2021年12月31日金曜日

今年も感謝

  激動の2021年、特に総選挙では本当にお世話になりました。人権・環境・平和を大事にする国へ、来年の参院選は縁の下で支える力となってがんばります。

 ブログで毎年恒例としている私の3大ニュースですが-ー

 ③上の子が高校入学(4月)

 コロナ感染が心配されたなか無事に受験を終えた上の子は、この4月から晴れて高校生に。あらためて日本の教育費は高いと実感です。高校入学して慣れる間もなくオンライン授業となり子どもなりに苦労したと思うのですが、今は新しい人間関係もできて、これからも充実した高校生活を送ってほしいと願うばかり。

 ②コロナ禍、わが家では‥‥(8月)

 わが家は全員陰性だったものの、実は夏休み明けに小学校での感染が確認されて大慌てとなりました。くらしや経営上の相談も相次ぎ、政治の責任の重さを痛感した1年でもありました。病院に行けず自宅で亡くなった方はじめ、あらためてお悔やみとお見舞いを申し上げます。オミクロン株も心配ですし、引き続き気をつけましょう。

 ①総選挙で議席に及ばず、共闘では大健闘(10月)

 とにかく今年は選挙に明け暮れた1年でした。初めて政権交代をめざし、市民と野党の共闘で与党を追いつめたことは確信にしたい。北海道での比例議席奪還はわずかに届かず、応援してくださったみなさんには申し訳ない思いでした。地に足つけた活動と、多くの方と結びつくことの大切さも痛感した選挙でした。あらためて、ご支持・ご支援に感謝を申し上げます。

 そういうわけで今年も残りわずか。よいお年をお過ごしください。

 【今日の句】来年も 歩みを止めず 意気高く

2021年11月27日土曜日

この切迫さに応えよ

 今日からの中央委員会総会に参加する前日、原油高騰や赤潮被害への対策を求める政府交渉に取り組みました。紙智子・岩渕友の両参議院議員が窓口になっていただき、道選挙区予定候補として発表されたばかりの松橋ちはるさんを先頭に党道議団(真下紀子・菊地葉子・宮川潤)とで要請しました。

 要請した41項目は、どれもが切実な内容です。金子原二郎農水相には赤潮被害対策を中心に要請し、補正予算で措置はしたものの、支援内容は道庁ともよく話し合っていきたいとの話でした。岩渕友議員は先日の十勝調査、松橋ちはるさんは日高管内の被害の実態を述べつつ「生活も後継者への引継ぎもできない」との声を代弁しました。

 金子農水相からは日本各地での漁業不振も触れられましたが、もちろん北海道もそのうちの1つ。まして赤潮被害は過去最大の被害額とされるだけに、救済や支援の一般論にとどめてはならないのです。先立つ省庁交渉の場でも、私から「台風などの被害集中局面と違い、被害持続局面との認識で対応してほしい」と訴えました。

 加えて原油高騰は道民にとっては家計直撃・くらし深刻なのです。暖房に使う灯油の店頭価格は全道域の平均は111・4円/リットルで、1ヵ月のうちに10円、5年前と比べれば50円もの大幅値上がりです。

 政府は備蓄分の放出とともに、元売り各社に5円/リットルの助成をして価格引き下げをとしています。その助成が小売りの店頭価格にまで反映するのか聞くと、「モニタリング体制をしっかり取りたい」とのこと。実効性が問われます。全体として既存の枠内での対応との答弁でした。そこから先へ進めるためには世論を大きくするしかない。

 矢臼別演習場でオスプレイも使った日米共同訓練計画についても、きっぱり中止をと訴えました。先だって沖縄県道104号線越え射撃訓練の移転訓練もおこなわれ、沖縄と「同質・同量」の訓練だからと言ってきたのに、今回はロケット砲まで使ったのではと疑われるほどでした。この事実を突きつけても防衛省は「同質・同量」と言い張るので、そこまで言うなら根拠があるはずで資料を出してほしいと突き返しました。

 この政府交渉の先頭にたった岩渕友参議院議員を含めて比例5議席確保、北海道では松橋ちはる必勝へとがんばりぬきます。

 【今日の句】対策は 待ったなしだと 現場から

2021年11月24日水曜日

北海道から新しい政治の流れを

 来年の参院選・北海道選挙区に松橋ちはるさんが立候補することを発表しました。比例選挙の躍進とあわせ、北海道での議席獲得に私も力をあわせます。

 松橋ちはるさんは2015年と2019年の道議選(苫小牧市)、2017年の道小選挙区9区候補に立候補。今回の衆院選も道9区予定候補として活動しましたが、立憲民主党との候補一本化を進めるなかで取り下げました。今度は全道候補として国政に挑みます。

 若い世代の声を届ける活動、苫小牧市へのカジノ誘致反対運動、いっしょに厚真町にも足を運んで被災地の復興に向けた取り組みなどもおこなってきた、国会でもすぐに働ける即戦力の松橋さん。新しい政治の流れを切り開くうえで最適の方です。

 夜間の高校・大学で学び、勤めてからも社会の矛盾を感じてきたときに日本共産党に出会い、政治の世界に飛び込みました。今日も「誰もが差別されない社会をつくりたい」と述べた決意には、みずからの体験が裏打ちされているのです。

 明日はあいさつまわり、明後日はさっそく政府交渉へと、私も元職として同行・サポートします。27日からの中央委員会総会後は、私は党道委員会の学習教育部長として縁の下でも支えます。日本共産党が伸びてこそ、必ず政治は変わる。私もいろんな場面で訴えます。

 【今日の句】春を呼ぶ 松橋さんで 勝ち抜こう

2021年11月21日日曜日

十勝管内で調査②生乳・てん菜

  昨日に続き、十勝管内での調査を記しておきます。全国的にコメ余り=米価下落が大問題となったのに続き、生乳でも同様の心配が広がっています。てん菜でも生産抑制が心配されるなか、本別町にある製糖工場が生産中止・閉鎖を突如発表するなど、不安が重なるような事態が起きているのです。

 酪農・畜産では、施設更新や機械購入の際に国が半分補助する「クラスター事業」が続けられてきました。補助を受けるには、増産が前提とされます。こういう誘導策もあり北海道では生乳の生産量が増えてきましたが、コロナ禍による消費減少で脱脂粉乳などの在庫が積みあがりました。学校給食がない冬休みは生乳余りも見通され、生産抑制が議論されてきたのです。

 しかし、蛇口を閉めるごとく搾乳は止められません。過去の生乳過剰時には牛を処理した歴史もありましたが、それでは元の生産量に戻るまで数年かかり、同じ轍を踏みたくない農家の思いもわかります。そもそも国が増産を誘導してきたのですから、市場や農協・生産者まかせにしないで責任を果たすことが必要です。

 「クラスターで購入した分の返済も始まってくる。心配だ」「燃油高や飼料高騰もありコストも増している。利益幅が下がれば後継者も育つだろうか」との不安の声も聞きました。生産者が不安を抱えている一方で、大手乳業メーカーは過去最高の純利益を上げてもいることへの不満も膨らんでいます。ここでも国が役割を果たすべきです。

 てん菜は北海道以外で馴染みがないでしょうが、畑作における重要品目です。畑での連作障害を防ぐために、てん菜・豆類・ばれいしょ・麦を交代で作付けする「輪作体系」が確立しているからこそ、豊かな実りが保障されます。ところが今、てん菜生産がピンチなのです。

 糖類支援の仕組みは複雑で、外国からの加糖調製品にかかわる関税相当分を、国内での支援に充てています。つまり、国内支援を増やすためには輸入を増やすということになるのです。健康志向の反映などで糖類控えもあるなか、国内生産糖の消費が減ってもきました。しかし、減産は輪作体系を壊すことになるだけに消費拡大が求められてきたのです。

 そんな矢先に今年8月、北海道糖業が2023年3月をもって本別町での砂糖生産を終了すると発表。収穫されたてん菜は集積して北見工場などへ輸送するとのことですが、地域の働く場が減ることや、その集積もいつまで続くかの見通しもわかりません。実はてん菜の搾り粕(ビートパルプ)は乳牛用の飼料にもなっているので、この確保も問題になります。

 「国は違う作物をつくれというが、輪作体系を壊すことになる」「てん菜は収穫時期が遅いため、他の作物と重ならないのが利点。違う作物となれば収穫時期が集中してしまう」などの実態があります。その現実を国は知ってるはずですが、生産数量の減少が検討されている背景は、TPPなどによる関税削減で支援額が減らざるを得ないこともあります。

 それなら国が支援を強めればいいものを、しようとしない。各地の懇談で「国は食料自給率を上げる気がないのでは」「自動車産業は支援される一方で、農業は泣かされてきた」との痛切な思いを、しっかり反映しなければ。議員バッジはなくとも、紙・岩渕の両議員などとも連携していきます。

 26日には上京して党道議団と政府交渉もおこない、昨日に記した赤潮被害への支援なども訴えてきます。

 【今日の句】食までも 自己責任の 国変えよう

2021年11月20日土曜日

十勝管内で調査①赤潮被害

  18~19日に十勝管内へ、紙智子・岩渕友の両参議院議員による調査に同行しました。2回に分けて記しておきたく、1回目は国内最大の被害額が見込まれる赤潮被害です。訪れたのは豊頃町と浦幌町。菊地葉子道議もいっしょです。

 赤潮で最も大きな被害を受けたのは、1972年に瀬戸内海で発生した時のもの(71億円)とされています。ところが道によれば、それを大きく上回り最大167億円規模の可能性とのこと。訪れた大津漁協からは、秋サケは「網にかかり斃死(へいし)していた分はカウントされるが(赤潮を避けて)網に入らない分はカウントされていない」ため、実際の被害はさらに膨らんでいると思われるのです。

 大津漁協の水揚げは8割が秋サケ。この数年は、そもそも水揚げ量が大幅に減っていたため漁獲共済による「5中3(過去5年間のうち水揚げ量が最高と最低の年を除いた3年)」という基準では、漁に出る最低経費をまかなうくらい=つまり、もうけはほぼ出ないということになるのです。

 実は秋サケは全道的に遡上数が減っており、採卵・ふ化・放流も厳しくなっています。国が公的責任を減らしてきたことが背景にあり、もはや民間だけでは対応できなくなってきているところに赤潮被害。秋サケ漁は二重三重にピンチを迎えているのです。

 「このままでは会社がつぶれる」「漁業再開の時までメンバーが欠けないように、その間の生活支援を考える必要がある」など切迫した実態を聞き、国が災害級の被害と位置づけて支援をすべきと痛感しました。豊頃町や浦幌町は予算をやりくりして、各1000万円もの支援を始めているのです。

 「漁師は漁獲量の減少に耐え忍んできたが、このまま被害が続けば地域づくりの根幹を揺るがすようなことになる」(按田武・豊頃町長)、「漁業者をできるだけ後押ししたく支援金を実施した。秋サケ養殖100年の歴史の危機だ」(水澤一廣・浦幌町長)との声を、しっかり国へ反映していきたい。

 農業分野では生乳・てん菜にかかわる大問題もあり、これは明日、続きを記します。

 【今日の句】この海とともに 生きてく国ならば

2021年11月14日日曜日

全道で間違いなく大奮闘

 お礼にと道内をまわり「残念だった」との声も聞きつつ、来年の参院選に向けてがんばろうとの交流もできました。各地の党員・後援会員や支持者のみなさんの大奮闘が本当によくわかり、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

 議席は獲得できなくても、比例北海道ブロックでの得票率は東京ブロックに次ぐ全国第2位。それでも議席を取れなかったのは力不足というだけでなく、定数8という少なさもあります。各地で話を聞くなかで、いろんなこともわかりました。

 例えば、自民党は組織力をフル稼働し、これまでにないほどの業者締め付けなどもおこなっていたようです。本来は政権への審判のはずである総選挙なのに、野党共闘の審判へとマスコミの論調も移っていました。野党共闘を批判していた維新が札幌中心部で小選挙区候補による演説を広げていたなか、反論すべく日本共産党は候補を取り下げた選挙区も多くありました。

 これだけ野党や日本共産党への包囲網があったなかで、北海道では議席獲得にあと一歩まで迫っていたのでした。確信にすべきは確信にすべきなのです。単なる力不足ではなく、野党共闘への危機感から権力側が総力をあげ、それに対抗するうえでの力不足ととえらえることが大事だと思います。

 本気の共闘ができれば、さらに勝利できたはずという話も聞きました。協力を積み重ねていた地域もありますし、新しい一歩の模索が始まっている地域もあります。ここで共闘を壊して喜ぶのは権力側です。共闘の前進に、私も引き続き力をあわせていきたい。

 ちなみに全道をまわるうえで、JR北海道による今秋の6日間周遊券(特急も乗り放題で何と半額の12000円!)をフル活用させていただきました。合計の移動距離は3000km近くにもなり、ちょうど日本を縦断して沖縄まで到達した距離になります。本当に北海道は広い。

 あいさつの合間に、赤潮被害が広がっている釧路町では町長さんとも懇談させていただきました。今週は紙智子・岩渕友の両参議院議員と十勝地方へ調査に訪れる予定です。しっかり国会に反映する役割を、地に足をつけてがんばっていきます。

 【今日の句】財産も 課題も次の 糧となり

2021年11月1日月曜日

ご支援に心から感謝

 残念ながら議席獲得には至りませんでした。多くの方のご支援をいただいたことに、感謝を申し上げます。議席はなくとも、市民の声が生きる政治の実現に北海道で力を尽くしていきます。

 党員・後援会員のみなさんが大奮闘され、市民の風・北海道のみなさんの応援も力強いものでした。北海道では「原発なくそう」と市民運動や大きな集会が相次ぎ、安保法制=戦争法の強行採決ではかつてなく市民の声が起こりました。今回の共通政策や政権協力だけでなく、ずっと積み重ねてきたことの大事さを痛感しました。

 比例ブロックごとの日本共産党の得票率を見ると、最も高いのは東京ブロックの10.40%ですが、2番目は北海道ブロックで8.06%。それでも議席を取れないのは定数の少なさゆえですが、この得票率は多くのご支援があったことを示しています。本当に感謝しかありません。

 急いでやらなければならないことがあります。北海道の冬に欠かせない灯油の価格高騰への支援、道東・日高地方を中心に広がっている赤潮被害への対策、米価暴落はじめビートや乳製品でも不安が広がっていることなど、選挙期間中にも切実な声が寄せられるほどでした。

 自民・麻生副総裁が「北海道のコメがおいしくなったのは温暖化のおかげ」と発言したことには怒りが広がりました。コツコツ続けた品種改良の努力をふみにじり、気候危機を容認するような政治でいいのか。早く新しい政治にしなければと、心から思いました。

 市民と野党が力をあわせることで自民・公明を追いつめたことは間違いありません。この道を強めることや、選挙戦で訴えてきたことの実現に力を尽くします。開票の遅れで午前4時過ぎに記者会見し、一睡もしないまま紙智子参議院議員と朝の結果報告に立ちました。あいさつに各団体などをまわると「下を向かないでがんばるよ」「新自由主義が持ちこまれないように運動と強めなければ」との話になりました。そうだ、私もがんばろう。

 なお、ほぼ毎日更新してきたブログも、いったん不定期更新とする予定です。あらためて選挙戦でのご支援に、心から感謝いたします。ありがとうございました。 

 【今日の句】地に足を つける重みを かみしめる

2021年10月30日土曜日

比例は日本共産党

 命とくらしを最優先に守る政治、人権・地球を守る政治、ウソをつかない政治へ。私も力になってがんばりたい。そのために「比例は日本共産党」。最後の最後のお願いです。

 今日は紙智子参議院議員、戦争させない市民の風・北海道の川原茂雄共同代表も応援に駆けつけてくださいました。今日も演説箇所の先々で「選挙に行こう」と、盛り上げてもいただきました。

 市民と野党の力を合わせれば、必ず政権交代への道は開かれます。揺るがぬ日本共産党の議席が伸びてこそ、確かな力となって働けます。この4年間、私も北海道をまわって身につけてきたことを必ず国政で生かしたい。

 私も最後の最後までがんばります。まだ時間があります。最後のお願いです。あと1人、もう1人と「比例は日本共産党」と広げてください!

 【今日の句】国会へ 必ず戻り 変えていく

2021年10月29日金曜日

やっぱり市民と野党の共闘で

 今日は札幌市内。市民の風・北海道の上田文雄共同代表(元札幌市長)も、マイクを握ってくださいました。国民を突き放す政治ではなく、あたたかく支える政治にしようとの思いを込めて私も訴え。いよいよマイクを通じて訴えられるのも、明日のみとなりました。

 上田さんは「戦争させない市民の風・北海道」と、そもそもの原点から切り出しました。安保法制の強行があり、安倍元首相は「戦争する国になどならない」と言ってはいたものの、今や戦闘機購入など自衛隊の関連予算が膨れ上がり、住民の福祉やくらしが圧迫されていると上田さん。

 「はたやまさんは安倍首相とも論戦し、国会での質問回数も多かった。3区の荒井ゆたかさん(立憲)ともども、いっしょに国会へ送ろう」と呼びかけてくださいました(演説場所は3区内だったため)。日本共産党の宣伝カーの前に立ってくださるだけでもありがたいことなのに、このような激励に私も元気をもらいました。

 この場所には党員・後援会員のみなさんが大きなメッセージボードを持って交差点四つ角でスタンディングし、市民の風のみなさんも多く駆けつけて「選挙に行こう」と歌いながら、雰囲気を盛り上げてくださいました。この押上げに応えて、何としても議席を勝ち取らなければ。

 遠くで演説を聞いてくれた方が手を振っていたので、党員の方が話をしにいったら「うちには3票あるから大丈夫」と嬉しいことも。各地で激励もいただき、本当にありがたい。全道にいる党員・後援会員さんのあたたかさを実感しながらたたかってきた、これまでの11日間でした。

 最後までがんばりぬかなければ、チャンスはつかめない。明日は悔いなく、最後まで「比例は日本共産党」と訴えぬきます。

 【今日の句】もう一歩 明日で必ず 突き抜ける

2021年10月28日木曜日

積み重ねこそ政治を変える力

 帯広市で市田忠義副委員長を招いた街頭演説には石川かおり道11区候補もマイクを握り、ともに勝利をとの訴えに大きな拍手。これまで十勝で力を合わせてきた経過もあり、一体感ある街頭演説になりました。

 石川選対事務所や石川知裕さん、市民の風とかちのみなさんも駆けつけて最後まで演説も聞いてくださり、本当にありがたい。こういう力こそ政治を変える確かな力だと確信になりました。これを自民・公明が野合呼ばわりするのは、あまりに表面的。安保法制の採決強行から続く、確固とした経過があるのです。

 自衛隊官舎に近い場所での演説もあり、そこでは共闘の原点は「武器をもった自衛隊を海外へ送らない」だったことにも触れました。2014年の初当選は、安倍政権のもと集団的自衛権を行使できると憲法解釈を変えた後の総選挙で、質問準備で十勝入りしたのに合わせて演説した場所は、この官舎そばだったのです。

 あれからの積み重ねがあってこそ、今回の政策協定・政権合意・選挙協力です。決して野合ではない。政策協定も、今の自公政権では実現できないことに市民が声をあげてきたことばかりです。科学的知見にもとづくコロナ対策、税制の見直しをふまえた消費税減税、ジェンダー平等や原発のない脱炭素社会の追求、森友・加計・「桜」の真相究明などです。

 ウソをつかない政治、市民と向き合う政治、くらしや人権を大切にする政治へ今度こそ。最後の最後まで大接戦になっています。政治を変える力は日本共産党にある、市民と野党の共闘にあると訴えます。

 たくさんの差し入れも、たくさんの激励もいただいた十勝を離れ、明日は恵庭・北広島をまわり札幌へ。あなたの1票には力があります。政治は変えられます。

 【今日の句】伝えたい あなたに変える 力ある

2021年10月27日水曜日

不安があっても大丈夫

 「共産党は困ったことがあったら相談にのってくれる」。市民連合@くしろねむろ・岸本共同代表の応援演説が胸に響きました。傷ついた時に「大丈夫ですよ」と言える政治に、そんな日本に。あらためて心に刻みました。

 今日は北見市から、夜は釧路市まで。釧路市では先の岸本さんのほか工藤共同代表もマイクを握って、「必ず政権交代を」「はたやまさんを国会へ送ろう」と力強い訴えをいただきました。道7区は日本共産党・石川明美さんが立候補しているのですが、野党候補の一本化はならずとも、釧路市では8回もの市民と野党の共同行動を積み上げたことが力になっているのです。

 釧路市は、政治の力が必要です。コロナ禍での打撃、全国でも過去最大の漁業被害となっている赤潮、そしてガソリン・灯油高騰など、くらしや地域への打撃が重なっているのです。緊急支援とともに、くらしや生業への国の責任を強めなければなりません。

 石油業法が2001年に改定され、市場まかせの価格となってしまいました。農業もコメの需給は生産者まかせ、漁業も魚価安定対策はあまりに薄い。あらゆることを市場にまかせて国が責任を負わない新自由主義が、釧路市はじめ北海道を苦しめているのです。これを何としても変えたい。

 先だって朝は北見市から始まり、そこで演説を聞いてくださったという方から党地区事務所に「小難しい話でなく理解できた。共産党はこれからも、私らにわかる話を頼みたい。必ず入れるから」との電話があったそうで、本当に励みになります。

 網走市でも行き交う車から手を振る方の姿が多く、大学アパート前では、たぶん大学生だろう女性3人がパンフも受け取っていきました。とはいえ投票に至るには、あなたの1票で政治は変えられることや、日本共産党の議席の大切さや私の決意を伝えないと。

 いよいよマイクを通じた訴えも残り3日。最後の最後まで「比例は日本共産党」と訴えます。心細いことがあったとき、明日への不安があった時に「大丈夫だよ」と伝わる政治に変えていきたい。その力になれるよう私もがんばりますので、まわりへ「比例は日本共産党」とお広げください。

 【今日の句】突き放す国より 包容ある国へ

2021年10月26日火曜日

勢いは野党にあり

 旭川市から上川管内をまわり、夜は北見市で菅原まこと道12区候補の個人演説会にて並んで訴えました。とにかく移動だけで時間も体力も奪われるほどの北海道の広さを、つくづく感じました。

 道12区は全国一広い選挙区。ほぼ岩手県の面積に匹敵します。農林漁業が基幹産業ですが人口減少など課題も多く、菅原さんへの期待も大きい。何度も国政選挙に挑戦し、党北見地区委員会の委員長として地方議員や党員などと、オホーツクの未来を考える中心となってきたのが菅原さんだからなのです。

 青年時代からの仲である菅原さんの人柄を一言で表せば「粘り強き人」。責任感の裏返しでもあります。日本共産党は野党ですし、すぐに実現できないことがあっても、粘り強く世論に訴え政治を動かす党です。今回は道12区で野党統一はできなかったけど、オホーツクはじめ粘り強い取り組みがあったからこそ、全体として政権交代の選挙に挑んでいるし、道12区で先頭に立ってきたのが菅原さんです。

 だから胸を張って小選挙区は菅原まことと書いてほしいし、もちろん比例は日本共産党。会場はコロナ感染防止もあり限られた人数でしたが、一体感ある個人演説会になりました。帰り際に次々「がんばって」と声をかけられたことにも、期待の大きさを実感しました。菅原さんとは明日もいっしょにまわります。

 旭川市は市役所前で真下紀子道議と党市議団といっしょに訴え、真下道議は旭川市内の全箇所に応援に駆けつけてくださいました。一体感こそ勝利のカギ。本気で政治を変える姿勢が待たれているし、パンパンに詰まった政治を変えたいという国民の願いは、静岡県の参院補選でも示されたのです。力の限り「政治は変えられる。市民と野党で力をあわせた変えよう」と訴え続けたい。勢いは野党にあり、です。

 上川町では、中学生か高校生かと思われる方が自転車を止めて演説を聞き始め、ジェンダー平等について話し始めたら誰もが気づくくらいにハッと顔をあげて、私の方を向いてくださいました。理不尽な経験をしたのかもしれないし、自分で情報を探していたのかもしれません。演説後に駆け寄り話しかけても無言でしたが、しっかり気持ちを受け止めたい。

 先ほど寿都町長選挙の結果が入り、文献調査撤回を掲げた越前谷候補は惜しくも届きませんでした。幸坂町議に話を聞いたら、かなり片岡町長陣営は(今日も)必死だったことがわかりました。それでも町民のみなさんが主体となって、真剣に町の未来を守ろうと力をあわせてきたことは必ず財産になる。片岡町長は、次の段階に進む時には住民の意思を問うとしたのですから、あきらめずに私も力をあわせたい。

 明日は菅原候補との訴えののちに釧路市へ。残りわずか、元気に訴えぬきます。

 【今日の句】掲げてる政策 じっくり見てほしい

2021年10月25日月曜日

これでは農業に展望が見えない

 快晴に元気をもらい、今日は道内有数の米作地・空知管内から旭川市へ。米価下落で農家が苦しんでもコメの輸入をやめない、株価下落は買い支えても米価下落は買い支えない、こんな政治を変えなきゃいけない。

 自民・麻生副総裁が「温暖化したおかげで北海道のコメはうまくなった」と発言したそうですが、そもそも気候危機を容認する姿勢や、北海道民が温暖化を喜んでいるような発言は許されない。これほど美味しいコメがつくれるようになったのは、農家や研究機関などが土づくりや品種改良の努力を重ねた結果なのです。

 さらに重大なのは、米価暴落で苦しむ農家に心を寄せるのでなく、輸出でがんばれと政治の責任放棄を正当化していること。こういう政治だから農業を続けることに安心を持てず、新規就農が増えないのです。この政治を必ず変えたい。

 今日のスタートの長沼町では10区市民の会のみなさんがギターを鳴らして「選挙に行こう」と盛り上げてくださり、岩見沢市では後援会から必勝祈念の折り鶴もいただきました。「もう一歩、広げてください」と訴えると「わかったよ!」との合いの手もありがたい。

 農林漁業を続けるためには、安定した価格保障と所得補償が不可欠です。胆振東部地震の際に、被害に遭った農家から「それでも農業を続ける」との言葉を聞き、地域・食料・命の土台を守っているところに政治が責任を負うべきだと痛感したのでした。

 各地で地方議員・予定候補のみなさんも駆けつけ、旭川市でも真下紀子道議や党市議団がいっしょに市民へアピール。真下道議は昼に西川将人6区候補の応援に行ったとかで、共闘が日に日に強まってきています。政権交代へ向けて、そろって勝ち抜きたい。

 明日も旭川市から上川管内、夜は北見市で菅原まこと道12区候補との屋内演説会です。選挙戦も折り返して後半、最後まで元気に訴えぬきます。

 【今日の句】下支えあって 農家はがんばれる

2021年10月24日日曜日

命を守る福祉灯油を

 いよいよ選挙期間も折り返し、小池晃書記局長の応援も受けて議席回復へ猛追です。今日は熱い反応も、ずいぶんと寄せられました。自転車で配達する某社の方も「マニフェストください」と、スタッフに声をかけたとか。励みになります。

 小池さんは「北海道から政権交代を」と力を込め、市民の風・山口たか共同代表は2019年参院選のヤジ排除事件で藤野衆議院議員が調査・質問したことに触れて「はたやまさんにも国会でがんばってほしい」とエール。本当にありがたいです。

 私からは、北海道には政権交代が必要であることと、国会と道民の架け橋になるのが日本共産党だと訴えました。その一例がガソリン・灯油高騰対策。北海道の冬に欠かせない灯油の高騰は、生活弱者にとって命や健康にかかわる大問題なのです。

 2008年の高騰時には、当時の比例候補・宮内聡さんが「国も責任を果たせ」と政府へ交渉し、福祉灯油を実施した地方自治体には半額を特別交付税で措置するようになりました。その結果、道内98%の自治体で福祉灯油が実施されたのです。

 今日の演説では、このような取り組みを紹介して、「日本共産党はずーっと、なによりいのち」の党だ、命を守る架け橋として比例議席を必ず勝ち取らせてほしいと訴えました。コロナ禍で多くの方が傷ついた今こそ、なのです。

 各地をまわるなかで、バスの運転手さんや街中で歩いていた女性がそっと手を振る姿が見られたり、大通公園では遠くで聞いていた方が演説後に立ち上がり大きく手を振ってくれたり、白石区では「通るのに邪魔なんだけど」と言っていた方が「あなたが候補なの。がんばってね」という一声があったりと、しっかり演説を聞いてくれているのだと、よくよくわかりました。

 夜は厚別区で橋本みか5区候補と合同演説。橋本さんは「貫く力をもった政治家」です。国会を見ても何だか軸のないような議員がいたり、委員会で寝ている議員と比較するのも申し訳ないくらい、一筋にがんばりぬく橋本さん。こういう時代だからこそ必要な橋本さんとともに、2人いっしょに国会で働かせてほしいと訴えました。

 今日も17ヵ所での街頭演説、少し声にもかすれが入り始めました。しかし、政権交代への思いはかすれることなく、太く、まっすぐに。明日は空知管内から旭川市へ向かいます。

 【今日の句】このチャンス 絶対逃さず 追い上げる

2021年10月23日土曜日

切り込む議席は共産党

 週末は札幌市内、雪の積もった手稲山を見ながらスタート。雨が降ったりやんだり寒さのなかでも19ヶ所、何としても「比例は日本共産党」をと、日本共産党の議席の力を訴えてまわりました。

 私が当選した時に持てた議案提案権で、提出したのは政党助成金廃止や企業・団体献金の禁止法案でした。汚いカネにまみれない日本共産党だからできたことだと、誇らしく思ったものでした。だからこそ切り込める問題があるのです。

 その1つが新幹線トンネル工事の有害残土問題。北斗市で環境基準を大幅に超えるヒ素などが出たのに、市民や市議会にも報告されないでいました。鉄道運輸・機構へ出向いて「工事を中止して全調査を」「再び隠すことなどないように」と訴えましたが、八雲町で同じように隠されていたのです。

 こういう問題にも切り込めるのが、日本共産党ならではなのです。財界寄りの政党では、こういう仕事はできません。手稲区では市民のみなさんが「命と健康を守れ」と有害残土の押しつけに反対する運動をしてきて、ここでも一致点を大切に、私や佐々木明美市議も力を合わせてきました。

 そもそも北海道の地質を考えれば、有害残土が頻出するのは当然です。新幹線の札幌延伸は需要予想も楽観的で赤字になることが必至だし、こういう問題も含めてトンネル工事をいったん止めて延伸中止も含めた再検討が必要ではないのか。残土問題も、どこかに押しつけて済む話ではありません。

 もともとは2030年度末開業という無理な日程があるから、不都合なことは隠し、どこかに押しつける結果になるのです。この根本から見直すべきだ。少なくとも、住民合意なき有害残土の押しつけはすべきでなく、そのために国へ反映していく議席を勝ち取らせてほしいと訴えました。

 さて、明日は小池晃書記局長が来札です。12:00~札幌駅南口(佐藤水産前)です。お聞きください。

 【今日の句】みそ汁の湯気に 一瞬ホッとする

2021年10月22日金曜日

寒さを超える熱気

 どこの町でも「がんばろう」と力強い激励。農協職員さんも出てきてくださり、山添拓参議院議員まで東京から駆けつけていただき、本当にありがたい。ますます訴えにも力が入ります。

 今日は江別市から新篠津村・当別町・石狩市、夕方からは小樽市・余市町へ入りました。農林漁業や新幹線トンネル工事の有害残土、並行在来線、原発と「核のゴミ」など、たくさんの課題に直面している地域です。

 コメの一大産地である新篠津村や当別町。石狩市でも農協訪問の際に、今年だけでなく来年も米価が下がる心配の声を聞きました。株価が下がれば買い支えるのに、米価が下がっても買い支えない政府の対応に、農家が悲鳴を上げているのです。

 政府の買い入れと市場隔離、そしてミニマムアクセス米だって、もう見直しの議論をするべきです。輸入米を売れば米価下落に拍車がかかるため、税金を使って保管しっぱなしとは、貴重な税金のムダ遣いにもなっているのではないのか。

 山添議員が「私が当選した直後の臨時国会で、北海道の農林漁業を守れとTPPの論戦に立っていたのが、はたやまさん」と押し上げていただき、あらためて身が引き締まりました。北海道の声を届ける議席を、再び勝ち取らなければ。

 小樽市では、公示前に聞いた三角市場や都通り商店街での声も紹介しました。もう一度、持続化給付金や家賃支援金を、そして、どの店も見捨てることなく等しく支えるうえでも消費税減税を!

 これまでも拓銀破綻やマイカル問題など、何度か苦難に見舞われた小樽ですが、そのたびに地域の結びつきの強さで乗り越えてきました。現場で語り合えば必ず出てくる知恵や展望を、国も後押しできるようにしていきたい。

 すっかり暗い余市町ではライトの準備までいただき、エールの声も大きい! 支えられているありがたさを胸に、明日も元気に訴えます。

 【今日の句】勢いは 末広がりに また明日も

2021年10月21日木曜日

安心して働ける日本に

 鉄の町・室蘭市の朝はいつも早く、工場門前でのあいさつから。窓を開けて手を降る方の姿もあり、励まされます。その後は登別市・白老町・苫小牧市・千歳市で訴えました。

 室蘭市は鉄鋼関係、白老町と苫小牧市は製紙工場、苫小牧市や千歳市は自動車関連はじめ製造業の大企業が立地している地域。思い出すのはリーマンショック時に、苫小牧市での工場門前で派遣切り許すなとの宣伝をおこなったことです。

 工場に入る労働者は自動車出勤で、多くは右折して道路を横断していきます。そこで必ず一定時間停まるし、停車の列もできます。その1台1台の窓をノックし、運転手さんにチラシを渡すのです。何としても労働者を守る情報を届ける、連帯をつくりあげる労働運動の不屈さに学ばされました。

 労働者1人1人は、とりわけ大企業では企業側とは対等の関係にはなれません。だから憲法でも働く仲間の団結権や、労働組合をつくる権利が保障されています。労働組合を敵視するような企業があればそれ自体が誤りですが、実際は労使協調路線であったり、いろんな分断や懐柔策があったりします。労働運動にも、さまざまな歴史がありました。

 そのような経過がありながら、市民と野党の共闘が前進していることは本当に歴史的。総選挙の結果はどうなろうとも、しっかり前進していけるはずです。その前進に、私も誠実に取り組んでいきたい。今日はとりわけ連帯の気持ちを込めながら、内部留保も活用して賃上げ・正社員化、下請け企業との公正取引など、大企業の役割を果たすべきとマイクを握りました。それらが消費の拡大にもつながっていくはずです。

 午前中は晴れていたのに、昼から再び冷たい雨に見舞われました。それでも多くの方が駆けつけていただき、本当にありがたい。訴えにも力が入ります。いろんな世論調査は出ているけど、まだまだ比例議席を勝ち取れるまで届いていません。「比例は日本共産党」と、しっかり明日も訴えていきたい。

 【今日の句】今でこそ 内部留保の 活用を

2021年10月20日水曜日

観光地の灯を消さない

 今朝は岩渕友参議院議員・党函館市議団や本間かつみ党地区副委員長と、函館朝市の訪問から。驚くほどシャッターが閉まり、閉店・空きスペースが増えているのに胸を痛めました。当面は持続化給付金・家賃支援金が絶対に必要だし、さらに突っ込んだ観光業施策を急がなければと痛感しました。

 「毎月毎月、閉店が続いている。しばらく観光客が来なければ、私も2~3年続けられるかどうか」「飲食店はテイクアウトなどできても、観光関連は人が動かないと厳しい」との声のほか、「大変不本意ですが閉店することになりました‥‥表舞台からは暫くは消えますが また復活させたい思いです」との張り紙もあり、食堂に育った私としては胸が締め付けられるような思いでした。

 コロナ禍で業者からの要望を聞くたび、無力感に襲われることも少なくありません。明日の日銭が必要なのに、それが手に入らない。野党だからなのか、与党となっても、すぐ明日に実現できるのだろうか‥‥と思いが巡るのです。しかし、下を向いている場合ではない。私の決意も伝えながら「いっしょにがんばります」と話しながらまわりました。

 秋の嵐に襲われた北海道でしたが、何とか札幌行の飛行機は飛び、志位委員長を招いた街頭演説へ。悪天候にもかかわらず多くの方が駆けつけてくださり、本当にありがたい。市民の風・北海道の山口たか共同代表からの「はたやまさんには、国会でがんばってもらわないといけない」との言葉も、本当にありがたく思いました。

 小選挙区5区の橋本みか候補、伊藤りち子比例候補も迫力十分。私も函館朝市の声を紹介して、何としても議席を勝ち取る決意を訴えました。志位委員長から「4年間、北海道をくまなく歩いて政治家としてパワーアップした」との激励や、政権交代への熱い思いも隣で聞いていて、いっそう身が引き締まりました。

 JRが運休になったためバスに飛び乗り、洞爺湖町で選挙カーと再合流し、伊達市・室蘭市とまわりました。マイクを握る前に、洞爺湖観光協会などで聞いた話も思い返しました。有珠山噴火から温泉街が復興する、そのシンボルとなったのが毎夜の湖上花火。それがコロナ禍で中断となっても「必ず、また花火を上げる」との熱い思いに応えなければと思ったのです。

 大々的な観光旅行への不安は根強いものの、隣接地域同士での観光や、学校・町内会行事など、できることへの支援が強められれば。地域ごとの特色を生かす点からも、地方自治体への臨時交付金が喜ばれたような同様の仕組みも必要だと思います。大量の外国人観光客依存から、持続可能な観光業への議論も進めたい。高齢者・障害者も安心して観光ができる「やさしい観光」づくりも、私の持論です。

 観光基本法は第1条の冒頭に、観光は国際平和と国民生活の安定のうえに成り立つものとされています。侵略戦争の反省から、観光は平和産業と位置づけられたのです。単なる消費としての観光業でなく、自然や文化、歴史や人情に触れて人として一回り豊かになれる、そんな観光業をめざして、どんどん提案していきたい。

 【今日の句】人情と ふれあい消さぬ 政治へと

2021年10月19日火曜日

この声を胸に

 いよいよ政権交代へ、やりがいある総選挙がスタート! 私は札幌市・第一声の後に函館市へ飛び、12日間かけて道内各地で「比例は日本共産党」を訴えてまわります。必ず北海道での比例議席奪還へ、燃えに燃えてがんばりぬきます。

 第一声には市民の風・北海道の川原茂雄共同代表が駆けつけていただき、政策協定・政権協力もできたなかで政権交代をとの訴えに続き、「4年前に畠山さんの議席を失ったことは痛恨の極み。比例は日本共産党を」と呼びかけてくださったことは、本当に感謝しかありません。しっかり期待に応えたい。

 紙智子参議院議員・伊藤りち子比例候補も訴え、私からは道内で聞いてきた声と思いを、できる限り盛り込んでの第一声。青年学生後援会からもらった「はたぴー」入りの手作りタスキに、たくさんの願いが手書きで寄せられていることも紹介して、「この声を必ず国政へ届けたい」決意を述べました。

 「最低賃金1500円! 子どもを大切にする国に!」「青年の声を聞いて行動してくれるはたぴーを国会に再び送りたい」「今までの努力や草の根の運動が実を結ぶ時がきました!」などなど、昨日も1つ1つのメッセージを読みました。この声を胸に、最後までがんばろうと心に誓いました。

 函館市での第一声にも多くの方が駆けつけて、「がんばろうね」と声をかけてくださる笑顔が本当にあたたかい。途中から雨にもあたりましたが、負けない勢いで訴え続けました。家のカーテンを開けて、子どもと演説を最後まで話を聞いてくださった母親がいたのですが、地元の党員・後援会員の誰もつながりのない方だとか。

 コロナ禍を経験して、今の政治に疑問を持っている方は必ずいるはず。新しい政治の姿は市民と野党の共闘にこそあるし、政権交代への確かな力は日本共産党にこそあります。堂々と「比例は日本共産党」と訴えていきたい。

 明日は函館朝市をまわった後に再び札幌市へ、志位委員長の来札にあわせた街頭演説を昼におこないます。12:00~札幌市・赤レンガテラス前ですので、お昼休みに時間のある方は、ぜひ足をお運びください。

 【今日の句】4年間 聞いた願いを 掲げてく

2021年10月18日月曜日

農林漁業・食料生産は命の土台

 公示前最終日は日高管内へ。「必ず勝とう」など次々と声がかかり、商店から出てきた店主さんからも「がんばって」と激励をいただきました。明日からも力いっぱい「比例は日本共産党」と訴えていきます。

 地方切り捨ての自公政治に、とりわけ日高管内は苦しめられてきました。JR日高本線は廃線とされ、日高町立門別国保病院や新ひだか町の2町立病院は再編・統合を迫られ、まるで日高に住むなと言わんばかり。

 新自由主義の政治を何としても終わらせて、どの町でも安心してくらせるような土台づくりをしていきたい。嬉しいことに、浦河町役場前での演説には池田拓町長も出てきて聞いてくださいました。

 車から手を振ってくださる方の姿も多い。同行してくださった地方議員のみなさんと、住民との結びつきの強さが伝わってくるのです。

 日高本線の維持・存続の訴えにJR北海道へ要請に行ったり、大雪による農業用ハウス倒壊の現場へ調査に行ったり、胆振東部地震の被害現場を駆けまわったりと、いっしょに活動した4年間を思い出しました。苦難あるところ日本共産党あり、なのです。

 今日も街頭演説の合間に、日高中央漁協へ立ち寄り赤潮被害の状況をうかがいました。ウニやツブ、ミズダコは全滅状態、低温にも強いプランクトンなので「年内まで被害が出るのかと不安です」と小松伸美専務さん。

 これほどの被害は過去に例がありません。「高齢の漁業者の意欲がそがれて、後継者もないまま漁師をやめるとなれば日高漁業は成り立たなくなってしまう」との強い危機感に、しっかり国へ反映していきたいと私も応じました。

 農林漁業・食料生産は命の土台であって、他国では10年・20年と続けられるだけの所得補償や価格保障をおこなっています。しかし日本は、ここでも生産者への自己責任。米価暴落だって政府は保管経費の補助で済まそうとしていますが、市場から隔離するような政府の買い取りがなければ価格政策とはならないのです。

 これまでの自公政治は行きづまっています。必ず政権交代へ。まわりの方にも「比例は日本共産党」と、お広げください。

 【今日の句】食料を 粗末にする国 未来なし

2021年10月17日日曜日

冬を前に、あたたかい政治を今こそ

 時間を惜しんで街頭演説や決起集会でのあいさつなど、札幌市内を駆けまわりました。夜のうちに浦河町まで移動、公示前最終日は日高管内で訴えます。

 札幌市手稲区の決起集会には、立候補を取り下げた松井真美子さんとともに、共闘候補となった立憲・おおつきくれは道4区予定候補も見えられました。「松井さんの思いも受け継ぎます」とのあいさつに、拍手が寄せられました。

 政権交代への本気さに、自民・公明が焦っています。NHKの各党討論でも共闘批判に躍起だったようですが、政策や政権協力については合意を交わしているし、そもそもウソやごまかしの政治、自己責任押しつけの政治を変えるという大義があります。しっかり北海道でも広げていきたい。

 街頭演説や決起集会には、議会の合間をぬって党札幌市議団が駆けつけてくれました。最も有権者の多い札幌でこそ、全区にいる市議と心ひとつにがんばりたい。札幌での変化は、全道へも波及していくのです。

 峠では初雪の便りもあり、寒さも強まってきました。車で移動中に寄ったガソリンスタンドで、北海道の冬に欠かせない灯油価格の高さに目が行きます。道内各地での福祉灯油も、どんどん広げないと。

 コロナ禍に傷ついた家計・くらしを支える、あたたかい政治を今こそ。明日も元気に訴えます。

 【今日の句】雪虫も 演説聞きに やって来た

2021年10月16日土曜日

この共同を力に

 市民の風・北海道による「市民と野党の共同街頭演説会」。冷たい風に負けない熱気! いろんな苦労を経験したからこそ、何としても新しい政治に変えたい。まさに1日1日が勝負です。

 元札幌市長・上田文雄共同代表の「安保法制が成立させられ、今や防衛費2%枠の突破や敵基地攻撃能力を持とうという議論まで起きている。戦争するような国にしてはならない」と、力を込めたあいさつから始まり、各党の代表が訴え。立憲・道連幹事長の梶谷大志道議、社民・比例予定候補の豊巻絹子さん、れいわ・比例予定候補のもんべつ芳夫さん、市民ネット・共同代表の石川さわ子札幌市議、そして日本共産党からは私がマイクを握りました。

 これまでも何度か共同街頭演説はありましたが、参加された方々の顔の本気さが、これまで以上に迫ってきました。100点満点の共闘にはならなくても、野党がバラバラにされた4年前の総選挙から見れば、政策での一致点が広がり、政権協力の合意までされたことは大きな前進です。「オール沖縄といっても、お互いに『腹6分目』なんだよ」と、赤嶺政賢衆議院議員から教えてもらった言葉を思い出します。

 多くの方がコロナ禍で傷つき、自己責任のもと国民を突き放す自公政権への不満は強まっています。問われてきたのは野党の本気さです。単なる数合わせでなく、政策を一致してたたかうのですから野合などとの批判も当たらない。「立憲と共産では基本理念が違う」という指摘も、その違いがあるからこそ共通政策を実現するうえでの閣外協力なのです。堂々と私は「市民と野党で政権交代を」と訴えていきたい。

 先だって党道委員会主催の「アイヌ民族の人権を考える集い」も開かれ、私が開会・閉会あいさつ。石井ポンぺさん(アイヌ民族の権利を取り戻すウコ・チャランケの会)・小川早苗さん(アイヌ文化伝承の会手作りウタラ)・北原モコットゥナㇱさん(北海道大学・先住民研究センター准教授)・丸山博さん(室蘭工業大学名誉教授・アイヌ政策検討市民会議代表)・紙智子参議院議員(日本共産党先住民(アイヌ)の権利委員会責任者)が、スピーカーを引き受けてくださいました。

 石井さん・小川さんからの実際に経験したアイヌ民族が受けた差別の話に胸が痛みましたが、小川さんの「和人とアイヌが助け合える社会を願っています」との言葉に救われました。ルーツは和人の私ですが、人間の尊厳という共通の土俵に立てばば、必ず道は開かれると確信しました。北原さんのアイヌ施策の具体的な提起や、丸山さんの「民族」を問う定義そもそも論にはハッとしましたし、紙議員からは国政の到達点がよくわかる報告がありました。

 党道委員会による「集い」は、昨年9月に続くものです。このような機会を重ねることで、政策的にも運動面でも厚みを増してきていることを実感しています。アイヌ施策やロシアとの領土問題は、北海道からの発信なくして国政上の課題にはなっていきません。貴重の話し合いができたことに心から感謝して、国政の場で必ず反映していきたい。

 【今日の句】勢いをつけて 政権交代へ

追い詰められている自民党

 報告を書きあげて、少し休んでたうちに朝になってしまいました。昨日は朝の札幌中心街、夜はすすきの繁華街。労働者後援会との街頭宣伝は注目も集まり、私も勢いつけて決起集会などへ、またFFF(フライデーズ・フォー・フューチャー)札幌の青年たちとは気候変動にかかわる政策で懇談もしました。

 労働者後援会のみなさんの訴えも熱い。「これまでのコロナ禍で受けた辛さや苦しさを、投票という形で示そう」と何が何でも政権交代、そして日本共産党躍進をとの訴えが響きます。自公の執念が勝るか、それとも私たちの勢いが上回るか、あと2週間ほどの勝負です。「比例区でしょ、がんばって」と声をかける方や募金を寄せてくださる方もいて、大きなプラスターともども注目を集めました。

 自民・甘利幹事長が「自由民主の政権か、共産主義が入り込む政権か」と言ったようですが、真の対決軸は「国民切り捨ての自公政治か、国民に寄り添う市民と野党の政権か」です。頼りは反共攻撃という、自民党の焦りが言わせているのでしょう。追い詰められている結果です。

 そもそも市民と野党4党で合意した共通政策に、共産主義などどこにもない。市民の切実な声が積みあがった共通政策に、自民・甘利氏が背を向けたということではないのか。そもそも、総理自身がウソやごまかしの答弁をくりかえし、安保法制=戦争法はじめ採決を強行してきた政権の、どこに自由や民主があるのでしょうか。

 共通政策には気候変動対策も入り、日本共産党も独自の政策「2030戦略」を発表しています。FFFのみなさんが各党へ政策インタビューでまわるそうで、日本共産党が最初ということでした。気候変動対策の政策優先順位、原発や再エネの考え方、気候変動が社会的弱者やマイノリティに与える影響などの質問で、党の政策とともに私自身の考えも述べました。

 こうやって政党事務所に来るのは初めてだし、緊張されたことでしょう。政治家は遠い存在とせず、多くの方と語り合える環境づくりは私たちの側の努力が必要ですが、せっかくの機会となったので引き続き交流していきましょうと私から。緊張からか口数も少なめな彼らでしたが、思いは交流しあえたと思いたい。

 政権交代で命を守り、地域を守り、地球を守ろう。その力となるのは、いつも揺るがないでがんばる日本共産党です。引き続き元気に訴えていきます。

 【今日の句】政権を 代える本気さ 伝えよう

2021年10月14日木曜日

何としても勝たなければ

 衆議院が解散され、いよいよとの思い。伊藤りち子比例予定候補と街頭演説や決起集会へとまわり、道行く方からは演説に拍手も。何としても政権交代を、日本共産党の比例議席を奪還をと身が引き締まりました。訴えにも力が入ります。

 伊藤りち子さんは昨日、小選挙区3区の立候補を取り下げました。北海道では4区・松井真美子さん、9区・松橋ちはるさんも取り下げました。これまでいっしょに活動し、政治を変えようと呼びかける先頭に立ってきた3人には、心からの敬意と感謝しかありません。伊藤さんは比例予定候補として、私とは分かれて道内をまわっていきます。

 5区・橋本みかさん、7区・石川明美さん、12区・菅原まことさんは立候補し、立憲民主党とは競合することになります。3人とも市民と野党の統一で勝利をと願って活動してきたし、同時に比例議席奪還をとも全力をあげてきました。競合でたたかう厳しさのなかで、引き続き小選挙区候補を決意されたことにも、同じく心からの敬意と感謝しかありません。

 どういう役割であっても、橋本さん・伊藤さんから凛とした決意表明がされて、決起集会に来られた党員・後援会員のみなさんからも真剣さが伝わってきました。これが日本共産党のすごいところ。岸田政権でも安倍・菅政権と変わらない姿が明らかになってきて、コロナ禍でもあり、いのちやくらしを守る政治をとの熱い思いがあふれているのです。何としても勝たなければ。

 これで北海道は、9小選挙区で野党統一候補となりました。昨日は、市民連合と4野党で合意した共通政策を、北海道でもあらためて合意しあいました。どの候補が勝利しても、新しい政権で実現する旗印がハッキリしたのです。私も小選挙区では野党統一候補と、日本共産党の候補の勝利へと力を尽くしたい。

 法律事務所後援会では「はたやまさんなら、どう質問したのだろうと、この4年間は思ってきた。必ず議席奪回を」など熱い激励もいただきました。質問コーナーの時間もあって、私に初めて会った方からは「共産党のアピールポイントは」との質問も。

 私からは「本気さ」をあげました。小選挙区候補の取り下げ、コロナ禍で命やくらしを守る活動など、これまで以上の本気さで今回の総選挙は挑んでいます。これまでコロナ禍で傷ついた方々のことを思い浮かべれば、もう自公政治には任せられない思いでいっぱいなのです。

 ぜひ、知人・友人・ご家族などへ「比例は日本共産党」を、お広げください。

 【今日の句】毎日が いのち支える たたかいだ