2017年1月28日土曜日

共闘、前へ

 千歳市の党と後援会「春をよぶ集い」に、民進党さん・池田まき後援会から来賓あいさつ。道3区市民の会も結成され、ここにこそ希望!と実感しながら駆け回りました。

 千歳市は今年5月に市議選も予定されていて、現職の佐藤仁さんに加え、新人の吉谷徹さんとで議席増をめざします。

 応援に駆けつけた友人たち(余市町・おおもつしょう町議、江別市・斎藤はじめ市議、恵庭市・藤田俊輔市議)の激励メッセージも微笑ましく、仲間っていいですね。

 話を戻すと、その千歳市の党の集いには初めて他党の来賓が見えられたことは歴史的。

 ちょうど1年前にも千歳市の集いに来ていて、その時は日本共産党・橋本美香予定候補も参加。

 共闘は進むのかと努力や苦労の最中だった当時を思えば、この1年でここまで共闘関係が進んだことは驚きでもあります。

 お互いに誠実に、かつ一致点を大切にして進めてきた共闘だと再確認しました。




 道3区市民の会には、日本共産党から川部竜二予定候補(比例重複)も最後まで参加していて、私が到着したときは最後の懇談の時間でしたが伝わる熱気。

 私からは「国会でも、この流れを後戻りさせないために努力する。必ず小選挙区で勝利して、安倍政権を終わらせよう」とあいさつ。

 高齢者でも若い人にも、政治はタブーという雰囲気にならないような活動をしようとか、小選挙区だけでなく比例も含めて自公を少数にしようとか‥‥次から次へと思いのたけが語られました。

 しっかり私も受け止めて、がんばりたい。

 うれしい出会いの連続に、力が湧いてきました!

 【今日の句】 共闘は 冬でも開花 宣言し

2017年1月27日金曜日

これでいいのか、補正予算

 先ほど衆議院では本会議が終わり、自民・公明・維新の賛成多数で補正予算が可決。赤字国債を大増発しながら、防衛省予算の歳出化前倒しとはおかしい!

 今回の補正予算は、熊本地震や北海道・東北への豪雨災害への対応などがあり、緊急かつ当然の支出であり賛成です。

 しかし問題は、先に述べた防衛省予算のうち、来年度予定分を前倒しするものです。

 中期防衛力計画というのがあり、その枠のなかで買う等と決めたもの(例えば、本補正予算ではP1対潜哨戒機20機=362億円、F35A戦闘機8機=68億円、F15近代化改修8機=18億円など)が、前倒しで含まれているのです。

 財政法では、補正予算が認められるのは義務的経費の不足のほかは、緊要なケースに限られています。

 財政法の趣旨に反するのみならず、それが7年ぶりという赤字国債まで追加発行をして財源とするわけですから、さらにおかしい。

 赤字国債に頼るのも、歳入が1兆7000億円も下方修正するからであって、これぞアベノミクスの破たんそのものではないのでしょうか。

 大問題になっている文科省の天下り問題も、すみやかに集中審議をおこない、他の省庁も含めて全容解明と徹底した再発防止へ取り組むべきです。

 党を代表して反対討論は高橋千鶴子議員がおこない、また委員会では宮本徹議員が給付型奨学金も例に「軍事費を削ってくらしに回せ」、赤嶺政賢議員が沖縄でのオスプレイ墜落問題について事実をもとに厳しく追及しました。

 安倍政権の具体的な問題点を1つ1つ、ていねいに明らかにしつつ、打開の道も示していく論戦に私も心がけて質問準備に励みます。

 【今日の句】 赤字でも 軍拡路線 進むのか

2017年1月26日木曜日

歴史の事実にたって

 朝に北方館を訪れ、澄んだ青空のもと水晶島までくっきり。あらためて説明も聞き、戦後処理の不公正を正さねばと痛感しました。

 何度も訪れている納沙布岬ですが、来るたびに新たな感情が湧いてきます。

 ちょうど海上保安庁の船が「中間ライン」付近を航行していて、漁業者の実態も思い出し、解決に向けて私も力を果たさなければ、と。

 副館長の清水幸一さんから、ビザなし訪問の現状や居住ロシア人の生活ぶり、占守島のたたかいなどなど説明もいただきました。

 そもそも水晶島など歯舞群島は歯舞村(現・根室市歯舞)に属していた島でしたし、色丹島と合わせて北海道本島の一部として1956年の日ソ共同宣言に向けた交渉でも日本側が主張していたことから、平和条約締結後という条件つきながら「歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する」とされました。

 しかし、そもそも領土不拡大の原則に反する不当な占拠ですし、①歯舞群島・色丹島が引き渡されても平和条約締結ではなく中間的な条約を、②日本の歴史的領土である国後・択捉も含む全千島の返還を、と日本共産党は主張してきました。

 現在おこなわれている「ビザなし交流」も、手続き緩和や、さらに自由な往来が元島民などの切なる願いですし、日本政府として具体化を急ぐべきです。

 また、根室市などは漁業の海域が不当に狭められたことに、昨年はサケ・マス流し網漁まで禁止されたことから水揚げ量も減り、加工・流通など関連業種の経営が大変になっています。

 安倍首相は先日、「アベノミクスは津々浦々に行き渡っている」と述べましたが、根室市で誰がその言葉を信じられるでしょうか。

 この2日間で得た内容をもとに、しっかり政府を質したい。

 【今日の句】 外交に 道理の力 取り戻せ

2017年1月25日水曜日

総理は現地の声を聴いたのか

 代表質問が参議院に移っている間に、日ロ首脳会談にかかわり調査・懇談のため根室市へ来ています。

 根室市では主に、千島歯舞諸島居住者連盟や市役所にうかがうとともに党根室市議団とも意見交換。

 安倍首相が領土問題にまったく触れず、「新しいアプローチ」「特別な制度」をくりかえしても内容がわからず、根室市はじめ1市4町は困惑しているという状況と感じました。

 現地では、何度も何度も「今度は領土交渉が進展する」との政治的動きや報道を見るたびに期待と失望がくりかえされてきました。

 「何度も議員に話してきたけど、実際に進まないじゃないか」と、根室市の深刻な経済状況や人口減少などを率直に話された方もいました。

 先日、参議院沖縄・北方特別委員会で委員視察があった際に、長谷川根室市長からの要望に「安倍首相の現地視察」があげられています。

 現地の声を聴いてほしいし、総理が何を話し合ったのかを聞きたい--そのような思いがあふれていることが私もよくわかりましたし、総理に問いたい。

 「共同経済活動」も1市4町抜きで中身を決めることもせず、領土が還らず72年も苦労し続けてきたわけですから、地元経済や領土返還の進展につながるものに--と。

 日ロ首脳会談の後、首相は真珠湾訪問や年末年始などもあり、首脳会談で何を語ったのか・語っていないのかは記者会見以外に質される機会がありませんでした。

 その報道などの範囲を見る限り、元島民のみなさんや1市4町の戸惑いは当然だと思います。

 また、プーチン大統領は「歴史のピンポンをやめよう」と領土についての議論を打ち切るような姿勢に、首相が戦後処理の不公正をただす筋を通す主張をしなければ、そのまま領土問題は置き去りにならないのでしょうか。

 サケ・マスの流し網漁まで禁止され、漁業が基幹産業である根室市にとっては雇用や地域経済にまで落ち込んでいると聞きました。

 元島民の方からも「墓参りに行けていない元島民だっているよ」と話され、残地財産や漁業権の問題などに対する国の責務を求める話もうかがいました。

 これらの問題を国にしっかり訴えるのが私の務めですし、しっかり整理して反映させていきたい。

 たくさんの宿題を背負って、明日に国会へ戻ります。

 【今日の句】 総理には まずは根室に 来てほしい

2017年1月24日火曜日

ごまかしを通用させない

 慎重な言い回しをしつつも、政権に都合の悪い事実は認めない--志位委員長の質問に対する、安倍首相の答弁姿勢(私の感想)でした。

 今日の衆議院本会議で、日本共産党からは志位和夫委員長が代表質問に立ちました。

 大きなテーマは、以下のとおり。

 【南スーダンPKOについて】
  ①南スーダン政府軍による、国連PKOに対する敵対的行為が繰り返されているという事実を認めるか。
  ②国連PKOに参加する陸上自衛隊幹部が、昨年7月に大規模な戦闘がジュバで発生した際の記録(日報)の破棄を、是とするのか非とするのか。
  ③昨年12月、国連安保理に提出された南スーダンへの武器輸出禁止決議案に、なぜ棄権したのか。

 【国民のおかれている現状への認識】
  ●富裕層への富の集中、中間層の疲弊、貧困層の拡大が、この20年間で進んだ認識があるか。そのうえで、
  ①税金の集め方の改革--大株主優遇税制の是正をすべきではないか。
  ②税金の使い方の改革--法人税減税の一方で、社会保障費の「自然増」削減路線を中止すべきではないか。給付型奨学金を70万人へ。
  ③働き方の改革--異常な長時間・過密労働は「政治災害」、本気で格差をなくすなら労働者派遣法の抜本改正し、関連法に「均等待遇」「同一労働同一賃金」を明記すべき。
  ④産業構造の改革--中小企業政策の基本に「格差是正」という理念と政策目標を据え直すべき。

 【異常なアメリカ追随外交について】
  ①核兵器禁止条約の締結交渉を開始する決議に、なぜ反対したのか。唯一の戦争被爆国の政府にあるまじき態度だ。
  ②沖縄では米海兵隊の「殴り込み」拠点としての基地強化・固定化に、オスプレイ墜落に主権国家の政府とは言えない恥ずべき態度まで取ったではないか。

 【憲法改定と共謀罪】
  ①総理のいう「新しい国創り」にとって、現行憲法のどこが問題で、どう変えなければならないと考えているのか。
  ②「国防軍」創設と基本的人権の大幅な制約を可能とし、立憲主義を全面的に否定する自民党改憲案は撤回せよ。
  ③テロ対策のための条約は締結し、国内法も整備されており、国民の思想や内心を処罰の対象とする違憲立法の共謀罪法案の提出は断念せよ。

 安倍首相の答弁ですが、冒頭に書いたように、慎重な言い回しをしつつも、政権に都合の悪い事実は認めないという態度。

 南スーダンの問いについては「敵対的行為が何を指すのかわからないが」とかわし、日報廃棄についても是非には触れずじまい。

 経済政策では、昨日から続きアベノミクスで雇用は増えて子どもの貧困も減った「成果」をくり返しつつ、根本的な改革には答弁を避けました。

 アメリカ追随外交について、核兵器禁止条約は「核保有国の理解がないままでは進まない」と保有国側の立場を代弁し、オスプレイは「不時着」との言葉を使い続けて、主体的に判断していると強弁しました。

 憲法改定は国会での審議をと述べつつ、共謀罪については「共謀罪と呼ぶのは誤り」と、これまで成立できなかったことを払しょくしたいかの答弁でした。

 ごまかしを通用させてはならない!

 各党への答弁なども含めて、これらの答弁ももとに本格的論戦に挑んでいきます。

 日本共産党HPなどで、質問を動画で見ることができます。

 明日は参議院で小池晃書記局長が10:50ころから質問に立ちますので、NHK中継などでご覧ください!

 私は明日は国会を抜け出て、根室市へ調査・懇談にうかがいます。

 【今日の句】 ごまかしを 許さぬ論戦 さあ開始

2017年1月23日月曜日

これが真摯な答弁か

 今日の衆院本会議、安倍首相の答弁はひどかった。野党攻撃の急先鋒そのもので、行政府の長・一国の総理とは思えない答弁ぶり!

 今日は民進・野田佳彦、自民・二階俊博、民進・大串博志の各議員による質問(日本共産党は明日15時ころ、志位和夫委員長です!)。

 施政方針演説同様に、現政権での「成果」を持ち出して答弁するにとどまらず、今日は民主党政権との比較を、ことさら強調することが多かった。

 カジノ解禁のような悪法に反対するのは野党として当然のことなのに「建設的な話し合いをしましょう」と述べ、野党4党で提出している長時間残業規制法案などは「対象が明確でない」などと切り捨てて、結局は政権の都合に沿った話し合いしか受け付けないという姿勢がありありと!

 自民・二階幹事長も、質問しながら「ヤジを飛ばす議員も、みずからやってはどうか」など不規則発言を連発し、長時間労働にかかわっては「だらだらと働いていては生産性は上がりません」と、過労死・過労自殺が生まれるほどの現実を見ていない質問まで。

 以前にも書きましたが、自民党議員からはヤジというより怒号に近い、しかも多数の議席から発せられる状況を、傍聴に来られていた方はどう感じたでしょうか。

 野党議員は与党にくらべて政府から得られる情報も少ないし、議員数が限られているので幾つもの法案に対処しなければならないし、それでも現場の実態などもふまえて政府に批判も提言もするのですから、昔の自民党なら、まずはしっかり耳を傾けるという姿勢があったはず。

 いくら与野党の対決があるとはいえ、国民から選ばれた議員同士という敬意は、与野党ともにあったはずです。

 昨年の臨時国会は冒頭で、総理の演説に自民党席がスタンディングオベーションで応えるという異様な風景を前に心して論戦にかからなければと思いましたが、今国会はさらにその思いを強くしました。

 明日は午前に参議院(民進・自民のみ)、午後に衆議院(公明・共産・維新)で、先ほど書いたように15時ころから志位和夫委員長が登壇します。

 NHK中継がありますので、ぜひご覧ください!

 【今日の句】 一国の 総理の答弁 余裕なく

2017年1月22日日曜日

冬の移動は大変

 民青道代表者会議に、党と後援会の「新春の集い」を駆け回り、明日の本会議に備えて上京を‥‥えっ、飛行機が‥‥?


 午後から天気が荒れるとのことで、今日のうちに盛岡まで行ける新幹線の券は買っておいたのですが。

予報どおり午後から欠航が出始めて、あきらめつつ航空会社に連絡したところ「東京からの折り返し便が到着すれば、出発できるかもしれません」とのこと。

 冬の北海道の移動は、ドキドキものというか、気象予報士並みの判断というか、これまでの経験の判断がモノを言うというか。

 「今日は行ける!」と判断し、急いで空港に向かって飛行機に乗れ、東京の議員宿舎にたどり着くことができました。

 病気などでない限り、日本共産党は本会議・委員会には、どんな交通手段を使っても必ず出席します。

 国民から負託された、国会議員ととしての責務だからです。

そのために東京に遠い議員にとっては、泣く泣く地元日程をあきらめることも少なくありません。

 何とか今日は予定されていた場所にすべて行くことができて、ホッとしています。

 写真は、札幌清田区と厚別区の「つどい」のものですが、どこでも「今年こそ政治を変えたい」という熱気と元気があふれていました。

 東区では、野党統一候補を求める「2区の会」からご挨拶もいただき、身も引き締まる思い。

 民青道代表者会議でも、青年たちの明るい笑顔に元気をもらいました。

 明日から3日間、衆議院・参議院の各本会議で代表質問がおこなわれます。

 日本共産党は、24日(火)に衆議院・志位委員長、25日(水)は参議院・小池書記局長が質問にたちます。

 NHK中継もありますので、ぜひご覧ください!

 【今日の句】 荒れ模様 天気も政治も 収めたい