2018年10月13日土曜日

切実な願いを届けなきゃ

 今日は3ヵ所を駆け回り、先ほど名寄市から札幌の自宅に到着。明日も朝一番の飛行機で東京へ、なかなかハードな週末です。
 
 まずは札幌北区・党と後援会の「秋まつり」。佐野弘美道議、長屋いずみ・小室まさのりの両市議予定候補と揃い踏みで来年の二つの選挙勝利を!と熱く訴え。党北区にとっては道議と複数市議の獲得は悲願なのです。

 佐野さんとは青年運動のころから知ってる間柄ですが、「がんばり屋」という言葉が当てはまる方。道議1期目でも大奮闘、次も必ず道議会へと期待の声が高まっています。

 長屋さんは医療現場で27年、小室さんは労働運動での大ベテラン。私も一緒に何度も要請したお2人は、まさに即戦力です。3人そろって議員となれば、どれだけ力強いことか!

 私からも日本共産党の政策と値打ちを語り、参加されたみなさんとも一時の交流。手作りカレーライスと豚汁もいただき、お腹いっぱいになりました。

 次に向かったのは「障害者医療は守られているか 国立八雲病院の機能移転で検証する 10・13さっぽろ集会」。紙智子参院議員の代理として、実際に私も現地で聞いた声をもとに西部交渉をしたことを含めてあいさつしました。立憲民主党の池田真紀・本多平直の両衆院議員も参加されました。

 札幌に新しい拠点が作られることは歓迎ですが、それが八雲病院を廃止することと同義ではありません。筋ジストロフィー医療の国立病院は東北3・関東信越6・東海北陸3・近畿4・中国四国3・九州7あるのに、広い北海道では八雲病院のみ。1つだからこそ八雲町に居を構えた家族や職員もいるわけで、簡単に移れないのです。

 しかも重度心身障害児・者の移送は、環境の変化に敏感だけに「これまでも医者と看護師が付いての移送」(八雲病院看護師)が当たり前で、それを200人分もできるのかと不安の声が広がっています。一人ひとりのケアも熟知してるベテラン看護師も先のような理由で全員が移動できないなか、医療の質を確保できるか心配だとの話が重く響きました。

 国立病院機構からは、この移送について長らく「検討中」との返答ばかり。それなのに移送期日は2年後と迫っています。当事者や家族、職員などの声が反映されない移設は禍根を残すでしょうし、八雲にも残す選択肢を国や機構は検討すべきです。

 JRに飛び乗って、夜は名寄市での演説会。紙智子参院議員と、来年は2人そろって参議院で働かせてくださいと訴え。川村幸栄市議が司会を務めました。多くの激励もいただき、ありがたい。川村市議からは、お土産に大福までいただいてしまいました。

 名寄市の米作は、もち米が主流です。風連の道の駅では何種類もの大福が販売されていて、選べないくらい。ありがたくいただいて、引き続き元気にがんばります!

 【今日の句】どこにでも 仲間いるのが 嬉しくて

2018年10月12日金曜日

止まった時間

 今日も朝からグラッと余震。この1ヵ月で1年分以上の地震を経験しているのでは。雨も降り、避難所などの寒さも心配になります。

 明日の準備など諸々を終わらせて、道庁前の反原発抗議行動へ。何と、わざわざ岩内町・大石美幸町議と仁木町・上村智恵子町議が駆けつけていました。岩内から車で2時間かかるというのに、その熱い気持ちに励まされました。

 私も今日は一言スピーチ。むかわ町の北村町議が先日の会議の後、「これから稲刈りだ」と言っていたことを取り上げました。被災3町は今も、刈られるのを待っている稲があります。ところが先週、旭川へ行くときに通った空知管内は稲刈りが済んでいました。「もう終わっていたころ?」と私もビックリ。私の感覚も被災3町と同じだったのです。

 つまり自然災害が起きると、時間が止まる、ということなんだと。

 稲を刈ることや収穫もできないまま時間が過ぎたり、家を失くして呆然としたまま1ヵ月が経った方もいるのではないでしょうか。すぐに判断できないことだってあるし、お金の工面が必要なこともあるでしょう。だから政治の力が必要なんだと、あらためて痛感します。

 同時に、時間を止めるほどの被害は原発事故も同じ。福島第一原発周辺の現実が、それを示しています。これで泊原発でも過酷事故が起きていたらと考えると、ぞっとする思いになります。原発を強力に推進する方は、そのような想像が働かないのでしょうか。

 明日は札幌北区のまつりから始まり、国立八雲病院を考える集会、そして名寄市の演舌会まで行って札幌に戻るという、なかなかハードなスケジュール。どうしても外せないものばかりで、党中央委員会の会議は明日からあるのですが私は欠席。明後日の朝一番の飛行機で、東京へ向かいます。

 【今日の句】あの時に 戻したいよと みな思う

2018年10月11日木曜日

具体的に応えていこう

 厚真町・安平町・むかわ町での町議会も開かれて補正予算も可決、今後の取り組みを話し合うために現地へ向かいました。

 目の前の救援活動に慌ただしかった、この1ヵ月。仮設住宅の申し込みも始まり、国の支援事業も出てきました。お1人お1人の負担や苦難をどれだけ軽くできるか、これまで以上に具体的な取り組みが求められます。全国の事例や経験なども整理しながら、3町の町議と協議しました。

 厚真町・伊藤富志夫町議からは、寄せられた相談や要求をもとに町へも要請書を出した内容を報告。移転の際の一時保管所が必要との要請に、町長さんも「なるほど」と納得されたことなども語られました。まとめたものを地域民報にして配布する予定です。

 安平町・三浦恵美子町議は、断水していた地域の農家の声を届けて水を確保したり、臨時会でも取り上げた内容を紹介。町に管理が委託されている道営住宅も、町独自で1年間、家賃など無料の応急仮設住宅に位置づけることになったとの報告もされました。

 むかわ町・舞良喜久町議は、主に穂別地域の状況を報告。町内会の副会長ということもあり、会長さんと1人暮らしの方を中心に訪問してきたことや罹災証明の支援にと写真を撮って保管していることも喜ばれている様子が語られました。

 むかわ町・大松紀美子町議は、鵡川地域の避難所をまわった様子を紹介しました。町役場も混乱があるなか洗濯機の導入に手を尽くしたことや、一部損壊が多いなかで将来の不安を聞いている様子などもリアルに語られました。

 むかわ町・北村修町議は、一部損壊の家屋に対する支援についての町長答弁が「町独自でも」と述べていたことや、仮設店舗が3軒ほど始まって意欲につながっていることなども報告されました。

 その後は参加者みんなで、国の制度の到達点や町への要請について話し合い、3町の議員で道への要請もおこなうことも決めました。とにかく苦難の解決には、決めたことはドンドン実行していかなければなりません。心ひとつに立ち向かう、お互いの姿勢に私もさらに力をもらいました。

 旬のししゃもを扱っているお店にも足を運びました。10月1日に解禁され、漁期は40日間しかありません。私が行ったお店は機械を使わず天日干しをして、地元の人も喜んで買いに来る50年も続いているところ。少しでも町のにぎわいが取り戻すことができればいいなと思いながら、若い店主さんとの話もはずみました。

 今日は少し肌寒かった、むかわ町。本格的な寒さが来る前に、安心して暖を取れる状況をつくれるよう私も力を尽くしたい。

 【今日の句】こうやって 支援が蓄積 されてきた

2018年10月10日水曜日

いま問われる生存権保障

 今日は当別町での「社会保障勉強会」にて依頼されて、特に生存権を保障するため政治のあり方が問われていることを強調しました。

 この勉強会は今回で39回目で、ほぼ毎月1回ずつ開いてきているそうです。日本共産党は鈴木岩夫町議が関わり、今日も冒頭に町議会報告をされました。要望もあって私からの話は、地震被害と支援の状況についてを中心に、後半に安倍政権がねらう社会保障改悪の現状を紹介しました。

 災害支援と社会保障とも、憲法25条の生存権条項をどう保障するかにかかわります。命がかかった場合には、国として自衛隊も派遣して救援に力を尽くします。これはこれで最優先の大事なことですが、そこから先の生活支援になると国の施策が急に貧弱になるのが現実です。

 例えば避難所にしても、トイレ・食事・ベッドやプライバシーの確保を短時間で実行する欧米のような法律や体制はありません。住宅支援も全壊世帯でさえ解体費用と合わせて最大300万円の支援にとどまるし、一部損壊となると自己資金で直すのが圧倒的です。生存権を「命があること」の範囲で、国が狭くとらえていることが根本にあるのではないでしょうか。命があっても、衣食住が満たされなければ憲法25条の定める「健康で文化的な生活」を保障したことにはなりません。

 社会保障削減がおこなわれることも、根っこは同じではないのでしょうか。この10月から生活保護費の削減が始まりましたが、その理由は「同程度の低所得者との均衡」というものでした。本来は、同程度の低所得者を捕捉することが生活保護行政として必要なはずなのに、考えが逆転しています。生存権の考え方がおかしい、のです。

 意見交換では、病院に入院されている方が「退院を迫られないか」「どれだけ払うことになるのか」と不安の声があると出されました。停電時のこと、安倍政権に対する若者の考え方まで話が及び、ありがたいことに「畠山さんに国会で取り上げてもらいたい」と激励もいただきました。がんばります。

 札幌に着いて、北海道大学前での宣伝にも参加しました。党道委員会で講演会「マルクスNIGHT」をおこなうので、特に青年・学生に参加してほしいための取り組みです。神戸女学院大学・石川康宏教授の講演をメインに、青年や私からも一言スピーチ、その後には懇談会も予定しています。

 米国で若者たちの間に社会主義への肯定感情が広がっています。貧困と格差を前に、社会正義の実現にとりくむ若者たちが社会主義に目を向けているのが、とても興味深い。一過性のことでなく、体制の根幹にかかわる流れだと思うのです。石川先生からも、カール・マルクスの生誕200年にかかわる話や、今日の状況にも連なる話が聞けると思います。10月20日(土)18:00から、会場は札幌東区民センターです(資料代として一般500円、学生・高校生は無料)。

 明日は、むかわ町へ。党議員と今後の活動についての話し合いです。

 【今日の句】生き延びる 不祥事あれど あの人は

2018年10月9日火曜日

歴史も記憶も引き継いで

 翁長前知事の県民葬に北海道からも心ひとつに祈りつつ、今日は「9の日」行動など朝からも宣伝。宣伝日和のいい天気でした。

 天気がいい日は署名も集まりやすく(?)、いろんな思いを話しかけてくれる方も。「沖縄の結果は良かったね」という女性は、自分の娘さんが劇を演じていることまで話が及んで「樺太からの引揚者についての劇なの。そのような歴史を若い人が引き継がないといけないよね」と話されました。

 被爆者の平均年齢からしても、当時のことを語れる方は少なくなってきました。一度でも話を聞いた私たちが、その中身を伝えていかなければと、あらためて思った署名での対話でした。

 明日は当別町で、社会保障についての勉強会で話してほしいとのリクエスト。とはいえ「やっぱり地震のことも話してください」とのことで、この間の取り組みも少し整理する時間も取れました。

 感じたのは、社会保障についても自然災害の支援に対しても、日本政府は「生存権の保障」という立場が弱いのではないかということです。もちろん命の救援が最優先で、消防や自衛隊のみなさんが過酷な現場に立ち向かっていることは承知していますが、問題はその先で、せっかく助かった命でも生活は自分で何とかしてほしい、という実態にあると思うのです。

 避難所も雑魚寝状態で、全壊世帯への被災者生活再建支援制度でも最大300万円の支給、半壊や一分損壊の世帯には、さらに支援メニューが限られます。全国で自然災害が起きているなかで、くらしの支援をもっと強める方向へ進めなければ。大元の考え方から正していかなければ、と痛感するのです。

 【今日の句】すぐ記憶なくす あの人いたっけな

2018年10月8日月曜日

笑う門には福来る

 汗をかきかき今日は旭川の「紅葉まつり」。いつもいつも熱気あふれ、落語に大笑いする楽しい「まつり」なのです。

 真下紀子道議はじめ旭川・上川管内の地方議員がズラッと並びました。昨日も書きましたが、これだけ地域に密着した地方議員がいることこそ日本共産党の強み。一言ずつアピールした後に、真下紀子道議が代表して来年の地方選で全員勝利を!と力強く呼びかけました。

 私からは40分じっくりと、地震被害と全域停電、安倍改造内閣と沖縄知事選、日本共産党の政策と役割について話しました。昨日も一昨日も、聞いてくださる方が集中しているのが伝わってくるので私も緊張気味。安倍政治を変えられる展望が見えたらいいな、と思いながら訴えました。

 あいさつと交流をしながら回ると、入党のよびかけにこたえてくれた女性も。長く党を支持してくださった方ですが、戦争の時代からお父さんが活動していた歴史を話してくださりビックリです。長く粘り強い活動があって、党が大きくなってきたことを痛感しました。

 あっという間に「旭笑長屋」のみなさんによる落語の時間になって、私も最後まで聞かせていただきました。笑い通して時間を過ごし、みんな笑顔で最後は団結がんばろう。会場が一体になり、元気になる1日でした。

 【今日の句】安倍首相 笑う時には ごまかしで

2018年10月7日日曜日

全員で「がんばろう」も

 昼までに雨も上がった帯広市。来年の地方選挙をたたかう予定候補などもそろった演説会は熱気もあふれ、会場いっぱい!

 地方議員を代表して稲葉典昭・帯広市議があいさつし、佐々木としこ道議予定候補も決意表明。私からも帯広市議4議席への前進、町村議員予定候補の全員勝利、何より悲願の帯広市で道議の獲得をと強調しました。地震被害と全域停電、安倍内閣をどう見るか、沖縄知事選、日本共産党の政策と役割について話しました。

 最後は地方議員が勢ぞろいで1分スピーチも。お一人お一人の個性的なあいさつに、会場からは激励の大きな拍手。演説かいではありますが、最後は全員そろって団結がんばろう!も。お帰りの際の笑顔が、演説会の盛り上がりを表しているようでした。

 稲葉市議も述べていましたが、地方議員は行政のチェック役とともに政策立案の仕事も担っています。日本共産党の強みは、これだけのネットワークを持っていること。それぞれの町の施策や状況も比べながら、質問や日ごろの活動に反映させています。国会との連携は言うまでもありません。

 帯広市は先月、日米共同訓練でのオスプレイ補給拠点とされることに市民の不安が広がりました。農業が基幹産業の十勝だけに、日米の実質FTA交渉についても批判の声があります。沖縄知事選の結果を受けて「今度は私たちの番」という思いも広がっています。北海道・十勝の底力を今こそ出そう!という演説会になりました。もちろん私もがんばりぬきたい。

 明日は旭川市へ、党と後援会の紅葉まつりに参加します!

 【今日の句】沖縄の結果に どこでも励まされ