2022年12月24日土曜日

雪にも負けず

 今日も札幌西区で、地方選勝利へとまわりました。融雪で道路がぐちゃぐちゃ、さらに足も冷えてくるのですが、こつこつ歩き続ける党員さんのがんばりに頭が下がるばかり。草の根の力こそが日本共産党の強みと実感しました。

 住宅街を歩いていると途中に五差路があり、この周辺はほとんど道路の雪が解けています。「きっと五差路で危ないから、早めに除雪が入ったんだね」と地元の党員さん。今日は気温もプラスだったおかげで雪もなくなり、早め早めの除雪が有効なんだとシンプルに合点がいきました。

 紋別市などで雪風害による停電が起き、あらためて「雪は災害」との認識を持たねばと痛感です。豪雪も今回のような湿った雪だと、いっそう被害も大きくなります。寒さも重なると命にかかわる事態となるのが、北海道の雪風害なのです。

 早め早めの除排雪となれば、それだけの体制が必要になります。しかし、業者が準備していても雪が降らなければ仕事にもお金にもなりません。その分も含めた除排雪予算とするには、自治体の努力とともに国の予算措置が欠かせません。豪雪地帯の自治体首長さんからは毎年、国へ予算の確保・増額が要請されています。

 地震や津波に備えた防災予算とともに、豪雪被害を防ぐための予算を。軍拡ではなく、このような税金の使い方に変えなければ。

 【今日の句】この寒さ乗りこえ 力をつけていく

2022年12月23日金曜日

いのち・くらし最優先の政治を

 道内各地も全国でも大雪被害が続いています。お気をつけください。今日は札幌市手稲区や西区をまわり、私も地方選へいっしょにがんばる決意を述べました。手稲区では佐々木明美市議といっしょです。

 どこでも「岸田首相はひどい」との話になります。「戦争するような国にする気か」(手稲区)、「今やるべきは格差をただすこと」(西区)など出され、西区では「なかなか体は動かないけど、せっかく来てくれたから」と80代の方が入党を決意。本当にうれしいです。

 佐々木市議も、子どもたちが戦争にとられるようなことは絶対に許さないと熱く話されました。保育園や医療職場に勤め、命の重みと大切さを知る佐々木さんだけに、私も「そうだそうだ」と思いました。来年の地方選は岸田政権の審判の場ともなるし、日本共産党の前進でそれを示したい。

 障害者施設で働くみなさんからの話では「募集しても人が集まらない。加算ではない処遇改善で賃上げができるように」など、切実な話もうかがいました。しんぶん赤旗にルビを振って読みやすくしてほしい、との要望も納得。

 子育て中のお母さんたちからは「将来の返済を考えたら奨学金が心配。給付型の枠を増やして」「大学の寮で取る食費さえ、値上がりになりはしないかとドキドキ」など、とにかく子育て・教育にかかる費用が高いと口をそろえました。そうでなくても物価高。来年度予算案を閣議決定したようですが、将来の不安を払拭するような内容にはなっていません。

 お母さんたちとともに、当事者である若い世代の不安も大きいはず。岸田首相はもとより早く自公政権を変えて、いのち・くらし最優先の政治にしなければと痛感した1日でした。

 【今日の句】この値上げ 痛みを総理 知ってるか

2022年12月22日木曜日

どの子もかけがえない存在

 今日も札幌中央区をコツコツまわり、新しい「しんぶん赤旗」読者も増えて嬉しい限り。合間をぬって在日朝鮮学生美術展(学美)にも足を運びました。発想力・表現力・筆力、どれも目を引くほどでした。油彩の力強さもすばらしい。

 年に一度の美術展で全国巡回されるものですが、昨年はコロナ禍で開催できず、今年も例年使う会場が工事のため、日程をずらして何とか開催できたもの。ちなみに2020年の時の様子は、こちらをご覧ください。

 ホームページでは、朝鮮学校の図工美術教育について次のように書かれています。「美術をとおしてこどもたちの心の成長を促す場であると‥‥この美術展では『心象リアリズム』がより強く表現された作品、決して上手く描くことがすべてではなく、言いたいことや表したいことが枠からはみ出るのも気にせず、元気よく表現することを “よし” としています」。まさに、そのような作品ばかりでした。

 ユーモアある作品や、緻密さに長けた作品とともに、朝鮮学校への差別に対するメッセージ性ある作品も。それが単なる反発や抗議でなく、日本人学生と並んで友好を望む作品になっていることに心を打たれました。等しき人間として差別なき日本へと進めるよう、私も力を尽くさねばと痛感しました。

 前にも書きましたが、私の子が保育園に通っていたとき、同じクラスに在日の友達がいたのです。親子ともども仲良くさせてもらったし、朝鮮初中高級学校の創立50周年フェスタにも足を運んだし、前回の美術展ではその子のお姉ちゃんにも会えました。とてもやさしいお姉ちゃんだったと覚えています。

 どの子の存在も魅力的であり、かけがえのないもの。学美の歴史にも、このような一文がありました。差別なき日本と世界へ、次の世代といっしょにつくっていける。それを教えてくれた美術展でもありました。

 【今日の句】成長も友好も 子に教えられ

2022年12月21日水曜日

家計を楽にしてこそ消費も上向く

 今日は小樽市へ。菊地葉子道議・丸山はるみ市議(道議予定候補)と、街頭宣伝や懇談・訪問にとまわりました。外国人観光客の姿も増えてましたが、まだまだコロナ禍以前には届かない。「国内観光客も増えないとね」の言葉にあらわれるように、内需をあたためる経済政策にしなければとの思いを強めました。

 小樽商工会議所は以前、コロナ禍での影響を聞きに行って以来。業者の相談窓口として信頼を強め、コロナ前より会員が1000軒増えたといいます。「小樽は小規模事業者が多く電子申請も慣れていないので、職員が本当に親身に対応しました」(山﨑範夫専務)との言葉どおりだと思います。

 全体として持ちこたえつつも、昨年の廃業は84件、今年も同様のペースといいます。そろそろ引退の年だという経営者がいるとともに、経営の見通しの厳しさも反映していることでしょう。事業承継の相談も進め、ここ数年で約100軒の創業支援をするなど、いろんな努力の一端をうかがいました。

 だからこそ、業者の理解や周知も深まらないままのインボイスは「見切り発車しないでほしい」。廃業がある一方で、業種によっては人手不足が解消できていません。若い人が小樽に定着することも課題です。国の経済政策転換と、道や市がくらし・地域密着の施策を進めることがカギと実感しました。

 小樽市では、党市議団の質問もあって今年12月~来年3月までの小中学校給食費が無料となります。国からの臨時交付金を活用します。家計にとっては月に数千円の負担がなくなりますし、その分で若干でも消費力向上も期待できます。医療・介護の負担軽減や、高校・大学等の学費軽減もできれば、どれだけ家計が楽になるでしょう。

 街頭宣伝では、岸田政権の大軍拡・大増税を厳しく批判し、党の「緊急提案」をもとに今こそくらしと経済を支える政治をと訴えました。準備していた「提案」リーフが全部なくなるほど、受け取りもよかったです。

 丸山市議は、偶然通りかかった後援会員から「お手伝いするから言って」と声をかけられたそう。菊地葉子道議からのバトンタッチができるよう、私も貢献していきたい。

 【今日の句】負担だけ押しつけ 総理は高揚し

2022年12月20日火曜日

つながってこそ社会変革

 今日は森つねと道議予定候補(札幌中央区)と、若い世代と語るつどい。時間の都合をつけて学生も社会人も来ていただき、たっぷり今の社会と生き方について語り合いました。まっすぐな思いをぶつけあう若さがうらやましいと、思わず感じてしまったつどいでした。

 「職場でクラスターが起きて、命の大切さを実感」(福祉施設職員)、「高い学費を払うのに、1日6~7時間のバイトを週4日」(専門学校生)など日々の大変さが次々と出され、若い世代にとって生きづらい日本なんだと、あらためて痛感です。

 私のブログなども見て選挙ボランティアに参加してくれた方は、「災害現場とかに駆けつけて、身近なところでがんばってくれる党だとわかって」入党された経緯も話してくれました。ASEANと日本の関係などを質問してくれた方は、どうしても事情あって「入党は3月以降」となりましたが、真剣に聞いてくれたまなざしに私の背筋も伸びる思いでした。

 共通してうなずいてくれたのは、今の若い世代は「がんばっても報われないことがある」自己責任が押しつけられている社会だ、との話でした。問題は、それが生活もできない、仕事も辞めざるをえない、まさに使い捨てという実態につながるということ。くらしの安心があってこそ、さらに力を発揮しようと思えるはずなのに。

 「共産党にかかわって、つながりの塊にいる感じ」という言葉もありました。自己責任でなく、いろんな世代や地域・職場・学園で活動する仲間がいるからこそ、確かに学べることが多い。そして、つながってこそ社会変革の力も強くなる。確認しあえた、いいつどいでした。

 【今日の句】明けるまで 語った時代を 思い出し

2022年12月19日月曜日

市民の方を向いている道政・市政こそ

 札幌市白石区で20年ぶりの道議奪還、市議再選を!と、伊藤りち子(道議)・さとう綾(市議)事務所びらきがおこなわれました。2人の決意表明も力強く、何としても勝利をとの熱気に包まれました。

 構えた事務所は前回選挙と同じ場所。商店へあいさつにまわっても「がんばってね」と、多くの激励をいただきました。道政・市政を変える希望の発信地として、来年の地方選に挑みます。

 伊藤りち子さんは市議4期を務めて、道議選は2回目の挑戦。市民のくらしも商売の大変さを知っている、頼れる白石区の代表です。この力を議会で発揮してもらわなければ、白石区だけでなく道政全体にとっての損失と言っても過言じゃない。私から、先月の政府交渉で公営住宅の課題を取り上げた伊藤さんの論戦力を紹介もしました。

 あらためて思ったのですが、鈴木知事から「北海道をこうしたい」という話を聞かないし、国に対してモノ言う姿勢も見られません。鉄路を残せと他県の知事が声をあげているのに、鈴木知事は夕張支線の「攻めの廃線」を決断したことも象徴的でした。国の顔色を見る北海道でなく、市民の方を向いている道政にするには伊藤さんの議席あってこそです。

 さとう綾さんは、伊藤市議時代の事務所長として受けた相談件数は実に3000件。初質問から1年分の質問を読みましたが、市民の顔を頭に浮かべながら、だんだんと力が入っていく様子が会議録から伝わってくるのです。市役所に「生活保護は権利」とのポスターが掲示されたのも、さとうさんの質問がきっかけでした。長く取り組んできた日本共産党や団体のみなさんの声が、1つ実現した瞬間でした。

 冬季五輪の招致や大型開発に前のめりの秋元市政。10人になった日本共産党市議団の力が、さらに大きくなれば市政転換に近づきます。さとうさんの議席は絶対に欠かせないし、何としても押し上げてほしいと私からも強調しました。

 お2人に共通の知人さんから心あたたまるメッセージや、各後援会からのスピーチなどを聞いても、親身ながら決してぶれない議席の値打ちを私も納得。団結がんばろうも唱和して、必ず勝利をと誓いあいました。私もがんばりたい。

 【今日の句】すみずみを知る やさしさの議席こそ

2022年12月18日日曜日

寒さに負けじと平和の声を

 氷点下の厳しい凍れのもとでも、怒りの思いはメラメラと! 岸田政権による戦争できる国づくり許さずと、集会からデモ行進にと約500人で声をあげました。政党の連帯あいさつ・メッセージは立憲民主党と社民党、そして日本共産党は私がおこないました。

 昨夜からの大雪のため、主催者が1時間半もかけて除雪した大通公園が会場。事務局のみなさんが縁の下の力持ちとなり、市民と野党が力を合わせる場として6年余、平和の声を広げる土台がつくられてきました。今日も心からの敬意と感謝を述べさせていただきました。

 「反撃能力ではない。まさに敵基地攻撃能力は先制攻撃」(池田賢太弁護士)、「憲法も語らず、最悪の強弁」(岩本一郎・北星学園大学教授)と、両共同代表からのスピーチも力強い。何度も「そうだ」の声が、参加者からあがりました。踏ん張り時です。

 国民の信も問わず、国会での審議もせず、一方的な閣議決定で「専守防衛」を投げ捨てる暴挙など、絶対に認めるわけにはいきません。どう見ても「専守防衛」の枠を超えるし、安保法制のもとで日本からの先制攻撃にもなりえます。憲法破壊も甚だしすぎる。

 財源に復興予算を流用し、足りない分は「国民の責任」だとばかりに押しつけるのも腹立たしい。とにかく税金を払えと言わんばかりの、危機に乗じた火事場泥棒そのものです。

 北朝鮮のミサイル発射など、ロシア・中国とあわせて不安を覚える方もいるでしょう。しかし、軍拡や挑発をくりかえるなかで何らかのはずみで衝突すれば、後戻りできなくなってしまいます。緊張緩和の合意を積み上げていく外交努力こそ、政治の本来の責任ではないのでしょうか。

 私が会えた範囲で、小室まさのり道議予定候補(北区)、佐々木明美(手稲区)・千葉なおこ(南区)両札幌市議も参加しました(他にも議員・予定候補がいたならすみません)。日本共産党も今ががんばりどき。北海道で世論を広げるために力を尽くしたい。

 【今日の句】この国を壊す 自覚がない首相