2022年8月27日土曜日

見透かされる自民党

 今日は伊藤りち子道議予定候補と札幌市白石区をまわり、厚別区にも足を運びました。どこでも話題は統一協会問題で、自民党への呆れや怒りも続々。この問題を岸田首相が甘く見ていたら、さらに支持率が下がるだろうと確信です。

 統一協会による被害は「私だって昔から知ってたよ」と今日も言う方がいるぐらいだったのに、政治家がまったく知らないなどないはずです。私でさえ学生時代には「原理研には気をつけよう」と言ってまわっていたほどですから、それを「知らなかった」と言う政治家に疑いの目が向けられるのも当然です。

 「これほど癒着していたなんて信じられない」「安倍元首相も広告塔だったのに、国葬だなんておかしい」「やましいことが、もっとあるはず」などなど、話が止まりません。「今こそ野党ががんばってほしい」「共産党が輝く時じゃないんですか」などの言葉も、うわべの言葉でないとも伝わってきます。

 参院選で私を応援してくれたという女性は、初めてすすめられた「しんぶん赤旗」を手に「私は無党派。共産党の言っていることに共感したから、今回は畠山さんを応援したんですよ」と話してくださいました。購読は検討するとのことでしたが、こういう方々と結びつきを強めて自公政治を変える世論を広げていきたい。明日もがんばります。

 【今日の句】ごまかせる 思っているなら 甘すぎる

2022年8月26日金曜日

領土問題は遠い話ではなく

 紙智子参議院議員と「北方領土返還要求 北海道・東北国民大会」に出席しました。ロシアのウクライナ侵略により領土交渉が進まない状況に、元島民はじめ多くの方が悔しい思いをしています。だからこそ大会を開く意味がある、と口々に主催者側から語られました。

 写真のように来賓には「北方領土返還要求」のたすきが準備され、資料とともに択捉島や野生馬がプリントされたウチワ、四島を示す小さな餅4個なども。大会決議では「北方四島の一括返還に実現に向け、毅然たる姿勢で外交交渉に臨むこと」「北方四島周辺水域における安全操業を確保すること」など6項目が掲げられました。

 元島民代表の発言は、択捉島に住んでいた向田典子さん。8月28日に旧ソ連兵が上陸して自宅に入り込み「没収」の名で収奪され、その後に樺太へ追い出されていった屈辱を語られました。その間に多くの島民が亡くなり、故郷へ戻れない悔しさの言葉が、今のウクライナ侵略と重なって聞こえます。力にモノを言わせる覇権主義を、早く終わらせなければと痛感します。

 札幌の大学に進学した、根室市出身の学生さんのスピーチも胸に刺さりました。高校まで友達とも当たり前のように話していた領土問題は、札幌に来ると町には「領土返還」の言葉も見当たらないし、友人と話しても「北海道の右のほうでしょ」「この島は何て読むんだっけ」との反応にガッカリしたようなのです。

 しかし、この学生さんは「私だって尖閣諸島や竹島のことは、北方領土ほど熱を込めて話せません。めざすゴールを明確にすることや、知識量を増やせるような発信をいっしょに進めましょう」と呼びかけました。まずは北海道で誰もが領土問題を語れるようになってこそ、返還の世論も大きくなるはず。元島民の平均年齢も86.7歳(今年4月)です。北海道の政治家の1人として、私も力を尽くさねば。

 札幌を基点に活動していると「根室に行く」という表現を使います。学生さんが言うように札幌では千島問題が自分事でなく、根室や道東地方の問題ともとらえられがちです。しかしウクライナ侵略でも明らかなように、領土を奪う・奪われるというのは国あげての大問題のはず。国境画定=平和条約に至っていないもとでも、漁業や墓参をはじめ数々の努力があったことを、どれだけの道民が知っていることでしょう。

 しっかり北海道の政治課題として位置づけ伝えているかと、あらためて自問した大会でもありました。

 【今日の句】不当だと 国際世論に 高めねば

2022年8月25日木曜日

身近な地方議員を増やしたい

 日本共産党北海道委員会では、全道の地方議員らが住民要求を掲げて、道や国出先機関などへの交渉を毎年おこなっています。23日、道開発局とJR北海道への要請には私も参加しました。

 生活・労働相談、住環境・自然環境にかかわる要望、自然災害からの復旧と今後の備え、福祉・教育・人権にかかわる課題など、多くの要望が地方議員のもとには寄せられます。地に足つけて苦難軽減の活動を、ずっと続けている日本共産党だからこそ寄せられる声です。

 いち自治体だけでは解決できない課題もあり、各振興局への要請を積み上げて、今回のように道への要請とすすめます。内容によっては、国への要請も今後おこないます。1つの課題解決に何年もかかるものもありますが、このように粘り強く取り組むからこそ変化はつくれるのです。

 道開発局には河川の洪水対策や、掘削時に出る土の有効活用など、いっしょに知恵を出して前へ進める要望もおこないました。一方で、国と札幌市が進める都心アクセス道路事業の中止を求めつつ、現状を明らかにするうえでのやりとりもおこないました。

 そこで明らかになった1つは、今後の事業費が膨らむ可能性が「ありうる」と回答した点。すでに3年前の1000億円から1200億円と増えており、物価や人件費の上昇を考えれば事業費高騰は必至なのです。財源の面からも、事業の必要性からも、着工前の今の時点で中止の決断をすべきです。

 JR北海道では駅舎などにかかわる整備の要求が中心となりました。同時に、地方路線の維持・存続もくりかえし訴えます。赤字路線の廃線問題は全国的課題でもあるだけに、あらためて路線を維持する国の責任と役割を求めていきたい。

 来年の統一地方選で、日本共産党の議席を増やさなければと痛感します。いま必要なのは、住民の味方として揺るがない議員の存在。私もいっしょに広げていきます。

 【今日の句】住みやすい町へ 何度もあきらめず