2015年3月13日金曜日

この予算に賛成などできない

 先ほど衆議院本会議で、来年度予算案が与党の賛成多数で可決されました。来週から予算の論戦は参議院へ。安倍政権の暴走ストップへ、引き続き論戦にご注目を!

 本会議では、日本共産党から畑野君枝議員が予算案へ、宮本岳志議員が所得税法等への改正案へ、それぞれ反対討論をおこないました。

 予算案についての反対の論点を紹介すると--

 ①国民生活を犠牲にする一方で、大企業優遇減税と軍事費拡大が進められている。

 ②社会保障では、国民負担増と給付削減という全面改悪。

 ③不十分な教育予算・子育て対策。

 ④東日本大震災への復興と、原発事故対策に国が責任を。

 ⑤安倍政権が進める「戦争する国」づくりの具体化を許さない。

 加えて「政治とカネ」問題では、政治腐敗の根源である企業・団体献金の全面禁止と、政党助成制度の廃止を求めました。

 低所得者ほど重い負担となる消費税増税を2017年に完全実施するもとで、法人税の実効税率を引き下げることも、認めるわけにはいきません。

 このまま強行していけば、必ず国民生活が苦しくなり、いっそう矛盾も深まることになるでしょう。

 くらしと地域の現実を、くり返し政府へ示していきたい。

 参議院で予算審議を進める一方で、衆議院では各常任委員会での議論が本格化します。

 私が所属する農林水産委員会は、すでに10日に大臣の所信聴取が終わっていますので、いつでも質疑の準備をしておかなければいけません。

 総選挙投票日から、あっという間の3ヵ月。

 予算が通ってはしまいましたが、一つの区切りとして次なる論戦に挑みます!

 【今日の句】 キーボード いったい何回 叩いたか

2015年3月12日木曜日

命と財産を守る政治に

 あの日から4年--政府主催の追悼式で御遺族の話を聞き、心の葛藤、生活の不安、生業の再建など、多くの課題に政治が正面から向き合うべきと、あらためて痛感しました。

 あらためて犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災されたみなさんに心からお見舞いを申し上げます。

 4年前、石巻市の両親などとまったく連絡が取れず、テレビで流れる多くの町が壊れていく映像に不安ばかりが増していったことを今も覚えています。

 実際に被災した話、その後に支え合って生き抜いた話、自分だけが生き残ったことへの思い、見通しが立たない生活と生業の再建、そして福島原発事故--。

 語り尽せない思いが、心に積み重なっていると思います。

 約23万人もの方が避難生活を送るなか、住宅建設を急ぐことは言うまでもありません。

 仮設住宅ではカビの発生で健康を害し、床や壁もゆがむなど、改善が必要です。

 政治のやるべきことは多いのに、消費税増税で負担を増やし、集中復興期間が終われば国の予算を縮小するといい、原発事故の賠償打ち切りも--政府が復興を邪魔しているかのようです。

 日本共産党は、東日本大震災と福島原発事故から4年を迎えるにあたっての声明を発表しました(こちら)。

 命と財産を守るため、政治が役割を!

 【今日の句】 この国を 守ると首相は 言うならば

2015年3月10日火曜日

第一次産業を市場任せにするな

 今日の衆議院は予算委員会分科会で、私も経産省へ質問‥‥ではありましたが、気になったのは農業用ハウスの骨が曲がっているなど、北海道の暴風雪被害のニュース! 本当に今冬は、異常な暴風雪が多過ぎる!

 農業用ハウスの被害では、上川管内の暴風被害や岩見沢市の豪雪被害など、何度となく現場を見てきました。

 たとえハウス共済に入っていても、年数が経っていれば補償額は低くなる。

 何より、雪が積もった中で、つぶれたハウスを撤去するというだけでも大変なのです。

 苗床として必要なハウスは、急いで復旧もしなければならない。

 厳しい自然を相手にする農業は、工場のような計画性を持てないものなのです。

 だから多くの農家が、安倍政権の農政にも疑いの目を向けている。

 規模拡大・農地集約をすすめてコスト削減を、と農水省は言います。

 しかし、規模拡大が進む北海道でさえ、市場任せの農政のもとではやっていけない。

 水産だってそうだ。

 写真は、今日の質問で田村貴昭議員が示した有明のノリです。

 これは開門しない政府の人為的問題ですが、自然が示した厳しさでもあると思います。

 予算委員会の合間に、農林水産委員会でも林大臣の所信聴取をおこないました。

 いよいよ委員会での本格的議論に突入していきます。

 生産者の声・現場の声にもとづいて論戦していきたい。

 ‥‥書き遅れましたが、今日の私の質問は衆議院インターネット中継で見ることができます!

 予算委員会第7分科会です。

 企業跡地から基準値の1410倍(!)ものヒ素が出た問題を取り上げ、企業の社会的責任について質問しています。

 ぜひご覧になってください!

 【今日の句】 自然への 畏敬と自民は 言うくせに

2015年3月8日日曜日

だから日本共産党の議員が必要だ

 土曜日は札幌、今日は釧路で演説会! いっせい地方選挙まで1ヶ月、私も応援へ駆けずり回ります。総選挙の躍進を今度は地方選でと、どこでも燃えています‥‥!

 札幌では市田忠義副委員長も駆けつけ、札幌・石狩圏の予定候補が勢ぞろい。

 釧路でも、石川明美道議予定候補を先頭に、管内の予定候補が顔をそろえました。

 これだけの予定候補が全員、北海道でも全国でも当選すれば必ず変化は起きる!

 地方議会では、任期中にほとんど質問しないという方もいると聞きます。

 日本共産党の議員は、ただ質問するというだけでもなく、国の制度もふまえて地方にどのような影響が出ているのか、だから各自治体でどのような施策をやるべきなのか‥‥と質問するのです。

 国会の質疑もですが、ぜひ地方議会の質疑も見ていただきたいのです。

 こういう議席が増えることは、住民の声が届くことになるし、安倍政権の暴走を地方から食い止める力にもなる。

 石川明美道議予定候補が述べていましたが、釧路市はじめ多くの自民党道議(予定候補)が日本会議メンバーです。

 こういう力も動員しながら憲法改悪に進めようというのなら、日本共産党だって負けてはいられない。

 私の演説にも力が入りました。

 飛行機に乗って、夜の東京は平日と違い静かでした。

 明後日(予定)の予算委員会分科会で質問します!ので、もう少し準備に励みます!

 【今日の句】 霧の町 釧路も必ず 晴れてくる