2024年10月21日月曜日

本気で食と農を守る政治に

 今日は空知管内から旭川市へ。米どころだけに、農業支援をと力を込めました。主食の米が手に入らないなど国の一大事なのに、自民党に危機感や責任感が見られません。今回は農業政策も大争点です。

 北海道で進む人口減少は、農家戸数の減少と重なります。全体の耕作面積が変わらなくても、1戸あたりの面積は増えたため、機械も大型化し、負債も増えています。一方で米価は上がらないのですから、これでは経営難が広がるのも当然です。

 生産費用と価格との差を埋める、国による価格保障の充実が必要なのです。農家の経営が安定すれば後継者も安心できるし、消費者にとっても価格安定につながります。農家の生産が進みますので、食料自給率も向上したというのがヨーロッパの教訓です。

 日本は自動車や工業製品輸出の代わりにと、農産物輸入が進められました。先に書いたように欧米は支援が強力なので、価格競争で日本の農家が負けてしまい、今日の農家減少になったわけです。食料自給率も低下の一途でした。

 食料自給率は、このような国内生産の力を示すバロメーター。自民党政治では引き上げ目標をもっても、政策的な裏付けがないのです。それどころか、引き上げ目標さえ放り投げるような基本法改定だなんて、本気で食と農を守る気が見えません。

 北海道の基幹産業は農林漁業。地域経済の大黒柱です。必ず議席を回復して、しっかり支える政治へ変えたい。旭川市では、おぎう和敏・道6区候補といっしょに訴え、立憲民主党を応援してるという方から「期日前投票で比例は日本共産党に入れました」とも。

 団地でベランダに出て聞いてくれたり、多くの党員・後援会員さんのなかに私の友人がこっそり来ていて驚いたり、青年が「話を聞きたい」と買い物帰りの母親を止めて最後まで聞いてくれたりと、いろんな出会いがありました。明日もがんばります。

 【今日の句】誰だって 食べずに生きて いけないし

2024年10月20日日曜日

「僕は反共」という方とも

 今日は初雪も降った寒い札幌でしたが、パレスチナ医療奉仕団長・猫塚義夫さんや労働者後援会の熱い応援に元気をいただきました。いよいよ選挙戦も後半へ、必ず議席奪還にとがんばりぬきます。

 命と平和を大事にする政治をと訴えた、猫塚さんの迫力に背筋が伸びます。あらゆる現場を見てきた猫塚さんだからこそ、発する言葉が重いのです。何としても議席奪還で応えたい。

 労働者後援会のメガホン宣伝も、まさに宣伝効果抜群。遠くからも、わかるように大きく手を振る方もいて、一帯すべてに前向きなエネルギーが沸く感じでした。この勢いで突き進みたい。

 西区では、乗員スタッフに「応援してる」と3人から声がかかり、「期日前投票で入れてきた」という方も。こうして声をかけてくださる方が、さらに増えるようにしていかないと。

 中央区では、マンションから出てこられた方が最後まで演説を聞いてくださいました。ただ、ずっと腕を組み、演説が終わるとすぐに歩き出したので、納得いかないのかなと思い追いかけて話を聞くと「僕は反共なんです」。

 それでも演説を聞こうとわざわざ出てきてくれたのだし、しっかり最後まで聞いてもくださったのですから本当にありがたい。その旨を述べて握手を求めると、笑顔で手を出してくださいました。こういうのっていいなと、素直に思いました。

 いったん選挙カーから離れ、若い世代が中心に準備した「民主主義ユースフェスティバル」に参加。パネルディスカッション「ヤジと民主主義」のパネリストとしての参加です。

 会場は札幌市狸小路で、憩いの場として集えるフリースペース「空き地」。なのでパネルディスカッションと言っても、焚き火を囲んで車座になりながらの対話形式です。

 パネリストは私のほか「ヤジと民主主義 劇場拡大版」監督のHBC・山崎裕待さん、道警ヤジ事件弁護団の神保大地弁護士、専修大学・内藤光博教授、民青同盟・山本朱莉道委員長。このような顔ぶれに私も少し緊張気味でした。

 私には「政治家からして、ヤジを飛ばされるのはどうか」との問いなのですが、私がすべての政治家を代表するものではないのでとお断りの前提をしつつ、演説は体系的な内容などもあり、聞いてもらいたいという率直な思いはあります。

 しかし、ヤジは表現の自由としての権利の行使だし、ヤジをとばす理由や背景があるはず。何より国会議員は立法府に属する権力を備えた存在ですから、政党・政治家ともども、その自覚をもってヤジを受け止める必要があると述べました。

 公職選挙法のもとの選挙運動と日常の政治活動には違いもあるし、とりわけ日常的には、異なる意見をもつ市民も含めた対話の機会を、政党・政治家の側も意識的に進める必要があるでしょう。その点も自覚したいし、「僕は反共」という方との出会いも思い出したのでした。

 Fridays For Future はじめブースを出してたみなさんとも交流させていただき、日本共産党ブースには千葉なおこ道1区候補・宮内しおり道2区候補や札幌市議も参加。いろんな話が交わされたそうです。

 千葉なおこ道1区候補とは偶然にも演説箇所が重なり、せっかくなのでそろって訴え。明日は空知から旭川へ、旭川市ではおぎう和敏道6区候補とも並んで訴えます。

 【今日の句】お互いを 踏まえてこその 論戦と