2022年5月14日土曜日

熱い思いをぶつけよう

 くらしと商売を本気で支える政治に! 福祉後援会・業者後援会の集会に足を運び、多くの激励もいただきました。野党が国会でズバズバと実態を突きつける時です。私が先頭に立ってがんばりたい。だからこそ日本共産党を伸ばしてほしいのです。

 生活保護費が3年にわたって引き下げられ、このままでは生活ができないと「新・人間裁判」もたたかわれています。ある70代の方でいうと、10年前の生活扶助費は75960円/月でしたが、現在は74220円まで下げられています。お風呂は1週間にシャワー1回のみ、冬は朝に部屋を暖めたら暖房を消して夕方までつけないそうです。新しい衣類なども買えません。

 これでどうして、憲法25条が定める最低限度の生活が保障されているというのか。加えて昨年からの燃油高騰・物価高騰。冬季加算では賄えない灯油の値上がりだったのに、札幌市では福祉灯油も実施しませんでした。岸田政権への不満から事務所に電話まで来たと、「岸田首相の代わりに怒られた分も参院選にぶつける」との発言には拍手が湧きました。手渡された寄せ書きの内容も熱い。そうだ、こういう思いを私も訴えていきたい。

 業者後援会の決起集会でも「本気モード」の発言が次々。「自民や維新は危機感をあおってばかり。戦争しないようにするのが政治の仕事ではないのか」「コロナ禍での補助金申請をいっしょにおこなったら、涙ながらに『ありがとう』と言われるほど追い詰められている業者がいる」。後援会会長の石塚さんからは、みずから聞いた戦争体験をもとに「もしかしたら自分が生まれていなかったかもしれない」と、平和への熱い思いも語られました。

 若い業者さんから「投票に行っていない人もいる。これまでも2~3人しか投票へと連れていけなかった」と率直に話されつつ、参院選がんばろうと唱和してくれました。政治を良くすれば、もっと生きるのが楽になる、先が見えるという前向きなメッセージも届けたい。明日もがんばります。

 【今日の句】遠慮では くらしも仕事も 守れない

2022年5月13日金曜日

笑え わらえ へば ええごと ある

 「江差の5月は江戸にもない」との横断幕が目を引く江差町役場でのあいさつ後、上ノ国町・厚沢部町での街頭演説にまわりました。今日は波も穏やかで、江戸ほど賑やかでなくとも落ち着いた江差町もいいものですね。

 上ノ国町では川島忠治町議はじめ党員・後援会員のみなさんが、そろいのジャンパーを着てまわってくださいました。党議席がなかった町で、こうやって支え合って議席を勝ち取れたんだなと伝わってきました。まわった各地で町民から川島町議へ声がかけられて、信頼が広がっていることもわかりました。地域に根ざした党支部や議員の存在こそ、日本共産党の強さです。

 厚沢部町の街頭演説では「知人を誘ってきました」という後援会員さんの一言も嬉しい。感想を聞くチャンスがなかったのが残念でしたが、心に残ってほしいと願うばかりです。

 前後しましたが、江差町役場では出張中の照井誉之介町長に代わり、田畑明副町長さんが応対してくださいました。物価高騰の話題のなかで、触れられたのは漁業者への燃油支援。イカの不漁はじめ水産資源の減少に苦労してきたところへ、今回の高騰は厳しいものです。本来は国が、これまで以上の支援強化へ足を踏み出すべきと思います。

 世界的な気候変動のもと、水産環境も変化してきました。魚種が変われば漁法も価格も変わるのですから、いっそうの魚価安定策が必要です。国は養殖も推進していますが、海の状況は千差万別。研究体制の強化も含めて、国がこれまで以上に水産予算を増やすべきと訴えていきたい。

 昨日から今日までの段取りをしてくださった、小野寺真・江差町議と最後に1枚。江戸時代に江差町で実在したといわれる「とんち名人」の繫次郎像を前に、私たちも思わずほっこり。石台には「笑え わらえ へば ええごと ある」。戦争を身近に感じるようになった時代の今こそ、繁次郎のような存在が必要なのかもしれません。マスク越しでも、私も笑顔が伝わるようにしよう。

 【今日の句】心から 笑える世界に かの国も

2022年5月12日木曜日

大事なことは根づいていること

 函館市を早くに出て、今日はせたな町・乙部町・江差町へ。多くの課題を抱える檜山管内だからこそ、日本共産党を大きくしてほしいと訴え続けました。初めて演説を聞いてくださっただろう方から「がんばってよ」と激励をいただき、ある病院の職員さんからは「応援していますから」と熱く呼びかけられました。この期待に応えたい。

 せたな町は来年の町議選に立候補を表明している藤谷容子さんが、町役場や農協への訪問・懇談、街頭宣伝に同行してくださいました。昨年の総選挙で私が議席に届かなかったことに、自分でできることはと考えて立候補を決意された藤谷さん。日本共産党の議席がないだけでなく、女性議員がいない町議会への挑戦ですから心からのエールを送りたい。

 せたな町は2018年に江上恭司町議が亡くなられ、その時の通夜にも多くの方が足を運ぶほど慕われていたことを思い出します。江上さんを応援された方のなかには、保守の立場と公言されていた方もいます。その姿を近くで見ていた藤谷さんの挑戦に、多くの期待の声が寄せられているのです。街頭宣伝にも、藤谷さんの結びつきで参加してくださった方がいらっしゃいました。

 ところで、新はこだて農協若松支所では写真のような「白虎米」がPRされています。若松の名のとおり会津若松からの入植による地域だからなのですが、「白虎」の名をつけた商品名にはいろんな意見もあったとのこと。今は、この地域を代表する美味しいコメとして認知が広がっています。

 畜産・酪農も盛んな地域だけに、水田活用交付金の見直しは現場で混乱を引き起こしています。牧草地にしたところを水田に戻すなど、土地改良の大変さを知らないのかと不満が出るのも当然。離農や耕作放棄地が生まれる心配もあります。せめて緩和期間をつくってほしいなどの声を、しっかり反映していきたい。食料品の値上がりが続き自給率を高めようという時に、逆行することは認められないからです。

 乙部町では安岡美穂町議の案内で、街頭宣伝や寺島努町長をはじめ表敬訪問にとまわりました。道内でも日本共産党の得票率が高い町だけに、安岡町議の顔を見るたびに手を振って応える町民が多いことに、いつも学ばされます。やっぱり地域に根づいた行動があってこそ。党への信頼は政策とともに、親身に動いてくれることなのだと思うのです。

 乙部町は国道229号線で岩盤崩落があり、1.8kmの通行止めとなってから来月に1年になります。仮の道路を通りましたが急なカーブも多く、それが山肌を上り下りするため冬は大変だろうという感想を持ちました。専門家などの会合が重ねられ、土砂崩れが起きやすい地層であることもわかり、新トンネルの完成には数年かかる見込みだそうです。一般報道も少ないけれど町を通る大事な国道で、実は一番詳しく内容を知らせているのが日本共産党の「乙部民報」。こういうところに日本共産党の地方議員がいることの大事さを学ぶのです。

 江差町と厚沢部町は小野寺真・江差町議の案内で「語るつどい」にまわりました。ロシアのウクライナ侵略にかかわって、多くの方が「攻められたらどうする」との思いが強いため、どうしたら外交の大切さの話に進めたらいいのかなどの質問もありました。そのような気持ちが出るのはわかるし、一方で日本は戦争当事国ではないのですから、今こそ落ち着いて外交や地域の安全保障の議論をする対話について私なりに述べました。こういう1つ1つの思いにも、演説では応えられるようにしていきたい。明日も檜山管内をまわります。

 【今日の句】つながりの大事さ いつも学ばされ

2022年5月11日水曜日

やっぱり国の責任で鉄路の維持・存続を

 今日の函館市内は初夏を思わせる気温と陽射し。街頭演説にまわると修学旅行生らしき姿が多く見られました。ロシアの侵略をやめさせようとの訴えに手を振ったりと、きちんと聞いてくれているんですね。

 来年の道議候補として発表された本間かつみさん、党函館市議団(市戸ゆたか・紺谷克孝・富山悦子)もいっしょにまわってくださいました。朝は稜北病院前でのあいさつに立ち、激励とともに後援会員さんもいっしょにスタンディング。命と健康を守る職場だからこそ、憲法9条を守ることも一体に活動されています。自民などが言う防衛費倍増で、結局は社会保障予算が抑えられることになります。命を守る現場を知らない、軍事力偏重の政治は許されません。

 街頭演説では、足を止めて聞いてくださる方が各地で見られました。自転車を止めて聞いてくださった方は「あなたたちの言うとおりだ、がんばって」と話してくれたとのこと。別の箇所では、手渡された日本共産党の「?」リーフを隅から隅まで読んでくださった方もいました。それほど日本共産党のことが気になるなら遠慮なく声をかけてくださればいいのですが、反共風土のある日本であることとともに、私たちからもさらに身近に感じられる歌手や取り組みが必要なのでしょうね。しっかり腹に落としたい。

 ところで、北海道新幹線の札幌延伸にともなう並行在来線切り離し問題で、小樽~長万部間のバス転換に首長が合意したことから、今度は長万部~函館間はどうするのかという局面になっています。新幹線駅は北斗市の新函館北斗駅ですから、函館に結ばれる鉄路もどうなるのか心配が広がっていると聞きました。いさりび鉄道も、さまざまな努力をしていますが楽な経営状況にはありません。ちょうど先日、渡島トンネルからの工事残土で基準値を超えるセレンが出ていることも報道されたばかり。いろんな問題が道南地方を襲っています。

 そもそもJR北海道の最大の赤字路線は新幹線なのに、この赤字路線が放置されたままで、このまま行けばJR北海道は不動産と新幹線頼みの会社になってしまいます。でも、「R」はrailways(鉄道)の「R」ではないのか。国は分割民営化されたことをもってJR北海道の責任に転嫁しますが、国の支援なくして成り立たないことはわかっているはずです。JR北海道にも国にも、公共交通を守る責任があります。これまで訴えてきたものの、やっぱり参院選でも重大な焦点として浮き彫りにしていきたい。

 街頭演説の後は、ロシアによるウクライナ侵略に抗議・反対する市民有志の会がおこなう宣伝にも足を運びました。こういう粘り強い各地の活動は、直接・間接を問わず、ロシアやウクライナに届いているはずです。チラシを受け取る方の姿も多く、親子と思われる方がウクライナ支援募金に協力する姿も。私も一言、連帯のスピーチをおこないました。

 夜は党と後援会の「語るつどい」もあり、終日びっしりと日本共産党を政策や値打ちを訴えました。思わぬ暑さもあって少し疲れはしたものの、この後に寝れば朝には元気になっているでしょう。明日は桧山地方を元気に訴えてまわります。

 【今日の句】切り捨てが続けば 国も成り立たぬ

2022年5月10日火曜日

命は食あってこそ

 今日は伊達市・洞爺湖町・豊浦町をまわり、函館市まで到着。北海道は第一次産業を支えることこそ地域に必要と、まわるたびに痛感です。食料自給率37%では食料品の値上がりも当然で、こんな日本に誰がしたのか。しっかり訴えていきたい。

 物価高騰は、ウクライナ情勢の前から燃油はじめ悲鳴が上がってきたもの。漁業が基幹産業の洞爺湖町・豊浦町でも、その影響は小さくありません。これまでも養殖ホタテへのザラボヤ被害などで苦しんできただけに、当面の対策にとどまらない価格保障・所得補償の拡充といった抜本的支援こそ必要です。

 洞爺湖町では観光地支援も欠かせません。どうみん割も「この機会に」とばかりに大手ホテルへ流れるだけに、地元資本の観光ホテルを支えるうえでも、直接に消費をあたためる消費税減税こそなのです。

 2000年の有珠山噴火から復興したシンボルとしての湖上花火が、コロナ禍で止まった時に「地域で使いやすい補助金を」と聞いた話を忘れず、しっかり訴えてもいきたい。やれることはたくさんあります。この苦境にこそ野党がガンガン代弁しなければ。

 地に足をつけた訴えができるのも、日本共産党は地方議員のみなさんがいて実態をとらえているからこそです。今日も議会があった豊浦・山田秀人町議をカバーしながら、伊達・吉野英雄市議、洞爺湖は立野広志・今野幸子の両町議が同行いただき、現状を教えてもらいました。

 夕方に函館市へ入り、紺谷克孝市議らと報道各社などをまわりました。明日は市内を元気に訴えてまわります。

 【今日の句】食べること守れば 地域も元気出る

2022年5月9日月曜日

野党の力が問われている

 今日は登別市・室蘭市へ。とにかく驚くほどの強風も追い風だと思い込んで、元気に街頭演説へとまわりました。「今度こそ国会へ戻ってもらわないと」との激励も、本当にありがたい。励みになります。

 登別市では渡辺勉市議、室蘭市では田村農夫成・常磐井茂樹の両市議が同行してくださいました。新聞社訪問のなかで、保守的な地盤の自治体でも日本共産党の議員が必ずいることが話題になったのですが、くらしと地域に密着して「国民の苦難軽減」を立党精神にしているからこそなのです。

 いっしょに今日もまわるなかで、室蘭市立病院ではPCR検査機器があるのに国や市の支援がないため検査を増やせないことなどを聞きました。こうして連携しながら政治を動かす力があるのが日本共産党だと再認識です。ある記者さんから「野党の力が問われる参院選ですね」の言葉もあり、日本共産党の姿や値打ちを積極的に伝えていきたいです。

 今日の移動はJRで、登別駅で降りるとドーンと鬼がお出迎え。観光地でもある登別市は大型連休時に幾分の観光客の姿はあったものの、やっぱりコロナ禍以前ほどではなかったそうです。雇用の場でもあり、観光業界を支える手立ては引き続き必要と感じました。コロナ後も見据えての研修などへ助成したり、地域で催し物ができる交付金など、これまでも寄せられた要望の実現に力を尽くしたい。

 室蘭市では業者後援会のみなさんが駆けつけてくださいました。物価高騰が切迫しているもとで今こそ消費税減税を、そしてインボイスの導入中止を。経営が大変だという時に、わざわざインボイスを導入して負担を増やすこと自体が理解できません。心ひとつにがんばっていきたい。

 鉄の町・室蘭市ではありますが、鉄頼みにしない産業育成・町づくりも課題になっていると聞きました。そういえば先日、室蘭市へ行くと話していたら「地球岬がすばらしい。いい町だよね」という方がいました。室蘭市に限りませんが、わが町を外の目から見ることで新たな発見があったりします。地に足をつけた取り組みを国が支援することも、積極的に訴えていきたい。

 明日も西胆振管内を中心に訴えてまわります。

 【今日の句】ズバズバと 野党が言わず 誰が言う

2022年5月8日日曜日

大雪害を忘れず

 今日は札幌東区で、宮川潤道議・太田秀子市議と地域懇談会を渡り歩き。次から次へと出されたのは、札幌市の除排雪に対する不満! 2030冬季五輪招致やアクセス道路などやってる場合じゃありません。国が推進していることですから、参院選に向けてもしっかり訴えていきます。

 「歩道に雪が積まれ、その上を高齢者が歩くなどできない」「市長は『命にかかわる問題ではない』と言ったそうだが、危険な車道を歩かざるを得なかった」「家から5時間、スタックする車が続出で、結局仕事を休まざるを得なかった」など、懇談会の後からも「ふだんは話をしない近所の方と、雪かきをしながら『市長は何をしてるんだ』と言いあっていた」とも聞きました。

 市から業者には「20cm残して」除雪をとなっていたそうで、どうして全部持っていかないんだと市民から業者に苦情も相次いだとか。きれいに除排雪する技術はあるのですから、市の考え方が理解できないとの意見も理解できます。市民が雪に困っている時に冬季五輪招致のアンケートやキャンペーンに力を注いだことへ、不満が増したのも当然です。

 宮川道議からも公立・公的病院の再編・統合について、鈴木知事が国と歩調をあわせているなどの告発が続きました。88歳という方からは「10月から病院代が2割になると聞いたけど」と、くらしが切羽詰まっているもとで相談がともなう話がありました。別の女性は「夫が介護施設に入ることになったが、少ない年金なのに負担が重い」。物価高騰が重なって、くらしの大変さは増してきています。

 こういう時こそ国会で、野党がズバズバと訴えるべき。参院選とともに来年の統一地方選とあわせて、日本共産党を伸ばしていただく意味がここにあります。明日も元気に訴えたい。

 【今日の句】母の日は 自分の元気を プレゼント