2018年9月8日土曜日

現場で知る事実が多い

 今日は高橋千鶴子衆院議員が北海道入りし、沈下が激しい札幌市清田区、山崩れの現場である厚真町へと足を運びました。宮川潤・菊地葉子・佐野弘美の道議とともに、清田区では吉岡ひろ子市議予定候補、厚真町では伊藤富志夫町議とでまわりました。

 報道でご存知の方も多いと思いますが、札幌市清田区・里塚地域の地盤沈下は想像以上でした。右の写真でわかるでしょうか、マンホール(というより暗渠だと思われます)が飛び出したのでなく、私たちの身長ほど周辺が沈下したということなのです。

 ここはもともと沢でした。それが証拠に、このマンホールの蓋には「河」というマークが大きく書かれています。先ほど暗渠と書いたのは、そのような理由です。

 ご近所の方の話を総合すると、造成する時に水を抜いて埋めたときの土がゆるく(火山灰?)、当時は「大丈夫」と言われていたものの何年か経って道路が下がっていくのがわかり(水たまりができていくからです)、市道ですから市へも話していた方もいたそうです。これまでの経過を検証する必要があります。

 同時に、周辺の方々にとっては今後の住まいが大きな心配。ある方は市営住宅に、ある方は親戚の家へといったん移っていますが、共通して出されたのが学校への通学でした。地震が起きてから札幌は小中学校は休校ですが、月曜日から中学校に通う子を持つお母さんは「何とか今後、通えるところで家を見つけたい」と話され、来年小学校に入学する子を持つお母さんは「急いで工事をして、ここに住めるように」と強く訴えられました。

 この地域は「地盤が弱い」というより、埋めた時の土がゆるかったのではないか、ということが本質かもしれません。今も沈んだ方へ引っ張られている(傾いている)という家もありました。札幌市の調査がない家もあり、さっそく党市議団を通じて連絡を入れて、職員が訪問することになったと聞きました。住んでいる方が先を見通せるように、原因と方法も明確にしての緊急工事、その見通しを住民に知らせるとともに、当面の居住対策(市営住宅は50戸用意するとしています)や通学の保障を急いで検討する必要があります。

 厚真町では町役場を訪れ、宮坂尚市朗(みやさか・しょういちろう)町長が時間を割いて状況を話してくださいました。この時点でも安否不明が8人おられるなか、懸命な救助のもと「私も覚悟を持って」と話され、「昨日までいっしょにご飯を食べていた家族が‥‥」と述べた後に言葉が詰まった町長さん。聞いていた私たちも胸が苦しくなりました。本当につらい時間を、町民も町長さんも過ごされてきたんです。

 いま町として、▼町職員100人では長期の体制は取れないため、代替職員や復旧の際の専門的技術者の派遣、▼ボランティアセンターも人の動きを仕切れる経験者、また社協職員を休ませることができる体制、▼応急・復旧・復興などのステージに合った専門的な力、▼すべての家屋の復旧に向けての民生支援、などの要望を受けました。医療は赤十字や苫小牧からの応援もあり、食料も届けられるもののほか商工会による炊き出しなどもおこなわれていました。

 近くの避難所では、家族を亡くされた方と偶然、話を聞くことができました。探してもらったことへの感謝とともに、苦しいのは今みんな同じ、という気丈な言葉が重かったです。具体的にいろんなことを聞きましたが、まだ捜索中でもあるのですし、私は書くのを避けます。避難所のなかではプライバシー保護やトイレの問題が、以前に聞いた要求とも同様にお聞きしました。受付にいた町職員は「経験を持っている道職員などが来てくれて、とても助かっている」と話されていました。災害対応の経験ある方を、道がイニシアチブを発揮して組織してほしいし、東北地方を中心に応援が入り始めていることも現場でありました。

 宮坂町長さんからも行ってほしいと言われて、吉野地域と富沢地域に行きました。私が来た一昨日は近づけませんでしたが、救援が進み土砂をよけることができて通った道を行ってビックリ、道路の左右が土砂の壁となっているほどなのです。実際に現場へ行き手を合わせ、大木や土砂が一気に家を飲み込んだのだろう当時のことを考えたら胸が痛みました。

 伊藤町議によれば、厚真町も長雨が続いたために山の地盤が緩んでいた可能性があります。そうでなければ、あれだけ同時多発の山崩れが起きるものでもないでしょう。治山のあり方も今後、検討すべき必要な内容があります。

 まだ救助作業中の現場では、偶然にも伊藤町議と知人の自衛隊員さんがいました。地域の運動会で楽しく競い合った仲で、厳しい環境のなかで一瞬、笑顔が交わされました。町民のくらしを知っている隊員さんらしく、救助のポイントもやみくもに掘るのでなく、その人が生活に必要としていた部分を見つけたら優先的に探すことをしていると教えてもらいました。隊員の疲労もあるでしょうが、私たちからも敬意を表しました。

 明日は紙智子・岩渕友の両参院議員とともに、むかわ町・安平町へ行きます。聞いたことは、しっかり反映させます。

 【今日の句】人の手が あたたかいんだと 知る日々に

2018年9月7日金曜日

支援にも「心」が伝わるよう

 今日は紙智子参院議員と酪農調査や道難病連へ。党道委員会で対策本部も立ち上げて、全道の党地方議員などからの情報も集中しています。

 とはいえ依然として全道での停電が解消されず、広い北海道のすみずみで何が起きているか、どんな要望があるのか掌握が難しいのも事実。SNSの書き込みは真偽の見定めが必要ですが、いろんな状況を知るうえでも重宝しています。私のブログも、どんな形でもいいので誰かの役に立ってほしい。

 停電によって苦しんでいるのは酪農家や。難病患者・障害者です。酪農は加えて、水がなければ牛の飲み水がないし牛舎も洗えません。停電により搾乳機が動かせず、搾れなければ乳房炎にもなりかねません。自家発電を持っていない農家は自己調達したり、農協などの電源車を待ったりと、それだけで時間が割かれてしまいます。

 さらに搾った乳も冷やせなければ品質も落ちるため、廃棄しなければいけなくなるのです。今日、薮田亨町議の紹介で伺った長沼町の酪農家も「搾りながら悔しい思いだった」と話されていました。経済的な損失だけでなく、その切なさが伝わってきて苦しい思いになりました。この様子を見ていた小学生のお子さんは、どのように感じたのか聞いてみたくもなりました。

 道難病連では増田会長らから、地震直後からの苦労をお聞きしました。道難病連センターでは宿泊もでき、当日も12人が泊まっていたとのこと。地震で飛び起きて駆けつけた増田さん自身も難病の身ですが、水や食料をかき集め、避難所をいっしょにまわり、一方で全道患者からの情報などを一身に引き受けていたのです。本当に頭が下がる思いで話を聞きました。

 それだけに行政の親身な支援が(今も)必要だと話されました。増田さんやスタッフ自身が難病を抱えているだけに、倒れてしまっては元も子もありません。本来は福祉避難所が設置されてれば負担は軽減されるはずですが、それも実施されずじまいでした。それならそれで畳の部屋や車椅子対応の風呂などもある、このセンターを使えるようにしてほしいと要望してきたそうです。それは同時に、難病を抱えるスタッフだけに頼らず行政の責任が問われる課題だと痛感しました。

 あらためてセンターの中も見ましたが、ゆっくり落ち着けそうな和室や入浴環境です。ただ健常者でさえ食料確保が大変な現状で、難病患者が長時間、店の前に並ぶこともできないわけです。ここに行政の支援ポイントがあると思います。震災対応のマニュアルがあるのであれば、しっかり難病患者の拠点を守ることに力を尽くしてほしい。

 話は前後しましたが、道庁からの現時点での聞き取りと情報交換をおこないました。宮川潤道議が同席しました。私たちが各地をまわって得た情報も隠すことなく、こういう時は行政も議会もいっしょになって解決していくことが必要だと思うのです。私からは、▼自治体職員を支える人的支援、▼良し悪し含めて見通しが持てる情報発信、▼罹災証明や医療など専門家の集中、▼避難所のトイレ対策--などの状況を伝えました。少しでも改善されるよう願っています。

 明日は高橋千鶴子衆院議員が北海道入り、液状化の地域や厚真町をまわる予定でいます。ところでわが家も今夜、電気が復旧しました。小1の子はムダな電気を消すのに一生懸命になっていました。早く全道の復旧を願うばかりです。

 【今日の句】こんな時 あたたかさって 知るもので

2018年9月6日木曜日

安平町・厚真町で聞いた声と願い

 各地で亡くなられた方がいる大地震。心からのお悔やみと、一人でも多くの方の無事を祈るばかりです。

 午前3時過ぎの地震に私も目を覚まし、朝に泊まっていた洞爺湖町を出発。本当は今日・明日と西胆振地方をまわる予定でしたがキャンセルし、安平町・厚真町をめざしました。まわる予定だった地域には、日を改めて必ず行きます!

 なお西胆振も室蘭市などで震度5弱を記録するほどですから、党地方議員のみなさんも朝から地域を回っていました。また私の移動も事務所スタッフの運転あってこそです。この連帯した力で成り立っている日本共産党の活動なのです。

 途中で党室蘭地区・苫小牧地区にも寄り、激励や情報収集。ガソリンスタンドやスーパー・コンビニには長い列もできていて、物流機能と何より電気の回復が急がれると痛感しました。この時間も北電の現場の職員は必死だと思いますが、できる限りの対応を願うばかりです。

 安平町では、避難所になっている追分公民館で三浦恵美子町議と合流。すぐ近くで家の壁が落ちた方を訪ねました。スッポリ壁が抜けていて、明日からの雨の予報が心配となります。すぐ移れる知人の空き家を探していることや、夜は怖いので避難所に行くことなどを聞きました。罹災証明や今後の住まいについて私からも話し、三浦町議とも相談しあうこととなりました。

 避難所で、いろいろな要望や地震発生のときの葉梨を伺いました。「隣の部屋の孫から『じいちゃん助けて』と聞こえて驚いた」「新聞配達に出た時間に、足下からぶあーっと揺れた」「とにかく家は足の踏み場もないほど。わやだ」

 「わや」というのは北海道弁で「めちゃくちゃ」という意味です。今日1日で何度も「わや」と聞きました。本当に大変な思いをされてきたんですね。胸がつまります。

 移動しながら町を行くと、屋根から崩れた家や道路の陥没も目立ちました。震度7だった厚真町に近づくにつれて、その箇所が目立ってきます。慎重に運転すれば進めますが、停電のなか夜に車を走らせたら絶対にパンクや乗り上げるほど道路に亀裂が入り、10cmほどの段差になっているのです。盛り上がっている箇所もありました。

 伊藤富志夫町議と合流し、たまたま道路の段差を写真を撮っていたら「うちの庭も見てくれ」と声をかけられました。お邪魔したらビックリ、家から庭まで(犬小屋の中も)断層が走っているかのように亀裂が入り盛り上がっています。地震保険に入っているので何とかしたいと話されてましたが、行政の支援を必要としてる家は多いと痛感しました。

 避難所の厚真中学校には、ざっと見て70~80人の方が避難されていました。要望を聞くと「とにかく水と電気」「戻って夜に何か起きたら心配」など、まずは目の前の不安を解消してほしいとの思いが次々。食事の提供も19時頃との予定でしたが見通せず、自治体職員の対応も明らかに人手を必要としているのがわかります。北海道や近隣自治体から職員派遣など応援が欲しいと思いました。

 実はこの時に初めて、厚真町の土砂崩れの写真を、配布されていた新聞号外で見ることができました。ずっと移動などでテレビを見れずラジオから聞こえはしていたものの、これほど大規模な土砂崩れなのかと驚きました。

 消防や自衛隊などの救援をしているため近くには行けませんが、少し離れた場所からでもよく見えます。滑るように崩落し、悲しいことに土砂に飲まれた家も見えました。伊藤町議によれば、土砂崩れがあった吉野地域などは昔からの農家が住んでいるそうです。田を開拓して自宅を山際に建てて、これまでも小さな被害は納戸も起きていたために伊藤町議も質問してきたそうです。少しずれた山肌にブルーシートがかけられていて、昨年の土砂崩れを抑えていたものだそうです。ともかく今は一人でも助かってほしいと、心から願いました。

 まだ書いてないこともありますが、引き続き連絡も取り合って道や国へも反映させたいです。紙智子参院議員も空路で札幌に入り、調査しています。道は災害救助法の適用を申請したので、水や食料などは各地で戸惑うことなく支給されるよう進めてほしい。くらしや住宅などは今後、きめ細かい支援がされるよう橋渡しの役割も果たしたい。

 まずは今夜、疲れている方はお休みください。札幌の我が家は今だ停電中ですが、みんな無事でホッとしています。子どもたちには、こういう時にこそ命や地域のつながりなどの大切さを感じてほしいと思っています。

 明日は今日より、少しでも不安が減る1日になりますように。

 【今日の句】つながって 少しは不安 減るように

2018年9月5日水曜日

地に足つけた政治を今こそ

 この3日間は西胆振地方キャラバンで、今日は豊浦町。昨日からの台風被害が心配です。

 山田秀人町議や宣伝カーを運転してくださった立野広志・洞爺湖町議の話では、各町も調査中なのですがトウモロコシの倒伏が見られるとのこと。札幌から中山峠を経由して来たのですが、確かにトウモロコシは倒れてました。余市町や仁木町などの果樹も心配です。党議員からも情報をもらい、必要な対策は要請していきたいと思います。

 さて豊浦町ですが、なかなか行けない礼文華・大岸地域にも足を運びました。礼文華では山田町議のご親戚がいらっしゃって最後まで演説を聞いてくださいました。本当にありがたいです。

 朝日台の会館では「つどい」を開き、町政・国政とも多くの意見や要望が出されました。「アメリカから言われたら何でも武器を買う安倍政権はひどい」「がまんてきない。来年の参院選で必ず畠山さんを勝たせたい」「この町は国民年金で暮らしてる人も多い。実態を政治家はわかっているか」などなど、本気で政治を変えようという思いが交わされて、私も気合いが入りました。

 ところで西胆振には伊達市があるように、宮城県出身の方も多いのです。宣伝をしていたら通りすがりの写真の方もそうで、しかも桃生町! 生まれ故郷が石巻市の私とも会えたのは何かの縁ですね、と笑いながら話しました。お近くの商店にも宮城県出身の方もいるのですよ。

 明日は洞爺湖町・壮瞥町・伊達市とまわります!

 【今日の句】今晩も 雷雨が襲った 洞爺湖です

2018年9月4日火曜日

北の大地を汚すな

 北海道にも台風が近づくなか、日米共同訓練でオスプレイ補給拠点とされている帯広市へ、紙智子参院議員と調査・懇談に入りました。

 佐々木とし子道議予定候補、稲葉典昭・杉野智美・播磨和宏市議とともに、市役所や帯広防衛支局、駐屯地周辺の小中高校をまわり、実際に学校へ通うお子さんを持つ保護者の方々との懇談の機会も持ちました。大平亮介・市議予定候補が作成した上空からの写真が話題になり、「こんな学校の近くにオスプレイ?」と話題に。党市議団の調べでは半径3km以内に小中学校12校が存在し、市内の児童・生徒総数の約4割にも及びます。さらに幼稚園や高校・大学などまであるのです。

 降って沸いたようなオスプレイ飛来に、とまどっているというのが多くの市民の実感なのだと思いました。オスプレイについて知る保護者からは「事故が起きたら誰が責任とるの!」と怒りの声があり、おぼろげに不安を持っていた方も「どうすれば止めることができますか」との声も。知らぬ間に着々と事が進むとはさせてはならないのです。

 帯広防衛支局では、防衛省本省から来ていた職員に再度オスプレイ反対と伝えつつ、現時点での状況を聞きました。情報公開に努めるとしつつ、飛行日時は「訓練した日の夕方に『本日の実績』と『明日の計画』を知らせます」と、要は前日夕方にならないとわからないと言うのです。これは昨年とも変わらぬ答弁です。

 離発着は毎日かと聞くと「毎日」と答えました。それじゃ今の時点でも大体の目安はあるのではないのか。これで「情報公開に努める」と言われても信用できるでしょうか。

 そもそも日米合同委員会の(あまりに不十分な)合意を引き合いに「米側も遵守する」との保障も、これまでの事例を見れば信用できません。遵守するなら、沖縄で事故後すぐ飛行再開などないんですから。参加した誰ひとり納得できませんでした。

 夜は憲法改悪反対共同センターの緊急集会に参加して、今日一日の調査について報告。十勝管内だけでなく矢臼別平和委員会「花いかだ」のお2人も参加されていて、どこでも心配されているんだと痛感しました。何しろ防衛省からは「北海道は良好な訓練地」と日ごろから聞いているだけに、どこでも北海道の大地を汚すな!との思いがあふれています。

 紙議員ともども国政へ反映できるよう、私も力を尽くしたい。北の大地を汚すな!

 【今日の句】道民で 誰が歓迎 してるかと

2018年9月3日月曜日

立憲主義はどこに行った

 安倍首相が自衛隊高級幹部会合で、改憲への意欲を見せたと報じられました。憲法第99条の憲法尊重擁護義務をふみにじってないでしょうか。

 報道によれば、この会合は毎年おこなわれていて今回は180人ほどが出席。安倍首相は「自衛隊員の歩みを振り返ると、心ない批判にさらされ、悔しい思いをしたこともあったかもしれない。自衛隊の最高指揮官、同じ時代を生きた政治家として、じくじたる思いだ」と述べたようです。

 自衛隊の最高指揮官とは、まさに総理そのものです。シビリアンコントロールの最高責任者として統制することが職務だと思いますが、なぜ「じくじたる思い」という心情を表明する必要があったのでしょう。また「心ない批判」とは何を指すのでしょう。法治国家の日本で、憲法の規定にもとづいて自衛隊について議論することまで「心ない批判」と受け止めているのなら、安倍首相が立憲主義を理解していない(今に始まったことではないですが)証ではないでしょうか。

 秋の臨時国会で、安倍首相は自民党として改憲案を提出すると表明していました。その意欲を、あらためて自衛隊高級幹部に向けて示すような発言が許されると思っているのでしょうか。かなり前のめりで、かつ危険さを私は感じました。

 月曜の朝は宣伝からスタート。報道は自民党総裁選が多くなっていますが、第二次安倍政権を振り返れば労働者の実質賃金は上がらず、税金・保険料などの庶民負担は増え続け、地域社会の疲弊も止まりません。くらしをあたためる経済政策へ、おおもとから変えようと呼びかけながら、安倍首相の改憲姿勢の危険さについても私から述べました。

 明日は帯広市へ紙智子参議院議員と、オスプレイもともなう日米共同訓練の調査・懇談などをおこないます。ちょっと天気が心配ですが‥‥。

 【今日の句】万能感 もった総理の 危うさよ

2018年9月2日日曜日

しっかり耳を傾けて

 今日は北広島市での演説会。来年の市議選で日本共産党3議席確保と、参院選での勝利・躍進を力を込めて訴えました。

 永井もも・山本博巳・板垣恭彦の3市議が、それぞれ議会報告や決意表明をおこないました。この間の実績をまとめた文書も配布されていて、保育料の値下げや小中学生の通院費負担軽減、水道料金値上げストップ、福祉避難所の設置など市民生活に密着した活動をされてきたことがよくわかりました。引き続き3議席確保を!

 北広島市で今の大きな話題は、日本ハムファイターズのボールパーク構想。周辺の自然環境保持やアクセス道路の建設費用などなど、さまざまな問題があることも報告されました。経済効果ばかりを求めるのでなく、市民合意、市民の納得のうえに選手も試合ができてこそ力が発揮されるのではないでしょうか。

 来賓として北広島9条の会、市民連合北広島の塩崎さん、西の里・虹ヶ丘9条の会の佐藤さんから、ごあいさつをいただきました。日本共産党の演説会で、市民のみなさんが話してくださるのは嬉しいことです。市民のなかでの会話、若い人の声に耳を傾ける大切さなどに触れたお話を、多くの方が共感されながら聞いたのではないでしょうか。

 私からは沖縄知事選で玉城デニーさん必勝を呼びかけ、安倍政権のウソとごまかしぶりを批判し、日本共産党を大きくして野党による新しい政治をつくろうと訴えました。特に日本共産党のもつ力として「自民党政治を根本から変える方針をもつ党」「市民と野党の共闘を追求する党」「自主自立の平和外交をすすめる党」の角度から話しました。私自身も前職の経験を生かして、国会へ戻って奮闘する決意を述べました。

 集中して話を聞いてくださり、訴える私も力が入りました。帰り際には多くの方から「がんばるからね」と声もかけていただきました。このような演説会や、各地の党と後援会による秋の「まつり」が開かれていきます。各地でお会いできることを楽しみにしています。

 【今日の句】秋晴れだ 空気もご飯も おいしくて