2019年5月18日土曜日

やめよう戦争、なくそう核兵器

 1958年にたった一人で歩き始めた平和行進。全国で歩き続けて61年、今日の札幌行進には私も参加しました。暑かった!

 5月6日に礼文島を出発した幹線コースはじめ、北海道は網の目の6コースで行進が続けられてきました。各自治体を訪問し、首長・副首長さんから寄せられたヒバクシャ国際署名への賛同は143(今年3月)にも。道内179自治体の約8割にものぼります。

 署名のお願いなどとともに、各町を行進しながらアピールして歩くのです。北海道から東京への通し行進者である丸宗市さん・矢部常次さんとお会いしましたが、お2人とも疲れも見せずに元気! 矢部さんは「北海道を歩いてから、まだ1日も雨に当たっていない」と喜ばれていました。

 今朝は札幌の幹線コース(野幌森林公園を出発)から私もスタートし、お2人といっしょに国道沿いを歩いてアピール。遠くから手を振る方、途中から参加してくださる方などがいて、本当に励まされます。最初の頃たった一人で歩いていた方は、どのような気持ちだったのかな‥‥と、ふと考えもしました。

 このような粘り強い取り組みが広がり、世界にも働きかけて2年前に核兵器禁止条約が実現したのでした。数十年も声をあげてきた方の万感の思いを考えれば、ここで足を止めるわけにはいきません。やっぱり日本政府が、この条約にサインするように私も声をあげていきたい。核兵器はなくせるんです。

 いったん幹線コースを外れて札幌西コースへ。手稲区・西区から引き継いで中央区・円山公園からスタートする隊列に加わりました。各地で日本共産党の議員・地方選候補が参加をしていて、厚別区では橋本みかさん、中央区では小形香織市議・森つねとさんがいっしょに歩きましたよ。

 途中に通った大通公園はライラックまつりの真っ最中。ライラックまつりも、何と今年で同じ61回目。多くの方が来てにぎわっていました。このにぎわいも、平和あってこそ。核兵器廃絶の思いを共有できればいいなと思いながら歩きました。

 丸山穂高衆議院議員(元・維新)の「戦争で領土奪還」発言があったり、安倍首相が再び改憲論議をけしかける発言をするなど、核兵器廃絶を願う世論とは逆の方向に向かう今の政治状況。参議院選挙では平和へ進む道筋も訴えながら、安倍改憲を止めるために力を尽くしたいです。

 【今日の句】歩くほど 平和の道が 固まって

2019年5月17日金曜日

とことん食を大切に

 今日は当別町の農家におじゃましました。開拓から5代続いてきた農家で、息子さんも前の仕事を辞めて後を継ぐことにしたとのこと。うれしいですね。

 写真撮影も兼ねての懇談でしたが、カメラマンの存在を忘れるほど今の農家をめぐる状況で話がはずみました。「この集落も昔は100戸ほどあったけど、今は半分。政府は大規模化を進めようとしているけど、その分の設備投資をすれば借金が増える。見通しが持てないから、農家をやめる人が後を絶たないんです」との話を納得しながら聞きました。

 ちょうど畑は秋まき小麦が青々と育っていました。昨年は低温・長雨の影響もあって作況が悪かっただけに、よい天気が続いている今年への期待も大きい。「でも『青田を喜ぶな』という言葉があるんだよ」と教えてもらいました。収穫の直前まで何が起こるかわからない。自然を相手にした農業の重みを、あらためて知る懇談ともなりました。

 ところで後継となる息子さんは、公務員を退職して戻ってきたとのこと! 「収入は半分になるけどな」と笑うお父さんに対して、息子さんは「親の姿を見ながら育って、やっぱりやりがいがある仕事だと思って」と話をされていました。こういう思いで、どの農家のみなさんも農作業に向かわれているんですよね。

 TPPや日欧EPAなど、日本政府は日本の農家が苦しむとわかっていても農産物の輸入を拡大し続けてきました。そして今度は日米FTA。「こういうことが続けば、また見通しが持てなくなるんだよ」の言葉は重い。食料自給率だって今は38%しかありません。国民の食料を他国にゆだねて、いざ「日本には輸出しないよ」「ほしかったら高値で買ってくれ」などとなったときに、どうするというのでしょうか。

 今日から3日間、札幌ドームでは嵐のライブがおこなわれます。開場前に宣伝したのですが、道外から来ている方も多く、私から北海道の食と農についても触れて話しました。札幌会場でのグッズカラーが黄色ということもあり、ツイッターでは「札幌黄色」がトレンド1位を記録。札幌市民で気づいた方もいると思いますが、「札幌黄」ってタマネギのこと?と話題になったのです。

 このことにも触れて、北海道の食と農についても、この機会にいろいろと知ってくださいと呼びかけました。ちなみに札幌黄は肉厚で柔らかく、糖度と辛みのバランスがよく加熱後は甘みが強くなります。札幌市民でも食べる機会はそう多くないのですが、こういうことを通じて生産現場の努力と苦労を知ってもらいたいですね。

 とことん食を大切にするのなら、外国への輸出ばかりに力を入れるのでなく、しっかり生産基盤を支えることが必要です。価格保障や所得補償の拡充を!

 【今日の句】収穫の喜び きっと今年こそ

2019年5月16日木曜日

市民の味方となる議席を

 今朝は白石区で宣伝をした後、現有3議席の確保めざす石狩市議選の応援へ。はちや三雄(3期)・みさき伸子(1期)・松本きくえ(新)各候補を懸命に押上げです!

 はちや三雄候補は、浜益村議の時代も含めると10期目になります。はちや候補のチェック力と論戦力は誰もが認めるところで、私もいっしょに何度も国への要請をおこなったものです。消防団員の報酬引き上げや、合併した厚田区・浜益区の透析患者に対する交通費補助など、きめ細かく市民の声を届ける大事な役割を果たしてきました。党市議団の大黒柱・頼れる団長なのです。

 2期目をめざす、みさき伸子候補は子育て施策の充実に力を注いできました。小学2年生まで医療費無料化を拡充し、放課後児童クラブも2つ開設、いま全国で問題になっている児童への交通事故でもいち早く対策を実施させるなど、1期目ながら大活躍でした。市民運動・政治活動に加わる原点は原水爆禁止世界大会に参加したことだったという、みさき候補。変わらぬ平和への熱い思いをもって、訴え続けています。

 新人の松本きくえ候補は、長原とくじ市議の後継になります。新日本婦人の会はじめ市民運動でパワフルに走り回り、福島や沖縄にも足を運ぶほどの行動力。学童保育の指導員を務めて子どもたちへ注いだ愛情と情熱を、今度は全市民に向けて、市議会で活躍するためにと立候補を決意しました。演説には妹さんも駆けつけてこられて、ほっこりともしていた松本さん。市議会で思う存分、働いてほしい。

 長原とくじ市議もサポートで駆けつけていました。私が最初の候補のころから、本当に大変お世話になりました。市民からの信頼も厚く、選挙でトップ当選を果たしたこともあります。前回3議席になって多くの市民要求を実現させ、国への意見書も30本以上も採択できたのは、長原さんが果たしてきた役割も大きかったのです。加えて、隣の札幌北区から前道議の佐野弘美さん、市議候補だった小室正範さんもアナウンサーとして乗車していて活気もありました。

 石狩市を含む衆議院北海道5区は、3年前の補欠選挙で、市民と野党の共闘をスタートさせた地です。共同で取り組んできた市議も、今回の選挙戦では立候補しています。全体の力で安倍政権応援団を減らし、日本共産党市議団も3人を引き続き何としても勝ち取りたい。私の応援も力が入りました。

 ぜひ、石狩市にお知り合いがいるという方は、ご支持を広げてくださるようお願いします。定数が2つ減るなか5人はみ出しという多数激戦で、1票1票を争っている激しい展開です。重ねて心からお願いします。

 私にとっても参院選へ、さらに慌ただしくなってきました。朝の宣伝は、さとう綾市議と伊藤りちこ道議予定候補(4年後も挑戦します!)とで地域のみなさんともいっしょに。各地で勢いつけて、私も必ず再び国会でがんばりたい。

 【今日の句】まだ桜 散ってもないのに 初夏が来た

2019年5月15日水曜日

公式LINEと演説会のご案内

 今日から「はたやま和也 公式LINE」を始めました。http://nav.cx/b6OmFle →QRコードから友だち登録できます。よろしくお願いします。

 毎日のメッセージや、LINE専用の特別動画も発信しています。とはいえ始めたばかりで、よくわかっていません(汗)。慣れるまで、しばらく温かい目でお付き合いのほど、お願いします。

 あわせて、小池晃書記局長が来道しての演説会もご案内です!
 ●日にち 6月8日(土)午後2時~
 ●会場  札幌コンベンションセンター・大ホール
     (地下鉄東西線「東札幌」駅から徒歩8分)
 ●入場無料、手話通訳・臨時保育あり
 もちろん私も訴えます。お知り合いも誘って、ぜひ足をお運びください!

 今日は党道委員会総会。全道で党活動を担っているみなさんと、参院選での勝利に向けて議論を重ねました。各地での地方選の奮闘も紹介されて、私からも決意を込めてあいさつ。北海道から安倍政権を変える結果を出すために、心ひとつに私もがんばっていきたい。

 さて、今日も意見が出ましたが、いよいよ消費税増税を止めるべき決断の状況になってきました。昨日の内閣府による景気悪化判断に加え、米国が中国からの輸入品に追加関税を課すとの発表も。6月のG20首脳会議までにも、米中両国で何らかの合意ができるか道筋も見えません。

 米国は、国民向けの減税もおこなっているので強気に出ているのでしょう。日本には農産物の輸入拡大も求めています。しかも、米国製の戦闘機の爆買いまで日本は約束しています。米国のために、とことん貢いでいる安倍政権の姿が本当に情けないし腹立たしい。このうえ消費税増税となれば、本当に日本経済はどうなってしまうのか。

 仮に安倍首相が増税延期を表明したとしても、何も首相の手柄や英断などではありません。それどころか格差と貧困を広げてきた責任こそ問われるべきです。

 【今日の句】PCとスマホと 行ったり来たりして

2019年5月14日火曜日

国会議員の責務とは

 あらためて丸山穂高衆議院議員の暴言を音声で聞いたら、発言内容が許されないだけでなく議員としての態度もひどすぎる。ビザなし訪問の意義さえ、まったく理解できてなかったのではないでしょうか。

 ビザなし交流が始まったのは1992年。相互訪問・交流事業を通じて日ロ両側の直接対話を実現した、重要な機会となりました。領土交渉の傍らで相互理解を深めてきた積み重ねを、沖縄・北方問題の特別委員である議員なら知っていて当然のはずです。それなのに今回の暴言でした。

 このようなビザなし交流の場で、日本の国会議員が元島民に戦争を容認するよう迫ったという事実は、今後のビザなし交流への障害になりかねません。ロシア側への口実も与えた格好になりました。日本政府としては、もちろん外交交渉によって領土問題を解決する方針ですが、どのような影響が出てくるかかも心配されます。

 国民に影響力をもつ国会議員や政治家の発言は、外交問題では慎重さや正確さがより求められます。私も予算委員会で領土問題を質問したときは、かなり厳密に言葉を選んでいたものです。日本共産党がおこなう「野党外交」も、国際的なルールや日本政府の外交方針をふまえながら独自の交流を進めるものです。

 それなのに国会議員が戦争を容認するなんて、もはや与野党を問わず重大な発言と言わざるを得ません。国民の負託にこたえて、憲法の尊重擁護義務を負い、歳費は国民が納めた税金から支出されている存在が国会議員なのです。誤解を恐れずに表現すれば、このような戦争を容認する国会議員に税金を与えてはならないのです。

 どうにも憤怒が収まらない今回の暴言。こういう時には、そもそも国会議員とはどのような立場なのか、そしてロシアとの領土問題は何が問題なのかを整理して、広く国民的認識にすることも必要だと思います。日本共産党の考えはこちらです。私も、このブログで何度も書いてきました。くりかえし、お読みいただければ幸いです。

 会議や選挙事務所下見や政策作成など、とにかく慌ただしく1日が過ぎました。明日からは私の公式LINEも始まります! いろいろとお知らせしますので、よろしくお願いします。

 【今日の句】積み上げた 歴史を何と 思ってる

2019年5月13日月曜日

これでも大型増税をするのか

 内閣府が3月の景気動向指数の基調判断を「悪化」に引き下げ、中国は対米に最大25%の報復関税を発表‥‥これで消費税を上げたら、まさに自滅行為となりはしないか。

 この1~2週間が判断のとき、と私は見ています。菅官房長官は記者会見で、早くも追加経済対策に含みをもたせた発言をしました。増税するため税金をどんどん支出するとは、もはや行きづまりを告白したようなもの。増税しなければ、そのような支出もする必要はないはずです。

 これまでの消費税増税は、景気が良い時期や回復期と、一応は政府が判断していた時期におこなわれました。毎月勤労統計では実質賃金があがっておらず、今回の景気動向指数も「悪化」のもとで大型増税など、やっぱり自滅行為そのもの。自民党の萩生田幹事長代行が「崖に向かってみんなを連れていくわけにいかない」との言葉が本当なら、この増税はやめるべきです。

 代わる財源はつくれる!と、今日も朝から札幌市内での訴え。世論の力で変化をつくっていくことも重要です。あらためて増税の危険性も、変えるべき道筋も訴えていきたい。とにかく続けていくことです。ぜひ、まわりの方へもお広げください。

 かたや、維新・丸山穂高衆議院議員がビザなし交流の訪問団として行った国後島での懇談会で、戦争しないと領土は取り返せないとの発言をしていたことが明らかになりました。先週、隣接地域をまわって元島民の方などから話を聞いてきた者として、こんな発言が出ることが腹立たしいし、悲しくもなります。現地では、どれだけ苦労や努力を重ねてきたと思っているのか。

 「政治は言葉」と、よく言われます。暴言などは論外ですが、国の行き先を築いていく仕事は、思いつきやイメージの言葉で進めてはならないのです。そして言葉には、政治姿勢や人格も反映されます。私がブログにこだわって書き続けている理由も、ここにあります。丸山議員は、この後どのような発言をするのでしょうか。

 なんとも苦々しい思いだけが残ります。霧が晴れるように、明るく元気に訴えていきたい。

 【今日の句】ごまかしが きかない数字 並んだぞ

2019年5月12日日曜日

希望の道を進もう

 今日は東京の党本部で中央委員会総会。参院選めざす活動方針を決定しました。私もさらに元気にがんばりますよ!

 行き詰まりがひどくなっている安倍政権。事実にもとづいた冷静な批判と、変えるべく展望を示した希望を語ろうと提起され、いくつかの政策的課題の提案もありました。北海道にも引き寄せて、私の思いを私の言葉に乗せながら訴えていきたい。

 日本共産党そのものを語ることも、さらに大事にしていきたいです。選挙区の予定候補とは言え、国政選挙は政党選択の様相となるし、比例選挙での前進なしに選挙区の勝利もありません。

 こうなると語りたいことだらけなので、ぜひ各地をまわったさいには小集会・「つどい」の場があると嬉しいです。連絡をとりあって、そういう機会をつくってもらわなきゃ。ご支援の輪を広げてくださるよう、お願いもしやすいですしね。

 先ほど札幌の自宅に無事に戻り、寝ている子どもたちを起こさないようにソーッと数泊した分の片付けも済ませました。さっそく明日は朝から宣伝。元気よく訴えます!

 【今日の句】飛行機を降りて 気温にほっとした