2012年3月17日土曜日

孤立死の悲劇を繰り返さないために

 今日は札幌白石区での演説会。紙智子参議院議員、伊藤りち子札幌市議と私で弁士を務めました。

 伊藤市議は、白石区の姉妹「孤立死」についての市議会論戦を詳しく報告しました。

 保護行政として、きちんと申請を受け付ける当たり前の対応が必要だったのは言うまでもありません。

 電気・ガス会社が供給停止するにあたっても、この真冬に止めたら命に関わることなのは間違いないのだから、関係行政機関との連携も課題です。

 今日の「しんぶん赤旗」主張にもありましたが、死後4日以上経過して遺体が見つかった65歳以上の高齢者は年間15,600人にも!

 こうなると構造的な問題であり、政治の責任で防がなければなりませんよね。

 生活保護だけでなく、高い保険料(特に国保)が払えず保険証がもらえずに病院に行けない人、介護保険料は払っても利用料が払えず介護サービスは受けられない人‥‥こういう方々がたくさんいます。

 財源は「提言」で示したように、大型開発や軍事費などムダ削減、富裕層などへの課税、大企業優遇税制の切り替えなどで改善がはかれます。

 そして、税収を増やすためには、安定的な雇用を増やすこと。

 北海道では、農林業業と関連産業の育成、「命を守る雇用」の創出、そして自然エネルギー開発による雇用増‥‥道内の実践例も紹介しながら、私から訴えました。

 紙議員は、この間の国会論戦を詳しく紹介。

 共産党の議席がもっと増えれば‥‥必ず政治は変わります!

 今日の「しんぶん赤旗」4面に、衆院比例ブロック予定候補の活動記事があり、私が紹介されています。

 ぜひお読みください!

 【今日の句】 また出たぞ 大増税の 大連立

2012年3月16日金曜日

雪も解けて、自転車でGO!

だいぶ道路の雪も解けてきた札幌。ちょっと肌寒いけど、今日は自転車で!事務所まで行きましたよ。

 冷たい耳はフードでカバーすると、思ったほど寒さも感じませんでした。

 打ち合わせがあり、横断した道庁では雪囲いが見えるほど雪山も解けていました。

 少しずつ春が近づきを感じるのが、嬉しいですね。

 作っているチラシや来週の計画(北海道を飛び立ち‥‥どこに行くでしょう?)の打ち合わせ、明日の演説会準備などで、あっという間に1日が終わってしまいました。

 さて、今年卒業の大学生の就職内定率(2月1日現在)が公表されて、全国80.5%、北海道・東北地区は79.1%だったとのこと。

 懸命に就職活動に励んでいる方の、その努力は報われて欲しい。

 採用する企業では、正規雇用としての採用を願いたい。

 北海道に限らず、事業所数では中小企業が圧倒的なわけですが、採用での苦労もあるだろうと思います。

 青年の就職難は長期の課題となってきたわけで、内部留保を持って体力のある大企業では採用を進めるとともに、中小企業でも例えば保険料軽減などで負担を軽くするなど、やりようはあるはずです。

 せっかく学んだ内容と努力が報われないのでは、社会全体の損失にもなるのですし。

 それなのに、民主・自民・公明による労働者派遣法の改定は「骨抜き」となってしまいました。

 ここでも私たちが頑張らないと! 思いを強くします。

 【今日の句】 こぐペダル 進む分だけ 春が見え

2012年3月15日木曜日

民主党は、障がい者をも裏切るのか

野田政権は先日、障害者自立支援法を一部改定する「障害者総合支援法」を閣議決定しました。

 ご存知のように「障害者自立支援法は憲法違反だ」と、訴訟していた原告団が厚労省と「自立支援法廃止と新法制定」とで和解したにもかかわらず、その願いを裏切るもの。

 「和解」どころか「瓦解」です。

 障がい者の社会参加にもかかわらず、支援を受けるサービスだから「応益負担」として利用料を払えという、あまりに筋違いな内容に多くの方が怒りの声をあげました。

 区分認定で軽く判定され、必要な支援が受けられないという状況もありました。

 北海道・札幌でも大集会が何度もおこなわれ、その時には民主党議員も自立支援法を批判していたはずです。

 昨日から関係団体を、回っています。

 精神障害を支援する団体では「雪が解けたら、また大通で宣伝などに取り組みます」と、粘り強くたたかう施設長さんの話がありました。

 難病関係団体では、改定案では難病患者がサービス対象に加わるものの、介護保険などとの関係もあり、どの形で支援を受けるのかが明確でないとのこと。

 「制度の狭間」に置かれていた難病患者だけに、対象に位置づけられたのは前進ですが、これでは「絵に描いた餅」となってしまう。

 「難病患者だけが得してる、と言われることもあります」と、苦しい胸のうちも聞かせていただきました。

 ヨーロッパなどでは、社会保障の費用は基本的に無料が低額が主流であり、障がいや病気の程度によって料金が違う、ということがそもそもありません。

 日本で実施する財源は「提言」で示したとおりです。

 「障がいや病気を持ってる人も仕事に参加できれば、生活もできるし国の税収も増えるんですけどね」との話にもなり、本来の社会保障と社会参加のあり方も、時間を取って話し込む団体もありました。

 いずれにしても共通しているのは、今度の法改定に「こんなことでいいのか」と、どの方も疑問を持っていること。

 政治の立て直しへ! 私もがんばります!

 【今日の句】 支援とは 言えん法律 変えんとね

2012年3月14日水曜日

これで「子育てしやすい町」と言えるのか

三陸沖と千葉県東方沖で、強い地震が続きましたね。札幌も揺れましたが、何だかイヤ~な感じのする揺れ方でした。

 私は1978年の宮城県沖地震(M7.4)を体験しましたが、子どもだったこともありますが、ものすごい恐怖を感じました。

 昨年の3月11日以降、大きな地震が頻発する状況に不安を感じる人も多いと思います(私も、その1人)。

 防災・減災の施策を急がなければなりませんね。

 さて昨日に書き残しておいた、札幌保育連による対市交渉。

 毎年この時期におこなうものですが、今年は札幌市の「行財政改革プラン」に保育料10%引き上げが盛り込まれたうえ、地域主権一括法案の成立から保育所の最低基準面積緩和や給食の外部委託へ道が開かれるなど、重大問題が山積みの交渉となったわけです。

 私も保護者の立場で参加し、会場は保護者・保育士でいっぱい!

 テレビカメラも入り、昨年以上の緊張感も会場には走ります。

 この8年間で、勤労者所得が44万円も減っているという札幌。

 保護者からは「値上げでなく軽減こそしてほしい」「母子家庭で、お金がない母親の子育ての不安を理解していますか」と、次々と要望があがりました。

 札幌市からは「待機児童解消に保育所を建設すると、将来的な維持費がかかる」「政令指定市でくらべて、保険料軽減に努めてきた」という主旨の回答を繰り返すばかり。

 最低基準面積については、事前にじゅうぶんな意見集約もはかられず、給食の外部委託も「他の指令指定都市では行っているので」と、子どもの発達とは無関係の理由で推進しようとする態度に、会場からは怒りの発言が次々!

 結局は「子ども・子育て新システム」への地ならしを、国(厚労省)からも圧力をかけて進めているのではないか‥‥と勘ぐりたくもなります。

 まったく保護者・保育士が納得いく説明はなく、つまりは撤回するのが一番の決着だと思います。

 札幌市では、北電・北ガスなどの道路占有料が軽減されていますし、各種基金の活用も見込めます。

 子ども未来局では財源まで責任を持って回答できないのでしょうが、少なくとも「今日の話は、よくわかります。市長や政策部局に持ち帰って、子ども未来局の名にふさわしく私たちもがんばります」とでも回答するべきでは、なかったでしょうか。

 もちろん札幌市の主体性なき態度も問題ですが、国で進める「新システム」が背景に見え隠れする以上、国政でも撤回の決着を着けないとなりません。

 それには北海道から、私が子育て世代の代表としても頑張らねば!

 今日は障がい者や難病関係団体を回りましたが、それは明日にします(‥‥1日ずつ、ずれて申し訳ありません‥‥)。

 【今日の句】 「新」の名で 良かったものの 記憶なく

2012年3月13日火曜日

業者つぶしの消費税増税ストップ!

  毎年おこなう「3・13重税反対行動」。今年で43回目になりました。

 昨年は13日が日曜日だったため、11日の金曜日におこなわれました。

 集会や集団申告のさなかに地震が起き、被災地では亡くなられた方もいたわけです。

 今年の集会は、私は小樽会場と札幌西会場をまわりました。

 黙祷や哀悼の言葉で始まり、被災地の生活も営業も成り立たないからこそ、消費税増税なんて許されないとの言葉が相次ぎました。

 税務署への集団申告もおこなうため、会場は中小零細業者・自営業者の方も多くいます。

 私の両親も食堂を営んでいたので、この時期の大変さはよくわかります。

 特に1989年に消費税が導入されてからは、価格に転嫁できなくても納税しなければいけないため、景気悪化と合わせて経営が苦しくなったのは全国共通。

 これで税率が10%と倍になれば、今でもギリギリの経営をしている業者は成り立ちません。

 私からも増税ストップの呼びかけと、党の打開策も話して、力を合わせる決意を述べました。

 増税するなら、まず富裕層。

 大企業には、税制面でも社会的責任を。

 医療・介護・年金の安心こそ、購買力を引き上げる前提にもなる。

 増やすなら、消費税より正社員。そのために大企業の内部留保の活用を。

 消費税に頼らない道は、つくることができる!

 野田首相は年度内の法案提出を明言しましたが、今が運動もがんばり時。

 集会後も懇談などでまわり、夜は札幌保育連による市への要請に保護者として参加(これは明日に書きます)。

 もっと「くらし応援を」の声を!

 【今日の句】 増税の 意欲ばかりの 首相かな

2012年3月12日月曜日

地域医療を守るためには

書かなければいけない原稿の仕上げや、訪問・懇談などで今日も元気にフル回転!

 特に今日は、ある民間病院で一定の時間を取って、北海道の地域医療の今後について意見を交わしました。

 医療連携で「医療の質」を高める努力や、地域に医師を派遣する苦労と解決策などの意見もいただきました。

 率直に、いわゆる「コンビニ受診」を控えて欲しいことなど地域社会の課題や、政策として練り上げてほしい課題での要望も受けました。

 地域医療を担っているお医者さんや医療機関では、使命感を持って住民の命と健康を守ろうと奮闘しています。

 より良い医療をおこなうためには、研修も休暇も必要ですし、家族が安心して暮らせる環境も必要です。

 一方で、もともと少ない医師数のもとで、連携のあり方も国と道がさらに責任を負う必要があるでしょう。

 社会保障拡充の財源策は「提言」で党の政策をまとめましたが、安心できる医療の確保は誰もの願いだけに、もっと私たちも力を強めたい。

 広い北海道ゆえの困難もありますが、だからこそ医療関係者との信頼関係も強めなければいけないと痛感した懇談でした。

 【今日の句】 守るなら 利権ではなく 命こそ

2012年3月11日日曜日

1年の間に、私が学んだこと

 日本はやっぱり地震大国なのだ、ということ。

 自然への畏れ。

 月並みだけど、人の命の重さと大切さ。

 助け合う尊さ。

 原発の危険。

 原発で利益を得る人と企業の実態。

 原発事故に、政府も東電も無策であったこと。

 「安全神話」の大ウソ。

 子どもたちを守る思い。

 復興を「ビジネスチャンス」などととらえる企業の存在。

 ボランティアに駆けつける青年たちの存在。

 心の傷は、そう簡単には癒えないこと。

 小さな集落にも、文化や生業があること。

 農漁村が、日本社会を支えていること。

 復興へ、懸命に努力している方々の存在。

 その努力を台無しにする、民主党・野田政権。

 こんな時に消費税増税などおこなう、世界にも例のないだろう政府の存在。

TPPというトンデモナイものが、あるということ。

 要求は偏見を超えること。

 さらに自分が大きくならないと、との思い。

 泊原発の危険性、大間原発の無謀さ、幌延が狙われる危険性。

 あらためて、最終処理が決まらない原発の無責任さ。

 結局、原子力・安全保安院は役に立っていなかったということ。

 福島に残る人も、離れる人も、ともに苦しんでいるということ。

 それでも原発再稼動に固執する勢力がいること。

 財界の強欲さと、それに従う民主党・野田政権の情けなさ。

 反動的方向しか解決の道を示せない、自民党の姿。

 この瞬間も、被災地で辛抱せざるを得ない人がたくさんいること。

 全国からボランティアと支援物資を組織した、日本共産党の粘り強さ。

 被災地の党員の、涙が出るような頑張り。

 日本共産党が、もっともっと頑張らないといけないこと。

 北海道では、その議席奪還へ、私が先頭に立つこと!

 (写真は集会や講演会などでの展示などです)

 【今日の句】 黙祷は 明日の決意へ 行動へ