2016年1月16日土曜日

支えの力

 各地で新年のつどいがおこなわれる週末。積雪と凍結道路の道内を時間どおり回るため、緊張しながら運転される方には感謝の気持ち、です。

 写真は芦別市での、党の新年交流会の1コマですが、こういう交流ができる裏には多くの方の力があります。

 日が暮れると路面は見えにくくなるし、ツルツル度が増すし‥‥。

 会場でも、この時期の高齢の方の送迎は必須ですし、受付や進行役も、つどいの成功には欠かせない大切な役割です。

 そのなかで私も安心して国会の情勢を報告できますし、参加された方との一体感もつくられる。

 私もわかりやすく、きちんと伝わるメッセージで。

 交流のなかで、いろんな要望も聞きますし、「テレビで質問を見たよ!」と激励もいただきました。

 明日も各地をまわりますが、久しぶりに夕張市へ行けるのも楽しみです。

 明日も元気に!

 【今日の句】 冷えた手も しっかりつなげば あたたかい

2016年1月15日金曜日

思い出の品

 ふくしま復興共同センター等のみなさんが、政府・東電への交渉に来られました。交渉は同席できなかったため、官邸前の行動にて連帯のあいさつをおこないました。

 今日の朝刊を見たら、安倍首相が伊達市長さんからいただいたあんぽ柿を口にしながら、「昨年もあんぽ柿をいただき、『安保国会』を乗り切ることができた」「ドライフルーツは健康にいい。海外にも出せるように努力してほしい」と述べたとか。

 安保国会を持ち出されて市長さんも困ったでしょうが、そもそも生産者の心に寄り添っていないじゃないかと、記事を読みながら悲しく思いました。

 でも私以上に、県民のみなさんのほうが、悲しく、悔しい思いをしてきたでしょう。

 そんなことにも触れながら私からあいさつし、続いて楢葉町に戻られた女性からのアピール。

 避難解除となったから戻れと言われても、ねずみのフンだらけ、すべて畳も家具も取り替えなければいけないし、何より家のまわり20㎡しか除染されていない‥‥と。

 思い出の品をすべて捨てるときに「原発事故さえ起きなかったら」との思いがのしかかる。

 避難解除と言うのなら、安倍首相、住んでみてよ!と。

 参加された方も、口々に「そうだ」「住んでみろ」との言葉が飛び交いました。

 これが福島の現実。

 悔しい思いをし続けているのに、抗議行動でのコールは「川内原発再稼働反対」から始まりました。

 原発事故の被害を、もう絶対に起こしてはならない。

 自分たちのことよりも、次の被害者が出ないようにとの思いがズシリと胸に響きました。

 政府は昨年、福島復興指針を改訂して、それに呼応して東京電力も慰謝料の打ち切りなどを示しています。

 それなのに東電の前年決算は黒字。

 県民のみなさんが腹を立てるのも当然です。

 「帰れる基準になったから避難解除」というだけで、あとは個々の自己責任ですとされて、何の解決になるのでしょう。

 誠実に、福島の現実に向き合うべきだ。

 震災5年目の今年に、あらためて安倍首相に突き付けたいことです。

 札幌に戻り、久しぶりに道庁前の反原発行動にも参加。

 気温は氷点下5℃? 6℃?‥‥さ、寒い!

 その中でも継続して訴えるスタッフに頭が下がります。

 【今日の句】 あったかい 布団で寝られる 政治をと

2016年1月14日木曜日

緊急だと言いながら

 衆議員では与党賛成のもとで補正予算案が可決。日本共産党は宮本徹議員が反対討論に立ち、ズバリ問題点を指摘しました。

 予算委員会での審議をふまえ、安保法制・沖縄米軍基地の問題、2018年度以降の消費税10%へレールが敷かれることなどは許されないと強調。

 補正予算案の問題点として、①F35戦闘機など後年度に支払うものを、この補正で繰り上げて支払うという大軍拡路線を開くもので、戦争法=安保法制を財政面から支えている、②食料自給率低下が見込まれるTPPは、対策予算でなく撤退すべきこと、③社会保障の面でも、年金資金の投機的運用で損失が見込まれている問題がある--などを述べました。

 つまり、緊急のための補正予算でありながら、国民の生活向上のための予算にさえもなっていないのです。

 与党の多数のもとで衆議院は通過となりましたが、引き続き参議院での審議となります。

 数日間の審議だけでも、先ほど紹介したような問題点は噴出しているわけであって、安倍政権の暴走を認めておくわけにはいきません。

 国会内で農民連の全国会議があって、合間に昨日の予算委員会の審議の様子を紹介しながら来賓あいさつ。

 論戦と運動の共同で、安倍政権を追い込んでいきましょう。

 【今日の句】 急ぐなら 臨時国会 なぜ避けた

2016年1月13日水曜日

総理は最後の答弁で、目を合わせなかった

 多岐に渡るTPPの問題ですが、今日は日本農業がどうなるかをテーマに予算委員会で質問しました。

 NHK中継なので緊張しながらでしたが、問うべき論点は示すことができたかな、と思いました(日本共産党HPのこちらで見ることができます。ちなみに別枠で、質問後のコメントもあります!)。

 大きくは、①TPPのもとで食料自給率は向上できるのか、②「農林水産物・食品の輸出目標1兆円」の幻想、③TPPの「政策大綱」で、農家の所得向上ははかれるか--で問いました。

 日本の食料自給率は39%(カロリーベース)で、穀物輸入量は世界一という、これぞ爆買い国・日本。

 TPPによる農産物輸入増加は明らかで、さらに自給率低下は避けられないではないか--との
問いに、具体的な対策は明確に示されなかったように思います。

 何より、そのような中でも「攻めの農林水産業」で農家はがんばれと政府は言うので、取り上げたのが「輸出目標1兆円」。

 これは昨年の閉会中審査でも取り上げたもので、目標の半分は清涼飲料水や健康食品、菓子類などですし、みそ・醤油は含まれますが大豆の国産自給率が7%のもとで、日本産大豆である保障はありません。

 それでコメや日本酒、青果物、花卉など純然たる日本農産物の輸出実績を聞けば、足し算すると全体の9%余りでしかありません。

 目標1兆円が国内農産物で占められれば話はわかりますが、実際は1割ほどですから、目標を達成しても1000億円。

 政府は経済効果分析で農業生産額1300~2100億円の減少を試算しており、これでは輸出でがんばれと言ってもダメではないのか。

 農家の苦しみは農産物の価格低下で、生産費をまかなえないことにあります。

 農家の所得を上げるなら、看板に偽りありの「輸出1兆円」頼みではなく、価格の保障こそです。

 安倍総理や森山農水相からは、加工品にも国産があるとか、それでも輸出で成功できるかのような答弁でしたが、自信を持った答弁に思えませんでした。

 それは総理が最後の答弁で、私と目を合わせなかったことに表れていると思います。

 今日は23分のうちで農業に焦点をあてましたが、TPPそのものの問題点、林業・水産業、労働、保険、政府調達、ISDSなども、これから取り上げなければいけません。

 質問の最後に北海道別海町の調査から生産者と自治体の声を紹介しましたが、現場に根付いた論戦を引き続き進めたい。

 がんばりますね。

 【今日の句】 幻想で 農家はメシを 食べられない

2016年1月12日火曜日

明日、安倍首相に問う!

 今日は笠井亮・赤嶺政賢の両衆議が安倍政権を追及。明日は私が11:17~11:40で、TPPと安倍農政を問います。NHK中継あり!

 昨年1月13日も初質問のため正月もないようなものでしたが、今年も同じ1月13日の質問となりました。

 準備を重ねて集団的にも検討してきました。

 何を質問するかは書けませんが、限られた質問時間なので、端的にわかりやすい論戦にしていきたい。

 というわけで、今日は手短かの文章でお許しください。

 では明日!

 【今日の句】 ネクタイは きっとSTOP TPP

2016年1月11日月曜日

仲間とともに

 地域によって式の日は違いますが、ともあれ成人おめでとうございます。私の成人式は25年も前だったのか‥‥とシミジミ。少しは私も年相応になったかな。

 20歳のみなさんも、「オトナ」と言われてもピンとこないかもしれませんね。

 先ほどニュースでは、東日本大震災・被災地の新成人を取り上げていました。

 20年の歩みのなかで、楽しいことばかりでなく、苦しいことや悔しいことも多くあったでしょうね。

 きっとこれからも、予想もしない場面が次々と訪れるでしょう。

 その時に、仲間がいることの大切さに気がついてほしいなぁ、というのが私も思いです。

 この社会は、1人では生きていけない。

 支えあって、つながりあって、人間社会が成り立っている。

 ありきたりですが、必要とされない人なんて、この世にないと思うのです。

 いっしょに、新しい社会へ進みましょう。

 先に「オトナ」となった、おじさんの独り言でした。

 【今日の句】 説教を したがるオトナは 多いけど

2016年1月10日日曜日

本当に日本を守るなら

思い出しました。前に、娘から「TPPって何?」と聞かれたことがあったんです。ちょっとドキッとしました。

 ようやく政府がTPP協定文書と交換文書の日本語(仮訳)を発表して、ものすごい量なのですが読み進めています。
私は確かに共産党の国会議員ですが、子どもには必ず両面を話すようにしています。

 TPPで日本が経済的に豊かになる(?)ことと、目の前の食べ物が外国産に覆われることと。

 戦争法を必要としている言い分と、ねらいは別にあるという言い分と。

 道庁前の反原発行動に連れていくときには、なぜ電気が点くのかも話したことがあったっけ。

 子どもは子どもとして別個の人格なんですから、しっかり自分の意見を持ってもらいたいと思うのです。
とはいえ、同時に私は信頼されている(はずの)親なのですから、子どもを信頼して私の考えも述べます。

 保守だろうが革新だろうが、民主主義という基本に立ち返れば当たり前と思うのですが、そんなことはお構いなく強行で物事を進める安倍政権。

 本当に今の日本は、深いところでの危機を迎えているように思います。

 政党ががんばるのはもちろんですが、「市民連合」はじめ国民運動の流れと力を合わせて安倍政権を追い詰めたい。

 衆院道5区補選でも、新党大地が自民党候補を支援するとか。

 大局的に、今の日本と国民にとって何が必要かを考えながら、私も行動していきます。

 【今日の句】 国産の 意味を総理は 知ってるかい