2017年11月23日木曜日

身近で、わかりやすく

 今日はまず党石狩地区の「つどい」へ、なんと会場いっぱいの100人超! 夜は「ママの会」の集まりにもお邪魔しました。

 石狩地区の「つどい」ですが、私から約1時間、国会情勢や日本共産党の綱領をふまえて「他党と何が違うのか」を紹介。

 事前に寄せられた質問にこたえて、憲法9条を持つ対話・外交は十分できることや、日本共産党の宗教への考え方なども含めて、多岐に渡る話をさせていただきました。

 私が今回、特に紹介したかったのが1976年の臨時党大会で決定した「自由と民主主義の宣言」。

 「共産党」という名前だけで、中国や旧ソ連の一党独裁などを連想するという方が多くいます。

 私もその1人だったわけですが、考えをあらためる契機となった1つが、この「宣言」なのです。

 日本における民主主義の歴史をふまえ、今日的な「人間の自由」が侵害されている現実を告発し、日本共産党は将来にむけて3つの自由(①生存の自由、②市民的政治的自由、③民族の自由)の発展・開花を展望しています。

 当然、複数政党制は維持するべきだし、旧ソ連のような国民を弾圧することなどあってはならない。

 本文はこちらをご覧いただきたいのですが、この内容が今の綱領にも反映して、将来の日本においても発展・開花させるべきものと位置づけています。

 善意から「政党名を変えては」と話される方がいらっしゃいますが、このような中身をまずは知っていただきたいのです。

 集団的自衛権や憲法改悪、共闘の今後など、いろんな質問も出されて、意見を交流するというより私が話をする時間が多かったことは反省(苦笑)ですが、こういう機会を大小を問わずに広げていきたいですね。

 夜の「ママの会」の集まりでも、総選挙の結果についてなど述べさせていただきました。

 話のなかで大きなテーマになったのが「どうやって政治を身近に感じてもらうか」。

 わかりやすい言葉、ふだんからの働きかけ、日本共産党としての努力、職場教育・学校教育‥‥政治を話題にすることや「自分のこと」として受け止めてもらうために苦労されている話が次々と出されました。

 「仕方ない」「政治は変わらない」と思っている方へ、どう何を伝えるか。

 投票率が大幅に上がらないのは、願いを託せる選択肢が見えないからだとも思います。

 いろんな方法で、日本共産党自身のことも伝えていかなければ、です。

 それでも今回の総選挙は、北海道で言えば、小選挙区で自民党を拒んだ結果が多く生まれたし、さらなる努力で勝てた選挙区だってあったわけです。

 政治を変えたいと思っている方は確実にいるなかで、まず、そういう方々に日本共産党を知ってもらう。

 いまは自民党を支持されている方のなかでも、仕事などの関係から応援している場合もあるんだし、新しい政治のもとで仕事や社会はどう変わるかも示していかないと。

 まずは日ごろの結びつきを大事にする、当たり前のことをしっかりしなければ。

 【今日の句】 普段着の 言葉で政治 語れれば

2017年11月22日水曜日

つどって語ろう

 今日は札幌西区・琴似後援会による「日本共産党を語る会」へ、田中けいすけ札幌市議とお邪魔してたっぷりと共闘について意見交換しました。

 いま日本共産党は、このような「党を語るつどい」を各地で開く方針でいます。

 どのような政党状況になっても必ず選挙で日本共産党が前進するためには、①日常的に党の綱領・歴史・理念などを知ってもらう、②党の自力をつける--ことが大事と考えてのこと。

 田中市議からは札幌市政を中心に約20分、私からは国政の状況と「日本共産党は他党と何が違うのか」について綱領をもとに約40分ほど話しました。

 私から強調した点は、①米国いいなりと財界・大企業優遇という、自民党政治の根本から変える道筋を持つ党、②党の方針として統一戦線で政治を変える方針を持つ党、③草の根の組織を持つからこそ、ぶれずにがんばれる党--という角度を中心に、日本共産党そのものを語りました。

 もちろん総選挙でのお礼や力不足、さまざまな反応や特徴なども交えながら、です。

 その後は自由に意見を交換したのですが、ほぼ「市民と野党の共闘」についてが占めました。

 短期間の選挙で、党員・後援会員のみなさんが対話や宣伝に奮闘されている様子もうかがいました。

 一方で、党の議席を失くしたガッカリ感や、本気の共闘になるにはどうすればいいのかなど、本音や疑問も率直に語られました。

 議席を失うことになった結果に、本当に申し訳ない思いです。

 総括は総括でしっかり行うべきですが、共闘は大きな財産になっていると思います。

 北海道で言えば「憲法9条の改定に反対」などが盛り込まれた協定書を確認しましたし、共闘が威力を発揮していくには、まさにこれからの活動にかかっています。

 自民党は議席の上では多数を得ましたが、実態は野党の質問時間削減を提案することに見られるように、安倍政権として追及されたくない逃げの姿勢がハッキリしています。

 党として力をつけつつ、世論と運動を早くに広げないと。

 明日は江別市での「つどい」があります。

 【今日の句】 じっくりと 語れば進む 力わく

2017年11月21日火曜日

このまま放置していいのか

 鉄道会社は安全第一に--この間、発覚してきたJR北海道施設での「落下物」調査に足を運びました。

 党道議団(真下紀子・宮川潤・菊地葉子・佐野弘美)と橋本美香・党厚別区委員長とで向かった先は、今月、落下物があった札幌市厚別区の高架下。

 6日には、市道交差点で重さ2・5キロのコンクリ片が、軽自動車を直撃。

 8日には、国道交差点でサビ片が落下して、車のフロントガラスに傷。

 党道議団の求めに応じ、JR北海道は今年だけで20件、2013年から42件の落下物があることを明らかにしました。

 2月に、小樽市で最大重量7キロの排水管2個。

 3月に、旭川市で同8・2キロの排水管。

 4月に、白老町で外壁材10キロ。

 6月に、札幌市手稲区で18キロもの転落防止策1枚。

 JR北海道は施設の老朽化など明らかにしていたものの、ここまで連続すると資金がないなど言ってる場合ではありません。

 これまで国からの財政支援を受けて、どのように対策を講じてきたのか説明する責任が問われます。

 命をあずかる鉄道会社として、このまま放置していいのか。

 それは国の姿勢としても問われなければなりません。

 根本は、国鉄の分割・民営化によって予測された財政的困難を、責任を負うことなく今日に至りました。

 高架下を注意して見れば、腐食が進んだところや「うき」(浮き?)と印がついているところも。

 北海道の実態は深刻ですが、全国的にも同じような状況はないのでしょうか。

 急いで調べなければ。

 【今日の句】 安全と 命の重みを いま一度

2017年11月19日日曜日

届け、この北海道の熱い思い

 寒さに負けない北海道。銀世界となった札幌・大通公園で、総がかり実行委員会の集会には300人!

 毎月19日の集会とアピールパレード(さすがにパレードは中止となりました)ですが、昨日からの雪に加えて気温表示は-2℃。

 平和フォーラムの難波事務局長からは「総選挙で自民党は多数を取ったが、国民全体からすれば支持は少ない。3000万人署名をすすめよう」と呼びかけがあり、憲法改悪反対共同センターの道労連・黒沢議長は「トランプ大統領から言われて安倍首相は武器を買い、一方で社会保障予算を減らすなどとんでもない」と厳しく指摘しました。

 空気は冷たくても気持ちは熱く、呼びかけに「そうだ!」の声も飛び交いました。

 このような積み重ねが総選挙での共闘を生み出し、北海道では定数20(小選挙区12+比例8)のうち共闘勢力が4割(8議席)を占めることとなりました。

 やればできる。

 必ず政治は変えられる。

 そのためには日本共産党も、さらに力をつけないと。

 ありがたいことに今日も「次はがんばろう」と声をかけてくださる方が多く、さらに私も馬力を出さないと。

 ちょっと風邪気味でしたが、昨日は小6の娘の学習発表会を見て、わが家の車のタイヤ交換(間に合った!)もして、ぐっすり寝たら今日は体調ばっちり。

 今週は、党を語る集いなどが相次いでいて、急いで準備もしています。

 せっかくなので国会の経験や、道内各地をまわっての思いなども交えながら日本共産党のことを自分の言葉で伝えよう、と。

 各地で聞いた要求も国会へつなげるし、運動をされている団体・個人のみなさんとも話し合いを重ねたい。

 やればできるし、必ず政治を変えるんです。

 【今日の句】 心まで 真っ白のよに 生きれれば