2021年8月14日土曜日

くりかえし政府から発信を

 九州地方から東日本にまで大雨の警戒が広がってきました。夜の避難は厳しいでしょうが、どこでも無事であるように祈るばかりです。対応を続けている自治体や消防職員も緊張や疲れがあることと思います。心から敬意と感謝を述べたい。

 コロナ新規感染も1日あたり全国2万人規模になり、保健所や医療従事者の疲弊も引き続き心配です。民間開業医も含めた連携強化、コロナ対応にあたる従事者への手当ても含めた必要な財政支援、増える在宅診療に見合った対応を急ぐことなど、くりかえし政府からの発信を進めてほしい。

 お盆の帰省もわが家では控えたなか、子どもたちに夏の思い出をと夜空を見に行きました。ペルセウス座流星群の1つかどうか、子どもには流れ星が見えたとか。そういえば、いつも8月は矢臼別平和盆おどりがあり、その帰り道は灯りのない道を通るので、満点の星空が見えたことを思い出しました。

 学校の夏休みも、あと数日。宿題の仕上がりが心配なものの、限られた子ども時代を大切にできればとも思いました。

 【今日の句】安心を 夜の空にも 願うほど

2021年8月12日木曜日

補償を出し渋るな

 年に一度の健康診断、後日に結果がわかるもの以外は問題なし。じょうぶに心身とも育ててくれた両親に感謝しつつ、過信しないで引き続きがんばります。

 今日の北海道でのコロナ新規感染は480人(うち札幌269人)、東京も4989人と拡大・高止まり状況。都のモニタリング会議では「制御不能な状況。災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態」(国立国際医療研究センター・大曲貴夫国際感染症センター長)との分析と危機感も示されました。専門家から「制御不能」との言葉が出たことを、政府も重く受け止める必要があるのでは。

 人の流れを抑えるというのなら、要請や「お願い」ばかりでなく、くらしや商売への十分な補償が必要です。与党からは補正予算の話も出ているようですが、今年度予算の予備費も含めてスピード重視で、出し渋っている場合ではない。医療現場の支援も、これまでと違う次元での検討が必要ではないのでしょうか。感染者・自宅療養者が増える速度に追いつけるように保健所体制の強化、連携できる民間開業医などとのさらなる関係強化や財政支援も。

 九州地方の大雨も心配ですし、世間はお盆休みであっても臨時国会を開いて、行政府も立法府も役割を果たす時。菅首相の成り行き任せの姿勢を、たださなければならないです。

 【今日の句】官邸も 制御不能と ならないで

2021年8月11日水曜日

歴史に学んでこそ未来につながる

 急に秋のような涼しさになって、街頭演説も楽になります。松前町・福島町をまわると、車から手を振ってくれる方が何と多いこと。励みになります。

 北海道唯一の城下町・松前町、千代の山・千代の富士という2人の横綱を輩出した福島町。北海道最南端の町々だけに、歴史的にも本州との結びつきが強い地域でもあります。とはいえ松前は先住民族であるアイヌの人々の地であったことを、町のホームページには記されているのです。

 松前藩が成り立つ契機になったのが、1457年のコシャマインの戦いでした。和人の鍛冶屋が小刀を注文したアイヌと口論になり、鍛冶屋がアイヌを刺殺したことがきっかけに、首領コシャマインを中心に和人へ蜂起したのでした。この戦いは武田信広がコシャマイン父子を弓で射殺したことをもって治められ、その後は松前が当時の蝦夷地経営の拠点とされたのです。あらためてアイヌ民族の痛みを、胸に刻んでおきたい。

 わが家の小学生の子も、今日は学童保育でウポポイに行ってきたそうです。どれだけ学べてきたのかはわかりませんが、これも1つのきっかけに、くりかえしアイヌと和人との歴史を学んでほしい。歴史に学ぶことは、よりよい未来をつくることにつながるからです。

 ともかく各地で元気をもらった道南キャラバン。明日は健康診断のため自宅へ戻りましたが、いつもながら診断前夜は自分の健康管理を反省するばかりです。

 【今日の句】でも私 今日も回した 扇風機

2021年8月10日火曜日

不安が続く今だからこそ

 道南地方はじめ各地で避難指示や大雨警報が出され、お隣の青森県では被害も出てきています。コロナ禍もあわせて「お困りごとは日本共産党へご連絡を」と訴えてまわった木古内町・知内町・上ノ国町。相沢梢・木古内町義、川島忠治・上ノ国町議が同行してくださいました。

 昨夜から函館市では避難指示も出され、特に旧戸井町・南茅部町など旧函館市と合併した地域では土砂災害の心配もあり、住民のみなさんも今なお不安が続いていることと思います。SNSに馴染みがない高齢者が多くいる地域だからこそ、地域のつながりが大事なのだと痛感します。

 鈴木慎也・木古内町長さんとの話も、やっぱり今日の天気から。地方自治体が住民の命を守る最前線だけに、その緊張感は私が思う以上のものがあります。加えてコロナ禍のもと、木古内町では農家支援と住民支援を兼ねて、1人あたり3合の地元産米を配布したとのこと。鈴木町長さんから、すべての町民が安心して暮らせるようにとの熱い思いを聞かせていただきました。しっかり国政にも反映していきたい。

 雨が強くなったり弱くなったりするなかでも街頭演説に取り組み、聞いてくださった方から「雨降りなのにご苦労さま」と声をかけていただいたり、すれ違う車の中から手を振ってくださる方もいて本当にありがたい。明日の天気は変えられなくても、明日の政治は変えられる-ーとの思いを込めて、私も力を込めました。

 合間に町の酒屋さんにも足を運びました。ただでさえ飲食店での酒類提供量が減って、先行きが見通せなくなっています。率直に「いつ店を閉じようかと考えている」と語られる方もいて、力を合わせてがんばりますと述べるなかで「もう少し、がんばってみるよ」と語られる笑顔が胸に残りました。少しでも力になれるよう、役割を果たしたいとの思いが強まります。

 上ノ国町では川島町議のお宅で、感染防止に気をつけながらの「つどい」。上ノ国町は2年前に党議員空白を克服し、その後も党派や支持政党の違いを超えて、川島町議に相談が相次いでいるといいます。公営入浴施設でシャワーが15秒で止まることまで取り上げ、実際に町長さんも「これでは高齢者にとって短い」との思いに至り、30秒に伸ばせたとの話には、まさに草の根の党としての本領発揮と痛感しました。

 これだけの信頼を党が集める一方で、私自身は広い道内が選挙区になるので、お会いできない方が圧倒的に多い。来てくださった方に目を向けて「何としても勝利へ、力を貸してください」と呼びかけました。うなずいて聞いてくださる方の姿が本当に嬉しいです。

 道内各地では、まだ雨にかかわる警報が出ている地域があります。お気をつけください。私は明日も元気に訴えます。

 【今日の句】寄り添うの 意味を感じた この日こそ 

2021年8月9日月曜日

函館からも政権交代をの声

 雨の函館でしたが、市内各地の街頭演説には党員・後援会員が駆けつけてくださり、ありがたい限り。いっしょに党函館市議団がまわっていただき、本間勝美・党函館地区副委員長が司会を務めました。

 函館には今年2月以来。とはいえ2月も、新幹線トンネル工事での有害残土調査へ北斗市に訪れた後に、現状を聞くため湯の川温泉地域に足を運んだ程度でした。コロナ禍で活動の制限もあるなか、本当に久しぶりの函館です。

 函館でも党地区委員会・党市議団が、くりかえし市へ要請すること実に11回。介護施設の新規入所者へのPCR検査、保育士や学校教員で希望する方へのワクチン優先接種、函館2ヶ所目の宿泊療養施設など、実現につながったことが多くあります。各地をまわるたびに、草の根の党であることの誇りが高まります。だからこそ衆議院でも議席回復をと、私も力を込めました。

 今日は長崎への原爆投下の日でもあります。新日本婦人の会で展示などをしていると聞き、街頭演説の前に、あいさつも兼ねて会場へ。有名な「焼き場に立つ少年」や、丸焦げとなった死体の写真などを見て、あらためて核兵器のひどすぎる非人道さが伝わってきます。実際に使えば人類滅亡となる核兵器なのですから、抑止力として成り立ちはしません。それなのに全世界に13000発もの核兵器があるのです。

 今日も長崎で、核兵器禁止条約の署名・批准を求める声があがりました。被爆者の命をかけた訴えに菅首相が応えられないのなら、政権交代で道を拓きたい。函館では毎年8月6日の朝に「おはよう平和行進」と題して函館駅前まで行進し、原爆投下時に追悼する取り組みを30年以上も続けてきています。同じ思いが広がっていることを交流できたし、私も確信になりました。明日も元気にがんばりたい。

 【今日の句】草の根が 世界に続く この力

2021年8月8日日曜日

どこに「安全・安心」があったのか

 今日で五輪は閉幕も、感染状況は依然として深刻。菅首相は五輪と感染拡大は関係ないとし、このまま検証もせずにパラリンピックで繰り返すのでしょうか。中止の決断とコロナ対策に総力をと、引き続き訴えていきたい。

 札幌市南区で、党後援会の主催による決起集会・プラスターデモがおこなわれました。コロナ禍で後援会行事を、ことごとく中止などしているなか、総選挙が近い状況で「何かしなければ」と考え出されたのだそうです。集会は公園で距離を取り、デモは声を出さずにプラスターを掲げて歩くというもので、私も参加してあいさつ。南区選出の千葉なおこ市議も参加されました。

 会場の緑町公園の隣に立ち並ぶのは五輪団地。1972年・札幌冬季五輪での選手村の跡地が、この五輪団地です。札幌市は再度の冬季五輪招致に前のめりですが、現状では市民の忌避感も強い。当時の記憶を持つ方でも、さすがに今回の東京五輪は中止すべきとの声を、何度も聞いてきました。

 結局、菅首相の言う「安全・安心の大会」どころか、選手・関係者らの陽性者は400人を超えました。競技環境の公平性が問われたとともに、酷暑の影響なのでしょう、札幌での今日の男子マラソンも約3割の選手が棄権するほど条件は悪かった。がんばった選手を称えるといった、美談で済ませてはならないと思うのです。

 明日から道南地方へ。ようやく涼しくなりそうなので、元気に党の政策などを訴えてまわります。

 【今日の句】これほどに 総理の言葉 軽くなり