2013年11月2日土曜日

思い1つに--11.2福島大集会

 北海道から約50人ほど参加して「なくせ原発 11.2 福島大集会」へ! 7000人の参加者みんなで「原発なくせ!」と心ひとつになりました。

 私は簡易線量計を持っていったのですが、福島市の高速道路を下りる付近で0.4μSv/h、会場の荒川公園は0.1μSv/hでした。

 これでも札幌の3倍になるわけで、自分が福島にいたら家族・子どもをどうするか--と考えたら複雑な気持ちになります。

 さて集会は、開会ぎりぎりに会場に着いたので、いろんなブースを見ることができず残念でした(涙)。

 デモ行進に出発する前にもブースから見送ってもらうのですが、地元・福島のみなさんの笑顔がやさしいんです。

 ここでも心ひとつに、原発ゼロへがんばらなきゃな、と。

 集会は来賓あいさつ(日本共産党は国会議員が4人も登壇!)に続き全国のリレートークで、北海道一行を代表して私が一言述べました。

 日本共産党の来賓あいさつは市田忠義書記局長で、ひとこと話すたびに「そうだ!」の掛け声や拍手が沸き起こるほど。

 私からも北海道で取り組んでいる「全道100万人署名」や、北電が狙う再稼働に道理なし!とで元気にあいさつ。

 デモ行進は、地元警察署から「渋滞がひどくなる」との理由で短いコースになったのは残念ですが、原発ゼロの熱い思いは変わりません。

 明日は浪江町へ、しっかり学んできたいと思います!




 【今日の句】 やさしさと 強さが原発 なくす道

2013年11月1日金曜日

いまだにILO第1号条約を批准しない日本

 毎月1日(または11日)、JR札幌駅前でおこなう争議解決「いちの日行動」。夜の用事(のため道庁前行動に行けず!)の前にと、私も参加してきました。

 もともとは国鉄の分割・民営化で採用差別を受けた全動労争議団の支援・連帯で始まった「いちの日行動」ですが、多くの争議解決の現状を交流し、連帯する場として続けられています。

 それにしても労働環境の悪化が、ひどい。

 国立大学法人でも、雇い止めに対して立ち向かっています。

 国家公務員では、解雇させられた社会保険庁職員が、裁判で71人中24人も職場復帰が命ぜられています。

 それだけ国のやり方に道理がない、ということです。

 セクハラ・パワハラ・マタハラに裁判でたたかっている女性も、支えている労組の書記長さんの「無法は許さない」という思いが伝わるあいさつも、心に響きました。

 実は今日の昼に、イタリア料理の飲食チェーン店の話を聞く機会がありました。

 就職して2年目で副店長を任せられ、店の正職員は店長と副店長の2人。

 店の売り上げが悪いと、本社から「アルバイトを休ませろ」と指示があって、その分を正社員で穴埋めし続けるのです。

 ある時は19時間労働(!)で、さすがに体がもたないと退職したとのこと。

 こんな日本で、いいのでしょうか?

 首切り自由、賃下げ自由、パワハラ・セクハラ日常化、若い社員は使い捨て‥‥。

 日本は、ILO(国際労働機関)の第1号条約(8時間労働制)を、いまだに批准していない国です。

 働く人より企業側に立つ、政府の基本姿勢がここにあらわれているではないですか!

 1つ1つの争議で雇用と人権を守っていくことは、日本社会全体の雇用と人権を守っていくことにつながっている。

 月並みですが「安心して働ける社会」の実現へ、あらためてがんばろうと思いました。

 【今日の句】 ブラックは 世界の恥と 知るべきだ

2013年10月31日木曜日

原発事故の被害者に、全面的な賠償を

 明後日の「なくせ原発 11.2 福島大集会」に参加します! しっかり福島の実態と、全国の運動を学んできたいと思います。

 昨年も3月に、いわき市を訪れました。

 立ち入り禁止区域近くまで行くと空間線量が上がっていき、だんだん人が少なくなる光景は異様でした。

 原発事故は、他の事故とは明らかに違う、と肌で感じました。

 どうやら政府・与党は「帰還困難区域」は、帰還まで時間がかかると、移住先での住宅確保へ賠償金を厚くする方針に転換するようです。

 避難を強いられた方はもちろん、さまざまな理由から福島県内に残る人も、自主的に避難を決断した人も、どの方も事故の被害者であり、全面的な賠償はおこなわれるべきと思います。

 東電だけで賄えないのなら、電事連や金融機関も連帯責任を負う必要がないのでしょうか。

 これだけ経営的にも経済的にもリスクの大きい原発に、まだ頼る必要があるのでしょうか。

 転換の時期を、逃してはならない!のです。

 【今日の句】 原発の 販売マンに 転職を(‥‥首相!)

2013年10月30日水曜日

カジノ頼みは幻想だ

 今日の「しんぶん赤旗」1面に、先日小樽市で開かれた「日本カジノ創設サミット」について書かれています。あなたは北海道・日本の観光地に、カジノが必要だと思いますか‥‥?

 そもそもカジノは賭博であって、刑法では禁じられてきました。

 法務省や警察庁も「公序良俗」の点から、合法化には否定的でした。

 多額の資金が動くため、暴力団の資金源の1つとしても作用してきたと言います。

 韓国も解禁されたそうですが、マフィアの横行、売春の多発、多重債務者の増加など、社会環境が悪化しているようです。

 さて、政治の分野では誰が推進役なのか。

 右のように、カジノ議連の最高顧問は安倍首相!

 維新・石原氏、生活・小沢氏も最高顧問であり、議連には民主・公明・みんなの各党議員も名を連ねているんです。

 「カジノは地域経済の起爆剤」であるかのように、宣伝されるけど本当なのか。

 赤旗では小樽商科大学・結城洋一郎名誉教授のコメントが載っています。

 --当初は客が来るかもしれないが、長続きするか、各種の弊害は克服されるのか、他の産業は衰退しないのか、犯罪多発都市になったときに推進派は責任をとれるのか--

 「鳴り物入りで市内に誘致した大型商業施設マイカルが経営破綻したときも、誘致派はだれも責任をとりませんでした」との指摘は、思わず「そうだ!」と声に出しました。

 結局、カジノを開いて誰が得するのか。

 さまざまな問題を、地元住民に押し付けるだけなのでは?

 観光地の魅力をつくるなら、さまざまな業種が交流を深め、観光資源の発掘やプラン化を進めていることを応援すべきではないのですか。

 歴史と伝統ある小樽市に、カジノは必要でしょうか。

 湿原など稀有な自然に恵まれた釧路市に、カジノは必要でしょうか。

 苫小牧市だって、胆振管内をめぐるツアーの中心都市としての観光魅力はあるでしょう。

 もう一度、問いたい。

 カジノで得するのは、誰ですか?

 【今日の句】 北の地を 金と賭博で ゆがめるな

2013年10月29日火曜日

かがやけ憲法、ストップ秘密保護法!

 美瑛町で訪問・入党の呼びかけを終えて、札幌に到着。道原発連のロングラン宣伝、全労連道労連の憲法キャラバン&集会・デモ行進にと駆け回りました。

 全労連の「かがやけ憲法 全国縦断キャラバン」は、北は北海道、南は沖縄・鹿児島からスタートし、国会最終日(予定)の12月6日に東京で結集するとのこと。

 道労連は先立って、後志や根室管内を回って自治体訪問などをおこなっています。

 今日の集会には、全労連の大黒作治議長も見えられて、道労連・黒沢幸一議長、憲法会議の斎藤耕事務局長(弁護士)、そして私と並んで訴えをおこないました。

 今日の「しんぶん赤旗」国際面に、フランスの年金「改革」について報道がありました。

 2010年時で、男性の平均年金は月1552ユーロ(約21万円弱)・女性は月899ユーロ(約12万円)です。

 この男女差をなくす運動をしてるそうですが、そもそもフランスは10年間の最良賃金が年金の基準だったのに、これが25年間の平均とされた「改革」などに、国民の怒りも広がっているのだと。

 もちろん問題だらけなのですが、国民年金でも月66000円にしかならない日本にくらべたら、かなりしっかりしているように見えます。

 そもそもは人間らしく生きる権利は、日本国憲法に明記されています!

 日本でこそ、このような年金制度に切り替える必要があるのではないでしょうか。

 私は、このフランスの年金を紹介して憲法を生かす社会にするとともに、その対極にある秘密保護法の廃案を!と訴えました。

 今でさえTPPは、情報のじょの字も出ないじゃないですか。

 アメリカでは資料が出ている、日本への核持込「密約」も自民党政権は「知らぬ、存ぜぬ」を貫いてきたじゃないですか。

 同盟国アメリカとの情報共有を進めるがためと言うけれど、そのアメリカは同盟国ドイツ首相の携帯を盗聴しているんですよ。

 それで「情報共有」って、日本に都合の悪い情報なんて出てこないに決まっています。

 それでいて日本国内では、国民に都合の悪い情報は隠そうとする。

 取材も含めて探ろうとすれば、罰せられる。

 秘密保護でなく、権力保護ですよ!

 デモ行進のコールもずいぶん大きく、みんな参加者は怒っているのを肌で感じました。

 世論を広げれば、必ず止められます!

 【今日の句】 国益に かなう秘密は 過去になし

2013年10月28日月曜日

冬も近づく北海道

 入党の訴えや「つどい」参加で、秋も深まる上川地方へ! すでに大雪山も十勝岳も、雪をかぶっていましたよ。

 まずは越冬キャベツやカボチャで有名な和寒町へ。

 参院選でも応援いただいた農家の方は、ちょうど畑でキャベツの根切り中。

 「コンテナのキャベツ持ってけ~」

 その大きいこと!

 もともと越冬キャベツは、冬に仕事がない農家で、キャベツの価値を付ける作業と合わせて進められたものだそうです。

 初めは「冬に仕事するものでない」と否定的な意見もあったそうですが、やってみると甘味が増し、今のようにブランド化するに至りました。

 ありがたくキャベツをいただき、次に訪問した先は「参院選で初めて共産党に入れた」という方。

 投票用紙に書く時に「手が震えた」ほどでしたが、今日は安倍政権の暴走に対して怒りの声が次々と。

 入党とはなりませんでしたが、気持ちよくパンフ類を受け取っていただきました。

 午後は一気に美瑛町まで南下して「つどい」に参加。

 「汚染水の解決は大変ではないのか」

 「国の借金を減らすには」

 「農家の収入が増えれば、町に若者も帰ってくる」

 話は1時間半にわたり、党への意見だけでなく文字どおり「住民が主人公」のごとく、町と国のあり方に話が及びました。

 農家が多い美瑛町だけに、米の価格や農地の問題も話が尽きず、その中からあるべき農政の姿も見えてきました。

 こういう話し合いの場は、何度出ても気持ちがいいものです!

 終了後に入党のお話もして、残念ながらここでも入党には至りませんでしたが、とても距離感が縮まったように思います。

 明日も元気に!

 【今日の句】 丘の町 見える景色は 晴れ間かな

2013年10月27日日曜日

緊急の安全対策と、総合的な抜本対策を

 今日の「緊急シンポジウム JR北海道 何が問題で、何を解決したらいいのか」には、約150人の方がご参加いただきました。ありがとうございました!

 道教育大札幌校准教授で地方交通政策を研究されている武田泉さんは、分割民営化後のJR北海道の問題点と、国の予算配分の問題を指摘しました。

 JR北海道の経営は「ケチケチ体質」であるとともに、労働環境でも極端な合理化・効率化が進められたとの指摘には納得しました。

 また、北見道路の例をあげて、道路予算は余しながら、鉄道予算は北海道開発予算にもない実体にあることを告発されました。

 元国労札幌闘争団団長の牧田智雄さんは、JR北海道発足時からの経常損益と社員数削減の経過を検証しました。

 完全民営化をめざしたJR北海道でしたが、鉄道事業が赤字になることは当初からの見込みであり、基金の運用益なども含めて、黒字に持ち込もうとしてきたわけでした。

 その結果、目標どおりに人員削減は達成しましたが、それが昨今の事態を生んできたわけであり、抜本的見直しの必要性を定期しました。

 紙智子参議院議員は、JR北海道の社会的責任が欠如してることに加え、国の監督責任が問われている問題を提起しました。

 そもそも2002年の規制緩和で「事故が起きてからチェック」となったのに加え、福知山線脱線事故を契機に置かれた安全統括官も、JR北海道には7年間、一度も監査に入っていない可能性(!)があることを告発。

 安全を事業者まかせにせずに具体策を講じ、分割民営化の総括と公共交通機関のあり方を考えるときだと述べました。

 真下紀子道議も特別発言をおこない、JR北海道本社や国交省への要請を通じて感じた問題や、一昨日に調査に行った増毛町でも情報共有がなされていない問題があったことを指摘し、道もJR問題で責任を果たしていくべきと発言しました。

 フロアーからは元国鉄労働者という方が、涙ながらに「JR北海道の現状が恥ずかしい」との発言から始まりました。

 「新得保線区は200人いた社員が、いまや13人。中堅社員がいなくて、トロッコで巡回しても何が問題か若い社員では見抜けないことがある」

 「保線区で23年働いてきた。問題は、更新や人員確保に本社が予算を投下しなかったこと。技術者の育成も必要だ」

 「中堅層がいないため、6000人が減ったという以上に技術的には問題になっている。JR問題を考える学者・弁護士の会で、フォーラムをおこなう」

 など活発な意見が交わされました。

 感想文も24人の方が出され、元国鉄労働者、20歳の女子学生、公務員の方など幅広く、しかも熱心な感想が多いことに驚きました。

 強い問題意識を持たれて参加いただき、主催者としては嬉しい限りです。

 でもシンポジウムを開くこと自体が目的でなく、問題の所在と解決策を明らかにし、道民世論も広げていって公共輸送の安全を確保することが、一番の目的です。

 まずは第一歩。

 報告集をつくって各界とも話し合い、党としても国会でも要請項目を準備中と言います。

 党道委員会でも、提言をまとめる作業に入ります。

 公共交通は、北海道の町づくりに直結する重大問題だけに、将来ビジョンも合わせて考えていきたいと思っています!

 【今日の句】 どこまでも 続く線路は 未来にも