2018年8月3日金曜日

命を守る政治に

 紙智子・岩渕友の両参議とともに今日も訪問と懇談にまわり、電気停止による熱中症で亡くなられた件でも道経産局へ要請をおこないました。

 足を運んだのは新日本婦人の会、自由法曹団、道漁連、北農中央会、道森林組合。写真は北農中央会でのものですが、飛田稔章会長が応対していただき食と農の大切さについて懇談させていただきました。

 「農業は保護された対象に思われているが、いいものをつくろうと毎日、仲間同士で競争している」と飛田会長。「成長産業化」を旗印に競争力強化ばかり押しつけるような安倍政権ですが、いま世界的な気候変動や異常気象と言える状況のもとで、自国で食料を確保するという根本の議論が必要ではないのか--予定の時間があっという間に過ぎるほどでした。

 予定の時間が足りなくなるほど議論や交流が進むのは、どこの団体でも同じ。個別の課題とともに「どこでも安倍政権がひどいという話ばかり」(新婦人)で、どうすれば政治を変えられるのかという話も次々と出されました。

 ひととおりの訪問のあと、真下紀子道議・池田ゆみ札幌市議とともに道経産局へ向かいました。電気やガス事業者を所管する官庁として、一昨日も書いた国の通知(エネ庁からも出ているのです)にもとづく対応をと求めたのです。

 命にかかわる問題との位置づけを参加者でくりかえし提起し、電気やガスの事業者も増えている中それぞれが料金滞納に杓子定規的に対応していないか、業務を委託している場合などはどうかなど具体的な話で要請しました。担当者からは「あらためて検討したい」と前向きな対応が約束されました。

 担当者からも「冬の問題」として考えられていた北海道のライフライン問題ですが、これだけ暑さが続けば「夏の問題」として緊急の対策も必要です。まず行政での対応が必要です。

 夕方には、岩渕議員と道庁前の反原発抗議行動に参加しました。しばらく来れなかったうちに行動は300回を超え、引き続き主権者としての声を上げ続けています。命を守るための粘り強い活動の大事さを、特に最近しみじみと感じることが増えました。今の労働環境や社会情勢のなかでは、運動を続けること自体がとても大変だと思うのです。

 続いている運動といえば、矢臼別平和盆踊り。明日は健康診断を受けたあと、矢臼別へ向かいます!

 【今日の句】安心を 奪っているのは 政権だ

2018年8月2日木曜日

アンテナを高く

 今日・明日、紙智子・岩渕友の両参議が各団体への国政報告懇談です。今日は道労連など5団体をまわり、党道議団とも政策課題を話し合いました。

 とにかく異常とも言えた通常国会でしたが、道民生活の深刻さは増すばかり。道労連からは労働現場の実態、道生連からは国保・介護や障害者福祉、農民連からは農政全般、北商連からは税や保険料の問題、高教組からは教員の働き方や教育内容の右傾化などについて、どれもこれも悪政が隅々にまで行き渡っている事実をあらためて聞き、両議員ともどもがんばる決意を強めたところです。

 党道議団とは種子条例やJR北海道、再生可能エネルギーや国立八雲病院などに加え、札幌西区で熱中症で亡くなられた生活保護受給者についても話し合いました。6年前には道議会でも真下道議が見守り事業の具体化を提起していたこともあり、どのような状況にあったのか問われなければならないのです。

 あらためて日本共産党が国会で増えなければいけないと痛感しています。もちろん野党共闘で共通して取り組む課題もありますが、党独自に取り組むべき課題も多いのがまた事実。来年の地方選・参院選も力をあわせましょうと、紙議員からも呼びかけられました。

 ずいぶん各地をまわっているつもりでしたが、まだまだ私のアンテナも高くしたい。安倍政権のもとで、くらしや地域、民主主義が足元から崩されている現実が広がっているからです。何より早く、安倍政権を終らせよう!との思いも共有されました。

 明日も団体訪問・懇談とともに、道経産局への緊急要請もおこないます。熱中症で亡くなられた方のことにかかわって、です。

 【今日の句】あふれてる SOSを 届けなきゃ

2018年8月1日水曜日

行政として命を守る対策を

 先日、熱中症により札幌西区で女性が亡くなられました。料金を滞納して電気が止められていたようですが、防ぐための通知が実は国から出ているのです。

 2012年5月11日付「社援地発0511第1号」で、表題は「地域において支援を必要とする者の把握及び適切な支援のための方策等について」。「社援地発」とは、発した通知が「厚生労働省社会・援護局地域福祉課長」名だからです。

 2012年は1月に札幌市白石区で、生活保護の申請の相談に来ていた(札幌市はそう受け止めていなかったのですが)姉妹が孤立死するということがありました。その後も全国で同様の事例が起きて、国として上記の通知を発したわけです。

 暑いときや寒いとき、電気やガスなどのライフラインが止められると命にかかわります。料金を滞納した場合、単に忘れている場合や悪質な場合もありますが、疾患を抱えていたり、生活が困難な場合があります。そのような場合に電気・ガス・水道などの事業者は、行政に情報を伝え連携することが可能であるとの通知です。個人情報保護法のもとでも、それはできるということです。

 しかし現実は、なかなか事業者との連携ができないといいます。また、生活困窮者にはケースワーカーが相談などに乗りますが、困窮者が増えているのに体制が追いつかないことも背景に、量質ともに十分でない場合があります。この通知が出た後に、全国では孤立死も発生していました。

 そんななかで今回の札幌の件です。女性は生活保護を受けていました。そうであるならケースワーカーとの関係や、電気事業者は行政に情報を伝えなかったのか、先の通知をどのように札幌市は生かしてきたのか--などの疑問が湧きます。急きょでしたが田中啓介市議とともに、市役所でヒアリングをおこないました。

 まだ全容把握が確定していないこともありますが、先にあげた論点は大事ではないかと率直に指摘しました。その主旨は担当者さんに伝わったと思います。何しろ命にかかわる問題ですから、行政は行政として果たすべき責任はなかったかという立場で検証を急いでほしい。まだまだ暑い日が続くのですから、先の通知にもとづく対応も具体化してほしいと私から述べました。

 さらに言えば、暑いのは札幌だけではないのですから、国としても対策を急ぐときだと思います。申し入れるような場をつくれないか検討中です。重ねて書きますが、命にかかわる問題だからです。

 さて、明日から紙智子・岩渕友の両参議院議員と国政報告で労働組合や団体などをまわります。その準備にも追われていたのですが、ひと段落となりました。しっかり意見交換して、次の国会活動や道内の活動強化につなげていきたいです。

 【今日の句】官邸は 暑さ感じぬ 場所だろか

2018年7月31日火曜日

地球に負荷をかける経済体制を見直す時では

 こんなの北海道じゃない!と思うほどの暑さに、旭川では熱中症の疑いで亡くなられる方も。心からお悔やみ申し上げます。日本全国どこでも、お気をつけください。

 佐呂間町では3日連続の猛暑日、札幌も手稲山口で34℃を超えていたようです。朝の宣伝の時から25℃は超えていたでしょう。暑さに慣れていない(?)北海道人にとっては堪える暑さですが、本州はさらに暑い日が連続しているんですよね。

 もはや地球レベルでの気候変動による影響としか思えないほど、世界各地で極端な天候が見られています。さらなる温暖化対策を強めても、その効果が出るのは数年から10年単位と考えれば、このような極端な天候がしばらくは続くのでしょうか。利益第一の資本主義経済のもと大量生産・大量消費・大量廃棄という、地球に負荷をかけるようなシステムは本気で見直すときだと思います。将来の世代に、大きな負の遺産を残すわけにいきません。

 暑いなかでの宣伝でも、うなずきながら通る方の姿もあり励まされます。暑いなか歩くだけでも不快な感じだけに、ていねいな訴えに心掛けたい。

 少し暑さも和らいだ夕方には、札幌市内の病院で「つどい」。5時を過ぎても仕事が終わらない現実を前に、それでも足を運んでくださることがうれしいです。

 「粘り強くやるしかないんだろうけど、どうしたら安倍政権を終らせられるのか」という質問もありました。私もテレビを見て文句を言いながら、いつも同じことを考えます。結論は、世論を広げる運動と、自民・公明+補完勢力を選挙で少数にすることとわかっていても、もどかしい思いが残るんですよね。

 こういう集まる場で、率直に意見交換することで光が見えると思います。全道・全国で、このような話し合う場を開いていること自体が今後の力になります。みんなでつながれば、必ず変化への兆しを見つけることができるからです。特に忙しい職場であればあるほど、集まること自体の意義は大きい。そこ意義に後で気づくことも少なくありません。

 さぁ、明日から8月。平和について考えることが多い月でもあります。多くの方と語り合いたい月にもしていきたい。

 【今日の句】国民に負荷かける 政治も見直しを

2018年7月30日月曜日

批判精神なき報道でいいのか

 じっとしてても体力が奪われるような、北見は今日も暑かった‥‥先ほど着いた札幌も蒸しているような感じ。どの方も体調にはお気をつけください。

 今日も党を支持してくださっている方などをまわり、いろんな話をうかがいました。くらしの視点、地域の「目」って本当に大事だと痛感します。今日お会いした方のなかで、子どものころだから記憶がはっきりしないけど、お父さんがレッドパージにあうほどの活動をしていたという方がいらっしゃいました。

 国鉄で働いていたお父さんだったそうですが、職場を離れた後は地域で商売をされてきたそうです。日本共産党を広げつつ、支持政党など問わず、どなたとも親しく接していたそうで「葬式のときには『世話になった』と、本当に多くの人が来た」ことを話してくれました。お会いした男性も、長く党を指支持してくださっています。このような大先輩がいたからこそ、今の日本共産党があるんだと感謝の思いをもって聞きました。

 「いろんな自民党の議員も見てきたが、安倍首相になってから間違いなく日本が壊れているように思う」との話も聞きました。報道は自民党総裁選の動向ばかり報じられていますが、安倍政権そのものの検証もなく垂れ流されているのを「見させられている」というのが実感です。批判精神なき報道姿勢でいいのか、との話も聞きました。

 北見から札幌へは、JRでなくバスに乗りました。乗りながら「この1ヵ月は、どれだけ移動したんだろう」と振り返って計算しているうちにウトウトしてきました。元気を取り戻して、明日も朝から宣伝です!

 【今日の句】報道は 垂れ流しとは 違うから

2018年7月29日日曜日

特急列車でほっこり

 猛暑のオホーツク! 管内町村で35℃になるなか、私は北見で市議の市政報告会でのあいさつや入党の呼びかけなどにまわりました。

 とにかく汗もダラダラ、クーラーがない地区委員会事務所も体調に気をつけて!と言葉が出るほどの暑さでした。全国どこでも気をつけてほしいし、西日本では台風上陸の影響も心配です。もはや地球規模の気候変動の影響としか思えませんよね。

 ともかく支持者・後援会員さんにお会いするわけですが、「こんなに災害が出ているときに安倍政権は何をしてるんだ」という声が聞かれました。毎日新聞の世論調査では、この間の災害対応について「不十分」との回答が6割を超えているとのこと。「武器を買うくらいの金があったら、被災地を支援すべきだ」との話に「もっともです!」と私も大きくうなずきました。

 入党された方はいませんでしたが、北見市は3月の市議選で1議席増えるなど日本共産党への期待も大きい町。まして個々の議員さんに対する信頼もあっての前進ですから、思い切って仲間づくりに明日も励みたい(しっかり暑さ対策はします)。

 さて北見にはJRに乗ってきたのですが、いま特急列車にはない車内販売に代わり、オホーツクの沿線5自治体が交代で地元参品を販売しているのです。この土日は美幌町で、お米シフォンなどを私も買いました(冷えてて美味しい!)。日にち限定なので、うまく出会えたらラッキーです。

 国の支援事業である「地域おこし協力隊」の方が、いっしょに販売をされていました。手作りのチラシも事前に渡してくださり、あたたかい雰囲気で旅を楽しめるのが、とてもいいと思いました。単なる車内販売の代わりではなく、鉄道と町・人がつながりあう大事な機会だと思いました。

 こういう活動も通じて、やっぱり北海道の鉄路を守りたい。国は維持に向けた責任を果たしつつ、JR北海道の経営陣も「北海道にねざした企業」として再生してほしいのです。

 【今日の句】効率と 異なる軸が あっていい