2013年7月6日土曜日

一生懸命に暮らしているのにねぇ

 参院選3日目。今日は音更町からスタートし、北十勝方面を中心に回りました。昼ぐらいからグン!と気温が上がったにもかかわらず、多くの方が演説を聞きにきてくださいました。

 天気予報では30℃を超える予想でしたが、それぐらいはあったかも。

 日陰がない場所でも、高齢の方が最後まで聞いてくださる姿には、本当に頭が下がる思いです。

 それだけ真剣に聞いてくださっているんだから、私も候補並みに力が入ります。

 たぶん戦争を体験されただろうぐらいの女性と、握手をしました。

 「一生懸命に暮らしているのにねぇ‥‥」

 そう言って、言葉にならなくなり、こぼれる涙。

 振り絞って「がんばってね」と、最後に声をかけていただきました。

 言い尽くせない、多くのご苦労があったんだろうと思いました。

 「わかりました。がんばるね。暑いから体には気をつけてね」

 そう私が言うと、少しホッとされたようでした。

 言葉に出せない苦労を、多くの方がされています。

 遊びほうけてるわけでもないし、無駄なお金を使ってるわけでもない。

 それでも苦しい生活のうえに、政治家は自分のことしか考えていないような人たちばかり。

 日本共産党が、そういう方の思いを受け止める政党でなければいけないな、と痛感しました。

 選挙が始まって少しの期間ですが、これまでより、このような出会いが多くあります。

 この思いに、何としても応えないと!

 池田町ではタンチョウを見たり、釧路に入った途端に霧が出て寒くなったりと、広い北海道を実感です。

 明日も元気に、釧路市内から鶴居→標茶と回ります!

 【今日の句】 握手から 学べる人に なりたいな

2013年7月5日金曜日

そうだ、この子どもたちの未来のために

 参院選2日目。私は政党カーから札幌市内で訴え、夕方にJRに飛び乗り帯広市に移動。先ほど宿に入ったところです。

 とびきり元気な政党カー!です(私のテンションも高めです)

 西区の街頭演説では、高齢の女性の方が立ち止まり、最後まで話を聞いてくださいました。

 終わってから握手に向かうと「あれ、いいね」と言われました。

 宣伝カーの「原発ゼロへ 増税ストップ」というスローガンです。

 「私らも大変だけど、こんな社会では子どもたちがかわいそうだからね」

 本当にそうですね、と私もウンウン。

 別の場所(公園)では、小学生の子どもたちが遊んでいました。

 演説を始めたら、女の子2人が聴衆最前列にチョコン。

 ここでも最後まで聞いてくれていて、何だか私も熱が込もって「大人の責任で、憲法を守り生かした政治にしようじゃないですか」と訴えました。

 そうだ、選挙というのは未来を決めることなんだ、とふと思いました。

 選挙で決めて、明日すぐに何かが変わるというものでは確かにありません。

 早くても数ヶ月、時間がかかったら1年・2年・数年とかかっていくもの。

 だからまず、政治決断をすることからスタートになると思います。

 その最初のところで、憲法では正面からぶつかりあっています。

 自民党 vs. 日本共産党。

 もっと言えば、自民党(+憲法を変える他党) vs. 日本共産党。

 明日は十勝管内から釧路市へ、紙智子比例候補の代理弁士(比例カー)として訴えてまわります!

 【今日の句】 大人には やらなきゃいけない 時がある

2013年7月4日木曜日

始まった参院選--日本共産党への温かい視線を感じます

 今日から参院選公示! 紙智子・木村けんじの両比例候補、森つねと北海道選挙区候補の演説場所や第一声動画などは、こちらからどうぞ!

 私は日本共産党の政党カーに乗るのですが、届出は東京の選挙管理委員会におこなうので、標記が届くまで待機です。

 まず、森つねと選挙区候補の第一声。

 元気もりもりの森つねと候補は、参院選の構図は「自民党対共産党」だと力強く訴えました。

 動画アップに手こずった後に、札幌北区に向かって政党カーの弁士に。

 私が候補活動などを始めて7年ぐらいで、候補カー3回、政党カー5回目になります。

 いつも選挙初日は、ご祝儀的に「がんばれよ!」と手を振る方も多いのですが、今回は「スマイル付き」というのが特徴です。

 一言で言えば、あたたかい。

 東京都議選での前進に、新たな期待をしてくれている方もいるんですね。

 最近、後援会になってくださった方も。

 知り合いの党員に、誘われて話を聞きに来たという方も。

 候補はもちろん、私からも、党の政策や力を街頭から訴えます。

 日本共産党のHPなどからも、党のことを、ぜひ知っていただきたいと思います。

 選挙期間中でも、お聞きしたいことは遠慮なくお知らせください(ご回答が、夜遅くになるのはご容赦ください)。

 【今日の句】 どの党が 願いにまっすぐ 向き合うか

2013年7月3日水曜日

あなたは政治に何を期待しますか、期待しませんか?

 さて明日から参院選。安倍政権に立ち向かう野党のなかで、どの党が伸びるのか--大きな焦点だと思います。

 民主党にも、自民党にも「裏切られた」という方は多い。

 北海道ではTPPが大争点ですから、自民党への風当たりが他県と違う、独特のものがあると思います。

 あなたは、政治に何を期待されるでしょうか。

 それとも、何も期待されていないでしょうか。

 私も20歳を過ぎて、もう何回の投票をしてきたでしょう。

 自分1人ぐらいが投票しなくたって、変わりはしないだろう‥‥という方、きっといると思うんです。

 投票したって、何も変わらないし、政治家は約束を守らないじゃないか、というのも、もっともです。

 でも大事なのは、国民からの声がないと、与党や権力は喜ぶということです。

 「白紙委任」ですね。

 でも現実には、安心して暮らせない、仕事に就けない‥‥大変な毎日。

 そこに、どの党も応えてこなかったことが問題だと思います。

 日本共産党は、大小はともかく、どの町にも党支部や地方議員がいて、応える活動をしてきたつもりです。

 このようなくらしの声、地域の思いが伝わる政治にしなくては、と私も何度も思いました。

 明日から、その審判を受ける参院選が始まります。

 日本共産党の値打ちを正面から、知っていただけるように私も力を尽くしたいと思っています。

 【今日の句】 聞いた声 生かす政治を 胸に秘め

2013年7月2日火曜日

検討されていない汚染水対策

 このブログに移って888回目の投稿です。パチパチパチ。よく続けてるものだと、我ながら感心してしまいます。いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 さて今日は、北海道原発問題全道連絡会として、北海道電力へ申し入れをおこないました。

 中心的な内容は、8日の新規制基準施行に合わせて、北電が再稼働申請をすることへの申し入れです。

 ①泊原発の運転再開に向けた原子力規制委員会への審査申請は行わないこと。

 ②原発は人類と共存できない現実を踏まえ、泊原発は即時廃止し廃炉に進むよう決断すること。

 ③泊原発の再稼働を前提とする電気料金値上げは、道民の合意がなく取り下げること。

 北電の回答は変わらず「電源のベストミックス」のもとで、原発は基幹電源として必要であるということです。

 新基準については、これまでの規制よりも強化されていて的確に対応すると述べました。

 そこで、私は尋ねました。

 新基準には、汚染水対策がないんです。

 重大事故に対処するために、冷却機能や電気供給機能、制御室機能などが必要とされています。

 重大事故が起きれば、まず冷やさなければなりません。

 しかし福島第一原発で明らかなように、その冷やした水は、処理方法が決まりません。

 つまり、冷却水の循環装置を作るとか、汚染水を安全に管理するとかなければ、事故で生まれる被害への防止策は完結しないわけです。

 それが新基準にはありません。

 ここまでしないと重大事故対策とならないけど、北電は検討していますか?と聞いたわけです。

 予想どおり「規制委員会の求めもなく、検討はしていません」との回答でした。

 たぶん、どの電力会社も同様の回答となるでしょう。

 重大事故を起こしてはならないし、そのためには再稼働せず廃炉が一番だと思いますが、仮に「安全第一」で再稼働するにしても、安全のための完結策が欠けているのです。

 それで再稼働して、いいのでしょうか。

 参加メンバーからは、処理できない核のゴミをどうするのか、福島の現状をどう受け止めるのかなど、厳しい意見も上がりました。

 思わず私が「おっ」と感じたのは、「やらせ」問題をどう受け止めてるのかの問いに関連して「プルサーマルは進められる状況にない」と回答したことでした。

 「ただ、使えるものは使いたい」と、あきらめる姿勢はありません。

 いろんな角度から1つずつ、まずは食い止めることにがんばりたい。

 運動と政治の両面で、できることにも力を尽くします。

 さぁ参院選まで、あと2日。

 事務所でも選挙カーへの荷物積み込みなど、一気に慌ただしくなっています。

 【今日の句】 もう来たぞ 秋まで耐える 夏バテに

2013年7月1日月曜日

私が見た候補討論会

 たぶん、どこよりも早い参院選北海道選挙区予定候補者・討論会の報告です。かなり各党・各候補の違いがハッキリしてきました。

 自民党・伊達さん「決められる政治を進める」と言いました。

 また「いかに公約を果たせるか、で審判を受ける」とも述べました。

 民主党が、ことこどく公約を守れなかったことに対して、自民党の実行力を示した格好です。

 民主党・小川さん率直に言って、立ち位置がよくわかりませんでした。

 TPPは「私は断固反対。菅政権から始まったことだったが‥‥」。

 消費税は「苦渋の選択で3党合意」だけど「消費税を上げる前に、やるべきことがたくさんある」のに「安倍政権のサボタージュで、順調に上げられるのか心配だ」。

 みなさんは、どうお感じになりますか。

 そういうことなので、与党の自民党に、共産・みんな・大地の若い候補が立ち向かう構図という、状況になりました。

 みんな・安住さは、TPPは明確に「推進」か「反対」かを言いませんでした。

 逆に「影響として出される数字を、よく見る必要がある」と言い、「地元産にこだわるメーカーがある」など、楽観的過ぎないかとの発言に思えました。

 農業についても「高い関税で守られ、補助金ジャブジャブ入れて守ってきたのがいいのか、守っているのは農協でないか」と、農協不要論と取れる発言もありました。

 この発言の判断は、みなさんにおまかせしたいと思います。

 憲法についても「今は急いで変えるべきでない」とし、9条については「解釈論でなく、できることとできないことを明確にすべき」と、改憲姿勢を示しました。

 大地・浅野さも、憲法については「改定は否定しない」と述べ、平和の思いを堅持しながら「自衛隊の名誉を守るうえでも、明記が必要」と述べました。

 これは震災での救助や支援を指してのことですが、いずれにしても9条2項の改定につながる話です。

 消費税についても、国会議員の定数削減や政府保有資産の売却などで5年程度は増税しなくて済むので「凍結」という立場です。

 つまりは5年後から、消費税増税は「解凍」されるということになります。

 さて、共産・森さん

 今回の参院選の対決軸は「自民党対共産党」と述べ、どの課題でも問題点と対案を示しました。

 憲法・外交では、東南アジアで広がる平和的安全保障の流れを紹介し、その先取りをした9条を守りいかす政治へ変えることが必要と述べました。

 消費税についても、富裕層や大企業の税負担律率が下がっている事実を示し、「身を削るなら政党助成金をやめるべきだ」と、ムダ削減の内容も示しました。

 他の課題でも、自民党政治を道民の立場から批判し、対案を示して訴えました。

 もちろん私は日本共産党の立場ではありますが、明日以降の北海道新聞に掲載される記事を見て、判断はみなさんにおまかせしたいと思います。

 そのうえで1つ。

 伊達さん以外の、どの候補も自民党政権を批判する「視点」として、道民の立場・声を紹介していたことは、私はいいことだと思っています。

 くらしや現場の実態をふまえない政治に、多くの方が政治に幻滅しているからです。

 同時に、国民の声なき声を国会へ届けてきたのは、そもそも日本共産党だったということを述べたいのです。

 古くは侵略戦争の時代に、反対の声を上げ続けてきました。

 その後も、地方議会で、草の根で、さまざまな運動を広げ、国政にも反映させてきました。

 残念なことに政権を取るほどの力を、まだ持てていませんが、このように「道民の声こそ大事」「平和こそ大事」だと、どの党も言うようになった事実は大きいと思います。

 そう考えると、アベノミクス批判に「一部富裕層のためのもの」「北海道の利益にならない」との訴えはそのとおりですが、それが消費税に代わる財源策のところまで、なぜ貫かれていかないのでしょう。

 税負担を求めるなら、きちんと利益・所得を増やしてきたところへ求めるのは、一般的な国民感覚ではないでしょうか。

 時期のずれという違いぐらいで、なぜ消費税にこだわる必要があるのでしょうか。

 国民の・道民の声を貫く、というのであれば、最後まで貫く必要があると思います。

 いずれにしても、最終的に投票するのは有権者のみなさん。

 私は、候補とともに最後まで、党の政策と役割を訴えぬくのみです。

 少し今日は長くなりました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 【今日の句】 7月は さらに熱さが 吹き上がる

2013年6月30日日曜日

やるべきはTPPでなく、食料自給率の引き上げだ

 弁士団会議の原稿、選挙カーのアナウンサー用スポット、候補との政策打ち合わせ‥‥朝から晩までキーボード打ちっぱなしです。指がつりそう~(涙)。

 事務所内も電話が鳴りっぱなし。

 全道の党組織(選挙カーの打ち合わせ)、マスコミ関係からの問い合わせ、候補秘書や買い出しに行っているスタッフからの電話‥‥作業をしてても、何度中断することか。

 と、グチばかりのようですが「宣伝をしていたら青年が応援してくれた」など、うれしい情報も入ってきます。

 少なくとも世間の流れには取り残されないように、と思っています。

 たまにFBを見てみると、新篠津村でのTPP反対村民集会の様子が書かれていました。

 確か一昨年前にも、村民集会をしていたと思います。

 先日は上川管内で4000人の反対集会もありました。

 この国の食料を支えているのは、誰だと思っているんだ。

 北海道の大自然を守っているのは、誰だと思っているんだ。

 命を支えているのは、誰だと思っているんだ。

 直接は言わなくても、そのようなプライドを持って参加されているのではないでしょうか。

 国民の食を守らない政治こそ、亡国の政治!

 TPPは農業だけの問題ではありませんが、農業・食料の影響だけでも重大問題だと私は思います。

 やるべきはTPPでなく、食料自給率の引き上げでしょう!

 【今日の句】 美しい 国と何見て 言ってるの