2023年2月25日土曜日

「人である人」として

 オカリナ演奏から始まった札幌北区「女性のつどい」で、道議・小室まさのり、市議は長屋いずみ・加藤のぼるの3議席実現を!と訴え。予定候補3人からの心や力を込めた決意表明に大きな拍手が送られ、笑顔あふれる会となりました。

 小室さんは「1議席の重み」を強調。党道議団の実績とともに、日本共産党ならではの議会質問の迫力も紹介しました。平和への熱い思い、若い世代が安心して働けるようにとの情熱がひしひし伝わりました。

 長屋さんは、市民の方を向いていない秋元市政を厳しく告発し、除排雪など身近な要求にこたえる活動をしていきたいと強調。加藤さんは市議団の実績に触れて、「長屋さんとの北区2議席となれば、もっと大きな仕事ができる」と支援を呼びかけました。

 ステージには、「大軍拡NO」「物価高騰を何とかして」など要求が書かれた桜型シールがビッシリ貼られた3つの模造木がありました。「3人の事務所に、1つずつ飾ってもらいます」との開会あいさつ。要求とともに応援と後押しの言葉もあって、みんなでたたかう選挙にしようとの思いが強まりました。

 多くの関連団体が賛同して、実行委員会形式で開かれた「マイノリティへのヘイトスピーチをゆるさない 『人である人』集まろう 政府・杉田水脈議員に対する抗議集会」にも参加しました。会場内の写真は、報道各社や限られた方のみでしたので、チラシの写真を掲載しておきます。

 「人である人」というのは、アイヌ語では aynu neno an aynu と言います。自民党・杉田氏がブログでアイヌ民族や在日コリアンの女性たちへ侮辱・差別の投稿をしていたことが判明し、多くの批判を前に総務政務官を更迭されたのが昨年12月。今日も「ことは杉田氏だけのことではない」との発言があり、このような差別を許さない社会にしない決意からの集会なのです。

 杉田氏が触れていた国連女性会議に参加し続けてきたアイヌ女性からは、厳しく「まさに複合差別の象徴と言える発言」との声があがりました。アイヌ民族であることと、女性ということとが重なっての複合差別。杉田氏は「一般人の時の発言」と述べてましたが、本人の思想の反映であることは間違いありません。言葉遣いもひどく、とても許されない。

 「アイヌのことを、国が上から決めるのがおかしい。アイヌのことはアイヌで決めさせてほしい」「歴史を学ぶことが大事。杉田氏は、自分が何も知らないことを発言したものではないか」「今も声に出せず1人で泣いているアイヌがいる。北海道や全国の仲間でつながろう」との発言に、胸が熱くなりました。私のルーツは和人ですが、「人である人」として、いっしょに力をあわせていきたい。

 その後に駆けつけた札幌駅前での「反戦行進0225」は、最後の全員写真にて合流。見渡す限り、私が年配3人目くらいかなという世代の反戦行動でした。若い世代が明るく元気に、自分たちらしく発信している姿が本当にまぶしい。後片付けに少しだけ参加して、私もがんばろうとの思いを新たにしました。

 【今日の句】まだ自分 成長途上と つくづくと

2023年2月24日金曜日

平和の世論を束にして

 ロシアによるウクライナ侵略から1年。小室まさのり道議予定候補(札幌北区)の街頭宣伝におじゃまして、いっしょに「ロシアはすぐに完全撤退を」と声をあげました。全国の津々浦々から抗議の声があがれば、小さな1人の声でも束となり、必ず世界を動かすと信じたい。

 侵略後すぐに在札幌ロシア連邦総領事館前に立ち、戦争反対の声を上げた小室さん。地方選に向けても「1議席といえど、決して小さなものじゃありません」と、戦争反対と訴える議席の大事さを強調しました。長く労働運動などに携わってきた小室さんだけに、声をあげる意味が重みをともなって胸に迫ります。

 新聞・テレビなどを見ていると、いつ終わりが見えるのかと悲観的になります。罪もなき多くの市民の命が奪われ、親や子を失い、離れ離れにもなり、強奪・強姦など許されない犯罪もあった。奪われた命も時間も、もう戻らない。戦争は、いちど始めると簡単には終わらないことを、この1年間でつくづく感じもしました。武力で領土拡張を進め、国際法に反しても平気なプーチン大統領を、平和の世論で包囲しなければ。

 軍事力に頼り緊張を高めるアジアか、対話と友好を積み上げていくアジアか。いま前者には、大軍拡を進める日本が加わりつつあります。後者は、ASEAN(東南アジア諸国連合)の努力があげられます。経済発展が進むASEANにとって、どうしても戦争は避けたい。それだけに外交に力が入るのも当然です。 

 互いに軍事力を高めていって心配な1つは、偶発的にぶつかって後戻りできなくなり、武力を容認する国内世論が高まったとき。そうならないために、今こそ外交努力の強化を。引き続き私も訴えていきたい。

 【今日の句】武力には 未来がないと 示したい

2023年2月23日木曜日

互いに誠実に共闘を

 北海道知事選挙についての、日本共産党北海道委員会の声明が発表されました。全文は以下のとおりです。

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 大軍拡止めさせ、北海道の平和と暮らしを守るため、池田まき候補の当選と強力な日本共産党道議団の確立にむけて全力あげます

                    2023年2月23日 日本共産党北海道委員会・常任委員会


(1) 日本共産党北海道委員会は昨日おこなわれた「戦争させない市民の風・北海道」、立憲民主党北海道総支部連合会、社会民主党北海道連合などとの協議に於いて、北海道知事選挙で池田まき候補の当選に全力をあげることを確認したことをうけ、池田まき氏を「支持」してたたかうことを決めた。

 今度の知事選挙は岸田自公政権が進めている、大軍拡と大増税、「戦争国家づくり」の暴走が強まるもとでおこなわれ、北海道の平和と道民の命、暮らしを守ることができるかどうかが、最大の争点としてたたかわれる重要な意義をもつ選挙戦となる。

 池田まき氏の「公約」のなかには、「憲法と平和を守り、立憲主義を取り戻す」「防衛費(軍事費)拡大よりも、命と暮らしの社会保障費拡充を目指す」という、自民党政権とそれに追従する自民党道政と正面から対決する立場が明記されることになった。

 日本共産党北海道委員会は、大軍拡計画といっさいの戦争準備を中止させ、平和と命、暮らしを守る、道民的共同を大きく発展させるために全力を尽くす。


(2) 日本共産党北海道委員会は、池田道政を支える党道議団の躍進にむけて全力を尽くす。小樽市、札幌東区、旭川市の3現職区の議席絶対確保とともに、回復区の議席奪還をはじめ多くの選挙区での勝利をめざし、会派要件となる4人以上の党道議団をつくり、新しい道政の実現に力をそそぐ。

 知事選挙での勝利と道議選挙における日本共産党の勝利は、自民党政権および、自民党道政NOの審判を突きつけ、市民と野党の共闘こそ政治を大きく変える道であることを全国にしめすことにもなる。

 日本共産党北海道委員会は、引き続き市民と野党の共闘の再構築、前進にむけて誠実に力を尽くすものである。

                                            以上

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 市民と野党の共闘をと、これまで多くの方が努力してこられました。日本共産党だけのことを言えば、衆議院選挙で候補を取り下げる決断もおこないました。同時に、共闘を発展させる立場で率直な意見交換もおこなわれてきました。

 政治を変える道は市民と野党の共闘だと、互いに誠実にとりくんで、道をひらいていきたい。私も同じ立場で力を尽くします。

 【今日の句】道民の 顔を見ている 知事でこそ

2023年2月22日水曜日

町民とともに半世紀

 今日は東川町議選(つるま松彦候補)・長沼町議選(やぶた亨候補)告示日で、東川町は無投票当選に。私は長沼町・やぶた候補の応援に駆けつけました。頼れるベテラン・やぶた候補に、道行く車から手を振る方の姿も多い。しかし、選挙に「大丈夫」など絶対にありません。

 やぶた候補は25歳に当選してから連続12期・48年、党派を超えた町議会の大黒柱として力を発揮してきました。この4年間でも、国保料の資産割廃止、介護保険料の値上げ抑制、低所得者の下水道料金は減免継続と、町民のくらしを守る先頭に立ってきました。

 長沼ナイキ訴訟で「自衛隊は違憲」との判決が下されたのは、ちょうど今から50年前。その2年後から議員となり、長沼町の平和運動をけん引してきました。1981年の「56水害」では、田畑が海のようになったほどの被害を受けた農家の支援をと奔走されました。

 拓銀破綻やリーマンショックから地元企業を守り、WTOやTPPから農家を守り、新型コロナからいのちとくらしを守ってきた、やぶた候補。長沼町の大先輩・野呂栄太郎から続く「反戦平和」「国民の苦難軽減」という立党精神を貫き発展させてきたのが、やぶた候補だったのです。

 いま長沼町では、町立病院を診療所化する議論があるといいます。人口減少にも直面し、基幹産業である農業は水田活用交付金の削減という国の方針に「現場の実態をわかっているのか」と不満の声があがっています。町民を守る防波堤として、やぶた候補の議席が絶対に必要です。

 やぶた候補は「空知管内のなかでも、長沼町で観光入込数や新規就農者が多いのは魅力ある町だからです」と切り出し、地域おこし協力隊との連携や農業支援を力強く訴えました。具体的な提案ができるのは、やぶた候補が町内を知り尽くしてきたからこそです。

 岸田政権の大軍拡・大増税ストップへの声をあげる議席としても、やぶた候補の議席を何としても。必ず再選へ、長沼町に知人・友人のいる方は、ご支持をお広げください。

 札幌で消費税廃止各界連の街頭宣伝にも参加し、若い世代が署名に足を止める姿も目立ちました。インボイス導入による増税の話の際に、署名をしてくれる方の姿もありました。誰もが、くらしで切迫していることを痛感です。いっそう世論を広げていきたい。

 【今日の句】積み上げた信頼 次々手が振られ

2023年2月21日火曜日

五輪招致や大型開発よりも

 道が、オホーツク海沿岸の新たな津波浸水想定を策定しました。雄武町10.0m、興部町9.3mなどに、冬の「流氷津波」が重なると被害が拡大する可能性があります。各自治体の減災・避難計画に、国や道も役割を発揮すべきです。

 トルコ・シリアの大地震があり、あらためて自然災害の恐ろしさを痛感しました。北海道では、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震はいつ起きてもおかしくない状況です。日本海側も、奥尻島への津波被害をもたらした北海道南西沖地震を忘れられません。

 備えは大丈夫なのか。札幌市の水道配水管は耐震化率29%(2020年度)にとどまり、すべての耐震化には現状の計画では80年かかる計算です。沿岸自治体での避難経路や避難タワーの確保・建設、避難所での物資確保、移動困難な方への厳寒・豪雪時の避難方法確認など、きめ細かい準備が必要になります。自治体職員だけでは手がまわらないので、町内会・自治会など住民のみなさんとの日常的な確認も必要だと思います。

 どの党・予定候補も災害対策の必要性は訴えます。しかし、問題は財源。冬季五輪招致や大型開発の乱発ではなく、防災・減災の予算確保を最優先にと日本共産党は訴えていきます。

 今日も党道委員会として街頭宣伝。厳しい寒さだったものの、岸田政権の大軍拡・大増税をやめさせようとの訴えに、署名をしてくださる方もいました。

 【今日の句】何回も 命の重み 知ったなら 

2023年2月20日月曜日

もう一度立たねか

 今日は小林多喜二の没後90年。小樽・奥沢墓地にある小林家の墓(写真)は、父を亡くした多喜二が原稿料収入500円を母・セキさんに送り、建立されたものでした。墓前祭は月をあらためて実施されますが、やっぱり今日は党の大先輩・多喜二へ思いを馳せる日にしたい。

 多喜二の命は奪われても、平和・自由や民主主義を求める志は、しっかりと受け継がれています。科学的確信とともに、ヒューマニズムも揺るがずに貫いていきたい。昨日から、あらためて「蟹工船」「党生活者」を読んでいて「歩みを止めるんじゃないよ」と、背中を押された気分になりました。

 「もう一度立たねか、みんなのためもう一度立たねか」--遺体となった多喜二を前に、セキさんが語った言葉を、今日の「しんぶん赤旗」の「潮流」が紹介していました。理不尽な現実を前にも、労働者の仲間が団結して再び立ち上がる--多喜二の作品に、私も何度励まされてきたことか。

 「こんな事で一々泣いたりほえたりしていた日にゃ、俺たちの運動なんかできるもんでないよ」(「一九二八年三月十五日」)。

 ロシアによるウクライナ侵略、それにも乗じた岸田政権の大軍拡方針と、漠然とした不安も抱える今日。しかし、多喜二が拷問・虐殺された時代から、歴史は前へ進んできました。「戦争反対」「大軍拡より外交努力を」と、多くの方が声をあげています。あの時代に多喜二が立ち上がったからこそ、今の私たちの力になっています。

 2023年の私たちが声をあげることは、次の世代にもつながっていくはず。それが社会をよくしていく、いちばん確かな道です。確信もってがんばりたい。

 【今日の句】丘に立つ 多喜二の思い 今もなお

  (※この句は小樽・都通りにある「切り絵カルタ」の一枚からです)

2023年2月19日日曜日

演説会のご案内

 3月12日に志位和夫委員長を招いた演説会を開きます。会場は札幌文化芸術劇場 hitaru 、地方選の予定候補者も参加します。北海道から政治を変える大きなうねりを! ぜひ足をお運びください。

 医療・介護・福祉、農林漁業でも公共交通でも、地域のすみずみで苦難が広がる北海道。自公政権の枠内では、北海道の未来も可能性もひらけません。札幌市でも五輪招致・大型開発の流れを切り替えて、いのち・くらし最優先のまちづくりにしていきたい。その展望や政策を、当日は各弁士が訴えます。

 地方選とあわせて、国政を切りかえる道を志位委員長が話します。大軍拡に大増税、原発回帰、物価高騰には無為無策、こんな岸田政権を早く終わらせなければ。地方選で日本共産党を伸ばすことが、国政にも必ず大きな影響を与えるはずです。

 こちらで演説会案内の動画もご覧ください。当日も YouTube で見ることができます。お広げください。

 【今日の句】この時期は やっと気温も プラスかな