2022年11月5日土曜日

背筋を伸ばして発言を聞いた

 今日は党内通信を使っての「全国地方議員・候補者会議」に、私も視聴参加。各地の発言を聞いて、党の地方議員は宝!と心から思いました。来年の地方選勝利へ、私も心ひとつにがんばりたい。

 地方選勝利はもとより、このような議席を持つ日本共産党そのものを強く大きくすることの大事さも痛感です。その重責を自覚しながら各地で奮闘しているのですから、私も背筋を伸ばしてがんばらなければ。

 小池晃書記局長の報告も、地に足つけて粘り強くがんばる地方議員を心からリスペクトし、背中を押してくれる内容でした。私は地方議員の経験はありませんが、健康や家族の実態にも気を配りながら、議会論戦・支部援助・街頭宣伝・要求運動・配達集金・野党共闘などなど、いつも地域の最前線に立つ地方議員さんの姿を見てきたつもりです。今日も「わが地域に日本共産党あり」というべき発言を、胸を熱くしながら聞きました。

 北海道からは音更町・神長基子町議が発言しました。神長さん自身は入党すぐに町議候補となり、訳も分からず走ってきたなかで子どもに恵まれた経験を話されました。確か地元紙にも出産しながら議員を続けている方との、報道があったような気がします。大変な苦労があったと思います。

 そのような経験をした神長さんだからこそ、命を奪う戦争を許しちゃいけないという思いを強くしたとのこと。十勝地区の常任委員として、党づくりの目標に思いを定めてがんばる決意も述べられました。画面越しに拍手を送らせていただきました。

 岸田・自公政権は、ことごとく行き詰まっています。国民多数が反対なのに「国葬」を強行し、統一協会問題も次々と癒着が判明したのに全容解明の責任を果たそうとしていません。物価高騰で苦しむ庶民をよそに軍事費倍増の方針を掲げ、福島県民の苦しみをよそに原発再稼働と新増設まで打ち出しました。

 だからこそ問われる野党の力。日本共産党が、政策的にも組織的にも頼られる党になるように、地方議員や支部のみなさんと力をあわせていきたいです。

 【今日の句】変えられる 希望が見える 地域から

2022年11月4日金曜日

エスカレート抑える外交努力を

 10日から予定されている日米共同統合演習(キーンソード23)。千歳基地をCV-22オスプレイの拠点とするということで、今日の午後に飛来してきたと報じられました。オスプレイの訓練は青森県内とされています。

 日本共産党は千歳市・苫小牧市で、訓練中止の要請などをおこなっています。先月の訓練「レゾリュートドラゴン」でも住宅地の近くにある丘珠基地を拠点にしたことで、不安と心配が広がりました。

 住宅地の近くを飛ぶ訓練は日本では当たり前のようでも、本国である米国や欧州では当たり前ではありません。米国では野鳥の飛来にまで気を使って訓練すると聞きますから、日本国民は野鳥より気にかけられていないことになるのではないか。

 一方で、北朝鮮が弾道ミサイルを連続して発射しています。韓国が対抗措置として空対地ミサイルを発射したら、北朝鮮は軍用機を飛ばすなど、対抗の応酬となってきました。米韓の合同訓練も延期するなど、エスカレートのなかで偶発的な衝突が起きることが心配です。

 何より北朝鮮が、アジアと世界の平和を脅かす危険な軍事挑発をやめるべきです。核実験の再開も懸念されていて、それでは一連の安保理決議にも違反することになります。いっそう北朝鮮が世界から孤立する道でしかないはずです。

 あわせて「軍事対軍事」では解決につながらないわけで、南北板門店宣言や米朝共同声明などの合意、日本では日朝平壌宣言の合意を基礎にした外交努力を急ぐときだと思います。「北朝鮮に聞く耳があるのか」と言われますが、しかし外交は決して無意味ではありません。北海道からも「外交努力をと」の声を広げたい。

 【今日の句】悪循環 止める世論を 広げたい

2022年11月2日水曜日

円安基調をどう切り替えるか

 スーパーで値段を見る時間が、だんだん長くなってきました。現在の円安による値上げは、来年以降の反映となるようです。消費税減税や年金底上げを緊急に、賃上げに向けた条件整備を。このままでは、くらしも経済も立て直せなくなってしまう危機感があります。

 日銀・黒田総裁は金融緩和を続ける方針。金利をあげると国債やローンの利子払いに影響が出るのは間違いなく、慎重な対応は必要でしょう。外国人の「爆買い」に期待する向きもありますが、それは商品だけでなく土地なども対象になります。賃金水準が上がらないのに、物価も地価も上昇し、しかもバブル的に高騰したら耐えられません。

 ヘッジファンドが、すでに日本は成長しない国と見限っているとの報道を見かけました。東南アジア諸国の経済成長が続けば、10~20年後は1人あたりGDPが日本並みになるとか。海外のほうが稼げるわけですから、日本の技術者離れも加速すると言われています。国立大学を独法化し、期限付き研究者も増やし、研究環境を不安定化させたツケも現れてきたと思います。

 ものづくり、研究・開発、農林漁業と再生可能エネルギー、医療・介護・福祉などの分野が継続できる環境づくりが必要だと思います。風力発電の是非はありますが、この分野でも日本の研究は国際的に遅れをとっているようです。短期的な利益を追い求めてきた、経済・産業政策を1つずつ見直さなければ。

 北海道の草の根でできることは限られていますが、しっかり実態を把握して、政策へとつなげていきたい。

 【今日の句】安売りを 待ってウロウロ 私もです

2022年11月1日火曜日

JRはクソじゃない

 毎月1日は「北の鉄路の存続を求める会」宣伝と、JR採用差別事件から続く「一の日行動」。冷たい風に負けないくらい、思いや訴えは熱い札幌駅前でした。雨があがって本当によかった。

 鉄路宣伝では、余市町の中谷栄利町議(「函館本線(山線)の存続を求める住民の会」事務局長)・沼田町の篠原暁町議(留萌線存続を求める会)とともにマイクを握りました。すっかり日も暮れていましたが、注目を集めました。

 中谷さんは、新幹線の札幌延伸にあわせて並行在来線が経営分離される理不尽さを訴え、篠原さんは今でさえバス運転手不足で減便されそうななか、あらためて鉄路の意義を強調。私からは根室本線の災害復旧と、先週の政府交渉の内容を紹介しました。

 すべての争議の解決めざす「一の日行動」は、医労連・惠和会労組や福祉保育労の取り組みが報告されました。実質的な交渉権限をもたない職員を団体交渉の場にあてる恵和会に対して8月、誠実な対応をしなかったのは不当労働行為にあたると、道労働委員会が救済命令を出したのです。

 まだ裁判は続いていて、支援の呼びかけもありました。最後は参加者みんなで「団結がんばろう」。札幌駅前で何度、声をあげてきたことでしょう。

 ところで集会の途中、横断幕を見て思ったのか、若者たちが「JRはクソ!」と声をあげて通り過ぎました。同じ思いだけど他の言葉が出なかったのか、単に調子に乗っていただけなのかは、わかりません。それを聞いて「クソじゃないよ」と、私の近くで声をあげたのがTさんでした。

 Tさんは、JR採用差別事件の当事者の1人。北海道の争議団では最も若い、当時は20代だったと思います。戦後最大の労働争議として23年、職場に戻れるのかと苦しい毎日だったはずです。決して鉄道業務が嫌いになったわけでなく、仕事に誇りがあったからこそ、理不尽を許さないためにTさんはたたかってきました。

 年末が近づくこの時期になると、争議団支援の物資販売や、12月の団結集会を思い出します。舞台での朗読や合唱などの構成劇に、どれだけ胸を熱くしたことか。大雪のなか、娘を保育園に迎えにいった足で、そのまま一緒に「一の日行動」に参加したこともありました。そのどこでもTさんの姿があったのです。

 JRはクソじゃない。人という大事な命を運び、通学や通院・仕事など生活を支え、地域をつくる中心となってきた鉄道を、そして働く仲間を大事にしよう。Tさんの一言に、あらためて「一の日行動」の大事さを痛感しました。いっしょに引き続き、私もがんばりたい。

 【今日の句】積み上げたたたかい 次に伝えよう

2022年10月30日日曜日

市民と向き合う網走市に

 網走市長選に立候補した元市議・いいだ敏勝さんを応援にと駆けつけました。昨日の候補討論会でも「いいださんの人柄がよくわかった」と感想が出るほどのあたたかさ。私も何度お世話になったことか。ぜひ、いいだ市長の誕生をと訴えました。

 現・水谷市長が市議会議員を務めていた時に同じく市議だった、いいださん。当時つくった網走市議会基本条例がありながら、自分が市長として無投票当選を重ねるうちに議会軽視がひどくなってきたといいます。保守系と呼ばれる方々からも候補擁立の話があり、いいださんが決意したという経過です。

 例えばゴミ処理について、今の処理場は2032年までの予定で建設したはずなのに、5年前倒しで満杯になる見込みとのこと。新たな処分場ができるまでは、他市町に依頼するしかありません。最初の処分場工事費の支払い、依頼する分の支払い、新たな処分場工事費の支払いなど莫大な経費が見込まれるため、市議会でも「反省と検証」を求めて議決されるほどでした。

 さらに、ホテル重油漏れ問題も、4ヵ月ほど議会に報告されなかったと言います。市長も市議会も選挙によって市民から審判を受ける立場であり、その二元代表制が機能していない。コロナ禍や物価高騰、人口減少など多くの課題を抱えているもとで、市長独断の姿勢では市民の不安が高まるのは当然です。

 いいださんは営林署から始まり行政経験を積み、市議会議員としても4期16年を務めた、まさに網走のすみずみを知っている最適の市長候補。市民に寄り添い、情のある市政に必ず生まれ変わるでしょう。すでに党派を超えた期待と「支持を広げる」という声が寄せられているそうです。

 市民が主人公として、町づくりや市政参加が進む自治体ほど町の雰囲気も明るく、活性化していると感じます。自分の住む町が、いい町だからこそ定着もするし、人が人を呼ぶ好循環も生まれるのではないか。出陣式で、いいださんは「昨日の討論会を経て、いっそう意欲が湧いてきました」と元気いっぱい。網走市に知人・友人のいる方は、ぜひ支持を広げてくださるよう、お願いします。

 【今日の句】つながって 情も理もある 町になる