2012年7月21日土曜日

あなたは無力じゃない

 郵産労北海道本部の定期大会に、来賓としてごあいさつさせていただきました。中央本部では郵産労と郵政ユニオンとが組織統一し、北海道ではユニオン結成大会ともなる、歴史的な大会でした。

 以前にも書きましたが、郵便事業で働く方々の労働環境が悪化しています。

 長年勤めてきたベテラン配達員が、1度の誤配を理由に解雇。

 何の落ち度もなく契約更新されてきた期間社員も、突然の雇い止め。

 「自爆」と評されるほど、ゆうパックやハガキなど事実上の買い入れ強制。

 道支社へ党として要請した際は「法に反することがあれば是正する」との回答はありましたが、まだ表に出ていない実態があるのではないでしょうか。

 そんな苦しむ職場の仲間に「無力じゃないんだよ」と励ましてきたのが郵産労であり、多くの労働組合です。

 一方で、経営側に立って労働者の要求を取り上げない労働組合の実態も、少なからず耳にします。

 多額の内部留保を抱えながら一方的な解雇など許されないし、企業としての社会的責任を果たすよう日本共産党は求めてきました。

 真に労働者の側に立った労働組合との、対等・共同の関係も続けています。

 あなたのまわりで仕事のお困り事があったら、遠慮なくご相談ください。

 あなたを守ってくれる仲間が、全国・全道にいますから!

 札幌東区・伏古地域での演説会を、太田秀子小選挙区2区予定候補・宮川潤札幌市議と終えて列車に飛び乗り、函館市に着きました。

 明日は北斗市を中心に街頭宣伝です!

 【今日の句】 一言が 社会を変える 力なり

2012年7月20日金曜日

原発もいじめも、大人が「見て見ぬふり」せずに

今週金曜日も、道庁前でおこなった原発再稼動への抗議行動。今日は、1歳の息子も連れて私も参加しました。

 息子はいただいた旗を気に入って、家に帰ってまでも握り締めていましたよ。

 未来を生きる子どもたちの代わりにと、子連れのお母さんの姿も見えました。

 ちょっと写真がぼけててすみません(明日に鮮明な写真をアップします!)。

 書き遅れていた学校の先生方との懇談ですが、教育行政はもちろん、子どもの貧困・原発問題・北海道の財政・新幹線延伸などなど、多くの質問も出されました。

 経済と雇用環境の悪化が著しい釧路地域だけに、家庭の貧困が子どもの日常生活に影響を与えていることも詳しく紹介されました。

 大津市のいじめ問題が毎日のように報道されていますが、これらを通じて先生たちが萎縮したり、過敏になって子どもへの管理統制が強まることがないようにしてほしい。

 大人が「見て見ぬふり」をせず、社会全体でいじめをなくす風潮をつくることは大切だと思います。

 同時に、学校では先生達の多忙が進んでいて、子どもと接する時間が足りない事実も直視すべきだと思います。

 私が教員を務めていた時とくらべ、自己目標や自己評価などの事務書類が大幅に増えています。

 期限付き教員も増えて、正規教員の責任も重くなり、校務分掌などでの役割も増えています。

 「教育者のプロ」を自覚してがんばればがんばるほど、持ち帰りも含めた残業も増えているのが実態です。

 じゅうぶんな授業とは思えなかった私でも、小テストの採点に教材研究、プリント準備などをすれば、家に戻ってから11時くらいまで仕事をするのが普通でした。

 そんな当時より忙しいなかでも、ふんばっている先生方も少なくありません。

 十把ひとからげに、道教委が勤務実態調査をおこない、その時間を割かれたために子どもと接する時間も持てない矛盾も生まれています。

 月並みですが、子どもたちが健やかに成長できる社会にしたい。

 そう考えると、民主党政権の進んでいる方向は明らかにおかしい。

 命を大切にする社会へ!

 【今日の句】 危険さえ 隠す政府を 頼れない

2012年7月19日木曜日

増税を決める前に、国民の審判を仰げ

釧路市での活動も3日目。佐々木りょう子小選挙区7区予定候補と、宣伝と「つどい」、入党の呼びかけなどをおこないました。

 移動の合間に、車のラジオから参議院の議論が耳に入ります。

 日本共産党は大門実紀史参議院議員が質問に立ち、そもそも「なぜ消費税なのか」から問いただしました。

 所得税や法人税、資産税などもあるのに、消費税増税というのは「公平性」があるからだ、と財務相や野田首相。

 財務相は「所得税を増税すると、若い世代の負担が増える」とも、答弁していたように思います。

 でも累進課税を強め、とりわけ高額所得者の課税強化をすることは、特定の世代だけ増税となるものではないはず。

 大門議員も「世代間の対立をあおるな」と批判していましたが、聞いていて私も納得できませんでした。

 若い世代の負担を軽くしたいと言いたげな答弁ですが、年少扶養控除の廃止で6月から子育て世帯の多くは増税になっているんですよ。

 前にも書きましたが、我が家で月4,300円×12ヶ月=年51,600円の増税です。

 子ども手当てが減額され児童手当になり、健康保険料なども値上げですから、多くの家庭ではトントンか増税になります。

 そのうえ全世代にかかる消費税増税で、4人家族なら年16万円の負担!という試算も。

 「消費税増税を決めてから、国民の審判を仰ぐ」のではなく、「決める前に、国民の審判を仰ぐ」のが当然ではないでしょうか。

 今日も各地で、不満の声が聞かれました。

 「規制緩和で、日本が悪くなった」「年金が減らされた」‥‥。

 国会の論戦とともに、北海道での世論を広げるためにも力を尽くしたい。

 働く方は日中は見れないでしょうが、衆議院・参議院ともネット配信してますし、日本共産党ホームページからも見れますので、ぜひ一度、質問をご覧になってください。

 あっ! 今日のブログに書くとしていた学校の先生方との懇談ですが、あまりにも国会答弁に怒っていたため(苦笑)、書き忘れていました。

 明日こそは紹介しますが、明日の「しんぶん赤旗」北海道・東北のページに、高橋千鶴子衆議院議員と交代で書くコラムが私の番で触れますので、そちらも合わせてご覧ください。

 【今日の句】 誰一人 首相をかばう 声もなく

2012年7月18日水曜日

津波対策に、急いで知恵の結集を

 今日は釧路市役所前の宣伝からスタート! 釧路にしては暑い朝でしたが、昼過ぎから雲行きも怪しく‥‥午後からは大粒の雨!となりました。

 佐々木りょう子小選挙区予定候補と、地域演説会や「つどい」、街頭宣伝などに取り組み、多くの声を伺いました。

 大楽毛地域での「つどい」は、シミュレーションで出された津波被害への対応で話が始まりました。

 高台もなく、川と川との間に挟まれ、しかも渋滞するであろう国道を横切らないと海から離れられないという地域でもあるだけに、みなさんは深刻な問題として受け止めているんです。

 すぐに効果的な案を持ててるわけではないのですが、全国・全世界的な知識と経験を持つ専門家や国家公務員が、地方自治体や住民のみなさんと協力して、急いで避難プランをつくることが大切だと思います。

 地域によっては一時避難的な高層建造物が必要かもしれないし、交通網の整備で解決できる地域もあるかもしれません。

 釧路市は1市2町で合併した町ですが、そんな広大な1自治体という範囲でなく、地域や集落単位できめ細かい対策をつくることが必要だと思います。

 そういうところにこそ政治は目を向けて欲しいのに「なんで増税ばっかりなんだ」という、怒りの声も出されました。

 みずから「建築現場の孫請けの孫請け」で働いていた方は、業者が消費税分を値切られて、結局は小さい業者・会社にしわ寄せが行く実態を話してくれました。

 首相は、低所得者対策や価格転嫁対策を国会で問われて「検討する」と答弁しましたが、ず~っと消費税導入からできていない問題を、今になって解決できるはずはありません。

 実際に、その検討のかけらさえも見えないではありませんか。

 一番の解決策は、こんな増税をやめること!

 そして財源を求めるのなら、ムダな大型開発の見直しや軍事費の削減、大企業・大資産家への税制上の優遇をやめること!

 夜には学校の先生たちとの懇談もありましたが、これは明日にでも書きます。

 【今日の句】 党内も 支持率低下の 首相かな

2012年7月17日火曜日

生活弱者に、肩身の狭い思いをさせないで

 今日から3日間、佐々木りょう子小選挙区7区予定候補と釧路市を回るキャラバンです。釧路空港を降りると‥‥暑い! 

 釧路とは言え、旧阿寒町に近い地域は盆地のような気候なのです。

 農協を訪問した後に、住民のみなさんとの小集会。

 阿寒地域では、公立病院の民営化(売却)に反対の声が広がり、日本共産党も力を合わせて存続の道も開かれました。

 そもそも小泉「構造改革」にて、社会保障分野の削減がこのような状況を生んできたんですよね。

 くらしよりも経済(とりわけ大企業!)を大事にする政治に、前回の総選挙ではNOの審判を下したはずなのに、民主党政権の公約破りには腹が立つ!との思いは、釧路市でも広がっていると実感しました。

 漁協や商工会議所、マスコミ訪問などもおこない、夜には医療・介護関係のみなさんとの懇談。

 ソーシャルワーカーの方は「多くの生活保護を受けている世帯は、『国にお世話になっている』と肩身の狭い思いをしている」など、実態を詳しく教えてくださいました。

 とりわけ生活保護受給者が多い釧路市。

 最後のセーフティーネットとしての生活保護は守られるとともに、働く現役世代の生活が成り立つように最低賃金の引き上げや、中小企業支援を強めるべきなのはハッキリしています。

 机上の計算だけでなく、実態をふまえた政策の訴えは日本共産党だからこそと思います。

 明日も釧路市で、つどいに宣伝と、共産党へのご支持・ご支援を広げるためにがんばります!

 【今日の句】 晴れるなら 霧も未来も 晴らしたい

2012年7月16日月曜日

私と日本共産党

  この15日で90周年を迎えた日本共産党。私の入党は1991年2月2日で21年目で、その時はまさか国政候補を務めるなんて予想もしていませんでした。
 大学に入学して、戦後からの教育政策を学ぶなかで、財界の役に立つ「人づくり」に教育が進められてきたことを学びました。

 何だ、自分が苦しんだ受験というシステムは、財界が「ふるい分け」するために作ったものか!と納得したことを今でも覚えています。

 そして当時、起きてしまった湾岸戦争。

 戦前の教育の反省から「二度と子どもたちを戦場に送らない」と、スローガンを掲げてきた教育界。

 自分に何ができるか?と考えていたときに、信頼できる先輩から戦争に反対してきたのが日本共産党だったと教えてもらいました。

 入党を誘われたものの、まだ学生だし、共産党のこともよく知らないし、親にでもばれたら大変だし‥‥で2ヶ月くらい、話もほったらかしにしていたんです。

 しかし1月17日に湾岸戦争が始まって、意を決して決めたのが2月2日だった、というわけです。

 それからは山あり谷あり‥‥書いたら延々とエピソードが続くわけですが、今はこの道を進んできて後悔はしていません。

 めざしていた児童相談所勤務はできなかったけど、少しでも子どもたちの役に立ち、多くの方の命を救える仕事ができるなら、がんばっていきたい。

 東京で「さようなら原発集会」は17万人ですか! こういう声と、手をつないでいきたいですね。

 私は東京には行けず、創立記念日を前後した入党の訴えや宣伝に回っていましたが、21年前と比べれば、いろんな国民的な苦難はあったけど、国民の声が政治を動かす時代に変わってきているんだなぁと実感します。

 変わっていないのは、財界・アメリカいいなりという日本政治。

 それも政権交代で前進するかと思えば、今や民主・自民・公明の大連立状態。

 今日、札幌東区で入党してくださった方も「もう共産党しかないよ!」と話してくださいました。

 決意を新たに、明日は釧路市へ向かいます!

 【今日の句】 もっといる 17万の 背後にも