2018年5月26日土曜日

候補の決意に大きな拍手

 下の子の運動会を見た後に、札幌白石区での演説会に。会場は「さぁ、変えるよ!」との思いに満ちました。

 弁士は紙智子参議、伊藤りち子札幌市議(道議予定候補)、さとう綾札幌市議予定候補、そして私の4人。市民と野党の共闘へ「平和ってな~に?白石市民の会」の福田敏夫さんも、ごあいさついただきました。

 紙議員は激動の国会情勢をリアルに報告して「安倍政治を終らせよう」と強調。野党共闘の発展は法案の共同提出まで進んでいるし、その要となっている日本共産党を大きくしてほしいと訴えました。入党に反対していたお父さんが、紙さんが立候補した時には応援演説されたエピソードが感動を広げました。

 伊藤りち子市議は、定数3の道議選に挑戦する決意を表明。かつて山根泰子さんを道議会へ送り出した白石区で、なんとしても議席を奪還するとの思いが緊張感をもって受け止められたと思います。さとう綾さんは、新婦人で政府への要望に行った際に、他の政令市では子どもの医療費無料化が進んでいるのに札幌だけが大きく遅れている現実が恥ずかしかったと述べて、困っている市民の相談が後押しとなって立候補を決意したと話しました。伊藤さん・さとうさん2人の決意表明に、大きな拍手が送られました。

 私からは昨日の政府交渉の内容と、「働き方改革」関連法案の採決強行について中心に話しました。JR北海道や日米共同訓練ほか、道内で抱えている問題は山積です。事務所には「夫が過労死するかもと心配です」という電話もありました。道民の声を届け、自民党政治を大元から変えていく議席が絶対に必要で、再び私を国会で働かせてほしいと訴えました。

 演説会が終わるころから少し顔がヒリヒリするような‥‥運動会での日焼け、でした。朝のバタバタに、うっかり日除け止めクリームを塗り忘れてました。私より日向にいた時間が長かったはずのわが子は、なぜ日焼けしていないのか‥‥と不思議に思いましたが、元気な姿を観ることができて何よりでした。子どもの成長は早いものですね。

 【今日の句】子どもらに 負けず走るぞ 国会へ

2018年5月25日金曜日

久しぶりの国会で

 党道議団とJR北海道問題での要請や日米共同訓練でのヒアリング、食健連グリーンウェーブの行動にも参加しているなか、「働き方改革」関連法案は採決強行! 報告したいことは山盛りなのですが、国会で政治を立て直さなければと、とにかく痛感した1日でした。

 国会議員からは紙智子・岩渕友・山添拓の各参議院議員、道議団は4人全員(真下紀子・菊地葉子・宮川じゅん・佐野弘美)が参加しました。

 JR北海道はこれまでの経営赤字に加えて、新幹線の赤字が予想の倍を超える103億円にまで膨らみ、札幌延伸で収支改善はするというものの、それまでの10年以上は巨額の赤字を抱えることになります。本当に札幌延伸で経営は改善するのか、そもそもツケは地方路線にまわされて廃線圧力となるのではないかと、不安や疑問は尽きません。

 広大で寒冷地域の北海道では、国鉄の分割民営化時から大きな赤字が見込まれていました。だから国も経営安定基金を積んだわけですが、低金利のもとでその構造も破たん。新たな枠組みで国の支援を考え直す必要があります。そこで日本共産党としては昨年、国とJRグループによる交通基金の創設も提案しました。

 国交省は「この夏までに何らかのできることを考えている」との答弁に終始していましたが、JR北海道に株式上場を求め続ければ、鉄道事業は路線整理、ホテルなど非鉄道事業に力を注ぐという経営にシフトしていくのではないでしょうか。参加者一同で、国の責任をあらためて強調しました。

 日米共同訓練は昨年、初めて北海道ではオスプレイも飛来しました。今年も同様のことが検討されています。まず昨年の訓練実績を出してほしいと要望したら、担当者から「まとめたものは、あるともないとも言えない」という、まさかの答弁! 訓練をやりっぱなしで終わるはずがない、記録して次の訓練に生かすのは当たり前じゃないかと追及するなかで、ようやく調べて回答するというところまで進みました。

 公文書の記録や開示のあり方が、財務省でも防衛省でも大問題になりました。安倍首相など政治家の問題もありますが、もともと開示には消極的な態度を取ってきた省庁が少なからずあるのは日本政府。それにしても、すでに訓練済みの内容さえ明らかにしない姿勢には驚きました。

 食健連グリーンウェーブの行動は、昼に農水省前で集結行動があると案内を受けて参加しました。農民連や農協労連のみなさんは、現職時代に何度も行動や懇談をした間柄。「早く国会へ戻ってきてよ」と激励もいただき、私も(国会議員団を代表する立場ではないのですが)北海道の声も紹介しながら連帯あいさつ。

 飛行機の時間もあって国会を離れたころに、国会では「働き方改革」関連法案の採決強行がありました。これまでも強行続きでしたが、今回は命に直結する内容なだけに罪深いと思います。過労死をされた方の遺族が悲痛な声を上げているなかでの採決に、本当に悲しく腹立たしい思いでいっぱいです。

 久しぶりの国会は、血圧が上がるようなことばかりでした。変えなきゃいけない!

 【今日の句】勢いで 質問席へ 行こうかと

2018年5月24日木曜日

国会議員団はフル回転

 明日の政府交渉のため上京しました。久しぶりに国会で馴染みの方々にも会い、ごまかしと強行の国会運営の一端も聞きました。

 ちょうど衆議院では本会議。高鳥修一・厚労委員長への解任決議案に対する、高橋千鶴子議員の賛成討論の最中でした。院内テレビを通じても緊張感が伝わってきました。

 さまざまな疑惑や不祥事に対して求めた要求には応えずに、審議を始めたら疑問点が明らかでもバンバン採決まで突き進む今の政府・与党。私がいた昨年と比べても、暴走具合に何重も拍車がかかったような感じです。熟議なき国会でいいのでしょうか。

 紙智子議員の部屋に行く頃には、ちょうど紙さんの質問時間に。森林管理経営法案ですが、ここでもデータ捏造や参考人から法案への疑問の声があったにもかかわらず7時間ほどの質疑で採決となりました。

 交渉の窓口となってくれる紙さん(秘書さん)と、明日への打合せができたのは18時過ぎ。まさに国会議員・秘書さんともどもフル回転で、安倍政権に立ち向かっています。

 明日は私も、道内での日米共同訓練についての聞き取りや、JR北海道の路線維持について要請などをおこないます。党道議団と一緒です。しっかり北海道の声を届けます。

 【今日の句】そうだった こんなに東京 蒸し暑い

2018年5月23日水曜日

これで黙っていられるか

 国会へ1年以上も「ない」と言い続けてきた森友交渉記録が、ようやく国会へ出されました。もうウソやごまかしはこりごりです。

 来週28日(月)に衆参予算委員会で集中審議とのことですが、一度の質疑で幕引きなど許される問題ではないはずです。

 森友問題では、昭恵夫人の関与はどの程度あったのか、なぜ財務省は公文書を改ざんするに至ったのか、なぜ国有地を9割引きという破格値で売ったのかなどなど、国民の前に明らかにするべきです。あいまいに終われば、国民の共有財産である国有地を時の権力が私物化できる前例となってしまいます。

 加計問題だって、総理は虚偽答弁をしていたのではないか、柳瀬秘書官も虚偽答弁をしていたのではないか、ウソをついてまで何を守っているのかなどなど、問われています。長年の友人のためにと、政策決定のプロセスを総理がゆがめていたのなら重大です。これも放置されたまま前例となってしまえば、ここでも政治の私物化が横行することになってしまいます。

 自衛隊の「日報」問題も、なぜ大臣まで報告されなかったのかという統制の面と、戦闘であれば自衛隊を撤収すべきなのに、なぜ撤収指示を出さなかったのという検証の面と、問われてくると思います。隊員の命にも直結する問題として、これもあいまいにしておくわけにはいきません。

 一方で国会では、TPP11も短時間の審議で採決し、「働き方改革」関連法案は過労死促進となる内容に批判も強く、このまま採決とは認められません。カジノ解禁法案まで今国会で成立させたいというのでは、じゅうぶんな審議をおこなう国会の責務を果たせないのではないでしょうか。

 公表を今日に合わせてニュース性を薄めようと狙ったのなら、こんなひどい話もありません。どの問題や法案も国会で徹底追及してほしいし、それを支える世論も大きくしなければならない。安倍政権の現状と転換の道筋を知ってもらう活動を、私も強めたいと思う毎日です。

 明日に東京へ行き、明後日には久しぶりに国会へ行って政府交渉をおこなう予定です。テーマはJR北海道問題にしぼり、党道議団といっしょです。その準備もぬかりなく進めたい。

 【今日の句】さあ総理 ホントに膿を 出せますか

2018年5月22日火曜日

国会と結んで世論を大きく

 さとう綾・札幌市議予定候補と今日は白石区宣伝キャラバン。加計新文書も発覚し、どこでも「首相を辞めさせて」と激励の声をかけられました。

 愛媛県が国会へ提出した新文書には、安倍首相が「獣医大学いいね」と述べていたとのこと。総理は会見で否定していましたが、それでは愛媛県側がウソをついていると言うのでしょうか。この期に及んで正直に答えないなんて、本当に情けないし腹立たしい。

 ちょうど日大アメフト部で危険行為をおこなった選手の会見もありました。彼の誠実な反省や謝罪ぶりと比べたら、総理や大臣、幹部官僚の傲慢さやごまかしぶりが本当にひどいと思ったのは私だけではないでしょう。

 初夏を思わせる暑さのキャラバンでしたが、合計120人を超えるほどの方が各地の宣伝場所に来てくださいました。さとう綾予定候補は、正真正銘の初の宣伝キャラバンデビューでしたが、しっかり自分の言葉で訴えられていて、すぐにでも議会で働くことができる!と私からも推薦。伊藤りち子市議事務所のの事務所長として、たくさんの市民の相談を受けてきたからこそ言葉に誠実さが反映されているんだなぁと思いました。

 白石区では今週26日(土)14:00~区民センターホールにて演説会をおこなうので、その案内も兼ねて私も訴えました。さとう綾さんと私のほか紙智子参議・伊藤りち子市議(道議予定候補)と予定候補者が勢ぞろいしますので、白石区にお住いの方は足をお運びくださいね。

 さて明日は「働き方改革」関連法案の採決が強行されるのではと心配され、ないとされていた価格交渉にかかわる森友文書や、イラクに送られた自衛隊からの「日報」に関する調査結果なども国会へ出される見込みです。都合の悪いことを1つにまとめて、ニュースに割く時間を短くさせる狙いなら本当にひどすぎます。そこまでするのか、と憤りさえ覚えます。

 国会では野党5党・1会派が、疑惑にかかわる人たちの証人喚問や、首相に問う集中審議の複数回開催、政府・与党の強行採決は許さないとすることなどで一致したようです。国会と結んで世論を大きくできてこそ、政治は変えられる。私も北海道でがんばりたい。

 【今日の句】記録ない けれど事実は あるんじゃない

2018年5月21日月曜日

カジノ解禁は何のため

 カジノ法案までも審議入りめざす政府・与党。大門実紀史参議院と苫小牧市へ行き、計画などの現状を調査しました。

 調査には党道議団(真下紀子・菊地葉子・佐野弘美)、松橋ちはる道議予定候補、党市議団(冨岡隆・工藤良一)、原けいじ市議予定候補とで、市役所での聞き取りと候補予定地の視察にまわりました。苫小牧市は「リゾート構想」として、さまざまな施設などとともにカジノも入っています。

 市からは「少子化が進むなかで経済や雇用の起爆剤に」という目標が話されましたが、大門議員が「その社会状況はどの町も同じ。それでも賭博であるカジノに頼らないでがんばろうという町もある。なぜ苫小牧ではカジノを選ぶのか理由を聞かせてほしい」とズバリ。確かに「カジノでなければならない」理由は、どこにあるのでしょうか。

 公共事業と違い民間が進める事業のため、市としては法案成立を待って、選定されれば希望事業者と協定を結ぶ段取りになります。そこで必要なことは事業者に言うとしていますが、市の説明文書のなかには、事業者の負担に対して一定の配慮をするとあります。周辺インフラ整備や、税の減免など想定されます。経営が悪化すれば、市民負担に跳ね返ることはないのでしょうか。

 想定試算は事業者側が出してるものですが、開業時に延べ年間600万~1100万人が来るとしています。だいたい1日1万~2万人、休日には2万~3万人が来場することになるでしょうが、それだけコンスタントに365日も来場があるのでしょうか。

 何よりギャンブル依存が増える恐れ、マネーロンダリングの恐れ、治安上の恐れなどは、どれだけ真剣に検討されているのでしょうか。そもそもカジノが違法なのは賭博だからであって、法案で合法化しても本質は変わりません。ギャンブル依存は家族や友人なども巻き込み人間関係も壊してしまう現実を、どれだけ知っているのでしょうか。

 候補予定地は周辺にゴルフクラブがありますが、静かな森のなか。鳥のさえずりも聞こえました。ゴルフクラブは地下水を引いているそうで、ここまで確かに上下水道は引っ張ってこれないような場所です。3万人規模の上下水道の確保が可能なのか、私には理解できませんでした。

 全体として聞くなかで、そもそもカジノ解禁に私は反対ですが、これで本当に解禁して大丈夫なんだろうかという思いがしました。周辺インフラ整備などで市の税投入とはならないか、自然環境は、ギャンブル依存は‥‥このような不安を多くの国民が抱えたまま、明日から国会で短時間の審議で可決することで本当にいいのでしょうか。

 人の不幸を経済政策の柱にするだなんて、おかしいと思います。さらに世論を広げていきたい。

 【今日の句】賭博ある 町を市民は 誇れるか

2018年5月20日日曜日

新法にアイヌ民族の願いを

 厚別区での集会、札幌アイヌ協会の定例総会に紙智子参議の代理として出席など今日は1日、札幌市内を駆けまわりました。

 厚別区では党と後援会の「決起集会」として、来年の地方選・参院選を一体にたたかう態勢づくりの会議です。党札幌市議団長だった伊藤りち子市議が道議へ挑戦することから、厚別区選出の村上ひとし市議が市議団長となり、必ず来年も勝利しようと燃えているのです。

 村上市議と私から決意表明や情勢報告をおこない、その後に青年・女性・業者・福祉や地域後援会のみなさんから「何としても選挙勝利を」と力が入った一言あいさつ。村上さんのご両親と知り合いだったという女性は「こんなに村上さんが立派になって~」と述べながら、会場の参加者に支援をお願いしていました。

 届いたばかりの私のポスターに加え、今日が初お目見えの村上ひろし市議のぼりも映えていました。必ず2つの選挙勝利をと、村上市議ともガッチリ握手。

 札幌アイヌ協会の定例総会には、小形香織市議も来賓として参加しました。立憲民主党の道下大樹・本多平直衆議も参加していて、少しの時間ですが懇談も。「働き方改革」関連法案の採決をめぐって緊迫する国会情勢ですので、連帯して北海道でもがんばりたい。

 アイヌ新法の制定へと政府は準備を進めています。しかしアイヌの方々が望んでいた先住民族であることの明記や、生活・教育支援については盛り込まれない方向とも報じられています。今日は阿部会長さんからも、これまで協会として表明してきた内容をぜひ受け止めてほしいと強調されたあいさつがありました。

 私からは生活・教育支援の必要性や、国際社会の動きや「宣言」などにも触れてあいさつ。じかに国会で発言できないのは申し訳ない限りですが、国会に反映できるように力を尽くしたいと思いました。

 明日は苫小牧市へ、大門実紀史参議院議員や党道議団とカジノ問題での調査に入ります。

 【今日の句】この数日 冬と夏とが 日替わりで