昨年末に対談した大学院生や、アルバイトでも働けるルールを守れと学生ユニオンが作られるなど、今の社会を「変えたい」と動く学生だっている。

 学生の正義感を信頼し、苦しい現状に心を寄せて、解決策を具体的に示せれば、必ず変化は起こります。

 自信をもって、学生のなかに日本共産党を広げたいですね。

 今日も新春のつどいなどを回り、写真は岩見沢市の合唱の風景。

 参院選躍進・名護市長選挙勝利、そして党大会の成功などで、明るく元気な雰囲気が続きました。

 暴走の安倍政権に立ち向かおう!と、何度声が上がったことか。

 若い世代も、気持ちが若い世代のみなさんも、力を合わせましょうね。

 【今日の句】 ブラックは コーヒーだけで 充分です

2014年1月24日金曜日

このまま消費税増税を認めるわけにはいかない

 会議などを終えて、夜の砂川市党「新春のつどい」に駆けつけました。しばらくぶりにお会いできた方もいて、もっと各地に足を運ばなきゃと思いました。

 写真は、砂川のつどいで毎回恒例のサウンドトレインのみなさん。

 今年で49年を迎えたそうで、何度聞いても変わらぬ心地よい演奏をされるんです。

 曲に合わせてルンバやタンゴを踊るのも砂川のつどいでは恒例で、私も慣れないステップを踏んで輪に加わりました。

 このつどいを楽しみにされている方も多く、最後まで笑顔が絶えませんでした。

 会場へ行く途中には改築された市立病院があり、土田市議によれば4月からの消費税増税に病院でも頭を悩ませているとのこと。

 治療代に消費税を転嫁できないため、これまでも国は診療報酬などで対処してきました。

 しかし今回の増税には充分な策がされず、医療機関では心配の声が上がっています。

 今日から通常国会が始まりました。

 このような来年度予算を議論する、大事な国会になります。

 消費税だけでなく、TPP 、原発再稼働、労働法制の改悪、社会保障の改悪など安倍政権の暴走課題は山積ですし、秘密保護法の廃止に向けた論戦と運動を組まなければなりません。

 北海道での世論を広げる活動に、力を尽くしたいと思っています。

 【今日の句】 上げるなら 消費税より 富裕税

2014年1月23日木曜日

発表された道議予定候補と、そろって予算要望

  昨日、来年の道議選挙・立候補予定者3人が発表されました。現職の真下紀子(旭川市)道議のほか、札幌市議団幹事長の宮川潤さん(札幌東区)・元小樽市議の菊地葉子さん(小樽市)です!

 この3人に青山慶二道書記長と私とで、北海道への来年度予算要望をおこないました。

 重点要望は、原発再稼動を認めないことと再生可能エネルギーの普及、社会保障の充実をはかること、JR北海道が安全輸送をはかれるよう道が対応すること、雇用の安定と創出‥‥などなど。

 それ以外にも、全道各地から寄せられた項目も一覧にして、別途に要望しています。

 道からは荒川裕生副知事が対応され、1項目ごとの回答をいただきました。

 全体で20分ほどの短い時間ですので、私たちも一言ずつ要点をまとめての要請でした。

 私からは再生可能エネルギーにかかわって、国が一過性でない施策を進めようとする一方で、地方自治体では自治体職員の減少で担い手が不足しており、道が進める専門家の派遣を強めていただくように述べました。

 荒川副知事からも、必要な方向性には一致している旨の話がありました。

 このような要請を通じて常に感じるのは、もっと議席を増やさなければいけないということです。

 割かれる時間という問題もありますし、道民世論を背景にした要望であるという説得力という点でも違ってくるからです。

 今日から東京都知事選挙が始まりましたし、いっせい地方選挙も来年に控えています。

 地方政治を変えて、国政も変える。

 1つ1つやるべきことを、腰を据えてやらなければいけないと思っています。

 【今日の句】 みずからの 足らざる点を 越えなくちゃ

2014年1月22日水曜日

JR北海道は膿を出し切り、国は分割・民営化の総括まで踏み込め

 それにしても、ここまでとは!と思ったJR北海道の組織的隠蔽。管理職から改ざんを指示していたとなれば、経営陣も含めて責任が問われて当然ではないでしょうか。

 今日は夜に、北海道交運共闘による「JR北海道の安全と北の鉄路を考える 1.22 道民のつどい」が開かれました。

 予定した資料120部を大幅に超える、約200人が参加!

 元全動労中央執行委員長の三浦隆雄さん、建交労北海道鉄道本部委員長の奈良之雅さん、そして紙智子参議院議員が報告者となり、真下紀子道議も特別発言をおこないました。

 三浦さんは、国鉄の分割・民営化を機に安全軽視・規制緩和が進められたし、北海道では当初から懸念された累積赤字が解消されず、現在の事態に至ったと解明しました。

 奈良さんは現職として、みずからの入社時から比べて「現場では短期間のプログラムで一人前にさせられ、技術力が低下している」と、人員削減の影響の大きさを告発しました。

 紙議員は、国がJR問題で責任を果たそうとしない姿勢を批判しつつ、国会論戦と国民的世論によってJR北海道が4労組との話し合いの場を持つようにもなり、さらに道民的監視と運動を強めようと呼びかけました。

 発言は元国鉄労働者、利用者、安全問題を研究されている方など、どの方もJRの再生を願っての立場から発言されていました。

 同時に「人員は今のままで足りているのか」「この状況で新幹線を走らせて大丈夫か」などの質問も出されました。

 この場に社長がいれば答えてほしい質問ですが、多くの道民の不安を代弁したものだと思います。

 発言を聞きながら、いま何をなすべきか、私なりにまとめてみました。

 ①緊急に安全確保を--JRも国も責任を果たせ

 多くの道民の不安と不信の根底は、この安全問題でしょう。

 カネ・モノ・ヒトを様々な知恵を使って集中し、膿は出し切ってしまう--事業者であるJRも、監督責任を持ち100%株主である国も、まずは責任を果たすべきでしょう。

 ②国鉄の分割・民営化=構造改革路線の総括・見直しと、道民的議論を

 今日の討論でも、出発点である分割・民営化の問題を避けて通るべきではないと思いました。

 同時に、これは北海道の地域社会を壊してきた構造改革路線の出発点でもあり、今こそその害悪を明らかにしていく必要があるのではないでしょうか。

 ③民主的職場づくりこそ、JR再生の大きなカナメ

 労働組合の存在意義も問われるなか、本社の労務政策と労使協調・一体路線も、総括が必要でしょう。

 同時に、真剣に模索する社員もいるわけで、勇気と誠実さを持った社員を中心にした民主的職場がつくられれば、信頼回復も進むと思うのです。

 --根深い問題があるでしょうが、正面から解決すべき時だと思います。

 何よりJRから採用差別を受けて、1047人が職を追われ、残った人も仕事から外されるなど、とんでもない歴史がありました。

 本人はもとより、ご家族がどれだけ苦しめられてきたことか。

 会社にモノ言う人を排除することが、逆にどれだけ会社の大きな損失にもなったことか。

 JR北海道は膿を出し切るべきだし、国は監督責任を果たすとともに、分割・民営化の総括まで踏み込むべきだ!

 今日のシンポジウムのような取り組みが、全道各地で開かれ、道民的議論が進むことが大事。

 政策でも運動でも、党が役割を果たさなければ!と思いました。

 【今日の句】 続いてる 線路の先は 希望まで

2014年1月21日火曜日

若者たちの「泣き寝入り」を、放ったらかしにしないで

 今日は朝に市役所前で、夕方にも札幌駅前で宣伝へ。夕方は民青同盟と近隣の党地区委員会と共同で、雇用実態アンケートにも取り組みました。

 寒いなかでも、スタッフと話し込む若い女性の姿も見られましたよ。

 私はマイクで呼びかける役目だったので、どんな話になったのかわかりませんが、きっと職場の苦労などが話されたのでしょう。

 厳しいノルマを押し付けられ、達成できないと罵倒や部署の移動をさせられ、最後にはクビをちらつかされた方はいませんか?

 出産を機に退職を迫られたり、セクハラ・パワハラに困っている方はいませんか?

 長時間残業だけでなく、次の出勤までの休息時間がなく、疲労困憊という方もいませんか?

 せっかく親御さんも学費を工面して大学や専門学校に送ったのに、資格を取ったり試験を受けて就職したのに、使い捨て同然の扱いを受けた方いませんか?

 このようなケースを、いろんな場面で耳にしてきました。

 これが経済大国・日本の現実です。

 身分も不安定ななか安い給料で働かせ、特に大企業では内部留保を蓄えに蓄えた。

 若者たちは「クビを切られたくない」と、悪い労働条件も泣く泣く飲んで、最後は心身を壊していく。

 あるいは、過度なノルマでも「達成できない自分が悪い」と責めて、ここでも心身を壊していく。

 こんな日本で、いいんでしょうか。

 いつまで、こんな若者たちの「泣き寝入り」を放ったらかしにしておくのでしょうか。

 立ち上がらない若者たちにも責任がある、という意見もあるでしょう。

 しかし、仕事を取り上げられたら新しい職のアテもない恐れのなかで、しかも職場でも自分のことが精一杯で団結できる状況がないなかで、どうして勇気を持って立ち上がれるでしょう。

 だから、まずは「働く者の権利がある」「労働のルールがある」ことを、きちんと知ってもらうことを大事にしたいのです。

 そこに自信を持てれば、職場に労働組合を結成したり、ローカルユニオンに加わったりする若者の姿も目にしてきました。

 もちろん、政党としてやれる問題も、引き続き提起していきたいつもりです。

 ともにたたかい、学ぶなかで主権者として、さらに立ち上がる。

 若者たちへの、私の期待です。

 突き放すのでなく、いっしょに考え変えていく仲間でありたい。

 そんな思いでマイクを握りましたが、うまく伝わったかな‥‥。

 【今日の句】 勇気から 生まれた勝利 過去にあり

2014年1月20日月曜日

基地推進をはね返すため、北海道でも連帯を

 大寒らしく寒い朝に、布団から出れずモゾモゾ‥‥今日から3学期の娘はスパッ!と起きて、元気に学校に行きました(私も元気に事務所へ!)。

 札幌では-9.9℃、枝幸町歌登では-31℃!

 一昨年前の12月総選挙で、-10℃以下で宣伝した私ですが、-20℃以下は経験なし。

 こんな時に選挙でもされたら、たまったものではないですね(苦笑)

 さてさて、朝の新聞各紙を見ると、名護市長選挙で稲嶺ススム候補の勝利が報じられていました。

 稲嶺市長も記者会見で述べていましたが、米国は様々な選択肢を持って考えているはずです。

 そもそも1997年の市民投票で決着済みのはずなのに、ここまで固執する日米両政府の方が考えを変えるべきなのでは。

 これまでのどの選挙よりも、この結果の持つ意味は大きいはずです。

 それでも国は推進する姿勢を崩しませんが、強引に進めれば名護・沖縄で、さらに反発の声は広がるでしょう。

 連帯した全国の運動も、さらに広がることになるでしょう。

 では、普天間基地は固定化することになるのか。

 これまで保守系シンクタンク・ケイトー研究所のダグ・バンドー氏が「沖縄を沖縄県民に返せ」と主張したり、米下院議員が在沖米海兵隊の撤退を求めることがありました。

 最近では、米映画監督などの連名アピールもあったばかり。

 そもそも沖縄県民が差し出した土地ではないのですから、返還するのは当然の理屈なのでは。

 いずれにしても、これから名護・沖縄には激しい圧力などがかかるでしょう。

 それをはね返すのは、沖縄だけでなく全国の連帯した力!

 名護市民の審判に勇気をもらい、今度は全国で大運動を進めるときだと思います。

 今日は雇用促進住宅にかかわる相談や機関会議などが続き、党大会後ということもあって、なんだか私も緊張気味に1日を過ごしました。

 【今日の句】 屈しない 名護の心を 受け止めよ

示された名護市民の民意

 釧根地区委員会による「JRの安全と市民生活を考えるシンポジウム」が開かれました。帰りのJRで、名護市長選挙は稲嶺さん当選の報! やった~~~!

 前回選挙より票を伸ばし、推進側との差も開いたようです。

 「沖縄は屈しない」

 仲井真知事の辺野古沖埋め立て承認後、沖縄から発信されてきた言葉でした。

 ずっと押しつぶされてきた、沖縄の民意。

 それにも負けずに跳ね返す、この本気の民意を日米両政府は受け止めるべき!だと思います。

 さて、シンポジウムも紙智子参議院議員・元国労釧路地方本部の高橋勇次さん、元JR 東海職員・元建交労岐阜県本部の雪田寛さんらが発言者になり、活発な討論がなされました。

 道東地方も例外なく、人員削減がおこなわれました。

 線路に近い立ち木も切られず、倒木による接触もあると言います。

 労資一体の問題も出され、社内での安全に向けた取り組みをどう進めるかも、真剣に語られました。

 党北海道委員会では「6つの緊急提言」を発表していますが、基本的には噛み合った提言になっているかな、と思いました。

 釧路は観光・流通などで、JR依存が高い地域です。

 花咲線・釧網線もあり、通学など重要な「地域の足」となっています。

 そもそも公共交通というのは採算性が問題ではなく、国民の交通権を保障すること。

 ヨーロッパでは、国が責任を果たしている所以です。

 人口が減っていき、高齢化が進むもとでは、国の関与抜きに地方線を維持するのは困難でしょう。

 大きくは自民党政治の構造改革路線・モータリゼーション優先の切り替えが必要ですし、緊急にはJR北海道の安全・安心へカネ・ヒト・モノをつぎ込んで、社内の膿を出し切ること。

 道民世論を広げなければいけないと思いますし、このようなシンポジウムや学習会が各地で開かれたら!

 やるべき仕事は多くありますが、今こそ党の持てる力の総発揮で、新しい政治をつくりたいですね。

 【今日の句】 見えてきた 終わりの始まり 安倍首相